JPH04108205U - 自律走行無人車の位置補正検出装置 - Google Patents

自律走行無人車の位置補正検出装置

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JPH04108205U
JPH04108205U JP1136491U JP1136491U JPH04108205U JP H04108205 U JPH04108205 U JP H04108205U JP 1136491 U JP1136491 U JP 1136491U JP 1136491 U JP1136491 U JP 1136491U JP H04108205 U JPH04108205 U JP H04108205U
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distance
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哲治 鈴木
昌克 野村
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株式会社明電舎
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自律走行無人車の定点補正、特に姿勢角補正
を正確にする。 【構成】 無人車50は、マーカ61のある部分では光
誘導により走行し、マーカ61のない部分では自律走行
する。無人車50の制御部は、前のマーカから次のマー
カまでの距離,無人車座標,マーカ位置を、サンプリン
グ間隔ごとに求めて記憶する。前側の光センサ56Fが
マーカ61の前端側エッジ部に達する前の位置状態のデ
ータを用いて定点補正する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自律走行無人車の位置補正検出装置に関し、正確に定点補正ができる ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
無人車搬送車(以下「無人車」と略す)は、機械・電子部品の組み立て、さら には食品・繊維など様々の分野の工場で使われている。今まで多く用いられてい る無人車は、誘導線(電線,光テープ,磁気テープ)を検出しつつ誘導線に沿い 走行している。
【0003】 ところで誘導線を用いると、誘導線の布設や走行ラインの変更が面倒である。 そこで最近では自律走行式の無人車が開発されている。自律走行無人車のうち、 走行距離及び姿勢角等をセンサで検出しつつあらかじめ設定した走行経路データ を参照して自律走行するタイプのものでは、数mないし数十m走行すると、当初 プログラミングした到着位置とは異なる位置にきてしまう。これは走行距離セン サや姿勢角センサ等(これをここでは「内界センサ」と称す)の誤差が累積する からである。そこで、内界センサを用いた自律走行無人車では、正確に走行ルー トを通るために絶対位置の補正を走行の途中で行わなくてはならない。
【0004】 なお、超音波センサや視覚センサ(これをここでは「外界センサ」と称す)な どで周囲環境を検出して走行位置を確認しつつ自律走行する無人車では、上述し た問題は生じない。
【0005】 内界センサを用いた自律走行無人車を走行ルートに沿い正確に走行させるため には、定点補正をする。次に定点補正の1つの方法を図5を基に説明する。
【0006】 図5に示す定点補正方法では、あらかじめ設定した本来の走行経路10に、所 定間隔をあけてテープ状アルミ箔でなるマーカ11を貼着している。無人車12 の底面には前部にCCDセンサで形成した光センサ13aが、後部にCCDセン サで形成した光センサ13bが備えられている。無人車12がA方向に進行し前 側の光センサ13aがマーカ11を検出することにより無人車12の絶対位置の 認識ができ、これを基に位置補正ができる。またマーカ11を光センサ13a及 び光センサ13bのどの位置で検出したのかを判定することにより、無人車12 が走行経路10に対し傾いている角、即ち姿勢角θが求められ、姿勢ずれ補正が できる。なお、マーカ11としては、アルミ箔に限らず、ペンキ等を床面に塗っ てマーカとすることもできる。このようになテープ状のマーカ11は、簡単に設 置できるという利点がある。
【0007】 ここで姿勢角θを検出する方法を説明する。図6に示すように前側の光センサ 13aがマーカ11の前端側エッジ部11eFに達したときに、光センサ13a の中央からマーカ11までの距離xFと、光センサ13bの中央からマーカ11 までの距離xBを求める。無人車12の長さをLとすると、xF,xB,L,は 図7に示す関係になる。よって図7からわかるように姿勢角θは次式(1)のよ うになる。
【0008】
【数1】
