JPH04100833A - シリコーンゴム発泡成形品の製造方法およびその該発泡成形品製造用の中間成形材料 - Google Patents

シリコーンゴム発泡成形品の製造方法およびその該発泡成形品製造用の中間成形材料

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JPH04100833A
JPH04100833A JP21697290A JP21697290A JPH04100833A JP H04100833 A JPH04100833 A JP H04100833A JP 21697290 A JP21697290 A JP 21697290A JP 21697290 A JP21697290 A JP 21697290A JP H04100833 A JPH04100833 A JP H04100833A
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silicone rubber
organopolysiloxane
semi
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organic peroxide
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JP21697290A
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Koji Shimizu
幸治 清水
Atsushi Sakuma
厚 佐久間
Mitsuo Hamada
光男 浜田
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生産性に優れ、良好な品質と性能を有するシ
リコーンゴム発泡成形品の製造方法及びこの製造方法に
使用する中間成形材料に関する。
〔従来の技術〕
従来、シリコーンゴム成形品は、その優れた化学的、物
理的並びに電気的性質により、多くの用途で使用されて
いる。しかし、これらのシリコーンゴム成形品に発泡構
造を付与することができれば、その有用性をさらに向上
することができる。
しかしながら、オルガノポリシロキサンを主成分とする
シリコーンゴム組成物は、その粘性が著しく低いため、
スチレンやポリエチレン等の発泡成形品のように、前記
シリコーンゴ組成物に発泡剤を配合し、これを加熱して
発泡させても発泡により生した気泡が成形品内部から揮
散し、十分な発泡倍率を有する発泡成形品を得ることが
できなかった。
また、予め、形状、発泡倍率、重量等を計算して発泡し
たゴムスト、りを作製し、これを適宜カットして形を整
え、金型に載せて加熱プレスすることにより、シリコー
ンゴム発泡成形品を製造することができる。しかし、こ
の方法は、ゴムストックの発泡が不均一で、発泡倍率も
低く、金型成形時に作業に人手を要し、煩雑であるため
、品質のよい発泡倍率の高いものを生産性よく製造する
ことができなかった。特に、ダンバー効果や比表面積が
大きくて断熱性等に優れた直径が2〜20mmφの球状
の発泡成形品は製造することができなかった。
本発明者らは、発泡剤を配合したシリコーンゴ組成物を
水中に不連続に分散させ、次いでこの水分散液を熱水中
で加熱し、発泡硬化させる方法により発泡したシリコー
ンゴム粒子が得られるごとを見出し提案した。しかし、
この方法は、金型を使用して成形する訳ではないので、
発泡成形品が粒子に限られるし、その大きさや形状もバ
ラツキ易く、品質と性能の上で満足すべきものではなか
った。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、生産性に優れ、均一で、十分な発泡倍
率を有し、大きさや形状のバラツキの少ない品質や性能
の良好なシリコーンゴム発泡成形品の製造方法を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、前記発泡成形品を
容易に、かつ生産性よく製造することができる中間成形
材料を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1の目的は、有機過酸化物による架橋性官能
基を有するオルガノポリシロキサンを主成分とする半硬
化性オルガノポリシロキサン組成物に、活性化エネルギ
ーが25〜41Kcal/m01の有機過酸化物と発泡
剤を配合してなるソリコーンゴム組成物を粒状の形状に
硬化させることにより、前記有機過酸化物の活性と前記
発泡剤の発泡性を失わせることなく、しかも該オルガノ
ポリシロキサンの官能基が残存する半硬化状態の球状の
中間成形材料を作製し、次いでこの中間成形材料を10
