JPH04105440U - 圧力スイツチおよび圧力スイツチ付きポンプ - Google Patents

圧力スイツチおよび圧力スイツチ付きポンプ

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JPH04105440U
JPH04105440U JP1421691U JP1421691U JPH04105440U JP H04105440 U JPH04105440 U JP H04105440U JP 1421691 U JP1421691 U JP 1421691U JP 1421691 U JP1421691 U JP 1421691U JP H04105440 U JPH04105440 U JP H04105440U
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洋人 岩田
秀紀 前田
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自動車機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感圧用プランジャの動きにヒステリシスを与
えるOリングの両端側での圧力差等による変形等を防
ぐ。また、ポンプに組込んだ際の組込み空間内への防水
性を確保する。 【構成】 プランジャ33に摺動抵抗を与えるOリング
44を、ボディ側組込み空間での小径孔内壁部で大径孔
側への端部に開口させた環状溝43内に配設する。そし
て、この環状溝の一部に両端側を連通する圧力逃がし溝
50を形成する。また、ポンプボディの組込み空間開口
部に、ターミナル端子34を保持しリード線を貫通させ
る絶縁性弾性材によるシール用キャップ体40を設け
る。そして、その外周側の溝部をボディ側に付設される
ガスケットプレート24の切欠き部24bとの係合によ
って、抜け出しを防止した状態で位置決め固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばポンプ等といった各種の流体機器、装置に用いられ流体圧 変動等を検知することにより信号を送出するプランジャ型の圧力スイッチおよび この圧力スイッチを組み込んでなる圧力スイッチ付きポンプの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば自動車の操舵力を軽減するためのパワーステアリング装置等において 、操舵時にオイルポンプからの油圧回路内の油圧が急昇したときに、これを感知 してエンジンのアイドリング回転を高め、エンストを防止したりするためのセン サとして、圧力スイッチを、オイルポンプあるいはこのポンプからのポンプ吐出 側配管に付設することが従来から行われている。そして、この種の圧力スイッチ としては、たとえば実開昭57−161840号公報、実開昭59-43039号公報、あるいは 実開昭62-57355号公報等を始めとして、種々の構造を有するものが提案されてい た。 すなわち、この種の圧力スイッチは、一般に、筒状を呈する導電性の本体ボデ ィと、その一端側に絶縁状態を保って貫通配置されたターミナル端子と、前記本 体ボディ内で摺動可能に支持され常時はスプリング等でターミナル端子から離間 する方向に付勢されているプランジャ等を備えている。そして、このプランジャ の他端側に前述したような油圧回路中の高圧側の油圧を導き、その圧力が設定圧 を越えたときに、プランジャを大気圧に接続されているターミナル端子側に移動 させることにより、導電性を有するプランジャを直接あるいは導電性部材を間接 的に接触させることで、スイッチが電気的にオンし、その電気信号により所要の 制御動作を行なう構成であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来構成による圧力スイッチにおいて、感圧用のプランジ ャは、スリーブ部材あるいは本体ボディ内の保持孔内で移動可能に保持され、か つその一端側に付与される高圧な導入圧力の大きさに応じて、他端側の低圧な大 気圧側に設けられているターミナル端子に対し進退動作させているが、この場合 にプランジャ摺動部分でのシール性を確保するために、プランジャとこれを支持 するスリーブあるいは本体ボディの保持孔との間でいずれか一方に設けた凹溝内 に、所要の弾性力をもつOリングを介装することが従来から一般に行なわれてい た。そして、このようなOリングは、プランジャとその支持部材側の保持孔との 間に介装されることで、プランジャ両端に形成される高圧室と大気室との間をシ ールする機能を有するばかりでなく、このプランジャが移動するときにその弾撥 力(フリクション)によって生じる摺動抵抗により、プランジャのスイッチオン 、オフ時での動きにヒステリシスを与え、その移動動作を適正化し得るといった 機能をも持たせることが従来から行われている。 しかしながら、上述したOリングによってシール機能を確保するには、かなり の締め代を持たせることが、プランジャ両端側での油洩れを防ぐうえで必要とさ れる一方、このように締め代を大きくするとOリングによるフリクションが大き くなり過ぎて、必要以上の摺動抵抗をプランジャに与え、圧力スイッチとしての 機能が損なわれるという問題を生じている。また、上述したOリングには、プラ ンジャ両端側での圧力差が大きいことから、片側から過圧力が加わることになり 、該Oリングが凹溝内で変形し易く、その結果としてプランジャをより一層締付 けることになり、該プランジャと保持孔内壁とにそれぞれ圧接されて所要のプラ ンジャの移動動作を得るうえで問題を生じてしまうものであった。特に、このよ うな変形がOリングに生じると、その変形量に伴なう反発力でプランジャの摺動 動作時において作用する摺動抵抗が過度に作用し、摩耗によるシール性の低下、 さらにはヒステリシス変動等を招き、プランジャの作動不良を生じる等といった 欠点を避けられないものであり、このような問題を解消し得る何らかの対策を講 じることが望まれている。
