JPH04102135U - 圧力スイツチ - Google Patents

圧力スイツチ

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JPH04102135U
JPH04102135U JP1255691U JP1255691U JPH04102135U JP H04102135 U JPH04102135 U JP H04102135U JP 1255691 U JP1255691 U JP 1255691U JP 1255691 U JP1255691 U JP 1255691U JP H04102135 U JPH04102135 U JP H04102135U
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pressure
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fixed
pressure switch
terminal
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JP1255691U
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一嘉 石崎
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株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの回転上昇等に従い、細かい制御を
可能にすると共に、圧力スイッチのオン動作時に油圧変
動によるチャタリング現象を防止して、安定動作ができ
るようにした。 【構成】 スイッチハウジング12に固着された第1お
よび第2固定端子18,20と、該固定端子18,20
と夫々常態で非接触状態となるようスイッチハウジング
12に配置され、油圧回路11の油圧を受け固定端子1
8,20と接触状態となる第1および第2可動端子2
2,26とを有し、圧力スイッチの動作を多段とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用パワーステアリング装置等に使用されるオイルポンプの圧 力回路内に設けられ、回路内の圧力値に対して開閉する圧力スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のパワーステアリング装置のオイルポンプはエンジンによって 駆動されるベーンポンプ等の回転式容積型オイルポンプが広く使用されており、 それらのポンプは、通常エンジンの回転速度が上昇するとポンプの回転速度も上 昇して、ポンプから吐出される作動油の流量が増大する。
【0003】 一方、パワーステアリング装置の操舵助勢力を発生する油圧回路は、通常その 油圧回路を流れる作動油の油量と、それによって発生される操舵助勢力の程度と が対応するようになっており、自動車の走行速度に応じて、停車中の裾切り時や 低速走行時には操舵助勢力を比較的大きくし、高速時には助勢力を比較的小さく することが望ましい。
【0004】 そこで、上記パワーステアリング装置のオイルポンプは、回転数の高低や油圧 回路の入力部の圧力変動にも影響されることなく、所望の助勢程度に応じた流量 の作動油を油圧回路に供給する必要があり、オイルポンプの回転数が所定値以上 になったならば油圧回路への作動油の供給量を減少させる、いわゆるフローダウ ン機能を備えた流量制御弁を備えると共に、パワーステアリングの操作によりオ イルポンプの負荷が増大して油圧回路の圧力が所定値以上になり、エンジン回転 数が低下してエンジンストールが生じたときに、これを感知してエンジン回転数 を上昇させる装置を作動させるための圧力スイッチとが設置されている。
【0005】 従来、この種の圧力スイッチとしては、例えば実開昭63−129934号公 報に記載されているようなものが知られている。
【0006】 この従来の圧力スイッチは、スイッチハウジングと、スイッチハウジングの一 端に固定された固定端子と、スイッチハウジング内に移動可能に設けられている 可動端子と、可動端子を弾発付勢してこの可動端子を常態において固定端子と非 接触状態に保っているばねと、一端が可動端子に固着され他端がスイッチハウジ ングの他端から突出された状態で油圧回路の圧力を受け、この圧力を可動端子に 伝達する受圧ピンとを備えている。
【0007】 そして、圧力回路内の圧力が上昇すると、受圧ピンが押され、可動端子がばね に抗して固定端子の方向に移動しスイッチが閉じられるといった作動を行うもの である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の圧力スイッチでは、スイッチング動作を行な う接点が1つであり、受圧ピンに固定された可動端子が、単にばねでもって弾発 付勢され、常態において固定端子との非接触状態を保つよう構成されているため 、受圧ピンに油圧が作用しスイッチング動作を行なう際の動作油圧が一義的に定 まってしまうものである。
