JPH0410297B2 - - Google Patents

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JPH0410297B2
JPH0410297B2 JP58124875A JP12487583A JPH0410297B2 JP H0410297 B2 JPH0410297 B2 JP H0410297B2 JP 58124875 A JP58124875 A JP 58124875A JP 12487583 A JP12487583 A JP 12487583A JP H0410297 B2 JPH0410297 B2 JP H0410297B2
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trip
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/093Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current with timing means

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、交流電力系統の各相R,S,Tを流
れる線電流の大きさを測定するための電流センサ
と、遮断器の反限時引外し特性を近似する非線形
関数発生器を備え、電流センサにより発生された
電流を表す信号を制御する時間遅れ引外し回路
と、線電流の過大な増加に応じて時間遅れ引外し
回路の出力信号が所定のしきい値を超えた時にス
イツチング手段に制御指令を与えるレベル検出器
と、スイツチング手段により励磁されて遮断器の
接点を開かせる引外しコイルとを備えた、交流電
力系統を保護するための遮断器の電子的引外し装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
非線形関数発生器を用いれば理想的な引外し時
間特性:I2t=k(ただし、Iは線電流、tは引外
し時間、kは定数とする)を得ることができる
が、この特性を満足させるためには、監視すべき
電流を表す信号を自乗する回路と、レベル検出器
に接続される別の積分回路とを備えた複雑な電子
回路を依然として必要とする。各関数の演算のた
めに演算増幅器を必要とし、また、その接続が複
雑であるために定格の小さい遮断器にとつては特
にコスト高になる。
〔発明の目的〕
したがつて本発明の目的は、小定格遮断器用の
適当な成型ハウジング内に納めることができる簡
単で安価な電子的引外し装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明は、交流電
力系統の各線に別々に挿入された接点を有する遮
断器を引外すための電子的引外し装置であつて、
交流電力系統の各相を流れる線電流を測定し、そ
の線電流の大きさに比例する信号を発生する電流
センサと、反転入力端子、非反転入力端子および
出力端子を有するアナログ積分用演算増幅器を有
する積分演算回路を含み、線電流の大きさに比例
する信号を受けて第1の出力信号を発生する遅延
引外し回路と、遅延引外し回路からの第1の出力
信号を入力し、それが所定のしきい値を超えた時
に引外し信号を発生するレベル検出器と、引外し
信号に応答してスイツチング信号を発生するスイ
ツチング手段と、スイツチング信号に応答して遮
断器の接点を開放させる引外しコイルとを備えた
遮断器の電子的引外し装置において、演算増幅器
の反転入力端子に第1および第2のしきい値電圧
を基準信号として与えるしきい値手段を備え、遅
延外し回路の出力端における引外し時間tは、線
電流をI、積分演算回路の積分時定数をL、前記
しきい値手段のしきい値電圧をc、レベル検出器
のしきい値電圧をb、定数設定用選択器によつて
設定される比例定数をaとして、 L・(b−aI)/(aI−c) に等しく、 しきい値手段には、線電流に比例する信号が第
1および第2のしきい値電圧の中間にある時は時
定数Lが長遅延保護を行うための第1の値を持
ち、線電流に比例する信号が前記第2のしきい値
電圧よりも高い時は積分時定数Lが短絡事故のた
めの短遅延保護を行うための第2の値を持つよう
に、アナログ積分用演算増幅器の反転入力端子
に、それぞれ抵抗を介して第1および第2のしき
い値電圧が入力され、積分時定数の変化は2つの
異なる勾配部分を有する1つの引外しカーブを得
るように第2のしきい値電圧の値に応じて自動的
に行われることを特徴とする。
1つのしきい値電圧を有するアナログ型積分演
算回路を介して得られる引外しカーブの形はほと
んど理想的な特性I2t=kで表されるカーブに従
うものである。抵抗およびコンデンサからなる積
分演算回路の特定数RCは抵抗の値またはコンデ