0°C以上の温度に加熱し、発泡させると同時に完全に
硬化させることにより達成することができる。
また、本発明の第2の目的は、活性化エネルギーが25
〜41にcal/molの有機過酸化物と発泡剤を含有
し、オルガノポリシロキサンの有機過酸化物による架橋
性官能基が残存する半硬化状態の球状の形状を有する中
間成形材料により達成することができる。
このように有機過酸化物と発泡剤とを一緒にオルガノポ
リシロキサン組成物に配合したシリコーンゴム組成物を
二段階に分けて硬化させ、有機過酸化物による架橋性官
能基が残存する半硬化状態の中間成形材料に硬化させた
後この中間成形材料を加熱、発泡させることにより、所
望のシリコーンゴム発泡成形品を効率よく製造すること
ができる。しかも−段目の一次硬化では、有機過酸化物
の活性と発泡剤の発泡性を保持し、オルガノポリシロキ
サンの官能基を残存させた半硬化状態の球状の中間成形
材料を得るようにする。この中間成形材料は、これをそ
のまま発泡させ、二次硬化させれば、球状の発泡成形品
を得ることができるし、金型を使用して成形すれば、任
意の形状の発泡成形品を製造することができる。
本発明において、半硬化とは、シリコーンゴム組成物が
架橋して部分的に三次元網目構造化し、通常の静置条件
下ではもはや流動性を示さず、応力の付加によって変形
又は限定的流動性を示す硬化状態にあること、この硬化
状態にある硬化物には、オルガノポリシロキサンの架橋
性官能性基が残存していて、さらに反応させるコトによ
って完全に硬化することによりゴム弾性を有するシリコ
ーンゴムとすることが可能であること、及びこの硬化物
はアスカC硬度計(高分子計器■製)による硬さが50
以下であり、JIS−A硬度計による硬さが0以下であ
る状態にあることをいう。
また、本発明において、有機過酸化物の活性化エネルギ
ーとは、下式におけるΔEをいう。
k=Aexpc−ΔE/RT) 上式中、kは分解速度定数、Aは頷度因子Rは気体定数
、Tは温度(Ko)である。
以下、本発明のシリコーンゴム発泡成形品の製造方法お
よびその製造用中間成形材料について詳述する。
まず、本発明で使用する半硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物は、硬化して半硬化状態のオルガノポリシロキ
サン硬化物になり得る組成物であり、このような組成物
としては、付加反応硬化型半硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物、有機過酸化物によるラジカル反応硬化型半
硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び縮合反応硬化
型半硬化性オルガノポリシロキサン組成物のいずれも使
用することができる。
また、半硬化性オルガノポリシロキサン組成物に硬化促
進剤として配合する有機過酸化物としては、25〜41
Kcal/molの活性化エネルギーを有する化合物が
使用される。この活性化エネルギーが25Kcal/m
o1未満のときは、半硬化状態の中間成形材料を二段目
の二次硬化段階で発泡し、完全に硬化させることが難し
い。また、41Kcal/molを超えると、得られる
発泡成形品の物性が損われる。
この半硬化性オルガノポリシロキサン組成物に対する有
機過酸化物と発泡剤の配合は、できるだけ均一に分散さ
せることが望ましい。しかも、有機過酸化物の活性並び
に発泡剤の発泡性が失われないように、100℃未満、
好ましくは60℃〜+10℃の温度に保持して、通常の
混合手段、例えばスタチックミキサー(静止型混合器)
等の攪拌混合機を用いて混合される。
上述のようにして得られたシリコーンゴム組成物は、こ
れを100℃未満の温度条件下で粒状の形に硬化させる
。この硬化方法としては、数多くの方法があるが、その
1例を示せば上記シリコーンゴム組成物を完全に硬化す
るのではなくて、押出用ノズル等の細孔を通して100
℃以下の硬化用液体中に滴下或いは流下して該シリコー
ンゴム組成物を半硬化状態器こ硬化させ、しかも球状の
形状に成形された中間成形材料とする。この場合の硬化
用液体は100°C以下に保つ必要があり、この温度に
維持することにより有機過酸化物を活性化することなく
、かつ発泡剤を発泡させることなく、しかもオルガノポ
リシロキサンの官能基が残存する半硬化状に一次硬化す
ることができる。
シリコーンゴム組成物を硬化させる液体としては、水、
流動パラフィン、ワックス類、ジメチルシリコーンオイ
ル、フタル酸エステル類等に代表される各種熱媒体を使
用することが可能である。これらの中でも、熱容量が大
きくて取扱い易く、かつ安価な水は最適である。硬化を
