JPH04104426U - ブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置 - Google Patents

ブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置

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JPH04104426U
JPH04104426U JP1420191U JP1420191U JPH04104426U JP H04104426 U JPH04104426 U JP H04104426U JP 1420191 U JP1420191 U JP 1420191U JP 1420191 U JP1420191 U JP 1420191U JP H04104426 U JPH04104426 U JP H04104426U
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parison
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英明 政本
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日本セキソー工業株式会社
株式会社プラコー
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一対のパリソンピンチ顎に、パリソンの押出し
方向に間隔をおいて相互平行に設けた2本の水平なパリ
ソンピンチバーを設けると共に、一方の顎における2本
のパリソンピンチバー間に、これら顎で挟持されたパリ
ソンを切断する切断刃を配備することで、連続ブロー成
形におけるパリソンの歩留まりを良好にする。 【構成】パリソンP下端を一対のパリソンピンチ顎11
で挟持して2箇所でシールし、所定寸法更に押出しプリ
ブローした後、再びパリソンP上端を挟持し2箇所でシ
ールすると共にこれらシール部の中央を切断刃13で幅
方向に切断する。これにより、プリブローされたパリソ
ンPをブローヘッド10から分離すると共に、ブローヘ
ッド10に連なるパリソンPの下端を予備的にシールす
る。この結果、パリソンP上端の切断時にブローヘッド
10に連なるパリソンPの長さをより短く出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のブロー成形機においては、対の金型の閉じ工程でブローヘッドから押 出した溶融パリソンを挾持する過程において、金型の上方下方で一対のパリソン ピンチ顎でこの溶融パリソンをプリピンチし、このパリソン内に所定量のエアを 内包し、かつこのようなプリピンチではエア量が不足の場合にはプリブローし、 この後、更に前記対の金型を接近させ完全に閉じ、前記プリブローしたパリソン を閉じた金型内に取り込み、所定形状の中空成形品をブロー形成している。 前記形式のパリソンプリピンチ装置の一例としては、特公昭59ー34490 号公報がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この種のパリソンプリピンチ装置においては、ブローヘッドとつなが った状態で、金型上方下方位置で溶融パリソンを挾持し、プリピンチした後、金 型の閉鎖しブローヘッドから溶融パリソンを分離するため、金型上方に残留する パリソンの屑長さが長くなり、連続して行うブロー成形上パリソンの歩留まりが 悪い。また、前記公報のものにおいては、金型の上方下方にパリソンプリピンチ 装置のピンチバーを傾動するためのカムプレートとこれと係合し共同作用するピ ンチバー支持機構を設けなくてはならず、金型の構造が複雑となり、金型のコス トを押し上げる。
【0004】 また、アタッシュケースのような深絞りの扁平な中空形成品をブロー成形する ためにパリソンをブローヘッドから押出した直後に、このパリソンの下端をパリ ソンプリピンチ装置の一対のパリソンピンチ顎で挟持し、この下端を閉じた後、 この下端を閉じたパリソンを所定寸法ブローヘッドから更に押出す。一方、開い ている一対の傾斜金型のうちの受型をブローヘッドの真下に位置決め制御し、こ の受型のキャビテイ下端にパリソンをプリブローしながら押出ししたあと、この 受型を製品形状に併せて、その傾斜面内で移動制御し受型の溝に沿ってこの下端 を閉じたパリソンを供給する。次いでこの受型を相手側の蓋型に対して軸心合わ せして、この状態で一対の金型を閉じてパリソンを閉じ込めると共にこのパリソ ンの上下を金型で切断し、この状態でこのパリソン内にエアを供給し所定のブロ ー成形を行っているため、金型を閉じてパリソン上端を切断した状態の時にブロ ーヘッドに繋がるパリソンの長さが長く、次の成形時までにこの残留する長いに 残留パリソン部分はある程度冷却され、成形に適さなくなり、パリソンを有効に 利用出来ないおそれがある。 