ンサのキヤパシタンスにより設定される。時定数
は各値は所定の引外しカーブに対応する。
積分用演算増幅器の反転入力端子に2つのしき
い値電圧を加えることにより、過電流に対する長
時間遅延保護を行うための第1の勾配と、短絡に
対する短時間遅延保護を行うための第2の勾配と
を有する特定の引外しカーブを得ることが可能で
ある。引外し態様の選択は第2のしきい値電圧の
値と、監視すべき電流に比例する入力電圧とから
定められる。その入力電圧が2つのしきい値電圧
の基準値間の値であるとすると、カーブの第1の
勾配を決定する第1の時定数により積分演算回路
は特徴づけられる。入力電圧が第2のしきい値電
圧より高い時は、第1のしきい値電圧より低い新
しい時定数が短時間保護を行う第2の勾配を生ず
る。第2のしきい値電圧の値は短時間遅延外引し
のしきい値を結びつけるためにセツトされる。3
つの所定のしきい値電圧を有する積分演算回路に
より3種類の勾配を有する引外しカーブを得るこ
とが可能である。この遅延引外し装置の積分演算
回路は、しきい値電圧の値と数に関係する所定の
引外しカーブを有する1つの積分用演算増幅器に
より構成される。したがつて、この引外し装置は
最少の部品数をもつて簡単な構造のものとするこ
とができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第1図は演算増幅器14を用いて構成されたア
ナログ型積分用演算回路10の基本構成を示すも
のである。演算増幅器14の出力端子と反転入力
端子との間にコンデンサCを含む容量性負帰還ル
ープが接続されている。演算増幅器14の反転入
力端子には抵抗Rが接続されている。抵抗Rは固
定抵抗または可変抵抗であつて、その抵抗値とコ
ンデンサCのキヤパシタンスが積分演算回路10
の時定数を決定する。積分演算回路10の反転入
力端子および非反転入力端子にはそれぞれ電圧
VR,Veが与えられる。電圧VRは積分演算回路1
0のしきい値電圧である。積分演算回路10の積
分された出力信号VSは、しきい値電圧がVOであ
る積分増幅器18により構成されているレベル検
出器16によりレベル判定される。電圧Veがし
き値電圧VRより低い時は演算増幅器14は積分
動作を停止し、また、その時、コンデンサCは放
電する。電圧Veがしきい値電圧VRより高くなる
と演算増幅器14は積分動作を開始し、時間 t=RC(VO−Ve)/(Ve−VR) が経過した時に、演算増幅器14の出力電圧VS
はレベル検出器16のしきい値電圧VOに達する。
過電流保護のために望ましい引外しカーブの形
は、すでに述べたように一般に式I2t=kにより
定められる。この反限時引外し非線形関数は等分
目盛上で第2図の破線カーブAにより表されてい
る。近似計算により理想関数I2t=kを、t=L
(b−aI)/(aI−c)により定められる等価関
数として定義するものとする。ここに、tは引外
し時間、Lは積分演算回路10の時定数RC、b
は積分演算回路10の出力端子に設けられている
レベル検出器18のしきい値電圧VO,cは積分
演算回路10のしきい値電圧VR,aIは積分演算
回路10の入力電圧Veに相当し、Iは遮断器に
流れる電流、aは電圧Veと電流Iとの間の比例
係数をそれぞれ表している。上記等価関数は、演
算増幅器14が動作する時に、第1図に示されて
いる積分演算回路10により決定される関係式 t=RC(VO−Ve)/(Ve−VR)により識別さ
れる。
第1図に示されている積分演算回路10により
得られる関数は第2図の引外しカーブB(実線)
により表される。このカーブBの形は所望のカー
ブAに非常に近似しており、過電流保護のための
静止型引外し装置の反限時特性を構成することが
できる。
引外しカーブBは演算増幅器14の反転入力端
子に接続されている抵抗Rの値に対応する。抵抗
Rの代りにポテンシヨメータを用いることによ
り、積分演算回路10の時定数RCの値をそのポ
テンシヨメータの可動端子の位置に従つてセツト
することができる。過電流引外し特性Bを得るこ
とが可能であり、所定の引外しカーブはポテンシ
ヨメータの可動端子の位置に対応する。
第3図に示されている積分演算回路20は第1
図に示されている積分演算回路10に類似する
が、演算増幅器14の反転入力端子に互いに異な
る第1のしきい値電圧VR1および第2のしきい値
電圧VR2がそれぞれ抵抗R1,R2を介して与えられ
る点で異なつている。ダイオードD20が抵抗R2
演算増幅器14の反転入力端子との間に接続され
ている。ダイオードD20はアノードを反転入力端
子側にして接続される。積分演算回路20の残り
の部分は第1図に示されている積分演算回路10
に類似する。演算増幅器14の非反転入力端子に
与えられる電圧Veは遮断器を流れ電流Iに関係
する。