促進するため、これらの硬化用液体は、温度を25℃以
上にして使用するが、好ましくは50℃以上、100℃
未満の加熱液体として使用することが望ましい。
得られた半硬化状態の中間成形材料は、通常表面粘着性
を有しているため、例えばノリコーンゴムパウダーをま
ぶしてその表面の粘着性を除き、塊状にならないようす
ることが望ましい。
ここでノリコーンゴムパウダーとしては、液状のシリコ
ーンゴム組成物を乳化状態で硬化させて得られる微粒子
径のツリコーンゴムパウダーがある。
次いで、この半硬化状で、かつ粒状の中間成形材料は、
これを金型を用いて発泡成形することができる。また、
そのまま加熱して発泡二次硬化させ、球状の発泡成形品
を製造することができる。いずれの場合にも中間成形材
料を100℃以上の温度に加熱することによって、内部
の発泡剤と有機過酸化物を分解し、オルガノポリシロキ
サンの残存官能基を反応させ硬化を完結させれば、化学
的、物理的に安定したシリコーンゴム発泡成形品が得ら
れる。
また、中間成形材料は100℃未満の温度に保つときは
、中に含有される有機過酸化物と発泡剤が分解すること
がないから、長期の保存が可能である。
本発明のシリコーンゴム組成物を構成するオルガノポリ
シロキサン組成物、有機過酸化物、発泡剤等について、
以下に詳しく説明する。
まず、オルガノポリシロキサン組成物としては、前述し
た付加反応硬化型、ラジカル反応硬化型及び縮合反応硬
化型半硬化性オルガノポリシロキサン組成物の中でも、
硬化の均一性に優れている次のA、B及びC成分を必須
成分とする付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成
物を使用することが望ましい。
へ二1分子中に少なくとも2個の珪素原子結合低級アル
ケニル基を有するオルガノポリシロキサンと B:1分子中に少なくとも2個の珪素原子結合水素原子
を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン C:白金系化合物触媒。
この付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物のA
成分は、オルガノポリシロキサン組成物の主成分であり
、C成分の白金系化合物触媒の作用によりB成分と付加
反応し硬化する。
このA成分の例としては、分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖のメチルビニルポリシロキサン、両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖のメチルビニルシロキサ
ン−ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルビニ
ルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−メチルフェニ
ルシロキサン共重合体、両末端ジメチルビニルシロキシ
基封鎖のジメチルシロキサン−ジフェニルシロキサン−
メチルビニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−メチルビニルシロ
キサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖のジ
メチルシロキサン−メチルフェニルシロキサンメチルビ
ニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルビニルシロキ
シ基封鎖のメチル(3,3,3トリフルオロプロピル)
ポリシロキサン、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖
のジメチルシロキサン−メチル(3,3,3−トリフル
オロプロピル)シロキサン共重合体、CHz =CH(
CH3)z SiO’/z単位と(CTo) zsio
’/z単位とSiO’/z単位からなるポリシロキサン
等がある。このA成分の粘度は、25℃において少なく
とも100センチポイズ、好ましくは100 〜100
.000センチポイズとするのがよい。
また、日成分はA成分の架橋剤であり、C成分の白金系
化合物触媒の作用によって、このB成分中の珪素原子結
合水素原子がA成分中のビニル基、アリル基、プロペニ
ル基等の低級アルケニル基と付加反応して硬化させる機
能を有する。このB成分の例としては、両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖のメチルハイドロジエンポリソロキサ
ン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖のジメチルシロキ