【0004】 さらに、上述したような従来の圧力スイッチによれば、主機器としてのポンプ ボディへの組込みにあたっても、次のような問題を有しているものであった。 すなわち、上述したような圧力スイッチを配設するにあたって最も単純には、流 体圧発生源であるオイルポンプ、たとえばベーンポンプ等といった回転型のポン プにおけるポンプボディに付設することが一般的であり、たとえば実開昭63ー127 045号公報等に示したような構成によるものが従来から提案されている。そして 、このポンプでは、そのポンプボディにおいて、一側に開口して形成された段付 き孔内に、内方端が高圧側に臨むプランジャ、ばね受け、ばね、プランジャ端部 に対向するターミナル端子およびこの端子を保持して段付き孔の開口端部分に組 み付け固定されるプラグナット等を順次組み込んで配設するような構成であった 。 このような構成によれば、予めユニットとして組み立ててなる単体の圧力ス イッチの本体ボディに形成したねじ部を、ポンプボディ側のねじ孔に螺入して付 設するといった構成に比べ、部品点数を省略し、またポンプボディからの張り出 し量も必要最少限でよく、ポンプの小型化やコスト低減化も図れるものであった 。 しかしながら、このような構造によれば、圧力スイッチの組込みを、ポンプ の回転要素であるベーン、ロータ等とは無関係に、その軸線とは直交する方向に 横向き状態で付設しているだけであり、このためボディ側部への張り出し量が大 きく、車載用ブラケットとの干渉が起き易く、車輛毎に取付け部位を変更しなけ ればならず、煩雑さは避けられず、また構成部品点数も多く、構造的にもまだま だ改良の余地が残されている。さらに、上述した従来構造では、ターミナル端子 を保持する部材を、ボディ側に取付け固定するために、ねじ部品などを用いてお り、ねじ加工などを要する等の不具合もあり、実用面から問題の大きいもので、 より簡単な構造によって、加工性の面で優れ、ポンプボディへの組込みもきわめ て簡単に行え、大幅なコスト低減化が可能となる何らかの対策を講じることが望 まれている。 特に、上述した車輌等に使用されるポンプにあっては、水や泥水に冠水し易い ところに取付けられることが多いもので、上述したようなポンプボディに付設さ れる圧力スイッチには、水の浸入によるコネクタ接続部等での腐食や断線、さら に水分の付着によってスイッチを誤動作させるような電気的導通等といった不具 合を防止することが望まれるもので、このような防水対策についても配慮するこ とが必要とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような要請に応えるために本考案に係る圧力スイッチは、本体ボディ内で 低圧側流体圧力が導入される圧力スイッチ組込み用の大径孔内に一端が臨んだ状 態で大径孔に連設される小径孔内に摺動可能に保持されるとともに他端側に高圧 側流体圧力が付与されかつ大径孔側の付勢手段にて常時小径孔側に付勢されてい る導電性プランジャと、このプランジャの一端に所定間隔をおいて対向し該プラ ンジャが圧力差等で大径孔側に移動したときに選択的に接触するターミナル端子 と、プランジャ外周部と小径孔内壁部との間に介在されフリクションによってプ ランジャの動きにヒステリシスを与えるOリングを備えてなり、このOリングを 、小径孔内壁部で大径孔側の端部に開口して形成した環状溝内に配設するととも に、低圧側流体圧力室を形成する大径孔と環状溝の反対側端面部分とを連通する 圧力逃がし溝を、この環状溝の一部に凹設して形成したものである。 また、本考案によれば、ポンプ要素配設用収納空間を一端面に開口させている フロントボディと、その一端面に組付けられて収納空間を閉塞するリヤボディと 、これら両ボディ間に介在して設けられ収納空間および両ボディ間の連通路をシ ールするガスケットプレートを備えてなるポンプにおいて、ポンプ吐出側の流体 圧が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ吸込側に接続される大径 孔とからなる圧力スイッチ組込み空間を、フロントボディ端面上でリヤボディと の非接合部分に開口させて形成し、この組込み空間奥側の小径孔にプランジャを 常時は小径孔内方端側に付勢されポンプ吐出側流体圧の大きさによって大径孔側 に移動可能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプランジャの大径 孔側端部に内方端が所定間隔をおいて対向し外方端側にスイッチ回路側のリード 線が接続されるターミナル端子を、圧力スイッチ組込み空間の開口端部分に絶縁 材からなる保持体にて絶縁状態を保って保持して配置させ、かつこの組込み空間 の開口端側に配置される保持体を貫通するターミナル端子の外方端を保持しリー ド線を水密性を保って保持した状態で該組込み空間の開口端を閉塞してシールす るように嵌め込まれる絶縁性弾性材からなるキャップ体を、その外周部に形成し た溝部と前記両ボディ間に介在されるガスケットプレートの切欠き部との係合に よって、位置決めして抜け止め固定するようにしたものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、ボディ内で小径孔内壁部に形成した環状溝内に嵌め込まれる Oリングの両端側に作用する流体圧力を、圧力逃がし溝によって略等しいものと し、これにより従来のような過度の摺動抵抗を生じさせるOリングの変形等はな くなり、これにより適切なフリクションによる摺動抵抗を得てプランジャの適正 な摺動動作を確保し得るものである。 