JPH0410385Y2 - - Google Patents

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JPH0410385Y2
JPH0410385Y2 JP13606785U JP13606785U JPH0410385Y2 JP H0410385 Y2 JPH0410385 Y2 JP H0410385Y2 JP 13606785 U JP13606785 U JP 13606785U JP 13606785 U JP13606785 U JP 13606785U JP H0410385 Y2 JPH0410385 Y2 JP H0410385Y2
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plunger
liquid
cylinder hole
annular groove
pump
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本考案は、液体を少量ずつ送るのに用いられる
少流量プランジヤポンプに関する。
〔従来の技術〕
例えば液体クロマトグラフイーに使われるポン
プは、液体を少量ずつ送る必要があるため、スト
ロークの小さい小形で精密なプランジヤポンプが
使用される。
第2図はこの種のプランジヤポンプの先行技術
を示している。第2図において、ポンプ1の本体
部を構成するボデイー2にはシリンダ孔3が形成
されていて、このシリンダ孔3にプランジヤ4が
軸方向に往復動自在に挿入されている。プランジ
ヤ4の先端側にはポンプ室5が形成される。この
ポンプ室5の流入口には流入側逆止弁6が設けら
れ、ポンプ室5の流出口には流出側逆止弁7が設
けられる。
また、ボデイー2の内部には、プランジヤ4の
外周面に摺接するセルフシールパツキン9が設け
られる。このパツキン9は、第3図に例示される
ように、内周方向に沿う環状溝10を有してい
る。この環状溝10の内部には、環状溝10に丁
度嵌合する大きさのコイル状のばね11が収容さ
れている。環状溝10は、シリンダ孔3とプラン
ジヤ4との間の僅かな隙間13を通じて、ポンプ
室5に連通している。
上記構成のプランジヤポンプは、プランジヤ4
が往復動することにより、流入側逆止弁6から流
入した液がポンプ室5を通り、流出側逆止弁7か
ら出てゆく。同時にパツキン9にポンプ室5の液
圧が加わることにより、ボデイー2とプランジヤ
4との間が確実にシールされる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種のポンプの吐出量は、例えば1分間に数
μないし数mlと少量であるため、ポンプ内に空
気が残留しているとポンプ作用に大きな影響があ
る。
例えば1ストロークの吐出量が5μのポンプ
の場合、パツキン9の環状溝10の容積が20〜
30μ位あるので、この溝10や前記隙間13に
空気が存在していると、ポンプを駆動しても空気
が膨張収縮するため送液できなくなる。
また、送液する液体の種類を時間とももに変化
させた場合に、溝10や隙間13に古い液が残つ
ていると古い液が僅かずつ新しい液に混入し、
様々な不具合を生じるため、液交換を充分に行な
う必要がある。
しかしながら、上記溝10は隙間13のみを介
してポンプ室5と連通しており、溝10と隙間1
3はいわば行き止まりの袋小路のようになつてい
る。このため、上記溝10や隙間13内の気泡を
除去したり溝10および隙間13に残留する液を
新たな液と入れ替えることが困難であつた。
従つて本考案の目的は、シリンダ孔の内面とプ
ランジヤとの間の隙間およびパツキンの環状溝内
に気泡の除去ないしは液の入れ替えが容易に行な
えるような少流量プランジヤポンプを提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の少流量プランジヤポンプは、シリンダ
孔を有するボデイーと、上記シリンダ孔に往復動
自在に挿入されるプランジヤと、このプランジヤ
の先端面とシリンダ孔の内面との間に形成される
ポンプ室と、上記ポンプ室の流入口側に設けられ
てポンプ室への液の流入のみを許す流入側逆止弁
と、上記プランジヤとボデイーとの間に設けられ
かつプランジヤの内周方向に沿う環状溝を有した
セルフシールパツキンと、上記プランジヤの外周
面とシリンダ孔の内周面との間に形成されて上記
パツキンの環状溝と上記ポンプ室とを結ぶ流入側
液通路と、上記ボデイーに設けられかつ一端側が
上記パツキンの環状溝に連通する流出側液通路
と、この流出側液通路の他端側に設けられかつこ
の液通路からの液の流出のみを許す流出側逆止弁
とを具備している。
〔作用〕 上記構成の少流量プランジヤポンプにおいて、
液は、流入側逆止弁→ポンプ室→流入側液通路→
パツキンの環状溝→流出側液通路→流出側逆止弁
の順に流れる。このためパツキンの環状溝に存在
する気泡を液の流れに伴つて容易に排出させるこ
とができるし、送液する液の種類が途中で変わつ
た場合に、プランジヤとシリンダ孔との間の僅か
な隙間や環状溝内の古い液を短時間に追出して新
しい液に置換できる。
〔実施例〕
第1図に示された本考案の一実施例において、
プランジヤポンプ30の本体部を構成するボデイ
ー31にシリンダ孔33が形成されている。この
シリンダ孔33には、プランジヤ34が軸方向に