第3図に示す積分演算回路20は次のように動
作する。演算増幅器14の非反転入力端子に与え
られる入力電圧Veはしきい値電圧VR1,VR2の基
準値の間である時は、積分演算回路20は第1図
に示されている積分演算回路10と同様に動作す
る。この積分演算回路20は時定数はR1Cであつ
て、第2図に示されている引外しカーブBを生ず
る。
入力電圧Veが演算増幅器14の第2のしきい
値電圧VR2より高い時は、積分演算回路20の時
定数R2Cに変えられて、第1の引外ししきい値よ
り高い引外ししきい値より特徴づけられる他の引
外しカーブが得られる。第4図は積分演算回路2
0により得られた引外しカーブを示す両対数グラ
フである。この図に示されている2種類の勾配を
有するカーブは、過電流に対する長遅延時間保護
の部分LRと、短絡に対する短遅延時間保護の部
分CRとを有することが分かるであろう。短遅延
時間引外しの関数は、電流が短遅延時間引外しし
きい値ISを超えた時、すなわち、電圧Veがしきい
値電圧VR2より高い時に得られる。
第5図は第3図に示す積分演算回路20に類似
する積分演算回路30を示すものである。その積
分演算回路30においては、演算増幅器14の反
転入力端子に抵抗R3とダイオードD30との直列回
路も接続されている。第3のしきい値電圧VR3
その直列回路を介して反転入力端子に与えられ
る。したがつて、第5図に示されている積分演算
回路30により得られる引外しカーブは3種類の
勾配、すなわち入力電圧Veが両しきい値電圧
VR1,VR2の間にある時の第1の長遅延時間引外
し勾配LR(過電流保護)と、入力電圧Veが2つ
のしきい値電圧VR2,V3の中間にある時の第2の
短遅延時間引外し勾配CR2(短絡保護)と、入力
電圧Veがしきい値電圧VR3より高い時の第3の短
遅延時間引外し勾配CR1とを有する。第2の勾配
CR2は所定値を有する2つの短遅延しきい値電流
IS1,IS2により挟まれている。
第6図はR,S,T相からなる三相交流電力系
統を保護する遮断器34を動作させるための電子
的引外し装置32のブロツク図である。電力系統
の各相R,S,Tを流れる線電流が交流器36
R,36S,36Tにより検出される。これあの
交流器の出力二次巻線は全波整流ブリツジ38
R,38S,38Tに接続されている。これらの
ブリツジの出力端子は互いに直列接続され、その
出力電流は電源回路ALおよび測定抵抗RMに与え
られる。測定抵抗RMの両端に生じる測定信号は
レベル検出器40に与えられる。レベル検出器4
0の出力端子には遅延引外し回路42と瞬時引外
し回路44とが接続されている。動作しきい値を
有する制御回路46が遅延引外し回路42と瞬時
引外し回路44の出力信号により駆動されて、線
電流が所定の引外ししき値を超えた時に遮断器3
4を開かせる。遅延引外し回路42は第3,5図
を参照してそれぞれ説明した積分演算回路20ま
たは30により構成することができる。瞬時引外
し回路44は低い電流レベルを有する設備のため
に設けられるのが普通である。瞬時引外ししきい
値は遅延引外ししきい値より高く、遮断器の最大
遮断電流より僅かに低い。
第7図は、第6図に示されている電子的引外し
装置32の回路図の一具体例を示すものである。
この引外し装置32に用いられている遅延引外し
回路42は、第3図に示されている2つのしきい
値電圧VR1,VR2を有する積分演算回路20を含
んでいる。測定抵抗RMの両端に接続されている
レベル検出器40は差動増幅器A1を含んでいる。
この差動増幅器A1には抵抗R01,R02,R4,R5
組み合わされている。抵抗R02は差動増幅器A1
非反転入力端子と測定抵抗RMの一端との間に接
続されている。測定抵抗RMのこの一端はダイオ
ードD1を介して電源回路ALの負端子に接続され
る。抵抗R4は差動増幅器A1の非反転入力端子と
電源回路ALの負端子との間に接続され、抵抗
R01は差動増幅器A1の反転入力端子と測定抵抗RM
の他端との間に接続される。抵抗R5は負帰還抵
抗であつて、差動増幅器A1の出力端子と反転入
力端子との間に接続される。
差動増幅器A1の出力端子は、直列抵抗R6,R7
と、それらの直列抵抗の共通接続点に接続されて
いるダイオードD4とで構成されている瞬時引外
し回路44に接続されるとともに、ピーク検出器
50に接続される。ピーク検出器50は演算増幅
器A3を含んでいる。この演算増幅器A3の反転入
力端子は、直列接続されている抵抗R21およびコ
ンデンサC1と、抵抗R20との並列回路を介して装
置全体の負端子に接続される。コンデンサC1
はツエナーダイオードZ3が並列に接続される。演
算増幅器A3の出力端子はダイオードD3を介して
遅延引外し回路42の積分用演算増幅器14の非
反転入力端子に接続される。演算増幅器A3の非
反転入力端子には装置全体の負端子と差動増幅器
