JPH04108324U - サドル - Google Patents

サドル

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JPH04108324U
JPH04108324U JP511691U JP511691U JPH04108324U JP H04108324 U JPH04108324 U JP H04108324U JP 511691 U JP511691 U JP 511691U JP 511691 U JP511691 U JP 511691U JP H04108324 U JPH04108324 U JP H04108324U
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JP
Japan
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saddle
wall
duct
mounting seat
wiring protection
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Pending
Application number
JP511691U
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English (en)
Inventor
亨 福田
Original Assignee
日本パイプ製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線保護用ダクトの保持作業の作業性を向上
させるサドルを提供する。 【構成】 偏平断面形状の配線保護用ダクトを壁面に保
持するサドルであって、幅広の背部と、前記背部の幅方
向両側に拡縮可能に設けられる一対の包皮部と、前記包
皮部に設けられる取付座部と、を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、偏平断面形状の配線保護用ダクトを壁面に取付けるサドルに関する ものである。
【0002】
【従来技術】
建築物の屋内において、ケ−ブル、電線等(以下、電線と称す)を配線する場 合、電線を収容して該電線を保護する配線保護用ダクトが用いられるが、その際 、配線保護用ダクトは、取付具としてのサドルを用いることにより壁面に保持さ れる。サドルは、一般には、一対の取付座部と、該一対の取付座部をつなぐ押圧 部とを備えており、配線保護用ダクトを壁面に保持するに際しては、サドルの押 圧部を配線保護用ダクトに跨らせた状態で該配線保護用ダクトを壁面に沿わせ、 その状態を維持しつつ、該サドルの取付座部を取付けねじにより壁面に固定する こととされている。これにより、サドルの押圧部が、壁面に対する取付座部の固 定に伴って、配線保護用ダクトを壁面に押付けることになり、配線保護用ダクト は壁面に保持されることになる。 ところで、近時、本考案者は、室内の外観を損うことなく配線収容本数を十分 に確保する観点から、偏平断面形状の配線保護用ダクトを開発した。この配線保 護用ダクトも、使用に際しては、壁面に保持する必要があり、その場合には、上 述のようなサドルを用いることが考えられる。
【0003】 しかし、上述のようなサドルを用いる場合には、保持作業に際し、作業者が、 配線保護用ダクトとサドルの両方を前述の所定の状態に保持した状態で保持作業 を行わなければならず、作業は容易とは言えない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、配線保護用ダクトの 保持作業の作業性を向上させるサドルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく本考案にあっては、 偏平断面形状の配線保護用ダクトを壁面に保持するサドルであって、 幅広の背部と、 前記背部の幅方向両側に拡縮可能に設けられる一対の包被部と、 前記包被部に設けられる取付座部と、 を備える、 ことを特徴とするサドルとした構成としてある。
【0006】 上述の第1の考案の構成により、配線保護用ダクトの作業に際しては、サドル を該配線保護用ダクトに嵌着することができ、サドルは該配線保護用ダクトに対 して相対回転不能に保持できることになり、作業者は、手を離した状態で該サド ルの固定作業を行うことができることになる。このため、配線保護用ダクトの保 持作業の作業性を向上させることができることになる。
【0007】 また、前述の目的を達成するために本考案にあっては、 請求項1において、前記取付座部が前記包被部の一方側における先端部のみに 設けられている、 構成としてある。 上述の第2の考案の構成により、前述の第1の考案と同様の作用を生じる他に 、サドルを、包被部の他方側における先端部(取付座部の有しない側)が壁面の コ−ナ部に向くように用いれば、取付座部とコ−ナ部との干渉が避けられること になる。このため、サドルをコ−ナ部にできるだけ近づけて用いることができる ことになる。
【0008】
【実施例】
図1、図2において、1は屋内におけるコンクリート側壁で、このコンクリー ト側壁1の上部側方には天井壁2が配設されている。天井壁2の下方には、室内 3に対してコンクリート側壁1を覆うようにして壁板4が配設されており、その 壁板4とコンクリート壁1との間には、一定の間隔(13mm程度)があくよう に空間5が形成されている。
