JPH0410847Y2 - - Google Patents

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JPH0410847Y2
JPH0410847Y2 JP1987181154U JP18115487U JPH0410847Y2 JP H0410847 Y2 JPH0410847 Y2 JP H0410847Y2 JP 1987181154 U JP1987181154 U JP 1987181154U JP 18115487 U JP18115487 U JP 18115487U JP H0410847 Y2 JPH0410847 Y2 JP H0410847Y2
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heater
tube
spray
spray chamber
tank
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JP1987181154U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、のどや鼻に疾患のある者がその治療
のために使用する医療用吸入器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の医療用吸入器には、第2図示のようにボ
ツクス1の内部を2つの空間2,3に仕切り、各
空間2,3にヒーター4,5を設置したヒーター
ボツクス6の下部には、送気ポンプ7をチユーブ
8で連結し、ヒーターボツクス6の上部には、空
間2,3に各別に連通する噴霧吐出ノズル9,1
0を設け、各空間2,3においてヒーター4,5
とノズル9,10との間の噴霧チヤンバ2′,
3′には、温度センサ11,12と、ベンチユリ
13,14を設け、ベンチユリ13,14に接近
した箇所には、水吐出ノズル15,16を設け、
このノズル15,16には、蒸留水17を溜める
タンク18をチユーブ19,20で連結し、送気
ポンプ7とタンク18を加圧チユーブ21で連結
してなる医療用吸入器がある。
この医療用吸入器では、送気ポンプ7でヒータ
ーボツクス6の各空間2,3に送り込まれるエア
ーがヒーター4,5で加熱され、その加圧エアー
がベンチユリ13,14から噴霧チヤンバ2′,
3′に噴出されると同時に、送気ポンプ7から加
圧チユーブ21を通してタンク18に送り込まれ
たエアーの圧力によつて蒸留水17がチユーブ1
9,20を通してノズル15,16から上記加熱
エアーに噴射されて、のどや鼻の治療に適した温
度、噴霧粒径、例えば43℃、10〜30μの噴霧22
が噴霧チヤンバ2′,3′内につくられ、その噴霧
22がノズル9,10から鼻腔内に送り込まれ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の医療用吸入器では、ヒーターボツク
ス6を2系統にし、それぞれの系統に噴霧チヤン
バ2′,3′、温度センサ11,12、ベンチユリ
13,14、ノズル15,16及びチユーブ1
9,20を設けていたから、構造が複雑であり、
各系統ごとに個別にコントロールしなければなら
ないという繁雑さがあり、またチヤンバ2′,
3′の上下方向の寸法30が短く構成されていた
ため、ノズル15,16から噴出される蒸留水が
充分に気化されず、ヒーター4,5で加熱された
エアーに水滴が混入されるだけであるので、熱容
量が小さいために、さめやすく、鼻腔内を43℃に
温めるのに時間がかかり、また2系統であるため
に、ベンチユリ径、ノズル15,16の径が小さ
く構成されていたから、エアーや蒸留水に混入し
た粉塵や水あかなどによる目詰りを起しやすいな
どの問題点があつた。
本考案は、上記従来の医療用吸入器よりも構造
が簡易化され、故障が少なく、加湿効果により優
れ、しかも安全性が高い医療用吸入器を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下図面第1図にもとづいて本考案を詳細に説
明すると、23は1つの空間24を有するヒータ
ーボツクス、25は空間24内に設置したヒータ
26は送気ポンプで、これとヒーターボツクス2
3の下部との間をチユーブ27で連結してある。
28はヒーターボツクス23の上部に設けた噴霧
チヤンバで、1つの空間29を有し、その上下方
向の寸法30を比較的長くしてある。31,32
は噴霧チヤンバ28の上部に設けた一対の噴霧吐
出ノズル、33はヒーターボツクス23と噴霧チ
ヤンバ28の境界部分に設けたベンチユリで、そ
の径を比較的大きくしてある。34はベンチユリ
33に接近した箇所に設けた水吐出ノズルで、そ
の径も比較的大きくしてある。35は蒸留水36
を溜めるタンクで、これとノズル34との間をチ
ユーブで連結してある。
〔作用〕
送気ポンプ26を運転すると、後記圧力スイツ
チ43がその圧力を感知して、ヒーター25を動
作させヒーターボツクス23に送り込まれたエア
ー38はヒーター25により加熱される。この加
熱されたエアー38がベンチユリ33を通つて噴
霧チヤンバ28内に噴出するので、タンク35内
の蒸留水がチユーブ37を通して吸い上げられ、
水吐出ノズル34から噴出して、加熱エアー38
中で気化して噴霧39がつくられる。この噴霧3