サン−メチルハイドロジエンシロキサン共重合体、両末
端ジメチルハイドロジエンシロキシ基封鎖のジメチルシ
ロキサンメチルハイドロジエンシロキサン共重合体、ジ
メチルシロキサン−メチルハイドロジエンシロキサン環
状共重合体、(CH:+)JSiO’/z単位とSiO
’/z華位からなる共重合体、(CH:l)3 sio
’72単位と(Cth) JSi’/z単位とSiO’
/2単位とからなる共重合体がある。このB成分の粘度
はA成分との相溶性を良好にするため、25°Cにおけ
る粘度1〜50.’000センチポイズであるのがよい
このB成分の配合量は、このB成分中の珪素原子結合水
素原子の合計量とA成分中の全低級アルケニル基の合計
量とのモル比が(0,1:1)〜(1: 1)となるよ
うな量が好ましい。この比が(0,1:1)よりも小さ
いと架橋密度が小さ過ぎて硬化が不十分になるからであ
り、この比が(1: 1)を越えると半硬化し難くなる
からである。
C成分の白金系触媒は、A成分の低級アルケニル基とB
成分の珪素原子結合水素原子との付加反応を生起し、促
進する触媒である。このようなC成分としては、たとえ
ば白金黒または白金を単体に担持させたもの、塩化白金
酸、この塩化白金酸をアルコールもケトン類に溶解した
もの、この塩化白金酸とオレフィン類、アルケニルシロ
キサン、ジケトン等との錯化合物を例示することができ
る。
このC成分の配合量は、A成分とB成分との合計量10
0万重量部に対し白金系金属に換算して0.1〜100
0重量部、好ましくは1〜100重量部である。100
0重量部を超える量は経済的でない。
さらに、本発明のシリコーンゴム組成物を構成する有機
過酸化物は、前述した中間成形材料中に熱的に安定な形
で含有されるが、その活性化温度が少なくとも100℃
以上であるものが望ましい。この有機過酸化物としては
、次のような有機化合物を挙げることができる。
なお、化合物名の後の括弧内は活性化エネルギー(Kc
al/moりを示す。
イソ−ブチリルパーオキサイド(26,5)、t〜ブチ
ルパーオキシ名オデカノエート(27,7)、t−ヘキ
シルパーオキシネオヘキサノエート(26,5)、t−
ブチルパーオキシネオヘキサノエート(28,1)、2
.4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド(25,4)
、3.5.5− )リメチルヘキサノイルパーオキサイ
ト(30,4)、オクタノイルパーオキサイド(29,
7)、デカノイルパーオキサイド(30,0)、クミル
パーオキシオクトエート(31,3)、t−ブチルパー
オキシ(2−エチルヘキサノエート) (29,2)、
ヘンシイルバーオキサイド(31,1)、t−プチルバ
ーオキンオキシイソブチレ−1−(31,5)、1.1
−ビス(1−ブチルパーオキシ)3,3.5−)リメチ
ルシクロヘキサン(33,2)、11−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)シクロヘキサン(31,4)、t−ブチ
ルパーオキシラウレート(28,5)、t−ブチルパー
オキシ3,55−トリメチルヘキサノエート(30,3
)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ヘンシイルバーオ
キシ)ヘキサン(35,5)、2,2−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)オクタン(35,2)、2,2−ビス(
t−ブチルパーオキシ)ブタン(36,2)、t−プチ
ルパーオキシヘンゾエー) (35,5)、ジクミルパ
ーオキサイド(40,6)、2゜5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(36,3)、
t−ブチルクミルパーオキサイド(38,2)、ジイソ
プロピルベンゼンハイトロパーオキサイド(30,4)
、ジt−ブチルパーオキサイド(J7.3)、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン(36,7)、t−ブチルハイドロパーオキサイド(
31,4)等。
これらの中でも、10時間の半減期を得るための分解温
度が50℃以上である、下記のような有機過酸化物を使
用することが望ましい。化合物名の後の括弧内の数字は
分解温度(℃)を示す。
上述の半減期とは一定温度における有機過酸化物の分解
速度を表し、もとの有機過酸化物が分解してその活性酸
素量が172になるまでに要する時間をいう。
2.4−ジクロロヘンシイルバーオキサイド(25,4
)、1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3゜
