JPH04105624U - コネクテイングロツドメタル - Google Patents
コネクテイングロツドメタルInfo
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- JPH04105624U JPH04105624U JP899191U JP899191U JPH04105624U JP H04105624 U JPH04105624 U JP H04105624U JP 899191 U JP899191 U JP 899191U JP 899191 U JP899191 U JP 899191U JP H04105624 U JPH04105624 U JP H04105624U
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- Japan
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- connecting rod
- crankshaft
- metal
- oil
- circumferential surface
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- Withdrawn
Links
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクティングロッドの各端面の磨耗を防止
すると共にコネクティングロッド全体の強度アップを図
る。 【構成】 コネクティングロッドメタル41において、
コネクティングロッドメタル41をコネクティングロッ
ド14の内周面とクランクピン13の外周面との間に介
在する湾曲部44,45とコネクティングロッド14の
各端面に沿うフランジ部46,47とで構成し、フラン
ジ部46,47の外面に径方向に沿うオイル排出用溝4
8を形成する。
すると共にコネクティングロッド全体の強度アップを図
る。 【構成】 コネクティングロッドメタル41において、
コネクティングロッドメタル41をコネクティングロッ
ド14の内周面とクランクピン13の外周面との間に介
在する湾曲部44,45とコネクティングロッド14の
各端面に沿うフランジ部46,47とで構成し、フラン
ジ部46,47の外面に径方向に沿うオイル排出用溝4
8を形成する。
Description
【0001】
本考案はコネクティングロッドとクランクシャフトとの連結部に挿着されるコ
ネクティングロッドメタルに関する。
【0002】
図3に一般的な内燃機関の燃焼機構、図4に従来のコネクティングロッドを示
す。
【0003】
図3に示すように、クランクシャフト11にはその中心から偏心した位置にク
ランクアーム12を介してクランクピン13が取付けられており、そのクランク
ピン13にはコネクティングロッド14の基端部(大端部)が連結されている。
コネクティングロッド14の先端部(小端部)にはピストンピン15によってピ
ストン16が連結されている。従って、クランクシャフト11の駆動回転によっ
てコネクティングロッド14が作動し、これによってピストン16がシリンダ1
7の内部を高速で往復移動できるようになっている。なお、18はバランスウエ
イトである。
【0004】
また、クランクシャフト11の一端部には駆動プーリ19が固結される一方、
ピストン15の上部にはクランクシャフト11と平行をなすカムシャフト20が
配置され、そのカムシャフト20の一端部には従動プーリ21が固結されており
、各プーリ19,21はタイミングベルト22によって同期回転可能に連結され
ている。このカムシャフト20には一対のカム23が形成され、一対のロッカー
シャフト24に枢支されたロッカーアーム25の一端に接触している。そして、
この各ロッカーアーム25の他端にはスプリング26を介して吸気バルブ27と
排気バルブ28の上端部が取付けられている。この吸気バルブ27は先端部が吸
気ポート29内に臨み、吸気ポート29と燃焼室30との開閉を行なう。また、
排気バルブ28は先端部が排気ポート31内に臨み、排気ポート31と燃焼室3
0との開閉を行なう。
【0005】
従って、クランクシャフト11の駆動力はタイミングベルト22によってカム
シャフト20に伝達され、カム23によって吸気バルブ27及び排気バルブ28
がそれぞれ異なるタイミングで開閉駆動することができるようになっている。
【0006】
而して、クランクシャフト11の駆動によってピストン16が往復移動する一
方、クランクシャフト11と同期するカムシャフト20の駆動によって吸気バル
ブ27及び排気バルブ28が開閉し、このとき、燃焼室30内で混合気の吸入、
圧縮、爆発、排気の各工程が繰り返される。
【0007】
このような内燃機関の燃焼機構において、従来のコネクティングロッド14は
、図4に示すように、クランクピン15によってピストン16が取付けられる小
端部32とクランクシャフト11のクランクピン13に取付けられる大端部33
とを有し、大端部33は二つ割りされ、両者は固定ボルト34及びナット35に
よって連結されている。
【0008】
この大端部33には油孔36が形成されている。これはクランクシャフト11
とコネクティングロッド14の大端部33との間に供給された潤滑油をクランク
シャフト11の回転駆動時に発生する遠心力によって、この油孔36から外部に
排出してピストン16や図示しないライナーなどに供給するものである。これに
よってピストン16の作動中に、油孔36か供給された潤滑油によってこの周辺
部が冷却される。なお、油孔36の代わりにコネクティングロッド14の端面に
油溝37を形成するものもある。
【0009】
内燃機関の燃焼機構に使用されるコネクティングロッドは軽量化等の問題によ
ってアルミ・チタン合金が材料として使用されることが多くなってきている。上
述した従来のコネクティングロッド14にあっては、ピストン16の作動中にこ
の周辺部を冷却するための油孔36、または油溝37が形成されている。従って
、アルミ・チタン合金によってコネクティンクロッド14を製造した場合、コネ
クティングロッド14の軽量化には寄与することができるものの、一方で、強度
が低下し、油孔36、または油溝37が形成された部分に強度労力が発生してし
まうという問題があった。
【0010】
また、コネクティングロッド14とクランクシャフト11のクランクピン13
との連結部には通常ホワイトメタルが介在され、クランクシャフト11の駆動回
転時におけるこの部分の磨耗を防止している。ところが、クランクシャフト11
の駆動回転時にコネクティングロッド14はその端面もクランクアーム12など
と接触している。そのため、この部分にも磨耗が発生してしまうというもんだい
がある。
【0011】
本考案はこのような問題点を解決するものであって、コネクティングロッドの
強度アップ及び磨耗の防止を図ったコネクティングロッドメタルを供給すること
目的とする。
【0012】
上述の目的を達成するための本考案のコネクティングロッドメタルは、内燃機
関の気筒内を往復動するピストンが枢着されたコネクティングロッドと駆動回転
するクランクシャフトのクランクピンとの連結部に挿着されるコネクティングロ
ッドメタルにおいて、該コネクティングロッドメタルを前記コネクティングロッ
ドの内周面とクランクピンの外周面との間に介在する湾曲部と前記コネクティン
グロッドの各端面に沿うフランジ部とで構成し、該フランジ部の外面に径方向に
沿うオイル排出用溝を形成したことを特徴とする。
【0013】
