JPH0244440Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0244440Y2
JPH0244440Y2 JP1985149290U JP14929085U JPH0244440Y2 JP H0244440 Y2 JPH0244440 Y2 JP H0244440Y2 JP 1985149290 U JP1985149290 U JP 1985149290U JP 14929085 U JP14929085 U JP 14929085U JP H0244440 Y2 JPH0244440 Y2 JP H0244440Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
sleeve
terminal
ring
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985149290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6257354U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985149290U priority Critical patent/JPH0244440Y2/ja
Publication of JPS6257354U publication Critical patent/JPS6257354U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0244440Y2 publication Critical patent/JPH0244440Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はピストン型の圧力スイツチに関し、特
に導入圧力に応じてターミナル端子に対し進退動
作するプランジヤのチヤタリングを防止し得るよ
うにした圧力スイツチの改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の圧力スイツチは、たとえば自動車の操
舵力を軽減するためのパワーステアリング装置等
において、操舵時にオイルポンプからの油圧回路
内の油圧が急昇したときに、これを感知してエン
ジンのアイドリング回転を高め、エンストを防止
したりする場合などにおけるセンサとして用いら
れるものである。そして、このような圧力スイツ
チとして、従来から、実開昭57−161840号公報、
実開昭59−43039号公報や、実公昭45−11143号公
報、さらには実公昭45−8247号公報等により種々
の構造を有するものが提案されている。
すなわち、この種のピストン型の圧力スイツチ
は、一般に、筒状を呈する導電性の本体ボデイ
と、その一端側に絶縁状態を保つて貫通配置され
たターミナル端子と、前記本体ボデイ内で摺動可
能に支持され常時はスプリング等でターミナル端
子から離間する方向に付勢されているプランジヤ
等を備えている。そして、このプランジヤの他端
側に前述したような油圧回路中の油圧を導き、そ
の圧力が設定圧を越えたときに、プランジヤをタ
ーミナル端子側に移動させることにより、導電性
を有するプランジヤを直接あるいは導電性部材を
間接的に接触させることで、スイツチが電気的に
オンし、その電気信号により所要の制御動作を行
なえるような構成とされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来構成による圧力スイツ
チにあつては、導入圧力に応じてターミナル端子
対し進退動作されるプランジヤのチヤタリングが
問題とされるもので、これを防止するために、プ
ランジヤとこれを支持するスリーブあるいは本体
ボデイとの間に、所要の弾性力をもちプランジヤ
の動きに摺動抵抗を与えるOリングを介装するこ
とが従来から一般に行なわれていた。すなわち、
このようなOリングは、プランジヤとこれを支持
する部材との間に介装されることで、プランジヤ
が移動するときにおいてOリングの弾性力によつ
て生じる摺動抵抗により、プランジヤの移動状態
を適正化し得るような構成されていた。なお、プ
ランジヤ両端部に形成される高圧室と低圧室との
間の油密性は、プランジヤ外周部を保持するスリ
ーブ内孔による摺動部にて確保されている。
しかしながら、上述した従来構成では、Oリン
グには、プランジヤの一端側に作用する導入圧力
が上昇することで、タンク側あるいは大気側に接
続されているプランジヤ他端側の低圧室との関係
から、その両端側に作用する圧力差が大きくな
り、高圧側の流体圧力でこのOリングが介装され
ている凹陥部内で大きく変形する等の問題を招い
てしまうものであつた。そして、このような変形
が生じると、その変形量に伴なう反発力でプラン
ジヤの摺動動作時において作用する摺動抵抗が過
度に作用し、ヒステリシスも生じてプランジヤの
作動不良を生じる等といつた欠点をもつものであ