A1の出力端子との間に接続されている抵抗選択
器52が接続される。この抵抗選択器52は、た
とえば抵抗R12−R11−R10−R9の組み合わせ、ま
たはポテンシヨメータで構成される。この抵抗選
択器52により、式 t=L(b−aI)/(aI
−c) に含まれている比較定数aを調整することができ
るから、遅延引外し回路42の短遅延機能と長遅
延機能に対して入力電圧Veの範囲を設定するこ
とができる。
遅延引外し回路42の負帰還コンデンサC2
接続されている演算増幅器14の反転入力端子
は、電源回路ALのツエナーダイオードZ2の端子
間に接続されている2つの直列抵抗R17,R18
共通接続点に抵抗R19を介して接続される。抵抗
R18の両端に生ずる電圧は、第3図を参照して説
明した演算増幅器14の第1のしきい値電圧VR1
を構成するダイオードD2のアノードは演算増幅
器14の反転入力端子に接続され、そのダイオー
ドのカソードは第2のしきい値電圧VR2により決
定される遅延引外し回路42の短遅延時間引外し
しきい値ISの調整回路54に接続される。複数の
抵抗R13−R14−R15−R16、またばポテンシヨメ
ータにより構成される調整回路54はツエナーダ
イオードZ2に並列接続されて、演算増幅器14の
積分時定数を変えることができるようにしてい
る。
演算増幅器14の出力端子はダイオードD5
介してレベル検出器16の演算増幅器18の非反
転入力端子に接続され、しきい値電圧VOを固定
値として与えるために、演算増幅器18の反転入
力端子はツエナーダイオードZ2に接続される。瞬
時引外し回路44のダイオードD4も演算増幅器
18の非反転入力端子に接続される。演算増幅器
18の出力は、遮断器34の引外しコイル56に
直列接続されているサイリスタQ2の点弧を制御
する。引外しコイル56およびサイリスタQ2
装置全体の電源回路の正端子と負端子との間に接
続される。
次に、第7図に示す電子的引外し装置32の動
作について説明する。
電力系統に定格値以下を正常な負荷電流が流れ
ている限り、測定抵抗RMの端子間電圧は遅延引
外し回路44と、レベル検出器16を動作させる
には十分でない。したがつて、サイリスタQ2
非導通状態であつて、引外しコイル56には電流
は供給されない。
保護すべき電力系統の線R,S,Tのいずれか
に過負荷電流または短絡電流が流れると、遅延引
外し回路42が動作する。その短絡が非常に重大
なものであれば、遅延引外し回路42が動作する
前に瞬時引外し回路44が応動し、レベル検出器
16によりサイリスタQ2を迅速に点弧する。
異常電流の大きさが瞬時引外ししきい値以下の
時に遅延引外し回路42が動作させられる。演算
増幅器14の非反転入力端子に与えられる入力電
圧Veの値は、監視すべき電流の大きさと、抵抗
選択器52の設定により決定される比例定数aに
依存する。短遅延時間引外ししきい値IS(第4図)
以下である小さい過負荷の場合には、電圧Ve
値は演算増幅器14のしきい値電圧VR1および
VR2の中間である。そうすると、積分演算回路2
0の時定数R19・C2が長遅延時間引外しカーブ
LRを生ずる。短遅延時間引外ししきい値ISと瞬
時引外ししきい値との中間の値である短絡の場合
には、電圧Veは抵抗器R13〜R16によりセツトさ
れる第2のしきい値電圧VR2より高い。短遅延時
間引外しカーブCRを生ずる積分演算回路20の
時定数の変化はそれにより行われる。遅延引外し
回路42の引外しカーブCRまたはLRの場合に
は、演算増幅器14により発生された出力電圧
VSがレベル検出器16のしきい値電圧VOに達し
た時にサイリスタQ2は導通状態になる。
短遅延時間引外しまたは長遅延時間引外しを行
う引外し回路42の二重機能は1つの積分演算回
路により行われる。したがつて、この電子的引外
し装置32の構成は使用部品の数が最少であるよ
うに簡単にされ、定格が500〜1000Aである成型
ケース付きの低電圧遮断器の寸法に適合するよう
に小型である。
本発明は以上説明してきた、図面に示されてい
る実施例に限定されるものではなく、それらの実
施例は種々に変更実施することができる。とく
に、遅延引外し回路42の積分用演算増幅器14
の入力電圧Veとしきい値電圧VR1,VR2の設定は
抵抗を用いない調整器により行うことができ、積
分時定数の変化は負帰還コンデンサCないしC2
の値を変えることにより行うことができる。負帰
還コンデンサCの端子間電圧は温度の指標である
ことに注意すべきである。電流が設定電流を中心
として変化すると、温度指標もそれに応じて同様
に変化する。
【図面の簡単な説明】
第1図はしきい値回路に組合わされて本発明の
引外し装置を構成するアナログ型積分演算回路の
基本構成を示すブロツク図、第2図は監視すべき
電流と引外し時間の関係を等分目盛で示す2種類