【0009】 前記空間5内には、図1、図2に示すように配線保護用ダクトとしてのウォー ルダクト6が配設されており、本実施例においては、2本のウォールダクト6が カップリング15により接続されてウォ−ルダクト結合体16が形成されている 。ウォ−ルダクト結合体16は、上下方向に延びるように配設されており、その 上端部は前記天井壁2を貫通して天井裏側に延び、その下端部は、コンクリート 側壁1下部に配設されるスイッチボックス8へと延びている。このウォールダク ト結合体16内には電線9が収容されることになっており、電線9は天井裏側か らスイッチボックス8内へウォ−ルダクト結合体16により保護されつつ導かれ ている。このウォ−ルダクト結合体16を構成するウォールダクト6は、図3に 示すように、その断面形状が偏平形状とされ、その偏平面6aの一方がコンクリ ート側壁1面に沿わされており、コンクリート側壁1と壁板4との間の限られた 空間5において、ウォールダクト結合体16の断面(電線収容空間)の拡大が図 られている。また、ウォ−ルダクト結合体16を構成するウォールダクト6は鉄 等の金属により製作されており、その厚みは比較的厚くされている。具体的には 、図3において、L1=10mm、L2=24mmのものに対し、L3=1.0 mm以上程度が好ましい。 前記カップリング15には、図4に示すように、前記ウォ−ルダクト6に対応 して、幅広の背部17と、該背部17の両側に設けられる一対の包被部18とを 備えるものが用いられており、このカップリング15は、2本の両ウォ−ルダク ト6の端部に嵌着することにより、該両ウォ−ルダクト6を接続してウォ−ルダ クト結合体16を形成することになっている。
【0010】 前記ウォールダクト結合体16の上・下端部には、図1、図2に示すようにブ ッシング10がそれぞれ組付けられている。ブッシング10については、ウォー ルダクト結合体16下端部におけるブッシング10を例にとって図5〜図7に基 づいて説明すると、ブッシング10は、短尺の鉄系金属板体が筒状に丸められて 、その断面が、前記ウォールダクト6の偏平形状よりもやや大きめの偏平形状に 形成され、その偏平面の一方は、拡縮可能とするため切欠かれている。このブッ シング10の一端側(図5中、下端側)には反り部11が形成されており、この 反り部11は、該ブッシング10の一端側(図5中、下方)に向うに従って、滑 らかな丸みをもって該ブッシング10の径方向外方に反っている。このようなブ ッシング10は、ウォールダクト6の下端部に対して該下端部を包み込むように 嵌着されており、このとき、ブッシング10の反り部11は、ウォールダクト6 の下端よりも下方に位置されることになっていて、これにより、電線9がウォー ルダクト6の下端(エッジ)やスイッチボックス8の挿入開口周縁により損傷さ れることが防止されることになっている。
【0011】 前記コンクリート側壁1に対するウォ−ルダクト結合体16の保持は、図1、 図2に示すように、取付具としてのサドル7により行われる。サドル7は、図8 、図9に示すように背部19と、一対の包被部20と、一対の取付座部21とを 有している。背部19は、前記ウォ−ルダクト6偏平面6aに対応すべく、平担 面の状態を維持しつつ幅広(幅方向は、図8,図9中、左右方向)に形成されて いる。一対の包被部20は前記背部19の幅方向両側に設けられている。包被部 20は、互いに遠のく方向に突状となるように湾曲されており、該包被部20は 背部19に対して拡縮可能とされている。この両包被部20先端の間隔M1は、 図10に示すように、前記ウォ−ルダクト結合体16の長径L2よりも短く設定 されており、使用に際しては、該両包被部20を互いに離間する方向に拡張する ことにより、サドル7がウォ−ルダクト結合体16に相対回転不能に嵌着される ことになる。この場合、両包被部20の最大長さM2を、図10に示すようにウ ォ−ルダクト結合体16の長径L2以下として、嵌着時に、ウォ−ルダクト結合 体16の偏平面が両包被部20先端から若干突出することが望ましい。取付座部 21は、本実施例においては、前記両包被部20の先端部にそれぞれ設けられて いる。取付座部21は、包被部20の湾曲部が突出する方向に平担面をなして延 びており、その平担面は前記背部19の平担面に平行となるようになっている。 この取付座部21には、取付ねじ22(図1参照)を挿通させるための挿通孔2 3が形成されており、この挿通孔23に取付ねじ22を挿通させて、取付座部2 1をコンクリート側壁1に固定することになっている。これにより、サドル7は コンクリート側壁1に固定されることになり、該サドル7は、ウォ−ルダクト結 合体16との嵌着状態を維持しつつ、取付ねじ22の締付けに伴ってウォ−ルダ クト結合体16をコンクリート側壁1に押し付け、この結果として、ウォ−ルダ クト結合体16をコンクリート側壁1に保持することになる。
【0012】 次に、コンクリート側壁1に対するウォ−ルダクト結合体16の保持作業につ いて説明する。 先ず、ウォ−ルダクト結合体16の各ウォ−ルダクト6の所定位置にサドル7 をそれぞれ嵌着する(本実施例においては、サドルは2つ)。このとき、サドル 7はウォ−ルダクト結合体16に相対回転不能に保持される。 次に、ウォ−ルダクト結合体16を所定状態となるようにコンクリート側壁1 に沿わせ、サドル7の一方を取付ねじ22により固定する。このとき、サドル7 はウォ−ルダクト結合体16に相対回転不能に保持されていることから、サドル 7を作業者が保持する必要はない。 サドル7の一方がコンクリート側壁1に固定されると、そのサドル7により、 ウォ−ルダクト結合体16との嵌着状態を維持しつつコンクリート側壁1に対し てウォ−ルダクト結合体16が押し付けられることになり、ウォ−ルダクト結合 体16はコンクリート側壁1に一方のサドル7により保持される。 次いで、他方のサドル7が、ウォ−ルダクト結合体16の保持強化のためにコ ンクリート側壁1に固定され、保持作業を終える。このときには、上述したよう に、ウォ−ルダクト結合体16がサドル7の一方によりコンクリート側壁1に固 定され、他方のサドル7がウォ−ルダクト結合体16に相対回転不能に保持され ていることから、該他方のサドル7の固定に際しては、ウォ−ルダクト結合体1 6及び該他方のサドル7に手を触れなくても(保持しなくても)、固定作業を行 うことができる。
