JPH04102245U - 容 器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 具材及びつゆ類を有する食品の容器を、衛生
的にかつ合理的収納作業ができるようにする。 【構成】 蓋体の上面に深さｌ₁ の凹みを設けて、この
内部に具材等を袋に入れて収納する。前記凹みに対して
交差する位置に深さｌ₂ の縦長の凹みを設けて、この内
部に箸を収納する。深さの関係はｌ₁ ＞ｌ₂ であり、深
い凹みに入った具材等の袋を浅い凹みに入った箸によっ
て押える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば麺類等を収納する容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

麺類等は容器ボディー部に所定量入れ、更に具材及びつゆ類を別々の袋に充填 したものを麺類等の上部におき、蓋部を嵌合した後、ゴム輪にて止めるようにし ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記した従来の容器は、麺類等の上に直接、具材及びつゆ類の入った袋を置く ものであるため、衛生的でないこと、また箸は蓋部の上面に置いてゴム輪等にて 押えるだけであるため、紛失し易く、更に蓋体上面に箸の高さだけの凸部ができ るため、積重ねて移送する場合に不安定であること、等の欠点を有している。 本考案は上記欠点を解決するためになされたものであり、簡単な構成で、合理 的収納ができ、しかも移送の容易な容器を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段及び作用】

上記目的を達成するため、本考案はボディーと蓋体とからなる容器において、 蓋体の上面に深さｌ₁ の凹みを設けて具材等の収納部とし、前記凹みに対して交 差する位置に深さｌ₂ の縦長の凹みを設けて箸の収納部とし、かつｌ₁ ＞ｌ₂ の 関係とした。したがって具材等の収納部上から箸によって押えるようにするため 、安定した収納と保管が容易となる。

【０００５】

【実施例】

以下図面を参照して実施例を説明する。 図１は本考案による容器の一実施例の全体斜視図である。 図１において、１は容器本体であり容器ボディー部２と蓋体３からなる。そし て容器ボディー部２内には麺類等を収納する。蓋体３の中央位置には凹み４を設 け、蓋体表面からの深さｌ₁ とする。凹み４の端面には細長い凹み５を設け、蓋 体表面からの深さｌ₂ とする。なお、ｌ₁ ，ｌ₂ との間にはｌ₁ ＞ｌ₂ となるよ うにする。中央に設けた凹み４には具材及びつゆ類の入った袋を収納し、凹み５ には箸を入れる。更にそれらの上部からシュリンクバンド６によって締付ける。 ７は耳であり蓋体の取外しを容易にしている。

【０００６】 図２は平面図、図３は図２のＡ−Ａ′断面図であり、図中の符号は図１に対応 する。

【０００７】 図４は他の実施例の全体斜視図であり、本実施例と上記実施例との差は、凹み 5-1 の位置を蓋体の中央に設けただけであり、その他の構成は上記実施例と同様 である。本実施例によれば凹み４内に入れた具材及びつゆ類の袋を、中間位置に て箸で押える構成となって、より安定した収納ができる。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば蓋体中央部に凹みを設けて、この内部に 具材及びつゆ類を袋に入れて収納し、その上部に縦長の凹みを設けて箸を入れる 構成としたので、以下に列挙する効果を有する。 イ 具材及びつゆ類を蓋体の凹みに入れるので衛生的。 ロ 凹みに入れた具材及びつゆ類の袋を上方から箸にて押えられるので安定し た収納が可能。 ハ 蓋体表面に凸部がなくなるため、積層した移送及び保管が安定して可能。 ニ 箸の収納が安全であるため、便利。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による容器の一実施例の全体斜視図。

【図２】図１の平面図。

【図３】図２のＡ−Ａ′断面図。

【図４】他の実施例の全体斜視図。

【図５】図４の平面図。

【符号の説明】１ 容器本体 ２ 容器のボディー部 ３ 蓋体 ４，５ 凹み ６ シュリンクバンド

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器ボディーとこの容器ボディーに嵌合
   する蓋体とからなる容器において、蓋体上面に深さｌ₁
   の凹みを設けて具材等の収納部とし、前記凹みに対して
   交差する位置に深さｌ₂ の縦長の凹みを設けて箸の収納
   部とし、かつｌ₁ ＞ｌ₂ の関係としたことを特徴とする
   容器。
2. 【請求項２】 箸の収納部は具材等の収納部の左右端部
   又は中間位置としたことを特徴とする請求項１項記載の
   容器。