【0009】 このような圧力スイッチを、例えば自動車のパワーステアリング装置に用いた 場合、ステアリング操作に伴う負荷の増大、すなわち油圧の上昇に応じて圧力ス イッチをオン動作させ、ポンプを駆動しているエンジンの回転を上昇させる必要 があるが、圧力スイッチがオンしたときの圧力とオフしたときの圧力に所定のヒ ステリシスが得られないので、スイッチオン動作時の圧力付近で油圧が変動する と、圧力スイッチがオン・オフ動作を繰り返し、チャタリング現象を起し、その 結果、エンジンに大きな回転変動を生じさせてしまうという問題があった。また 、圧力スイッチのスイッチング動作を行なう接点が1つであるため、スイッチを オン・オフする圧力設定値が1点だけであり、動作油圧の圧力特性によってエン ジンの回転上昇等を細かく制御することができない等の問題があった。
【0010】 本考案は、上述した従来例の問題点を改善するためになされたもので、エンジ ンの回転上昇等に従い細かい制御を可能にすると共に、圧力スイッチのオン動作 時に油圧変動によるチャタリング現象を防止して安定した動作を行なうことがで きる圧力スイッチを提供することを目的としてなるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案はスイッチハウジングに固着された 固定端子と、該固定端子と常態において非接触状態になるよう前記スイッチハウ ジングに配置され、油圧回路内の油圧を受け前記固定端子と接触状態となる可動 端子とで、開閉接点を構成し、このような開閉接点を多段に複数組設けたもので ある。
【0012】
【作用】
このような構成に基づいて、本考案の圧力スイッチによれば、ポンプから吐出 される作動油の油圧でスイッチング動作を行なう圧力スイッチの開閉接点を複数 組多段に設けることによって、これら開閉接点を順次オン・オフする圧力設定値 を多段にすることができ、この結果、油圧が予め設定した最初の設定値の圧力ま で上昇するとまず初段の開閉接点がオンして初段の開閉接点に対応する回路がオ ン状態となる。この状態からさらに油圧が次の圧力設定値まで上昇すると次段の 開閉接点がオンして初段の開閉接点に対応する回路に続いて次の開閉接点に対応 する回路がオン状態となる。この結果、圧力特性によるエンジンの回転上昇等の きめ細い制御が可能になり、しかも圧力スイッチのオン動作時に油圧変動による チャタリング現象を防止して安定した動作を行なうことができるものである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案による実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】 第2図は本考案の実施例が適用される自動車用パワーステアリング装置のオイ ルポンプを示す断面図であり、図において符号1はポンプケーシング、2はポン プ軸、3aはカムリング4a、ロータ5a、ベーン6a及びサイドプレート7a とカバー8aとからなるメインポンプ、3bはカムリング4b、ロータ5b、ベ ーン6b及びサイドプレート7bとカバー8bとからなるサブポンプである。そ して、ポンプ軸2が回転するとロータ5a,5bの溝に嵌め込まれたベーン6a ,6bが遠心力方向に飛び出してカムリング4a,4bの内周に摺接し、各ベー ン6a,6b間の容積を変化させてポンプ作用を行なう。
【0015】 また、符号10は圧力スイッチであり、この圧力スイッチ10は、メインポン プ3aの高圧室9aまたはサブポンプ3bの高圧室9bを連通する油圧回路(高 圧挿入孔)11に設置され、この圧力スイッチ10がオン動作することでエンジ ン回転数を多段階に上昇させる装置が作動するようになっている。
【0016】 すなわち、上記圧力スイッチ10は、パワーステアリングの操作により、オイ ルポンプの負荷が増大して油圧回路11の圧力が所定値以上になり、エンジンの 回転数が低下し、いわゆるエンジンストールが生じるおそれが生じたときに、こ れを感知してエンジン回転数を多段階に上昇させる装置を作動させてエンジンス トールを未然に防止するものである。
【0017】 第1図は、本考案による圧力スイッチの一実施例を示す拡大断面図であり、こ の圧力スイッチ10において、12は金属材料のスイッチハウジングを示し、小 径部13aの外周に設けられた雄ねじ14をスイッチ取付部15(以降、相手部 材15と称す)の雌ねじ16にシール用Oリング21aを介して螺着させて相手 部材15の取付空間部17に取付けられ、相手部材15と共に固定部材を構成す る。
【0018】 また、このスイッチハウジング12の一端の大径部13bには、絶縁体からな るインシュレータ19aを介して円筒状の第1固定端子18が固着されると共に 、この第1固定端子18の中央部には絶縁体からなるインシュレータ19b,1 9c及びシール用Oリング21bを介して第2の固定端子20が固着されている 。
【0019】 一方、上記取付空間部17には、第1可動端子22が摺動自在に設けられてお り、この第1可動端子22は図示するように受圧ピン23を嵌め込ませて受圧ピ ン23と一体的に設けられた可動部材を構成し、かつ通常状態で第1スプリング 24によって弾発付勢され、相手部材15の取付空間部17の底面に規制される 位置まで第2固定端子20の対向面と相当な間隔を保持して配置されている。ま た、上記受圧ピン23は、図示の取付状態において、先端の受圧面23aが油圧 回路11の圧力を受けつつ、相手部材15の油圧回路11にスライド自在に保持 されている。
