JPH04100958U - 車輛用連結幌 - Google Patents

車輛用連結幌

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JPH04100958U
JPH04100958U JP229791U JP229791U JPH04100958U JP H04100958 U JPH04100958 U JP H04100958U JP 229791 U JP229791 U JP 229791U JP 229791 U JP229791 U JP 229791U JP H04100958 U JPH04100958 U JP H04100958U
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hood
cloth
canopy
hood cloth
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JP229791U
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六郎 安藤
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株式会社成田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幌布にしわができなくて見栄えが良く、長寿
命の車輛用連結幌を提供する。 【構成】 全方位に伸縮可能に編織された布1と全方位
に伸縮が可能な弾性体2を貼り合わせてシート状に構成
した幌布3を筒形に形成する。軽量材の幌骨4を貫通路
5を囲む形状でかつその周長を筒形の幌布3の周長より
長く形成し、この幌骨4を幌布3の内側に貫通路方向に
間隔Sをおいて配設し、幌布3に結合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車輛用連結幌に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輛用連結幌は、金属又は合成樹脂材料からなる幌骨に、ナイロン及び ゴムなどを材料とした非伸縮性の幌布を縫い付けて、じゃ腹状に構成している。
【0003】 図8に示す従来技術で、31は幌骨、32は幌骨31に縫い付けた非伸縮性の幌布、 33は管状の幌金枠で、この幌金枠33に幌布32の端部を巻き付け布押え34で幌金枠 33に固定している。35は締金で、車体妻面36に装着され、レバー35a を操作する ことで幌金枠33を備えた連結幌の一端を車体妻面36に図示のように固定している 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、幌布に伸縮性がないので、車輛走行時に発生する偏位に順 応できる幌布の長さ(L)を用いて正常車輛間に取付けたとき、幌の角の折れ曲 り部にしわができ、幌内外から見栄えも悪く、しかも、しわが幌の折れ曲り部の 特定の部位に集中するため、幌布の破損を招き、連結幌の寿命を短くしていた。
【0005】 そこで、本考案はしわができなくて、見栄えが良く、かつ寿命の長い車輛用連 結幌を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の車輛用連結幌は、全方位に伸縮が可能に 編織された布(1) と全方位に伸縮が可能な弾性体(2) を貼り合わせてシート状に 構成した幌布(3) を筒形に形成し、この筒形の幌布(3) の自由状態での周長より 大きい周長を有する軽量材の幌骨(4) を貫通路(5) を囲む形状に形成して、この 幌骨(4) を前記筒形の幌布(3) の内側に貫通路方向に間隔(S) をおいて配設する と共に幌布(3) に結合したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
幌骨が幌布を伸長させているので、しわが生じない。又、車輛間の過大の相対 変位に対し、幌布の伸縮性により円滑に順応する。更に又、走行中の前後車輛の ピッチングで衝撃的な上下動が発生して幌骨が動揺した場合に、幌布の減衰性が 幌布のばたつきを抑制する。
【0008】
【実施例】
図1(a),(b),(c) は、本考案に用いる幌布の異なる実施例で、1は縦, 横, 斜 め、何れの方向にも伸縮性のあるジャージ、ニットなどの、全方位に伸縮可能の 編織布、2は独立気泡のゴムスポンジなどの弾性体で、やはり全方位に伸縮可能 である。同図(a) は弾性体2をはさんで、その両面に編織布1を貼り合わせて幌 布3を構成している。同図(b) では、編織布1をはさんで、その両面に弾性体2 を貼り合わせて幌布3を構成している。又、同図(c) では、編織布1の片面に弾 性体2を貼り合わせて幌布3を構成している。このように、編織布1と弾性体2 を貼り合わせるときには、硬化後にも伸縮性のあるゴム系接着剤を用いている。
【0009】 このように構成した幌布3は、その面に沿って縦, 横, 斜め、何れの方向にも 伸縮可能で、しかも水密性のある伸縮防水布となり、幌布として好適である。 図1(d) は本考案の車輛用連結幌の実施例で、筒形に形成した前記幌布3の内側 に、間隔Sを隔てて幌骨4を配設し、幌布3にブラインドリベット6を用いて結 合してある。なお、幌骨4は、アルミニウム合金のパイプ (例えば外径8mm, 厚 み1mm) を貫通路5を囲む方形に形成し (同図(f) 参照) 、かつその周長を前記 筒形に形成した幌布3の周長より長くし、幌布3を伸張させるようにしている。
【0010】 幌布3に幌骨4を結合するには、同図(e) に示すように、周知のブラインド・ リベット6を用いる。7は座金である。なお、同図(d) において、車輛用連結幌 の両端部には、幌布3に結合した幌金枠8が設けてある。この幌金枠8は幌布3 と同じ周長である。又、Lは幌を広げた状態での長さである。
【0011】 図2乃至図6は本考案の第2実施例で、3は前記の全方位に伸縮する防水の幌 布で、貫通路5を囲む筒形に形成され、その内側に2本の軽量材 (アルミ合金) の幌骨4が、幌布3を伸張させるようにして嵌めてある (図5及び6) 。幌布3 の端部には、アルミ合金のパイプ材を方形に形成した幌金枠9が設けられ、この 幌金枠9に幌布3の端部を巻いてリベット10, 11で結合してある。12は弾性体か らなるパッキン、13はアルミ合金の板条からなる布押えで、これらのパッキン12 と布押え13とは前記リベット10, 11で幌布3の端部を幌金枠9に押しつけるよう にして同時に結合されている(図6) 。なお、14は一方の車輛の車体妻面を示す 。