コネクティングロッドメタルにコネクティングロッドの各端面に沿うフランジ
部及びそのフランジ部の外面にオイル排出用溝が形成されたことで、クランクシ
ャフトの駆動回転時にコネクティングロッドの各端面の磨耗が防止され、また、
このときにオイル排出用溝から潤滑油が排出される。
【0014】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。なお、従来と同一の
機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0015】
図1に本考案の一実施例に係るコネクティングロッドメタル、図2にその取付
状態を示す。
【0016】
図1に示すように、本実施例のコネクティングロッドメタル41は二つ割りに
された半円形状のほぼ同形のピース42、43からなり、適合された状態でリン
グ状をなしている。この各ピース42、43は縦断面がコ字形状をなし、コネク
ティングロッド14の内周面とクランクピン13の外周面との間に介在する湾曲
部44、45とコネクティングロッド14の各端面に沿うフランジ部46,47
とで形成されている。
【0017】
そして、コネクティングロッドメタル41のピース42におけるフランジ部4
6の外面には径方向に沿ってオイル排出用溝48が形成されている。
【0018】
なお、コネクティングロッドメタル41はスチール材で形成し、表面にアルミ
や銅などのめっき処理、あるいは焼結加工が施されている。
【0019】
而して、コネクティングロッドメタル41は各湾曲部44,45がコネクティ
ングロッド14の内周面とクランクピン13の外周面との間に介在するように、
各フランジ部46,47がコネクティングロッド14の各端面に沿うように装着
される。従って、クランクシャフト11の駆動回転時にコネクティングロッドの
各端面とクラクアーム12との接触はなく、その部分での磨耗が防止される。
【0020】
また、このときにクランクシャフト11とコネクティングロッド14との間に
供給された潤滑油がクランクシャフト11の回転駆動時に発生する遠心力によっ
て、オイル排出用溝48から外部に排出される。排出された潤滑油はピストン1
6や図示しないライナーなどを冷却する。このようにオイル排出用溝48をコネ
クティングロッドメタル41に形成したことで、コネクティングロッド14には
これを形成する必要がなくなってクランクシャフト11の回転駆動時の疲労強度
の集中が防止され、強度が10〜20%程度向上する。
【0021】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案のコネクティングロッドメ
タルによれば、コネクティングロッドメタルをコネクティングロッドの内周面と
クランクピンの外周面との間に介在する湾曲部とコネクティングロッドの各端面
に沿うフランジ部とで形成し、フランジ部の外面に径方向に沿うオイル排出用溝
を形成したので、クランクシャフトの駆動回転時にコネクティングロッドの各端
面の磨耗が防止されると共に、オイル排出用溝をコネクティングロッドに形成す
る必要がなくなってコネクティングロッドの強度アップを図ることができる。
【図1】本考案の一実施例に係るコネクティングロッド
メタルの斜視図である。
メタルの斜視図である。
【図2】そのコネクティングロッドメタルの取付状態を
示すコネクティングロッドの正面図である。
示すコネクティングロッドの正面図である。
【図3】一般的な内燃機関の燃焼機構の斜視図である。
【図4】従来のコネクティングロッドの斜視図である。
11 クランクシャフト
12 クランクアーム
14 コネクティングロッド
16 ピストン
41 コネクティングロッドメタル
42,43 ピース
44,45 湾曲部
46,47 フランジ部
48 オイル排出用溝
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 天野 正之
京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三菱
自動車エンジニアリング株式会社京都事業
所内
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の気筒内を往復動するピストン
が枢着されたコネクティングロッドと駆動回転するクラ
ンクシャフトのクランクピンとの連結部に挿着されるコ
ネクティングロッドメタルにおいて、該コネクティング
ロッドメタルを前記コネクティングロッドの内周面とク
ランクピンの外周面との間に介在する湾曲部と前記コネ
クティングロッドの各端面に沿うフランジ部とで構成
し、該フランジ部の外面に径方向に沿うオイル排出用溝
を形成したことを特徴とするコネクティングロッドメタ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP899191U JPH04105624U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | コネクテイングロツドメタル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP899191U JPH04105624U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | コネクテイングロツドメタル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105624U true JPH04105624U (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=31899726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP899191U Withdrawn JPH04105624U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | コネクテイングロツドメタル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04105624U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4796579B2 (ja) * | 2004-08-11 | 2011-10-19 | フェデラル−モーグル コーポレイション | スラスト軸受アセンブリおよび車両において用いられるエンジンアセンブリ |
JP2020118235A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | シロキ工業株式会社 | 減速装置 |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP899191U patent/JPH04105624U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4796579B2 (ja) * | 2004-08-11 | 2011-10-19 | フェデラル−モーグル コーポレイション | スラスト軸受アセンブリおよび車両において用いられるエンジンアセンブリ |
JP2020118235A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | シロキ工業株式会社 | 減速装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |