JPH04105934A

JPH04105934A - 包装材料

Info

Publication number: JPH04105934A
Application number: JP22396390A
Authority: JP
Inventors: Hideto Akiba; 秋場　秀人; Masaaki Momotome; 百留　公明
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1990-08-24
Filing date: 1990-08-24
Publication date: 1992-04-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は熱可塑性樹脂層を有する多層シートからなる包
装材料に関する。

（従来の技術）従来、各種食品缶詰、ジュース、清涼飲料、ジャム類、
乾燥食品等の容器として、密封、保存機能が特に優れた
金属缶が用いられている。しかしながら、金属缶には、
下記のような改善すべぎ点かある。即ち、 ■　金属缶であるために、軽量化に限界がある。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のデイスプレィ効果か金属の場合、自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付けてなる金属
蓋付容器が考えられている。

この金属蓋付容器を構成する容器本体は、一般に熱可塑
性樹脂層を有する多層シートからなり、上端開口にフラ
ンジ部を有している。一方、金属蓋は容器本体のフラン
ジ部を巻締める周縁部を有している。

（発明が解決しようどする課題）上述のように、金属蓋付容器はフランジ部を有し多層シ
ートからなる容器本体と、フランジ部を巻締める周縁部
を有する金属蓋とからなっている。

ところで金属蓋付容器内には、上述のように各種食品が
収納されるが、食品の保存性を向上させるため、容器本
体の材料（包装材料）として酸素ガス不透過型のものか
求められている。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
酸素ガスの透過を確実に防止できる包装材料を提供する
ことを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、熱可塑性樹脂層を有する多層シートからなり
、この多層シートのうち少なくとも一層を酸素吸収層と
し、この酸素吸収層は酸素を取込むＣｏ（Ｉ［）　−シ
ッフ塩基錯体を含有することを特徴とする包装材料であ
る。

（作　用）本発明によれば、包装材料は酸素を取込むＣ。

（Ｕ）　−シッフ塩基錯体を含有する層を有するので、
この包装材料によって酸素ガスの侵入を未然に防止でき
る容器を製造することができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

まず、本発明による包装材料を用いたプラスチック製容
器本体と、この容器本体に取付けられた金属蓋とからな
る金属蓋付容器について説明する。

第１図に示すように金属蓋付容器１０は、表コート２１
および裏コート２２が塗布された金属蓋１］の周縁部１
２を、内容物］６が収納されたプラスチック製容器本体
１４のフランジ部］５に巻締めて構成されている。また
、金属蓋１１の周縁部］２と容器本体１４のフランジ部
］１との間の巻締め箇所には、この巻締め箇所のシール
を行なうシーリングコンパウンド２３が環状に塗布され
ている。

このうち金属蓋１１は、金属蓋の素材となる例えばアル
ミニウム製の金属板シート（厚さ０．２５＋ｎ＋ｎ）の
表面および裏面に表コート２１および裏コート２２をそ
れぞれ塗布し、この金属板シートをプレス成形すること
により得られる。

表コート２１としては、例えば０．０３ｍｍ厚のエポキ
シアクリルが用いられる。また、裏コート２２としては
、例えば０．０５ｍｍ厚のエポキシフェノールからなる
防蝕層が用いられる。

またシーリングコンパウンド２３は金属蓋］］の周縁部
１２と容器本体１４のフランジ部１５とを巻締める際圧
縮され、周縁部１２とフランジ部１５との間の巻締め箇
所を埋めてシールするものである。