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで図8に示すように、マーカ11の前端側エッジ部11eFの角が欠け てたり汚れて見えなくなってしまうと、姿勢角を正確に検出できなくなってしま う。マーカ11の幅がWであるときには、光センサ13aには図9(a)に示す ような幅の光入力があるが、例えば図8のようにマーカ11のエッジ部の幅が1 /3W欠けると、光センサ13aには図9(b)に示すように幅が狭くなって入 力位置がズレて光入力がある。このため、欠け等が生じるとマーカ11の位置を 誤判定してしまい、ひいては姿勢角の検出が誤ってしまう。図8のような場合に は、1/3Wだけズレた位置をマーカ11の位置と判定してしまう。マーカ11 のうち、欠け等は、エッジ部で生じやすく、マーカ位置の誤判定が問題となって いた。
【0010】 本考案は、上記従来技術に鑑み、姿勢角を正確に検出して位置補正をする自律 走行無人車の位置補正検出装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の構成は、テープ状のマーカが間隔をとって設置さ れている走行経路のうち、マーカの無い部分では前のマーカから次のマーカに向 い自律走行し、マーカの有る部分ではマーカを光学的に検出してマーカに沿い走 行しつつマーカの位置で定点補正をする自律走行無人車であって、 マーカを検出するため無人車の前部と後部にそれぞれ備えられた光学センサと 、 無人車の走行距離を検出する走行距離検出部と、 無人車の座標,走行距離,光学センサの中央からマーカまでの距離を、サンプ リング間隔ごとに求めて記憶し、前部の光学センサがマーカの前端側エッジ部に 到達する前の状態のデータを用いて定点補正をする制御部とを有することを特徴 とする。
【0012】
【作用】
マーカの欠けが生じやすいエッジ部より前の位置で定点補正をする。このため 特に姿勢角補正が正確になる。
【0013】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1は本実施例に用い る無人車50を示す正面図であり、図2はその平面図である。この無人車50で は、1つの前輪51が駆動輪となるとともに操舵を行い、2つの後輪52が従動 回転する。無人車50の走行距離はエンコーダ53で検出されステアリング角は ポテンショメータ54で検出される。制御部55は、エンコーダ53及びポテン ションメータ54が検出した検出データと、あらかじめ設定した走行経路データ とを比較しつつ、自律走行をするように走行制御をする。無人車50の底面には 、前側にCCDイメージセンサで形成した光センサ56Fが備えられ、後側に光 センサ(CCDイメージセンサ)56Bが備えられている。
【0014】 一方、図3に示すように、あらかじめ設定した本来の走行経路60には所定間 隔をあけてテープ状のマーカ61が設定されている。マーカ61は、アルミニウ ムやステンレス鋼などの反射物を設置したり、塗料を床面に描いたりして形成さ れている。
【0015】 無人車50がA方向に進行するときにおいて、走行経路60の中でマーカ61 の無い部分ではエンコーダ53及びポテンショメータ54で検出した検出データ とあらかじめ設定した走行経路データとを比較しつつ自律走行し、マーカ61の ある部分では光誘導モードで走行する。光誘導モードでは、光センサ56F,5 6Bによりマーカ61を検出しマーカ61が光センサ56F,56Fの中央部に 位置するように操舵をしつつ走行する。この光誘導で走行しているときにも、エ ンコーダ53による検出データを基にした距離計測を続けるとともに、ポテンシ ョメータ54による検出データを基にした操舵角計測を続ける。
【0016】 図3に示すように前のマーカ61(B)を通過してから次のマーカ61(F) に向っていき、更に図4(a)(b)(c)(d)に示すように次のマーカ61 に沿い光誘導されていったときの演算処理を次に説明する。なお座標は図3に示 すように前のマーカ61(B)の前端側エッジ部を原点としてとっている。
【0017】 前のマーカ61(B)を出発してからの座標が、サンプリング間隔ごとに、制 御部55で求められて制御部55のメモリに記憶される。
【0018】 図4(a)に示すように前側の光センサ56Fが次のマーカ61(F)を検出 すると光誘導に移行する。このときの無人車50の座標は(x1,y1)である 。
【0019】 図4(b)に示すように後側の光センサ56Bもマーカ61(F)を検出した ときの無人車50の位置状態は次のとおりであり、メモリに記憶される。 座標 (x1+△x1,y1+△y1) 走行距離 0 前側のセンサ56Fの中央からマーカまでの距離 α0 後側のセンサ56Bの中央からマーカまでの距離 β0 また後側の光センサ56Bがマーカ61(F)を検出した時点からの走行距離 が、エンコーダ51のデータを基に制御部55で求められる。したがった図4( b)の状態では、走行距離は零となる。
【0020】 図4(d)に示すように前側の光センサ56Fがマーカ61(F)の前端側エ ッジ部61eFを検出したときの無人車50の位置状態は次のとおりであり、メ モリに記憶される。 座標 (x1+△x1+△xm,y1+△y1+△ym) 走向距離 Lm センサ56Fの中央からマーカまでの距離 αm センナ56Bの中央からマーカまでの距離 βm