また、本考案によれば、ポンプ組立時においてフロントボディの端面に開口し ているポンプ収納空間へのポンプ回転要素の組込みと共に、これと軸線方向に平 行して形成されて開口している圧力スイッチ組込み空間の小径孔にプランジャを 組込み、かつ大径孔内にこのプランジャを付勢する付勢手段を、さらにその開口 端部分にターミナル端子を保持する絶縁性保持体を組み込んで配置させ、次いで この組込み空間の開口端側を閉塞するように前記ターミナル端子外方端を保持し リード線を水密性を保って保持した状態で嵌め込まれる絶縁性弾性材からなるシ ール用キャップ体を組み付けた後、記両ボディ間に介在されるガスケットプレー トによって、該キャップ体を位置決めして抜け止め固定することで、圧力スイッ チを組立てることが可能となる。そして、本考案によれば、プランジャがポンプ 吐出側流体圧の変動によって移動してターミナル端子側に接触することで、所要 の圧力スイッチとしての信号を送出し得るものである。
【0007】
【実施例】
図1ないし図5は本考案に係る圧力スイッチおよび圧力スイッチ付きポンプの 一実施例を示すものであり、この実施例では、ポンプとして回転型であるベーン ポンプである場合を説明する。これらの図において、まず、全体を符号10で示 すベーンポンプの概略構成を、図4等により簡単に説明すると、このポンプ10 は、ポンプボディを構成するフロントボディ11およびリアボディ12を備えて いる。そして、これら両ボディ11,12においてフロントボディ11には、接 合側の端面に開口してポンプ回転要素つまりベーン13aを有するロータ13お よびこれを収容することにより略楕円形状を呈する内側カム面14aによって一 対のポンプ室(図示せず)を形成するカムリング14からなるポンプカートリッ ジ15等を収納配置するポンプ収納空間20が形成され、かつこの収納空間20 の奥側には、ポンプ室からの吐出側流体が、カムリング14に併設してポンプ収 納空間20内に配置されるプレッシャプレート16の吐出側通路16aを介して 送り込まれるポンプ吐出側圧力室17が形成されている。また、このフロントボ ディ11内には、ポンプ室からポンプ吐出側圧力室17を経て吐出ポート(図示 せず)に送られるポンプ吐出側流体を所定流量に制御する流量制御弁18と、一 端が外部に突出されて外部駆動源により回転駆動される回転軸19等が配設され ている。 また、これら両ボディ11,12内には、前記ポンプカートリッジ15内での ポンプ室に対し吸込ポート21からの吸込側流体を導くポンプ吸込側通路22, 23等も形成されており、かつこれらポンプ吸込側通路22,23や前記ポンプ 収納空間20をシールするためのシール材24aを内側縁に焼付け等で一体的に 形成した金属薄板からなるガスケットプレート24(図5参照)が、両ボディ1 1,12間に介在されて締結用ボルト、ナットにより一体的に結合されるように なっている。なお、このベーンポンプ10は、図4から明らかなように、上述し た以外の構成部品等も有しているが、これらは従来から周知の通りであり、その 説明は省略する。
【0008】 さて、上述したような構成によるベーンポンプ10において、ベーン13a、 ロータ13等を配設する収納空間20が開口している一端面にガスケットプレー ト24を介してリヤボディ12が接合して組み付けられるフロントボディ11の 端面上でリヤボディ12が接合されない部分に、図1ないし図5から明らかなよ うに、ポンプ吐出側の流体圧が内方端側に導かれる小径孔31aとこれに連続し てポンプ吸込側に接続される大径孔31bとからなる圧力スイッチ組込み空間3 1を、前記回転軸19や収納空間20と平行して軸線方向に沿わせて形成し、こ の組込み空間31の小径孔31aに導電材等からなる導電性プランジャ33を常 時は小径孔31a内方端側に付勢されポンプ吐出側の流体圧の大きさによって大 径孔31b側に移動可能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプラ ンジャ33の大径孔31b側の端部に内方端34aが対向し外方端側にスイッチ 回路側のリード線35が接続される導電材からなるターミナル端子34を、圧力 スイッチ組込み空間31の開口端部分に絶縁材からなる保持体36にて絶縁状態 を保って保持して配置させ、かつこの組込み空間31の開口端側に配置される保 持体36を貫通するターミナル端子34の外方端を保持しリード線35を水密性 を保って保持した状態で該組込み空間31の開口端を先端部40aにて閉塞して シールするように嵌め込まれる絶縁性弾性材(たとえばラバー材等)からなるキ ャップ体40を、その外周部に形成した溝部40bと前記両ボディ11,12間 に介在されるガスケットプレート24の一部に形成した略U字状を呈する切欠き 部41(図5参照)との係合によって、位置決めして抜け止め固定することによ り、圧力スイッチ30をポンプボディ11内に一体的に組み込んで付設するよう に構成している。 ここで、図1中37,38は図4からも明らかなようにポンプ吐出側圧力室1 7からポンプ吐出側流体圧を小径孔31a内方端に導く通路、また前記大径孔3 1b内でプランジャ33の端部と選択的に接触するターミナル端子34の内方端 34aが臨む部分には、図示を省略したが、大気圧またはポンプ吸込み側の流体 圧力が導入されている。そして、これにより圧力スイッチ30の可動部分である プランジャ33の両端に、ポンプ吐出側と吸込側圧力とが作用し、一定以上に圧 力変動が生じたときにはプランジャ33の動きでターミナル端子34との接触動 作を得て、所要の信号を送出し得るようになっている。 また、41は前記大径孔31b内でプランジャ33の端部に付設され前記保持 体36側との間にセットスプリング42を介在させるための導電材からなるばね 受けで、図1から明らかなように、金属板材により側縁部を折曲げ形成した状態 で形成され、大径孔31b内で小径孔31aとの間の段差部に突き当てられて配 置されている。 なお、ターミナル端子34を保持する保持体36は、端子34のフランジ部に 当接して配置される絶縁プレート36aとその他側に連設されるプレート片36 bとからなり、大径孔31aの開口側の大径部分に係止されて前記ターミナル端 子34を絶縁状態で保持するようになっている。 このような構成によれば、ポンプ組立時においてフロントボディ11の端面に 開口しているポンプ収納空間20へのポンプ回転要素の組込みと共に、これと軸 線方向に平行して形成されて開口している圧力スイッチ組込み空間31の小径孔 31aにプランジャ33を組込み、かつ大径孔31b内にこのプランジャ33を 付勢する付勢手段42を、さらにその開口端部分にターミナル端子34を保持す る絶縁性保持体36を組み込んで配置させ、次いでこの組込み空間31の開口端 側を閉塞するように前記ターミナル端子34外方端を保持しリード線35を水密 性を保って保持した状態で嵌め込まれる絶縁性弾性材からなるシール用キャップ 体40を組み付けた後、記両ボディ11,12間に介在されるガスケットプレー ト24によって、該キャップ体40を位置決めして抜け止め固定することで、圧 力スイッチ30を組立てることが可能となる。したがって、このような構成では 、シール用のキャップ体40を用いるという部品点数の少ない安価な構成にもか かわらず、圧力スイッチ30部分での水分の浸入を確実に防ぎ、これによりスイ ッチ内部での腐食や断線、さらには水分付着による無用な導通状態、ターミナル 端子34とボディ11あるいはターミナル端子34、ガスケットプレート24、 ボディ11での導通を防止することが可能となる等、スイッチとしての高い信頼 性を確保し得るものである。そして、プランジャ33がポンプ吐出側流体圧の変 動によって移動してターミナル端子34側に接触することで、該端子34をボデ ィ11(導電性を有する材料にて形成されている)側にボディアースし、その結 果として所要の圧力スイッチ30としての信号を、安定して確実に送出し得るも のである。
【0009】 さらに、図中43は前記プランジャ33を保持する小径孔31aの大径孔31 b側への開口端部分に、大径孔31b側に開口した状態で凹設されている環状溝 、44はこの環状溝43内に嵌め込まれて該小径孔31aとプランジャ33の外 周部との間に介在されたOリングで、このOリング44は、その弾撥力(フリク ション)によってスイッチオン、オフ時におけるプランジャ33の動きにヒステ リシスを与えるためのものである。 そして、本考案によれば、このようなプランジャ33の動きにヒステリシスを 与えるOリング44を、小径孔31a内壁部で大径孔31b側の端部に開口して 形成した環状溝43内に配設するとともに、低圧側流体圧力室を形成する大径孔 31bと環状溝43の反対側端面部分とを連通する圧力逃がし溝50を、この環 状溝43の一部に凹設して形成するように構成している。なお、この圧力逃がし 溝50としては、複数個所に設けるようにしてもよい。 このような構成によれば、ボディ11内で小径孔31a内壁部に形成した環状 溝43内に嵌め込まれるOリング44の両端側に作用する流体圧力を、圧力逃が し溝50によって略等しいものとすることが可能で、これにより従来のような過 度の摺動抵抗を生じさせるOリング44の変形等はなくなり、これにより適切な フリクションによる摺動抵抗を得てプランジャ33の適正な摺動動作を確保し得 るものである。ここで、上述したスプリング42にて大径孔31b内で小径孔3 1aへの段差部に突き当てられているばね受け41は、Oリング44の環状溝4 3からの脱落を防ぐうえで効果を発揮し得るものである。なお、このばね受け4 1による脱落防止を図るために、ターミナル端子34へのプランジャ33の移動 ストロークを、図1中Sで示すように、0.5〜1.0mm程度に設定し、スイッチオン 時でも、ばね受け41でOリング44の脱落が防止できるように構成するとよい 。 そして、このようにすることで、安価に構成できる圧力スイッチ30を、所要 の状態で、きわめて簡単に構成できるものである。 なお、本考案は上述した実施例構造に限定されず、圧力スイッチ30各部の形 状、構造等を、適宜変形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよう 。さらに、本考案に係る圧力スイッチ30は、前述した実施例におけるパワース テアリング用に限定されず、種々の分野における各種の流体回路や流体機器、装 置等に採用してその効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る圧力スイッチによれば、本体ボディ内で低圧 側流体圧力が導入される圧力スイッチ組込み用の大径孔内に一端が臨んだ状態で 大径孔に連設される小径孔内に摺動可能に保持されるとともに他端側に高圧側流 体圧力が付与されかつ大径孔側の付勢手段にて常時小径孔側に付勢されている導 電性プランジャと、このプランジャの一端に所定間隔をおいて対向し該プランジ ャが圧力差等で大径孔側に移動したときに選択的に接触するターミナル端子と、 プランジャ外周部と小径孔内壁部との間に介在されフリクションによってプラン ジャの動きにヒステリシスを与えるOリングを備え、このOリングを、小径孔内 壁部で大径孔側の端部に開口して形成した環状溝内に配設するとともに、低圧側 流体圧力室を形成する大径孔と環状溝の反対側端面部分とを連通する圧力逃がし 溝を、この環状溝の一部に凹設して形成するようにしたので、簡単な構成にもか かわらず、Oリング両端側に作用する流体圧力を、圧力逃がし溝によって略等し いものとすることが可能で、これにより従来のような過度の摺動抵抗を生じさせ るOリングの変形等はなくなり、これにより適切なフリクションによる摺動抵抗 を得てプランジャの適正な摺動動作を確保し、圧力スイッチとしての機能を発揮 させ得るという実用上種々優れた効果がある。 また、本考案に係る圧力スイッチ付きポンプによれば、ポンプ要素配設用収納 空間を一端面に開口させているフロントボディとその一端面に組付けられて収納 空間を閉塞するリヤボディとの間に介在して設けられ収納空間および両ボディ間 の連通路をシールするガスケットプレートを備え、ポンプ吐出側の流体圧が内方 端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ吸込側に接続される大径孔とから なる圧力スイッチ組込み空間を、フロントボディ端面上でリヤボディとの非接合 部分に開口させて形成し、この組込み空間奥側の小径孔にプランジャを常時は小 径孔内方端側に付勢されポンプ吐出側流体圧の大きさによって大径孔側に移動可 能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプランジャの大径孔側端部 に内方端が所定間隔をおいて対向し外方端側にスイッチ回路側のリード線が接続 されるターミナル端子を、圧力スイッチ組込み空間の開口端部分に絶縁材からな る保持体にて絶縁状態を保って保持して配置させ、かつこの組込み空間の開口端 側に配置される保持体を貫通するターミナル端子の外方端を保持しリード線を水 密性を保って保持した状態で該組込み空間の開口端を閉塞してシールするように 嵌め込まれる絶縁性弾性材からなるキャップ体を、その外周部に形成した溝部と 前記両ボディ間に介在されるガスケットプレートの切欠き部との係合によって、 位置決めして抜け止め固定するようにしたので、シール用のキャップ体を用いる という部品点数の少ない安価な構成にもかかわらず、圧力スイッチ部分での水分 の浸入を確実に防ぎ、これによりスイッチ内部での腐食や断線、さらには水分付 着による無用な導通状態、ターミナル端子とボディあるいはターミナル端子、ガ スケットプレート、ボディでの導通を防止することが可能となる等、スイッチと しての高い信頼性を確保し得るという利点がある。さらに、このような構成では 、圧力スイッチを、ポンプボディのデッドスペースを利用して組み込むことが可 能で、従来の横置き状態に比べて外部への張り出しを小さくし、ポンプの小型か つコンパクト化が図れるとともに、スイッチ部分の構造を簡素化し、部品点数を 必要最小限として加工性や組立性を向上させ、大幅なコスト低減化を図れる等の 利点もある。特に、本考案によれば、圧力スイッチ組込み空間を、リヤボディの 一部に設けた押え部により直接押さえ付けて内部部品を保持するようにしたので 、上述したと同様に、構成部品点数を削減し、加工性や組立性を向上させ、コス ト低減化を図れるという利点を奏する。
【提出日】平成4年5月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような要請に応えるために本考案に係る圧力スイッチは、本体ボディ内で 低圧側流体圧力が導入される圧力スイッチ組込み用の大径孔内に一端が臨んだ状 態で大径孔に連設される小径孔内に摺動可能に保持されるとともに他端側に高圧 側流体圧力が付与されかつ大径孔側の付勢手段にて常時小径孔側に付勢されてい るプランジャと、このプランジャの一端に所定間隔をおいて対向し該プランジャ が圧力差等で大径孔側に移動したときに選択的に接触するターミナル端子と、プ ランジャ外周部と小径孔内壁部との間に介在されフリクションによってプランジ ャの動きにヒステリシスを与えるOリングを備えてなり、このOリングを、小径 孔内壁部で大径孔側の端部に開口して形成した環状溝内に配設するとともに、低 圧側流体圧力室を形成する大径孔と環状溝の反対側端面部分とを連通する圧力逃 がし溝を、この環状溝の一部に凹設して形成したものである。 また、本考案によれば、ポンプ要素配設用収納空間を一端面に開口させている フロントボディと、その一端面に組付けられて収納空間を閉塞するリヤボディと 、これら両ボディ間に介在して設けられ収納空間および両ボディ間の連通路をシ ールするガスケットプレートを備えてなるポンプにおいて、ポンプ吐出側の流体 圧が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ吸込側に接続される大径 孔とからなる圧力スイッチ組込み空間を、フロントボディ端面上でリヤボディと の非接合部分に開口させて形成し、この組込み空間奥側の小径孔にプランジャを 常時は小径孔内方端側に付勢されポンプ吐出側流体圧の大きさによって大径孔側 に移動可能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプランジャの大径 孔側端部に内方端が所定間隔をおいて対向し外方端側にスイッチ回路側のリード 線が接続されるターミナル端子を、圧力スイッチ組込み空間の開口端部分に絶縁 材からなる保持体にて絶縁状態を保って保持して配置させ、かつこの組込み空間 の開口端側に配置される保持体を貫通するターミナル端子の外方端を保持しリー ド線を水密性を保って保持した状態で該組込み空間の開口端を閉塞してシールす るように嵌め込まれる絶縁性弾性材からなるキャップ体を、その外周部に形成し た溝部と前記両ボディ間に介在されるガスケットプレートの切欠き部との係合に よって、位置決めして抜け止め固定するようにしたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 さて、上述したような構成によるベーンポンプ10において、ベーン13a、 ロータ13等を配設する収納空間20が開口している一端面にガスケットプレー ト24を介してリヤボディ12が接合して組み付けられるフロントボディ11の 端面上でリヤボディ12が接合されない部分に、図1ないし図5から明らかなよ うに、ポンプ吐出側の流体圧が内方端側に導かれる小径孔31aとこれに連続し てポンプ吸込側に接続される大径孔31bとからなる圧力スイッチ組込み空間3 1を、前記回転軸19や収納空間20と平行して軸線方向に沿わせて形成し、こ の組込み空間31の小径孔31aにプランジャ33を常時は小径孔31a内方端 側に付勢されポンプ吐出側の流体圧の大きさによって大径孔31b側に移動可能 な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプランジャ33の大径孔31 b側の端部に内方端34aが対向し外方端側にスイッチ回路側のリード線35が 接続される導電材からなるターミナル端子34を、圧力スイッチ組込み空間31 の開口端部分に絶縁材からなる保持体36にて絶縁状態を保って保持して配置さ せ、かつこの組込み空間31の開口端側に配置される保持体36を貫通するター ミナル端子34の外方端を保持しリード線35を水密性を保って保持した状態で 該組込み空間31の開口端を先端部40aにて閉塞してシールするように嵌め込 まれる絶縁性弾性材(たとえばラバー材等)からなるキャップ体40を、その外 周部に形成した溝部40bと前記両ボディ11,12間に介在されるガスケット プレート24の一部に形成した略U字状を呈する切欠き部24b(図5参照)と の係合によって、位置決めして抜け止め固定することにより、圧力スイッチ30 をポンプボディ11内に一体的に組み込んで付設するように構成している。 ここで、図1中37,38は図4からも明らかなようにポンプ吐出側圧力室1 7からポンプ吐出側流体圧を小径孔31a内方端に導く通路、また前記大径孔3 1b内でプランジャ33の端部と選択的に接触するターミナル端子34の内方端 34aが臨む部分には、図示を省略したが、大気圧またはポンプ吸込み側の流体 圧力が導入されている。そして、これにより圧力スイッチ30の可動部分である プランジャ33の両端に、ポンプ吐出側と吸込側圧力とが作用し、一定以上に圧 力変動が生じたときにはプランジャ33の動きでターミナル端子34との接触動 作を得て、所要の信号を送出し得るようになっている。 また、41は前記大径孔31b内でプランジャ33の端部に付設され前記保持 体36側との間に導電性を有するセットスプリング42を介在させるための導電 材からなるばね受けで、図1から明らかなように、金属板材により側縁部を折曲 げ形成した状態で形成され、大径孔31b内で小径孔31aとの間の段差部に突 き当てられて配置されている。 なお、ターミナル端子34を保持する保持体36は、端子34のフランジ部に 当接して配置される絶縁プレート36aとその他側に配設され前記セットスプリ ング42の他端が当接される導電材によるプレート片36bとからなり、大径孔 31aの開口側の大径部分に係止されて前記ターミナル端子34を絶縁状態で保 持するようになっている。 このような構成によれば、ポンプ組立時においてフロントボディ11の端面に 開口しているポンプ収納空間20へのポンプ回転要素の組込みと共に、これと軸 線方向に平行して形成されて開口している圧力スイッチ組込み空間31の小径孔 31aにプランジャ33を組込み、かつ大径孔31b内にこのプランジャ33を 付勢する付勢手段であるセットスプリング42を、さらにその開口端部分にター ミナル端子34を保持する絶縁性保持体36を組み込んで配置させ、次いでこの 組込み空間31の開口端側を閉塞するように前記ターミナル端子34外方端を保 持しリード線35を水密性を保って保持した状態で嵌め込まれる絶縁性弾性材か らなるシール用キャップ体40を組み付けた後、記両ボディ11,12間に介在 されるガスケットプレート24によって、該キャップ体40を位置決めして抜け 止め固定することで、圧力スイッチ30を組立てることが可能となる。したがっ て、このような構成では、シール用のキャップ体40を用いるという部品点数の 少ない安価な構成にもかかわらず、圧力スイッチ30部分での水分の浸入を確実 に防ぎ、これによりスイッチ内部での腐食や断線、さらには水分付着による無用 な導通状態、ターミナル端子34とボディ11あるいはターミナル端子34、ガ スケットプレート24、ボディ11での導通を防止することが可能となる等、ス イッチとしての高い信頼性を確保し得るものである。