この考案は前記従来のパリソンプリピンチ装置の発想を転換し前記従来の欠点 を改良したブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置を市場に提供することをそ の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために、この考案はブロー成形機におけるブローヘッド近 傍にパリソンピンチ装置が配置してあり、このパリソンピンチ装置は相互接近離 反可能で、金型の上辺寄りで前記ブローヘッドから押出した溶融パリソンを挟持 する一対のパリソンピンチ顎からなり、前記各パリソンピンチ顎には、パリソン の押出し方向に間隔をおいて相互平行に設けた2本の水平なパリソンピンチバー を有し、少なくとも一方の顎における2本のパリソンピンチバー間に、これら顎 で挟持されたパリソンを横断しつつ切断可能な切断刃が適時出没可能に設けてあ ることを特徴とするブロー成形機用のパリソンピンチ装置とする。
【0006】 前記課題を達成するために、前記ブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置に おける前記切断刃は、パリソン下端をパリソンピンチ顎で挟持するときに、不作 動で、パリソン上端をパリソンピンチ顎で挟持するときに作動する駆動装置と連 結してあることが好ましい。
【0007】
【作用】
前記のように構成した考案の作用を次に説明する。 先ず、相互離反して開いている一対の傾斜金型のうちの受型を前記ブローヘッ ドの真下に位置決め制御する。この状態で一対のパリソンピンチ顎を相互接近さ せ、ブローヘッドから押出した直後の溶融パリソンの下端をこれらパリソンピン チ顎により金型の上方寄りの位置で挾持し、各パリソンピンチ顎に設けた2本の 水平なパリソンピンチバーにより、パリソンの押出し方向に間隔をおいて2本の 相互平行なシール部を形成し、前記溶融パリソンの下端を金型の上方寄りの位置 で閉じる。次いで、一対のパリソンピンチ顎を相互離反させた後、更に前記下端 を閉じた溶融パリソンをブローヘッドから押出し、この受型のキャビテイ下端に パリソンをプリブローしながら所定寸法押出しする。
【0008】 このようにして所定寸法溶融パリソンを押出し供給した後、再び前記一対のパ リソンピンチ顎を相互接近させ、前記ブローヘッドと金型との間で、前記溶融パ リソンを金型の上方寄りの位置においてこれらパリソンピンチ顎により挾持し、 前回同様にして各パリソンピンチ顎に設けた2本の水平なパリソンピンチバーに より、パリソンの押出し方向に間隔をおいて2本の相互平行なシール部を形成し 、前記溶融パリソンの一部を金型の上方寄りの位置で閉じる。これと同時に前記 切断刃を作動し、前記の形成された2本の相互平行なシール部の中間で前記溶融 パリソンを横断する方向で前記切断刃により切断する。これにより、前記溶融パ リソンの上端を閉じると共に、次ぎのブロー成形において使用する溶融パリソン の下端を予備的に形成する。即ち、一回の成形に必要長さの上下がプリピンチさ れた溶融パリソンと、次のブローヘッドに連なる下端が閉じた溶融パリソンとを 完全に分断する。
【0009】 このように前記溶融パリソンをプリピンチし、このパリソン内に所定量のエア を内包した後、この受型の溝に沿ってこの上下端を閉じたパリソンを供給載置す る。次いでこの受型を相手側の蓋型に対して軸心合わせして、この状態で一対の 金型を閉じてパリソンを閉じ込めると共にこのパリソンの上下を金型で切断し、 この状態でこのパリソン内にエアを供給し所定のブロー成形を行う。この際、分 離したパリソンは金型の閉次動作にとも成って移動するが、次のブローヘッドに 連なる下端が閉じた溶融パリソンは何等移動しない。 ブロー形成が完了して前記一対の金型を離反し、成形品を取りだし後は、前記 したパリソンプリピンチ操作を繰り返し、中空成形製品を製造する。
【0010】 この際、前回の操作で予備的に成形された溶融パリソンの下端は前記各パリソ ンピンチ顎に設けた2本の水平なパリソンピンチバーにより挾持され、前回の操 作で形成されたシール部に上に重ねた状態で前記2本の相互平行なシール部が形 成され、前記溶融パリソンの下端を金型の上方寄りの位置で閉じる。
【0011】 請求項2記載の考案においては、前記作用に加えて、連続するブロー成形にお いて、ブロー成形毎のパリソン下端は必ず2か所でパリソンピンチ顎で挟持され 、そのうちの1か所のピンチ部分は2度挟持プリピンチすることとなり、この下 端での充分な融着状態で、プリブローが行われる。
【0012】
【実施例】