9がノズル31,32から噴出するので、それを
鼻腔へ導くようにする。噴霧39の温度は、後記
温度センサなどによつて、常に適温コントロール
され、また噴霧粒径は水吐出ノズル34の径によ
つてコントロールされる。
〔実施例〕
噴霧チヤンバ28内には、ヒーター25の発熱
温度をコントロールする温度センサ40と、ヒー
ター25の過熱時にヒーター25への通電を止め
る過熱防止センサ41とを設ける。ヒーター25
には、ニクロム線ヒーターを使用し、それにヒユ
ーズ42を接続する。チユーブ27には、送気ポ
ンプ26による送気圧力を感知する圧力スイツチ
43を設け、送気ポンプ7が停止した場合の異常
時には、圧力スイツチ43がその異常圧力を感知
して、ヒーター25へ通電を止めるように動作す
る。タンク35には、リリーフ弁44を設ける。
チユーブ37は、噴霧チヤンバ28とタンク35
とに連通するカバー筒45で被い、噴霧チヤンバ
28内で衝突などにより落下する噴霧水をカバー
筒45を通して再びタンク35内へ戻すようにす
る。
〔考案の効果〕
本考案は、叙上のように構成したから、ヒータ
ーボツクスが1系統になり、噴霧チヤンバ、温度
センサ、ベンチユリ、水吐出ノズル及び水吐出ノ
ズルとタンクとを接続するチユーブのどれも1つ
で済み、それだけ構造が簡単で、故障が少なく、
製作が容易であり、コントロールも1系統で済む
ため、コントロールが容易になる。特に噴霧チヤ
ンバの上下方向の寸法を長くしたから、蒸留水を
加熱エアー中で充分に気化させることができ、熱
容量が大きくてさめにくく、蒸留水で100%に飽
和された噴霧をつくれるので、鼻腔内をその治療
に適した温度、例えば43℃に温めるのに時間がか
からず、加湿効果に優れ、のどや鼻の疾患の治療
に頗る有利であり、水吐出ノズルから粒径の大き
い水滴が噴出しても、噴霧チヤンバの上下方向の
寸法が長いために、途中で落下して自動的に取り
除かれるので、適度の粒径の噴霧が得られやす
く、落下した水滴は、カバー筒を通してタンク内
に戻すことができるので、噴霧チヤンバ内を清潔
に保つことができる。またベンチユリ、水吐出ノ
ズルの径を比較的大きくしたから、それらの目詰
りを防ぐことができる。しかも圧力スイツチ、過
熱防止センサー、リリーフ弁を設けたから、安全
性を高めることができるなどの利点を有する医療
用吸入器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る医療用吸入器の構成を概
略的に示す図、第2図は従来の医療用吸入器の構
成を概略的に示す図である。 23……ヒーターボツクス、24……空間、2
6……送気ポンプ、27……チユーブ、28……
噴霧チヤンバ、29……空間、30,31……噴
霧吐出ノズル、33……ベンチユリ、34……水
吐出ノズル、35……タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1つの空間を有するヒーターボツクス内にヒー
    ターを設置し、ヒーターボツクスの下部には、送
    気ポンプをチユーブで連結し、このチユーブに
    は、送気ポンプによる送気圧力を感知して、ヒー
    ターを動作させ、送気ポンプの停止時には、てヒ
    ーターへの通電を止めるように動作する圧力スイ
    ツチを設け、ヒーターボツクスの上部には、上下
    方向の寸法が比較的長い噴霧チヤンバを設け、噴
    霧チヤンバの上部には、一対の噴霧吐出ノズルを
    設け、噴霧チヤンバ内には、ヒーターの発熱温度
    をコントロールする温度センサと、ヒーターの過
    熱時にヒーターへの通電を止める過熱防止センサ
    とを設け、ヒーターボツクスと噴霧チヤンバの境
    界部分には、径の比較的大きいベンチユリを設
    け、ベンチユリに接近した箇所には、径が比較的
    大きく、かつ噴霧粒径をコントロールする水吐出
    ノズルを設け、このノズルには、水などを溜める
    タンクをチユーブで連結し、このチユーブには、
    噴霧チヤンバ内に落下する水滴を上記タンク内へ
    戻すカバー筒を被せ、上記タンクには、リリーフ
    弁を設けてなる医療用吸入器。
JP1987181154U 1987-11-30 1987-11-30 Expired JPH0410847Y2 (ja)

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JP1987181154U JPH0410847Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JPH0184655U JPH0184655U (ja) 1989-06-06
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4416958Y1 (ja) * 1966-11-30 1969-07-22
JPS5144614A (ja) * 1974-10-09 1976-04-16 Takeo Tada

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JPH0184655U (ja) 1989-06-06

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