の引外し特性のグラフ、第3図は2種類のしきい
値電圧を有する積分演算回路を示すブロツク図、
第4図は第3図に示す積分演算回路により発生さ
れる引外し特性を対数目盛で示すグラフ、第5図
は第3図に示す積分演算回路の別の例を示すブロ
ツク図、第6図は本発明の遅延引外し回路を含む
電子的引外し装置のブロツク図、第7図は第3図
に示す積分演算回路を遅延引外し回路の積分演算
回路として用いている第6図に示す引外し装置の
詳細回路図である。 20,30……アナログ型積分演算回路、14
……積分用演算増幅器、18……レベル検出器、
36R,36S,36T……電流センサ、42…
…遅延引外し回路、44……瞬時引外し回路、5
2……抵抗選択器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流電力系統の各線に別々に挿入された接点
    を有する遮断器34を引外すための電子的引外し
    装置であつて、 前記交流電力系統の各相R,S,Tを流れる線
    電流を測定し、その線電流の大きさに比例する信
    号を発生する電流センサ36R,36S,36T
    と、 反転入力端子、非反転入力端子および出力端子
    を有するアナログ積分用演算増幅器14を有する
    積分演算回路を含み、前記線電流の大きさに比例
    する信号を受けて第1の出力信号を発生する遅延
    引外し回路42と、 前記遅延引外し回路42からの第1の出力信号
    を入力し、それが所定のしきい値を超えた時に引
    外し信号を発生するレベル検出器16と、 前記引外し信号に応答してスイツチング信号を
    発生するスイツチング手段Q2と、 前記スイツチング信号に応答して前記遮断器3
    4の接点を開放させる引外しコイル56と を備えた遮断器の電子的引外し装置において、 前記演算増幅器14の反転入力端子に第1およ
    び第2のしきい値電圧VR1,VR2を基準信号とし
    て与えるしきい値手段を備え、 前記遅延外し回路42の出力端における引外し
    時間tは、前記線電流をI、前記積分演算回路2
    0,30の積分時定数をL、前記しきい値手段の
    しきい値電圧をc、前記レベル検出器16のしき
    い値電圧をb、定数設定用選択器52によつて設
    定される比例定数をaとして、 L・(b−aI)/(aI−c) に等しく、 前記しきい値手段には、前記線電流に比例する
    信号が前記第1および第2のしきい値電圧VR1
    VR2の中間にある時は前記時定数Lが長遅延保護
    LRを行うための第1の値を持ち、前記線電流に
    比例する信号が前記第2のしきい値電圧VR2より
    も高い時は前記積分時定数Lが短絡事故のための
    短遅延保護CRを行うための第2の値を持つよう
    に、前記アナログ積分用演算増幅器14の反転入
    力端子に、それぞれ抵抗R1,R2を介して第1お
    よび第2のしきい値電圧VR1,VR2が入力され、
    前記積分時定数の変化は2つの異なる勾配部分を
    有する1つの引外しカーブを得るように前記第2
    のしきい値電圧VR2の値に応じて自動的に行われ
    る ことを特徴とする遮断器の電子的引外し装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の電子的引外し装
    置において、前記しきい値手段の第2のしきい値
    電圧VR2はダイオードD2,D20を介して前記アナ
    ログ積分演算増幅器14の反転入力端子に接続さ
    れた可変抵抗装置R13〜R16またはポテンシヨメ
    ータによつて設定されることを特徴とする遮断器
    の電子的引外し装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の電子的引外し装
    置において、瞬時引外し回路44を含み、前記ア
    ナログ積分用演算増幅器14の出力端子は第1の
    ダイオードD5を介して前記レベル検出器16に
    接続されるとともに、第2のダイオードD4を介
    して前記瞬時引外し回路44の出力端子に接続さ
    れていることを特徴とする遮断器の電子的引外し
    装置。 4 特許請求の範囲第3項記載の電子的引外し装
    置において、前記瞬時引外し回路44は選択器5
    2および差動増幅器A1の出力端子に接続された
    直列抵抗R6−R7を備えており、さらに前記差動
    増幅器A1の入力端子間に測定抵抗RMが接続され
    ていることを特徴とする遮断器の電子的引外し装
    置。
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