【0021】 図4(c)は図4(d)の状態から距離γだけ前のときの位置状態であり、こ のときの位置状態は次のようにメモリに記憶されている。 座標 (x1+△x1+△xn,y1+△y1+△yn) 走行距離 Lm−γ センサ56Fの中央からマーカまでの距離 αn センサ56Bの中央からマーカまでの距離 βn
【0022】 本実施例では制御部55は、走行距離がLm−γとなったとき、つまり図4( c)の位置でのデータを基に定点補正をする。つまり座標をクリアするとともに 、図4(c)の位置データから姿勢角を求めて姿勢の位置補正をする。
【0023】 図4(c)の位置では、前側の光センサ56Fが、マーカ61(F)の前端側 エッジ部に到達していないので、エッジ部に欠け等が生じても影響を受けること なく姿勢角が正確に求まり、定点補正が精度よくできる。
【0024】 図4(c)の位置データで定点補正をするため、無人車50が図4(d)の位 置に達したときの位置状態は次のようになる。 座標 (△xm−△xn+αm,△ym−△yn) 姿勢角 arc sin (αm−βm)/L そして上記座標及び姿勢角を基にして、次のマーカに向い自律走行する。
【0025】 上記実施例では、図4(d)の状態から距離γ(一定距離)だけ前の位置、つ まり図4(c)の位置のデータで定点補正をしていたが、更に次のように高度化 することもできる。 即ち、サンプリング間隔ごとに前のマーカ61(B)を出発してからの座標 を求め、図4(a)の状態になってから以降の走行距離を求め、センサ56 F,56Bの中央からマーカ61までの距離を求めてメモリに記憶することに加 えて、各サンプリング時においてセンサ56F,56Bでスキャンしたマーカ 61の幅を求めてメモリに記憶する。
【0026】 定点補正は、図4(c)の位置データの中のマーカ幅が正常であるときには図 4(c)の位置データにより行うが、図4(c)の位置データの中のマーカ幅が 異常であるときには、それより1つ前のサンプリングデータを用いて行う。図4 (c)より1つ前のサンプリングデータのマーカ幅が異常であるときには、更に 1つ前のサンプリングデータを用いる。つまりマーカ幅が正常なところのサンプ リングデータを用いて定点補正をする。 マーカ幅は、あらかじめ設定したある範囲内の幅であるときに正常と判定し、 範囲外になったときに異常と判定する。
【0027】 ペンキを塗布してマーカ61を形成したときには、マーカ61のエッジ部が見 えなくなってしまうのみならず、マーカ61の途中も汚れ等で見えなくなってマ ーカ幅が狭くなってしまうことがあるので、上述した〜のデータを用いて高 度な判定をすれば、マーカ幅が一部異常であってもマーカ幅の正常なところで定 点補正ができ、正確な走行が確保できる。
【0028】
【考案の効果】
以上実施例とともに具体的に説明したように本考案によれば、テープ状のマー カのエッジ部が欠けたりマーカ幅が狭くなっていても、このような部分を避けた 位置のデータを用いて定点補正するため、正確な定点補正ができる。特に、姿勢 角の補正が正確にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した無人車を示す正面図である。
【図2】本考案を適用した無人車を示す平面図である。
【図3】無人車の走行状態を示す説明図である。
【図4】無人車の走行状態を示す説明図である。
【図5】従来技術を示す説明図である。
【図6】従来技術を示す説明図である。
【図7】姿勢角の検出手法を示す説明図である。
【図8】欠けたマーカを示す平面図である。
【図9】マーカ検出信号を示す波形図である。
【符号の説明】
50 無人車 51 前輪 52 後輪 53 エンコーダ 54 ポテンショメータ 55 制御部 56F,56B 光センサ 60 走行経路 61 マーカ 61eB 後端側エッジ部 61eF 前端側エッジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状のマーカが間隔をとって設置さ
    れている走行経路のうち、マーカの無い部分では前のマ
    ーカから次のマーカに向い自律走行し、マーカの有る部
    分ではマーカを光学的に検出してマーカに沿い走行しつ
    つマーカの位置で定点補正をする自律走行無人車であっ
    て、マーカを検出するため無人車の前部と後部にそれぞ
    れ備えられた光学センサと、無人車の走行距離を検出す
    る走行距離検出部と、無人車の座標,走行距離,光学セ
    ンサの中央からマーカまでの距離を、サンプリング間隔
    ごとに求めて記憶し、前部の光学センサがマーカの前端
    側エッジ部に到達する前の状態のデータを用いて定点補
    正をする制御部とを有することを特徴とする自律走行無
    人車の位置補正検出装置。
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