次に請求項1乃至請求項2に記載された考案の代表的な実施例を説明する。 第1図において、Aはブロー成形機Bにおけるブローヘッド10近傍に配置し たパリソンピンチ装置であり、このパリソンピンチ装置Aは相互接近離反可能で 、金型20、30の上辺寄りで前記ブローヘッド10から押出した溶融パリソン Pを挟持する一対のパリソンピンチ顎11からなり、前記各パリソンピンチ顎1 1には、パリソンPの押出し方向に間隔をおいて相互平行に設けた2本の水平な パリソンピンチバー12を有し、少なくとも一方の顎11における2本のパリソ ンピンチバー12間に、これら顎11で挟持されたパリソンPを横断しつつ切断 可能な切断刃13が空気圧シリンダ14により適時出没可能に設けてある。 前記のパリソンピンチバー12の一本のパリソン挟持面の幅は実施例では5ミ リメートル乃至10ミリメートルとしてあり、2本の水平なパリソンピンチバー 12間の間隙寸法は5ミリメートル乃至10ミリメートルとしてある。 前記パリソンピンチ顎11は、その基部16aで前記ブローヘッド10に水平 軸15周りに揺動可能に設けた棒状部材16から成り、この棒状部材16の先端 部に前記パリソンPの押出し方向に間隔をおいて相互平行に前記2本の水平なパ リソンピンチバー12が取り付けてある。
【0013】 前期のように構成したこの実施例の作用は、対応する請求項記載の考案の作用 と同一のため、この実施例の作用の説明はここでは省略する。
【0014】
【考案の効果】
前記のように構成し作用する請求項1に記載された考案においては、ブロー成 形機におけるブローヘッド近傍にパリソンピンチ装置が配置してあり、このパリ ソンピンチ装置は相互接近離反可能で、金型の上辺寄りで前記ブローヘッド10 から押出した溶融パリソンを挟持する一対のパリソンピンチ顎からなり、前記各 パリソンピンチ顎には、パリソンの押出し方向に間隔をおいて相互平行に設けた 2本の水平なパリソンピンチバーを有し、少なくとも一方の顎における2本のパ リソンピンチバー間に、これら顎で挟持されたパリソンを横断しつつ切断可能な 切断刃が適時出没可能に設けてあることを特徴とするため、前記プリピンチ及び 切断の完了に伴い、前記パリソンはブローヘッドに連なるものと、金型側に位置 するものとに完全に分離され、金型の閉鎖時に金型上方に残留するパリソンの屑 長さ及びブローヘッドに連なるパリソンの長さが短くなり、従来の傾斜金型を利 用した前記連続ブロー成形に対してパリソン上端の切断時にブローヘッド側に位 置するパリソンの長さをより短く出来、連続ブロー成形におけるパリソンの歩留 まりを良好にできる。また、一台の前記パリソンプリピンチ装置により、溶融パ リソンの下端部の二重シールとその上端の閉止を行うことが出来る。更に金型に 何等の加工をすることなく、所望のパリソンピンチ操作を行うことが出来る。
【0015】 請求項2記載の考案においては、前記効果に加えて、連続するブロー成形にお いて、ブロー成形毎のパリソン下端をは必ず2か所でパリソンピンチ顎で挟持出 来、そのうちの1か所のピンチ部分を2度挟持プリピンチすることにより、この 下端を充分にな融着出来、所望量及び圧力のエアを上下端を閉じたパリソン内に プリブローしても、このパリソン下端に形成したシール部が剥離するおそれはな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置の実
施例の概略正面図である。
【図2】パリソン下端の挾持の状態を示す概略正面図で
ある。
【図3】プリブローされたパリソン上端の処理状態を示
す概略正面図である。
【記号の説明】11 パリソンピンチ顎 12 パリソンピンチバー 13 切断刃

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形機におけるブローヘッド近傍に
    パリソンピンチ装置が配置してあり、このパリソンピン
    チ装置は相互接近離反可能で、金型の上辺寄りで前記ブ
    ローヘッドから押出した溶融パリソンを挟持する一対の
    パリソンピンチ顎からなり、前記各パリソンピンチ顎に
    は、パリソンの押出し方向に間隔をおいて相互平行に設
    けた2本の水平なパリソンピンチバーを有し、少なくと
    も一方の顎における2本のパリソンピンチバー間に、こ
    れら一対の顎で挟持されたパリソンを横断しつつ切断可
    能な切断刃が適時出没可能に設けてあることを特徴とす
    るブロー成形機用のパリソンプリピンチ装置。
  2. 【請求項2】前記切断刃は、パリソン下端をパリソンピ
    ンチ顎で挟持するときに、不作動で、パリソン上端をパ
    リソンピンチ顎で挟持するときに作動する駆動装置と連
    結してある請求項1記載のブロー成形機用のパリソンプ
    リピンチ装置。
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