り、このような問題を解消し得る何らかの対策を
講じることが望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本考案に係る
圧力スイツチは、一端側にターミナル端子を貫通
して保持してなる筒状の本体ボデイの他端側に嵌
挿して内設されるスリーブと、その内部に摺動可
能に装填されかつ外方端に付与される流体圧力に
よりターミナル端子側に移動されるプランジヤ
と、このプランジヤに接するようにスリーブに凹
設された環状溝内に介装されプランジヤに所定の
摺動抵抗を与えるOリングを備え、このOリング
の両端側に作用する流体圧力が平均化するよう
に、スリーブのいずれか一方の端部側から流体圧
力を導く圧力導入用通路を形成するようにしたも
のである。
〔作用〕 本考案によれば、Oリングの両端側に作用する
流体圧力が略々同等レベルとされるため、高圧室
側で流体圧力が上昇したとしても、従来のような
過度の摺動抵抗を生じさせるOリングの変形等は
なくなり、これによりOリングの弾性力のみによ
る適正かつ確実な摺動抵抗をプランジヤに作用せ
しめて、プランジヤのターミナル端子に対するチ
ヤタリングを適切に防止し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る圧力スイツチの一実施例
を示すものであり、図において、まず、全体を符
号1で示す圧力スイツチの概略構成を簡単に説明
すると、この圧力スイツチ1は、全体が導電性材
料により略々円筒状を呈するように形成されかつ
その一端にフランジ部2aが形成された本体ボデ
イ2を備え、この本体ボデイ2は、その外周に形
成されたねじ部2bにより、適宜の流体機器、装
置等のハウジング3に形成されたねじ孔4に螺合
して設けられている。なお、図中4a,4bはこ
の本体ボデイ2とねじ孔4間に介装されたOリン
グである。
5は前記本体ボデイ2の外方端側に絶縁性リン
グ6a,6b,6cおよびOリング7により保持
された状態で貫通して配置されるターミナル端子
で、このターミナル端子5は、図示しない制御回
路側に接続されている。なお、図中5aは前記絶
縁リング6a,6b間に挟持されるターミナル端
子5のフランジ部、8はこのターミナル端子5の
セツトリングである。
10は前記本体ボデイ2の他端側からその内部
空間11内に嵌挿して内設されその内方端がこの
内部空間11の中央に形成された段部11aでス
ペーサ12を介して係止されるスリーブで、この
スリーブ10内には、前記ターミナル端子5の内
方端5bに対し進退動作されるプランジヤ13が
摺動可能でしかも所要の油密性を保つて装填され
ている。なお、図中10aは前記スリーブ10の
外周部に介装され本体ボデイ2側との間をシール
するOリングである。また、図中9は本体ボデイ
2の内部空間11内でその開口端側に装着される
略々G字状を呈する係止リング(第2図参照)
で、この係止リング9は、前記スリーブ10をそ
の外周部9aで係止するとともに、内向きに折曲
げられた係止部9bでプランジヤ13を、スリー
ブ10と同時に係止し、これらの抜け防止を図る
もので、取付け部品点数を削減化し得る等といつ
た利点をもつものである。
そして、このプランジヤ13の内方端側で前記
ターミナル端子5の内方端5bとの間に形成され
る低圧室14内には、プランジヤ13により図中
左方向に押圧して移動されることで、前記ターミ
ナル端子5側に接触する導電性リテーナ15が移
動可能な状態で収容配置され、かつこのリテーナ
15は低圧室14内に内設された導電性スプリン
グ16により常時はプランジヤ13側に当接する
ように付勢されている。このリテーナ15は、全
体が略々円形状を呈しかつその中央部が前記ター
ミナル端子5側に膨出するようにして導電性板材
で形成され、前記スプリング16の一端が当接さ
れている。一方、このスプリング16の他端は、
前記本体ボデイ2の内部空間11内に介装して設
けられた導電性リング17に当接して係止され、
これにより前記リテーナ15がターミナル端子5
に接触すると、スプリング16およびこの導電性
リング17を介して本体ボデイ2側にアース接続
されるような構成とされている。ここで、上述し
た低圧室14は、本体ボデイ2およびハウジング
3に穿設されたドレン孔18a,18bを介して
図示しない油圧回路側のオイルタンク等に接続さ
れている。
一方、前記ハウジング3のねじ孔4底部側で本
体ボデイ2の内方端側には、前記油圧回路を構成
するオイルポンプの吐出側等といつた高圧側と圧
力導入孔19aを介して接続される高圧室19が
形成され、この高圧室19内の圧力上昇により前
記プランジヤ13がリテーナ15をスプリング1
6の付勢力に抗してターミナル端子5に接触させ
るような構成とされている。
また、上述したスリーブ10内で摺動可能に支
持されているプランジヤ13は、スリーブ10の
低圧室14側の端部に形成された環状溝10b内
に嵌挿されたOリング20によつて所要の摺動抵
抗が付与された状態で摺動可能に支持されてい
る。
さて、本考案によれば、上述した構成を有する
圧力スイツチ1において、上記スリーブ10の内
部に摺動可能に装填されているプランジヤ13に
接するようにして、スリーブ10に凹設された環
状溝10b内に介装されているOリング20の両
端側に作用する流体圧力を平均化し得るように、
スリーブ10のいずれか一方の端部側(本実施例
ではOリング20を介装した低圧室14側)から
流体圧力を導く圧力導入用通路21を形成するよ
うにしたところに特徴を有している。ここで、上
述した圧力導入用通路21は、スリーブ10の内
周部に形成された環状通路溝21a、スリーブ1
0の外周部からこれに連続するように穿設された
通路孔21b、およびこれに連続するスリーブ1
0外周の環状通路溝21cによつて形成されてお
り、しかも本実施例では、このスリーブ10外周
の環状通路溝21cを、前記低圧室14に接続さ
れるドレン孔18aの一部に開口させることで、
接続した場合を示している。
そして、このような構成によれば、プランジヤ
13に接するOリング20の両端側に作用する流
体圧力が、前記圧力導入用通路21により略々同
等レベル(この場合低圧レベル)とされるため、
プランジヤ13右端の高圧室19側で流体圧力が
上昇した場合にあつても、従来のような過度の摺
動抵抗を生じさせるOリング20の変形等は生じ
ることはなくなり、これによりOリング20の弾
性力のみによる適正かつ確実な摺動抵抗をプラン
ジヤ13に作用せしめて、プランジヤ13のター
ミナル端子5に対するチヤタリングを適切に防止
し得るものである。さらに、このような構成を採
用すると、プランジヤ13に対する摺動抵抗やヒ
ステリシス等は、Oリング20の締代により設定
されるため、これを自由に調整することができる
という実用上での効果を奏するものである。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、圧力スイツチ1各部の形状、構造等を、適宜
変形、変更することは自由である。たとえば上述
した実施例では、Oリング20の両端側に低圧室
14側の流体圧を導くようにした場合を説明した
が、本考案はこれに限定されず、第3図に示すよ
うに、高圧室19側の流体圧をOリング20の両
側に導くようにしても、同様の作用効果を奏する
ことが可能である。ここで、この実施例では、ス
リーブ10の高圧室寄りの部分にOリング20を
配設するとともに、スリーブ外方端側に介装され
てセツトリング30で係止されるプランジヤ13
の抜け防止用の環状プレート31に、高圧室19
と圧力導入用通路21とを接続する通路孔31a
を穿設した場合を示している。
さらに、本考案に係る圧力スイツチ1は、前述
した実施例におけるパワーステアリング用に限定
されず、種々の分野における各種の流体回路や流
体機器、装置等に採用してその効果を発揮し得る
ものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る圧力スイツ
チによれば、ターミナル端子を一端側に貫通保持
してなる筒状の本体ボデイの他端側に嵌挿して内
設されるスリーブと、その内部に摺動可能に装填
されかつ外方端に付与される流体圧力によりター
ミナル端子側に移動されるプランジヤと、このプ
ランジヤに接するようにスリーブに凹設された環
状溝内に介装されプランジヤに所定の摺動抵抗を
与えるOリングを備え、このOリングの両端側に
作用する流体圧力が平均化するように、スリーブ
のいずれか一方の端部側から流体圧力を導く圧力
導入用通路を形成するようにしたので、簡単かつ
安価な構成にもかかわらず、Oリングの両端側に
作用する流体圧力を略々同等レベルとしているた
め、高圧室側で流体圧力が上昇した場合にあつて
も、従来のような過度の摺動抵抗を生じさせるO
リングの変形等はなくなり、これによりOリング
の弾性力のみによる適正かつ確実な摺動抵抗をプ
ランジヤに作用せしめて、プランジヤのターミナ
ル端子に対するチヤタリングを適切に防止し得る
等といつた実用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧力スイツチの一実施例
を示す縦断面図、第2図はG字状の係止リングを
示す側面図、第3図は本考案の別の実施例を示す
縦断面図である。 1……圧力スイツチ、2……本体ボデイ、3…
…固定側ハウジング、5……ターミナル端子、1
0……スリーブ、11……内部空間、13……プ
ランジヤ、14……低圧室、15……リテーナ、
16……スプリング、17……導電性リング、1
8a,18b……ドレン孔、19……高圧室、1
9a……圧力導入孔、20……Oリング、21,
21a,21b,21c……圧力導入用通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側にターミナル端子を絶縁状態で貫通して
    保持してなる導電性を有する筒体の本体ボデイ
    と、この本体ボデイの他端側に嵌挿して内設され
    るスリーブと、このスリーブ内に摺動可能に装填
    されかつ外方端に付与される流体圧力により前記
    ターミナル端子側に移動するとともに常時はター
    ミナル端子の内方端と所定間隔おいて対向するよ
    うに付勢力が与えられているプランジヤと、この
    プランジヤの外周部に接するように前記スリーブ
    のいずれか一方の端部寄りの部分に凹設された環
    状溝内に介装されて前記プランジヤの動きに摺動
    抵抗を作用させるOリングを備え、前記スリーブ
    には、Oリング両端側に作用する流体圧力が平均
    化するように、前記スリーブの一方の端部側から
    Oリングの反対側端部に流体圧力を導く圧力導入
    用通路が形成されていることを特徴とする圧力ス
    イツチ。
JP1985149290U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0244440Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985149290U JPH0244440Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985149290U JPH0244440Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6257354U JPS6257354U (ja) 1987-04-09
JPH0244440Y2 true JPH0244440Y2 (ja) 1990-11-26

Family

ID=31064357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985149290U Expired JPH0244440Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0244440Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2582152Y2 (ja) * 1990-03-09 1998-09-30 カヤバ工業株式会社 圧力スイッチ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59161237U (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 株式会社 本田ロツク リ−ドスイツチの接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6257354U (ja) 1987-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2253882A (en) Hydraulic high-pressure pump for motor vehicle brake systems
KR960700166A (ko) 압력 제어 밸브(pressure control valve)
JPH0244440Y2 (ja)
EP0734036B1 (en) High pressure switch apparatus
JPH0129703Y2 (ja)
JPH024428Y2 (ja)
CA2241660A1 (en) Low wattage, high flow electrical control valve
JPH06323241A (ja) プランジャポンプ
JPH0645405Y2 (ja) 液圧制御弁
WO1997024744A1 (fr) Commutateur a pression pour pompe hydraulique
JP3687103B2 (ja) 圧力スイッチ
JP2547856Y2 (ja) 動力舵取装置
JP2514869Y2 (ja) 圧力スイッチ構造
EP0883147B1 (en) Hydraulic or pneumatic pressure differential electric switch
JP2555479Y2 (ja) 圧力スイッチおよび圧力スイッチ付きポンプ
KR960000251B1 (ko) 브레이크 배력장치
JPH1083749A (ja) 圧力スイッチおよび圧力スイッチ付きポンプ
US4826254A (en) Hydraulic dual-circuit external power brake valve of tandem design
JPH0751716Y2 (ja) 圧力スイッチ
JPH07147119A (ja) 圧力スイッチ
JP2540145Y2 (ja) 圧力スイッチ
JPH0799021A (ja) 圧力スイッチ
US4759222A (en) Pressure responsive switch
JPH0613036U (ja) 高圧圧力スイッチ
JPH0733336Y2 (ja) 圧力スイッチ