【0020】 さらに、上記スイッチハウジング12に固着された第2固定端子20と第1可 動端子22との間で、スイッチハウジング12の中央部には、絶縁ブッシュ25 を介して第2可動端子26が上下摺動自在に装着されており、この第2可動端子 26は第1固定端子18と常時導通状態に保持する第2スプリング27により、 常態において、第1可動端子22及び第2固定端子20とそれぞれ所定の間隔を 保持した状態に配置されている。なお、図において、28はオイル抜き孔である 。また、第1可動端子22は受圧ピン23またはスイッチハウジング12を介し てボディアースされると共に、第1固定端子18及び第2固定端子20からはそ れぞれ図外のエンジン回転数を上昇させる装置に図示しない導線を介して通電さ れるようになっている。ここにおいて、第1固定端子18と第1可動端子22お よび第2固定端子20と第2可動端子26は、圧力スイッチ10の開閉接点を夫 々構成し、多段式となる。
【0021】 ついで、このように構成された圧力スイッチの動作を第3図及び第4図に基づ いて説明する。
【0022】 まず、圧力スイッチ10は、油圧回路11の圧力が所定値以下の場合には、第 1スプリング24の弾発付勢力により第1可動端子22と第1可動端子26とが 非接触状態に保たれオフの状態にある。
【0023】 そこで、高圧側である油圧回路11の圧力が上昇して予め設定した所定値にな ると、受圧ピン23の受圧面23aに作用する力と第1スプリングによる付勢力 との平衡がくずれたときに、その圧力差により第1可動端子22が摺動し、第2 可動端子26とが導通状態となり、第3図に示すように、第2スプリング27、 第1固定端子18を介して圧力スイッチ10の第1回路がオン動作を行なう。
【0024】 この状態から、さらに圧力が上昇して受圧ピン23の受圧面に作用する力が次 の圧力設定値になると、第1可動端子22と第2可動端子26とが接触したオン 状態のままで、第2可動端子26が第2スプリング27に抗して摺動し、第2可 動端子26と第2固定端子20とが接触して導通状態となり、第4図に示すよう に、第1回路に続いて、第2固定端子20を介して圧力スイッチ10の第2回路 がオン動作を行なう。
【0025】 したがって、油圧回路11に作用する圧力特性によって、圧力スイッチ10の 接点を多段にオン動作させ、エンジンの回転上昇等の細い制御が可能になり、し かも圧力スイッチ10のオン動作時に油圧変動によるチャタリング現象を防止し て安定した動作を行なうことができるものである。
【0026】 以上、本考案の実施例を図面により詳細に説明したが、具体的構成はこの実施 例に限定するものではなく、開閉接点を3個以上の多段にしても良い。また、実 施例では、パワーステアリング装置の油圧回路に使用した場合を示したが、これ に限らず、種々の油圧回路に適用することができることは云うまでもない。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の圧力スイッチによれば、可動端子と一体な受圧 ピンに作用する油圧でスイッチング動作を行なうよう構成した圧力スイッチの開 閉接点を多段に設け、油圧の上昇に応じて圧力スイッチを多段にオン動作させる ようにしたので、圧力変動によるエンジンの回転上昇等を細かく制御することが できると共に、圧力スイッチのオン動作時に油圧変動によるチャタリング現象を 防止して安定した動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による多段式圧力スイッチの一実施例を
示す拡大断面図である。
【図2】本考案の実施例が適用される自動車用パワース
テアリング装置のオイルポンプを示す断面図である。
【図3】多段式圧力スイッチの動作状態を示す説明図で
ある。
【図4】多段式圧力スイッチの動作状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 圧力スイッチ 11 油圧回路 12 スイッチハウジング 15 スイッチ取付部 18 第1固定端子 20 第2固定端子 22 第1可動端子 23 受圧ピン 23a 受圧面 24 第1スプリング 26 第2可動端子 27 第2スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチハウジングに固着された固定端
    子と、該固定端子と常態において非接触状態になるよう
    前記スイッチハウジングに配置され、油圧回路内の油圧
    を受け前記固定端子と接触状態となる可動端子とで、開
    閉接点を構成し、該開閉接点を多段に複数組設けたこと
    を特徴とする圧力スイッチ。
JP1991012556U 1991-02-15 1991-02-15 圧力スイッチ Expired - Lifetime JP2570922Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6154644U (ja) * 1984-09-14 1986-04-12
JPS63129934U (ja) * 1987-02-17 1988-08-25

Patent Citations (2)

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JPS6154644U (ja) * 1984-09-14 1986-04-12
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