次にプラスチック製容器本体について説明する。

プラスチック製容器本体１４は、本発明による包装材料
を一般的な熱成形方法によりシートフォミングして得ら
れたものである。

すなわち、この包装材料としては、（１）　　ポリプロピレン／　　　　　（接着層）／エ
チレンービニルアルコール共重合体／（接着層）／ポリ
プロピレンからなる多層シートであって、２つの接着層に酸素を取
込むＣｏ　（ＩＩ）　　−シッフ塩基錯体を含有さぜた
多層シート、（２）　　ポリプロピレン／　　　　　（接着層）／エ
チレン、ビニルアルコール共重合体／（接着層）／ポリ
プロピレンからなる多層シートであって、中央層の接着層にのみ、
酸素を取込むＣｏ　（ＩＩ）　　−シッフ塩基錯体を含
有させた多層シート、（３）　　ポリプロピレン／ポリプロピレン／ポリプロ
ピレンからなる多層シートであって、中央層のポリプロピレン
層にのみ酸素を取込むＣｏ　（ＩＩ）　　−シッフ塩基
錯体を含有させた多層シート、（４）　　ボリアリレート／ポリエチレンテレフタレー
ト／ポリアクレートからなる多層シートであって、ポリエチレンテレフタレ
ート層に酸素を取込むＣｏ　（ＩＩ）　　−シッフ塩基
錯体を含有させた多層シート、（５）　　ポリエチレンテレフタレート／ポリアクレー
ト／ポリエチレンテレフタレートからなる多層シートであって、ボリアリレート層に酸素
を取込むＣｏ　（ＩＩ）　　−シッフ塩基錯体を含有さ
せた多層シート、が考えられる。

酸素を取込むＣｏ（ＩＩ）　　−シッフ塩基錯体は、配
位能の大きい窒素原子を含む配位子を有する錯体てあり
、酸素と反応してこれを取込むものである。

次に、酸素を取込むＣＯ（ＩＩ）　　−シッフ塩基錯体
として、従来までに研究されたものを以下に示す。

ＣｏサレンＣｏサルパＣｏサルヘンＣｏアカセンＶノＣｏヒサセン次に、このような構成からなる本実施例の作用について
説明する。

ます上記層構成からなる包装材料を準備し、この包装材
料を一般的な熱成形方法によりシートフォーミングして
プラスチック製容器本体１４を成形する。次にアルミニ
ウム製等の金属板シートから金属蓋１１を成形する。こ
の場合、金属蓋１１の周縁部の内面全域にシーリングコ
ンパウンド２３が予め塗布されている。

続いて、容器本体１４内に食品等の内容物１６が収納さ
れ、容器本体１４のフランジ部１５に金属蓋１１の周縁
部１２か常温で巻締められる。

この場合、シーリングコンパウンド２３が圧縮され、圧
縮されたシーリングコンパウンド２３により周縁部１２
とフランジ部１５とか接着し巻締め箇所かシールされる
。

本実施例によれば、プラスチック製容器本体が上記層構
成からなる包装材料により成形され、この包装材料のう
ち少なくとも一層に酸素を取込むＣｏ（ＩＩ）　　−シ
ッフ塩基錯体を含有させて酸素吸収層としたので、容器
本体１４内への酸素ガスの侵入を未然に防ぐことができ
る。また包装材料がガスバリヤ性のエチレンビニルアル
コール共重合体を有する場合は、酸素ガスの侵入を更に
防止することができる。このため、食品等の内容物の保
存性を向上させることかできる。

なお、上記実施例において、本発明による包装＝　８材料を金属付容器の容器本体に用いた例を示したが、こ
れに限らず他の包装容器に用いてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、包装材料は酸素
を取込むＣｏ（ＩＩ）　　−シッフ塩基錯体を含有する
層を有するので、この包装材料によって酸素ガスの侵入
を未然に防止する容器を製造することができる。このた
め、保存性に優れた容器を製造することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による包装材料から成形された容器本体
と金属蓋とからなる金属蓋付容器本体を示す断面図であ
る。１０　金属蓋付容器、］１・・・金属蓋、１２・・・周
縁部、１４・・・容器本体、１５・・フランジ部、１６
・内容物。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄

Claims

【特許請求の範囲】１、熱可塑性樹脂層を有する多層シートからなり、この
多層シートのうち少なくとも一層を酸素吸収層とし、こ
の酸素吸収層は酸素を取込むＣｏ（II）−シッフ塩基錯
体を含有することを特徴とする包装材料。２、多層シートはガスバリヤ層を有することを特徴とす
る請求項１記載の包装材料。