移動自在に挿入される。プランジヤ34は、図示
しないモータによつて往復駆動される。そしてプ
ランジヤ34の先端面とシリンダ孔33の内面と
の間にポンプ室35が形成される。ポンプ室35
の流入側には、ポンプ室35への液の流入のみを
許す流入側逆止弁37が設けられている。38は
流入口である。
また、プランジヤ34とボデイー31との間に
セルフシールパツキン40が設けられている。こ
のパツキン40は、第3図に例示したものと同様
の構造であつてよく、プランジヤ34の円周方向
に沿う環状溝41を有し、この環状溝41にばね
42が収容されている。パツキン40はパツキン
押え43とボルト44により、ボデイー31に固
定される。
また、プランジヤ34の外周面とシリンダ孔3
3の内周面との間に、流入側液通路45が形成さ
れる。この液通路45は、上記環状溝41とポン
プ室35とを結ぶ。そして液通路45と環状溝4
1とを積極的に連通させるために液通路46が形
成されている。
また、液通路46のほぼ反対側に位置して、流
出側液通路48がボデイー31に設けられてい
る。この液通路48の一端側は環状溝41に連通
する。液通路48の他端側には、流出側逆止弁5
0が設けられている。この逆止弁50は、液通路
48からの液の流出のみを許す。51は流出口で
ある。
上記構成のプランジヤポンプ30は、プランジ
ヤ34が図示下方に動いた時に、ポンプ室35内
が負圧になり、流入側逆止弁37を通過した液が
ポンプ室35内に流入する。次にプランジヤ34
が図示上方に動くと、今度はポンプ室35内の圧
力によりポンプ室35内の液が液通路45および
液通路46を通つて環状溝41に流入する。かく
して環状溝41内の液は、流出側液通路48を通
つて流出側逆止弁50から出てゆく。
上記構成のプランジヤポンプ30によれば、仮
にパツキンの環状溝41に気泡が残つていても、
ポンプの運転前あるいはポンプの運転と同時に、
流出口51側に例えば注射筒などの吸引器を接続
して液通路48を吸引することにより、容易にか
つ短時間に環状溝41内の気泡を吸い出すことが
できる。ポンプの運転中、液は、流入側液通路4
5とパツキンの環状溝41を通つて流動するた
め、環状溝41に残留しようとすする微妙な気泡
も液の流れに伴つて追出すことができるし、送液
する液の種類が変わつた場合にも、環状溝41内
の古い液を追出して速やかに新しい液に置換える
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ポンプ内の特にセルフシール
ルパツキン部分における環状溝やシリンダ孔の内
面とプランジヤとの間の隙間内などの気泡の除去
ないしは液交換を容易にかつ短時間で充分に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すプランジヤポ
ンプの断面図、第2図は走行技術を示すプランジ
ヤポンプの断面図、第3図はセルフシールパツキ
ンの一例を示す斜視図である。 30……プランジヤポンプ、31……ボデイ
ー、33……シリンダ孔、34……プランジヤ、
35……ポンプ室、37……流入側逆止弁、40
……セルフシールパツキン、41……環状溝、4
5……流入側液通路、48……流出側液通路、5
0……流出側逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ孔を有するボデイーと、上記シリンダ
    孔に往復動自在に挿入されるプランジヤと、この
    プランジヤの先端面とシリンダ孔の内面との間に
    形成されるポンプ室と、上記ポンプ室の流入口側
    に設けられてポンプ室への液の流入のみを許す流
    入側逆止弁と、上記プランジヤとボデイーとの間
    に設けられかつプランジヤの内周方向に沿う環状
    溝を有したセルフシールパツキンと、上記プラン
    ジヤの外周面とシリンダ孔の内周面との間に形成
    されて上記パツキンの環状溝と上記ポンプ室とを
    結ぶ流入側液通路と、上記ボデイーに設けられか
    つ一端側が上記パツキンの環状溝に連通する流出
    側液通路と、この流出側液通路の他端側に設けら
    れかつこの液通路からの液の流出のみを許す流出
    側逆止弁とを具備したことを特徴とする少流量プ
    ランジヤポンプ。
JP13606785U 1985-09-05 1985-09-05 Expired JPH0410385Y2 (ja)

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JP13606785U JPH0410385Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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JP13606785U JPH0410385Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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JPS6243186U JPS6243186U (ja) 1987-03-16
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