【0012】 幌骨4の方形の周長は、幌布3の自由状態時の筒形の周長より大きく、幌骨4 を幌布3の筒形の内側に嵌めた組立状態では、幌金枠9の方形寸法より幌骨4の 方形寸法が大きいため、図6に示すように、幌布3が外方 (図で上方) に伸張さ れ、図示の符号Tで示す寸法だけ外方に張り出している。実施例の場合幌骨の方 形寸法が縦約2m, 横約1mで、張り出しの寸法Tは30mmである。
【0013】 15は幌布3の内側に、接着又はミシン縫いした間隔保持材で、幌の側面内側に 、高さHの幅にわたり、幌の天井に近い部分と、下面に近い部の2箇所に設けら れており(図2)、前記全方位伸縮可能の防水性の幌布3と同じ布を用いて作ら れている。この間隔保持材15は、特に図5に示すように、幌骨4のパイプ外周 を取り囲んでいて、符号16で示す部分をミシン縫いすることで、幌骨4と直接 結合されている。こうすることで、幌骨4は、幌布3の所定の位置に間接的に固 設結合される。 幌布3と間隔保持材15の端部は、図5に示すように、弾性体 からなるパッキン12と、アルミ合金の板条からなる押え金17と図示されてい ないリベットにより幌金枠9に結合してある。このように間隔保持材15を設け ることで、幌骨4を直接リベットで幌布3に結合する方法とは異った方法でほぼ Sの間隔を保つことができる。
【0014】 図4と図5に符号18で示すのは、幌の端部を幌金枠9と共に車体妻面14に 締め付けて固定する周知の締付機構で、図5に示すように、ボルト19により車 体妻面14に固定された締金受20と、締金受20に回動可能に装着された六角 ボルト形の締金軸21と、締金軸21に溶接固着されたレバー状の締金22、締 金軸に嵌めたばね座金23、平座金24、及びロックナット25などから構成さ れ、締金軸21を90度回動させると締金22の腕が仮想線22aに示す位置に 移動し、押え金17を介して幌金枠9を車体妻面14に固定する。
【0015】 図4の左半分の図では、締金22を図5の仮想線22aに示す位置に移動させ て幌金枠9を固定したときの関係を示している。
【0016】 なお、図2、図3、図5および図6は幌を広げたときの形を示し、Lは全長、 Sは幌骨同志の間隔を示す(図3)。
【0017】 図7は本考案に用いる幌骨の形状の違う三つの例を示し、同図(a)は上述の ように図1(f)と図4に基いて説明した例と同じ方形の幌骨を示す。又、同図 (b)と(c)は、全体としてほぼ方形であるが、縦の部分が円弧状(同図(b ))とか、くの字形(同図(c))に側方へ張り出している。従って、このよう な同図(b)又は(c)の形状の幌骨を使うことで幌布3の縦部での張り方を確 かなものとすることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の車輛用連結幌は上述のように構成されているので、次のような効果を 有する。
【0019】 連結車輛間に広げて装着した状態で、幌ひだ、特に角部に見苦しいしわが生じ ないから、幌内外の見栄えが向上すると共に、しわによる幌布の亀裂発生が防止 できる。
【0020】 幌布自身の伸縮性が大きいので、連結車輛間の過大な相対変位に対して円滑に 順応できる。
【0021】 走行中、前後車輛のピッチングにより、連結車輛に衝撃的な上下動が発生した 場合、幌骨の動揺や、幌布の屈曲運動が生じるが、幌布自体の大きな内部摩擦に よる減衰性が、振動を抑制し、幌のばたつきを防止できるので幌布の寿命を延長 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例で、(a),(b),(c)
は幌布のそれぞれ異なる構造のものの一部を拡大した断
面で布の面に直角な断面を示す。同図(d)は幌全体の
斜視図、(e)は同図(d)におけるA−A断面を拡大
した図、(f)は幌骨の斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例の一部縦断側面図である。
【図3】本考案の第2実施例の平面図である。
【図4】本考案の第2実施例に用いる幌骨と幌金枠の正
面図で、右半分が幌骨、左半分が幌金枠である。
【図5】図2のB−B断面の拡大図で締付機構の下面も
同時に示す。
【図6】図2のC−C断面の拡大図である。
【図7】本考案に用いる幌骨の正面図で、(a),
(b),(c)はそれぞれ異なる形状の例である。
【図8】従来技術の一部分を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 編織布 2 弾性体 3 幌布 4 幌骨 5 貫通路 S 間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全方位に伸縮が可能に編織された布(1)
    と全方位に伸縮が可能な弾性体(2) を貼り合わせてシー
    ト状に構成した幌布(3) を筒形に形成し、この筒形の幌
    布(3) の自由状態での周長より大きい周長を有する軽量
    材の幌骨(4) を貫通路(5) を囲む形状に形成して、この
    幌骨(4) を前記筒形の幌布(3) の内側に貫通路方向に間
    隔(S) をおいて配設すると共に幌布(3) に結合したこと
    を特徴とする車輛用連結幌。
JP1991002297U 1991-01-29 1991-01-29 車輛用連結幌 Expired - Lifetime JPH0738043Y2 (ja)

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JPH04100958U true JPH04100958U (ja) 1992-09-01
JPH0738043Y2 JPH0738043Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=31730313

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05149430A (ja) * 1991-11-22 1993-06-15 Jiyabara:Kk 車両用幌
JP2009107507A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Tokai Rubber Ind Ltd 鉄道車両用ゴム幌

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932975U (ja) * 1972-06-20 1974-03-22

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