5−トリメチルシクロヘキサン〔90℃) 、C1−ビ
ス(L−ブチルパーオキシ)−シクロヘキサン〔91℃
〕、ジ−t−ブチルパーオキサイド〔124℃〕、t−
ブチルクミルパーオキサイド〔120℃〕、ジクミルパ
ーオキサイド’ (117“C)、2.5−ジメチル−
25−シ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン〔118°
C’J 、2+5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)へキンン−3C135°C〕等。
上述の有機過酸化物の配合量は、前述のA成分とB成分
との合計i 100重量部当たり0.1〜10重量部の
範囲にするのがよい。
さらに本発明のシリコーンゴム組成物に配合される発泡
剤は、有機過酸化物と同様C二その分解温度か少な(と
も100 ’C以上であり、半硬化状の中間成形材料中
に熱的に安定な形で含有されるものであるものが望まし
い。
このような発泡剤としては、例えば、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン(200〜205°C)、44゛オ
キシビスヘンゼンスルホニルヒドラジソF(150〜1
59℃)、パラトルエンスルホニルヒドラジノド(10
3〜111 ”C)を挙げることができる。なお、上記
発泡剤中、括弧内は分解温度を示す。
上述のシリコーンゴム組成物には、その流動性を調節し
たり、発泡成形品の機械的強度を向上したりするため、
各種の充填剤を配合することができる。このような充填
剤の例としては、沈澱シリカ、ヒユームドソリ力、ヒユ
ームド酸化チタン、焼成シリカ等の補強性充填剤、粉砕
石英、珪藻土、アスベスト、アルミノ珪酸、酸化鉄、酸
化亜鉛、炭酸カルシウムのような非補強性充填側、ヘキ
サメチルシラザン、トリメチルクロロソラン、ポリメチ
ルシロキサンのような有機珪素化合物で表面処理したも
のを例示することができる。
また、硬化反応を抑制するための添加剤として、アセチ
レン系化合物、ヒドラジン類、トリアゾール類、フォス
フイン類、メルカプタン類を微量添加することができる
〔実施例] 以下の実施例中、部とあるのは重量部のことであり、粘
度は25℃における値である。
実施例I 分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度2000センチポイズのジメチルポリシロキサン(
ビニル基含有量0.2511%)100部、発泡剤とし
て4,4“−オキシビスヘンゼンスルホニルヒドラジノ
ド(水和化成@製“ぶオセルボン°Nil 1000 
”)  5部、湿式法ンリカ(日本シリカ側型商品名“
ニップシール”Lp) 10部を加えて混合した後、分
子鎖両末端がトリメチルシロキン基で封鎖された粘度5
センチボイスのメチルハイドロジエンポリシロキサン(
珪素原子結合水素原子の含有量0.8重量%)1.2部
を加えて混合した。これを混合液Aとする。
次に、前記混合液Aに使用したのと同じ粘度2000セ
ンチポイズのジメチルポリシロキサン100部、前記発
泡剤5部、前記湿式法シリカ10部を加えて混合した後
、塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液(白金含有
量3重量%)0.4部、2.5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンく活性化エネルギー
36.3Kcal/moり 1.0部を加えて混合した
。これを混合物Bとする。
これらの混合物AとBとを予め−lO℃に冷却し、軌交
換可能なジャケット付スタテックミキサー内にキャーポ
ンプで送液し、■=1の混合比で混合した。混合液をノ
スルの細孔を通して温度90°Cの温水上に連続して流
下した。流下した混合物は、温水表面付近で砕けて温水
中に粒状に分散し硬化した。流下後3分後に硬化物を取
り出した。得られた硬化物は平均粒子径3mmφの球状
粒子であった。また、この球状粒子のアスカ硬度計によ
る硬さは10であり、JIS硬度計による硬さはOであ
った。
この球状粒子の中間成形材料を60℃のオーフン中で3
時間乾燥した後、平均粒子径0.5μmのシリコーンゴ
ムパウダー(東し・ダウコーニング・シリコーン■製D
 Y33−701)をまぶした。
得られた非粘着性の中間成形材料を250℃のオーブン
で5分間加熱し、発泡と同時に硬化させたところ、スポ
ンジ状の球状の発泡成形品が多数得られた。
これらの発泡成形品はいずれも、前記中間成形材料に対
する発泡倍率が体積で約5倍で、はぼ同し直径と形状を
有していた。