そして、プランジャ33が ポンプ吐出側流体圧の変動によって移動してターミナル端子34側に接触するこ とで、該端子34を、ばね受け41、セットスプリング42、プレート片36等 を介してボディ11(導電性を有する材料にて形成されている)側にボディアー スし、その結果として所要の圧力スイッチ30としての信号を、安定して確実に 送出し得るものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る圧力スイッチによれば、本体ボディ内で低圧 側流体圧力が導入される圧力スイッチ組込み用の大径孔内に一端が臨んだ状態で 大径孔に連設される小径孔内に摺動可能に保持されるとともに他端側に高圧側流 体圧力が付与されかつ大径孔側の付勢手段にて常時小径孔側に付勢されている ランジャ と、このプランジャの一端に所定間隔をおいて対向し該プランジャが圧 力差等で大径孔側に移動したときに選択的に接触するターミナル端子と、プラン ジャ外周部と小径孔内壁部との間に介在されフリクションによってプランジャの 動きにヒステリシスを与えるOリングを備え、このOリングを、小径孔内壁部で 大径孔側の端部に開口して形成した環状溝内に配設するとともに、低圧側流体圧 力室を形成する大径孔と環状溝の反対側端面部分とを連通する圧力逃がし溝を、 この環状溝の一部に凹設して形成するようにしたので、簡単な構成にもかかわら ず、Oリング両端側に作用する流体圧力を、圧力逃がし溝によって略等しいもの とすることが可能で、これにより従来のような過度の摺動抵抗を生じさせるOリ ングの変形等はなくなり、これにより適切なフリクションによる摺動抵抗を得て プランジャの適正な摺動動作を確保し、圧力スイッチとしての機能を発揮させ得 るという実用上種々優れた効果がある。 また、本考案に係る圧力スイッチ付きポンプによれば、ポンプ要素配設用収納 空間を一端面に開口させているフロントボディとその一端面に組付けられて収納 空間を閉塞するリヤボディとの間に介在して設けられ収納空間および両ボディ間 の連通路をシールするガスケットプレートを備え、ポンプ吐出側の流体圧が内方 端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ吸込側に接続される大径孔とから なる圧力スイッチ組込み空間を、フロントボディ端面上でリヤボディとの非接合 部分に開口させて形成し、この組込み空間奥側の小径孔にプランジャを常時は小 径孔内方端側に付勢されポンプ吐出側流体圧の大きさによって大径孔側に移動可 能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、このプランジャの大径孔側端部 に内方端が所定間隔をおいて対向し外方端側にスイッチ回路側のリード線が接続 されるターミナル端子を、圧力スイッチ組込み空間の開口端部分に絶縁材からな る保持体にて絶縁状態を保って保持して配置させ、かつこの組込み空間の開口端 側に配置される保持体を貫通するターミナル端子の外方端を保持しリード線を水 密性を保って保持した状態で該組込み空間の開口端を閉塞してシールするように 嵌め込まれる絶縁性弾性材からなるキャップ体を、その外周部に形成した溝部と 前記両ボディ間に介在されるガスケットプレートの切欠き部との係合によって、 位置決めして抜け止め固定するようにしたので、シール用のキャップ体を用いる という部品点数の少ない安価な構成にもかかわらず、圧力スイッチ部分での水分 の浸入を確実に防ぎ、これによりスイッチ内部での腐食や断線、さらには水分付 着による無用な導通状態、ターミナル端子とボディあるいはターミナル端子、ガ スケットプレート、ボディでの導通を防止することが可能となる等、スイッチと しての高い信頼性を確保し得るという利点がある。さらに、このような構成では 、圧力スイッチを、ポンプボディのデッドスペースを利用して組み込むことが可 能で、従来の横置き状態に比べて外部への張り出しを小さくし、ポンプの小型か つコンパクト化が図れるとともに、スイッチ部分の構造を簡素化し、部品点数を 必要最小限として加工性や組立性を向上させ、大幅なコスト低減化を図れる等の 利点もある。特に、本考案によれば、圧力スイッチ組込み空間を、リヤボディの 一部に設けた押え部により直接押さえ付けて内部部品を保持するようにしたので 、上述したと同様に、構成部品点数を削減し、加工性や組立性を向上させ、コス ト低減化を図れるという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る圧力スイッチおよびこの圧力スイ
ッチ付きポンプの一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】本考案に係る圧力スイッチを採用した回転型の
ポンプの一実施例を示すポンプ全体の概略断面図であ
る。
【図5】図4で使用したガスケットプレートの概略図で
ある。
【符号の説明】
10 ベーンポンプ 11 フロントボディ 12 リヤボディ 13 ロータ 13a ベーン 14 カムリング 15 ポンプカートリッジ 16 プレッシャプレート 17 ポンプ吐出側圧力室 19 回転軸 20 ポンプ収納空間 22 通路 23 通路 24 ガスケットプレート 24a シール材 30 圧力スイッチ 31 圧力スイッチ組込み空間 31a 小径孔 31b 大径孔 33 プランジャ 34 ターミナル端子 35 リード線 36 保持体 37 通路 38 通路 40 シール用キャップ体 40b 溝部 41 ばね受け 42 セットスプリング 43 環状溝 44 Oリング 50 圧力逃がし溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項2】 ポンプ要素配設用の収納空間を一端面に
開口させているフロントボディと、その一端面に組付け
られて前記収納空間を閉塞するリヤボディと、これら両
ボディ間に介在して設けられ前記収納空間および両ボデ
ィ間を連通する流体通路をシールするガスケットプレー
トを備えてなるポンプにおいて、ポンプ吐出側の流体圧
が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ吸