【0013】 したがって、ウォ−ルダクト結合体16の保持作業においては、前述したサド ル7を用いることにより、作業者が、サドル7から手を離した状態で該サドル7 の固定作業を行うことができることから、ウォ−ルダクト結合体16の保持作業 は向上することになる。
【0014】 図11、図12は他の実施例を示すものである。この実施例において、前記実 施例と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。 この実施例においては、取付座部21が包被部20の一方側における先端部の みに設けられている。 これにより、サドル7を、該サドル7の包被部20の他方側(取付座部21を 有しない側)が、コンクリート側壁1とコンクリート側壁1とが直交するコ−ナ 部に向くように用いれば、取付座部21とコ−ナ部との干渉が避けられることに なり、サドル7をコ−ナ部にできるだけ近づけて用いることができることになる 。この結果、ウォ−ルダクト結合体16をコ−ナ部にできるだけ近づけてコンク リート側壁1に保持することもできることになる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように第1、第2の考案にあっては、配線保護用ダクトの保持作業 の作業性を向上させることができる。 また、第2の考案にあっては、サドルをコ−ナ部にできるだけ近づけて用いる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明する説明図である。
【図2】本考案の実施例を説明する縦断面図である。
【図3】図2のC−C線断面図である。
【図4】カップリングを示す斜視図である。
【図5】図2の部分拡大図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【図8】サドルを示す平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】サドルとウォ−ルダクトとの寸法関係を示す
図である。
【図11】他の実施例を説明する説明図である。
【図12】他の実施例に係るサドルを説明する図であ
る。
【符号の説明】
6 ウォ−ルダクト 7 サドル 16 ウォ−ルダクト結合体 19 背部 20 包被部 21 取付座部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平断面形状の配線保護用ダクトを壁面
    に保持するサドルであって、幅広の背部と、前記背部の
    幅方向両側に拡縮可能に設けられる一対の包被部と、前
    記包被部に設けられる取付座部と、を備える、ことを特
    徴とするサドル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記取付座部が前記
    包被部の一方側における先端部のみに設けられている、
    ことを特徴とするサドル。
JP511691U 1991-01-18 1991-01-18 サドル Pending JPH04108324U (ja)

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JP511691U JPH04108324U (ja) 1991-01-18 1991-01-18 サドル

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JP511691U JPH04108324U (ja) 1991-01-18 1991-01-18 サドル

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JPH04108324U true JPH04108324U (ja) 1992-09-18

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JP511691U Pending JPH04108324U (ja) 1991-01-18 1991-01-18 サドル

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5286323A (en) * 1976-01-08 1977-07-18 Fuyoodoseeeuitsuchi K Arekusei Ribbon speaker
JPS5564358A (en) * 1978-11-09 1980-05-15 Mitsubishi Electric Corp Fluorescent lamp
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JPS61162650A (ja) * 1985-01-12 1986-07-23 未来工業株式会社 軽量気泡コンクリート壁への器具取付装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971028