込側に接続される大径孔とからなる圧力スイッチ組込み
空間を、前記フロントボディの端面上でリヤボディとの
非接合部分に開口させて形成し、この組込み空間奥側の
小径孔にプランジャを常時は小径孔内方端側に付勢され
ポンプ吐出側の流体圧の大きさによって大径孔側に移動
可能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、この
プランジャの大径孔側端部に内方端が所定間隔をおいて
対向し外方端側にスイッチ回路側のリード線が接続され
るターミナル端子を、前記圧力スイッチ組込み空間の開
口端部分に絶縁材からなる保持体にて絶縁状態を保って
保持して配置させ、かつこの組込み空間の開口端側に配
置される保持体を貫通するターミナル端子の外方端を保
持し前記リード線を水密性を保って保持した状態で該組
込み空間の開口端を閉塞してシールするように嵌め込ま
れる絶縁性弾性材からなるキャップ体を、その外周部に
形成した溝部と前記両ボディ間に介在されるガスケット
プレートの切欠き部との係合によって、位置決めして抜
け止め固定したことを特徴とする圧力スイッチ付きポン
プ。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月13日
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る圧力スイッチおよびこの圧力スイ
ッチ付きポンプの一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】本考案に係る圧力スイッチを採用した回転型の
ポンプの一実施例を示すポンプ全体の概略断面図であ
る。
【図5】図4で使用したガスケットプレートの概略図で
ある。
【符号の説明】 10 ベーンポンプ 11 フロントボディ 12 リヤボディ 13 ロータ 13a ベーン 14 カムリング 15 ポンプカートリッジ 16 プレッシャプレート 17 ポンプ吐出側圧力室 19 回転軸 20 ポンプ収納空間 22 通路 23 通路 24 ガスケットプレート 24a シール材24b 切欠き 30 圧力スイッチ 31 圧力スイッチ組込み空間 31a 小径孔 31b 大径孔 33 プランジャ 34 ターミナル端子 35 リード線 36 保持体 37 通路 38 通路 40 シール用キャップ体 40b 溝部 41 ばね受け 42 セットスプリング 43 環状溝 44 Oリング 50 圧力逃がし溝
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ボディ内で低圧側流体圧力が導入さ
    れる圧力スイッチ組込み空間の大径孔内に一端が臨んだ
    状態で該大径孔に連設される小径孔内に摺動可能に保持
    されるとともに他端側に高圧側流体圧力が付与されかつ
    前記大径孔内に設けた付勢手段により常時小径孔側に付
    勢されている導電性プランジャと、この導電性プランジ
    ャの一端に所定間隔をおいて対向しその両端側での圧力
    差と前記付勢手段の付勢力の大きさによって該プランジ
    ャが大径孔側に移動したときに選択的に接触するターミ
    ナル端子と、前記導電性プランジャ外周部と前記小径孔
    内壁部との間に介在されフリクションによってプランジ
    ャの動きにヒステリシスを与えるOリングとを備えてな
    り、このOリングを、前記小径孔内壁部で大径孔側の端
    部に開口して形成した環状溝内に配設するとともに、前
    記低圧側流体圧力室を形成する大径孔と前記環状溝の反
    対側の端面部分とを連通する圧力逃がし溝を、この環状
    溝の一部に凹設して形成したことを特徴とする圧力スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 ポンプ要素配設用の収納空間を一端面に
    開口させているフロントボディと、その一端面に組付け
    られて前記収納空間を閉塞するリヤボディと、これら両
    ボディ間に介在して設けられ前記収納空間および両ボデ
    ィ間を連通する流体通路をシールするガスケットプレー
    トを備えてなるポンプにおいて、ポンプ吐出側の流体圧
    が内方端側に導かれる小径孔とこれに連続してポンプ吸
    込側に接続される大径孔とからなる圧力スイッチ組込み
    空間を、前記フロントボディの端面上でリヤボディとの
    非接合部分に開口させて形成し、この組込み空間奥側の
    小径孔にプランジャを常時は小径孔内方端側に付勢され
    ポンプ吐出側の流体圧の大きさによって大径孔側に移動
    可能な状態で摺動動作可能に保持させるとともに、この
    プランジャの大径孔側端部に内方端が所定間隔をおいて
    対向し外方端側にスイッチ回路側のリード線が接続され
    るターミナル端子を、前記圧力スイッチ組込み空間の開
    口端部分に絶縁材からなる保持体にて絶縁状態を保って
    保持して配置させ、かつこの組込み空間の開口端側に配
    置される保持体を貫通するターミナル端子の外方端を保
    持し前記リード線を水密性を保って保持した状態で該組
    込み空間の開口端を閉塞してシールするように嵌め込ま
    れる絶縁性弾性材からなるキャップ体を、その外周部に
    形成した溝部と前記両ボディ間に介在されるガスケット
    プレートの切欠き部との係合によって、位置決めして抜
    け止め固定したことを特徴とする圧力スイッチ付きポン
    プ。
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