実施例2 分子鎖両末端かジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度500センチポイズのジメチルポリシロキサン(ビ
ニル基含有量0.5重量%) 100部、実施例1と同
し発泡剤5部、平均粒子径5μmの石英粉末30部を加
えて混合し、次いで分子鎖両末端がトリメチルシロキン
基で封鎖された粘度5センチボイズのトリメチルハイド
ロツエンポリシロキサン(けい素原子結合水素原子の含
有量0.8重量%)1.8部を加えて混合した。
これを混合液Aとする。
次に、前述の粘度500センチボイズのジメチルポリシ
ロキサン100部、発泡剤5部、石英粉末30部を加え
て混合した後、塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶
液(白金含有量3重量%) 0.4 部、2.4−ジク
ロロヘンヅイルパーオキサイド(活性化エネルギー25
.4kcal/mol) 1.0部を加えて混合した。
これを混合物Bとする。
これらの混合物AとBとを予め±5℃に冷却された熱交
換可能なジャケット付スタテックミキサー内にギヤーポ
ンプで送液し、1:1の混合比で混合した。混合液を孔
径Immψのノズルを通して温度70°Cの温水中に押
出し、直径0.5mmφのJIS硬さ0の半硬化状態の
球状の中間成形材料を得た。
実施例1と同様に、この中間成形材料をオーブンで乾燥
した後シリコーンゴムパウダー(東し・ダウコーニング
・ンリコーン■製DY33701)をまぶした。得られ
た非粘着性の中間成形材料を200°Cのオーブンで3
分間加熱し、発泡と同時に硬化させたところ、スポンジ
状の球状の発泡成形品が多数得られた。
これらの発泡成形品はいずれも、前記中間成形材料に対
する発泡倍率が体積で約4倍で、はぼ同し直径と形状を
有していた。
実施例3 実施例1において得られたオーブンで乾燥した後の中間
成形材料に、シリコーンゴムパウダーをまぶすことなく
、直径110011I、深さ10mmの金型に充填率3
0%で充填し、200Kg/am2(ゲージ圧)の加圧
下に200℃で加熱したところ、発泡倍率約3.5の気
泡の大きさにムラのない発泡成形品が得られた。
この発泡成形品は、主に独立気泡から形成された発泡体
であり、ゴム弾性を有していた。
〔発明の効果〕
本発明のシリコーンゴム発泡成形品の製造方法によれば
、有機過酸化物による架橋性官能基を有するオルガノポ
リシロキサン組成物に、活性化エネルギーが25〜41
Kcal/molの有機過酸化物と発泡剤を配合してな
るノリコーンゴム組成物を、100℃未満で粒状の形に
硬化させることにより、前記有機過酸化物の活性と前記
発泡剤の発泡性を失なわせることなく、しかもオルガノ
ポリシロキサンの官能基が残存する半硬化状態に一次硬
化することにより、−旦、球状の中間成形材料を作製し
、この中間成形材料を100℃以上に加熱、成形するこ
とにより容易に発泡成形品を製造することができる。こ
の場合に金型を使用するときは、中間成形材料が金型内
に最密充填された状態で、有機過酸化物と発泡剤が分解
し、未反応の残存官能基が反応して二次硬化して一体化
し、所望の形状の発泡構造にムラのない品質、性能の良
好な発泡成形品が得られる。また、金型を使用しないで
前記球状の中間成形材料を、そのまま100°C以上に
加熱して二次硬化するときは、直径、形状等が略一定、
特に直径2〜20+nmの球状の発泡成形品を大量に、
生産性よく製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機過酸化物による架橋性官能基を有するオルガ
    ノポリシロキサンを主成分とする半硬化性オルガノポリ
    シロキサン組成物に、活性化エネルギーが25〜41K
    cal/molの有機過酸化物と発泡剤を配合してなる
    シリコーンゴム組成物を、100℃未満で粒状の形に硬
    化させることにより、前記有機過酸化物の活性と前記発
    泡剤の発泡性を失わせることなく、しかも該オルガノポ
    リシロキサンの官能基が残存する半硬化状態の球状の中
    間成形材料を作製し、次いで該中間成形材料を100℃
    以上の温度で発泡させると同時に完全硬化させることを
    特徴とするシリコーンゴム発泡成形品の製造方法。
  2. (2)活性化エネルギーが25〜41Kcal/mol
    の有機過酸化物と発泡剤を含有し、かつオルガノポリシ
    ロキサンの有機過酸化物による架橋性官能基が残存する
    半硬化状態の球状の形状を有するシリコーンゴム発泡成
    形品製造用の中間成形材料。
JP21697290A 1990-08-20 1990-08-20 シリコーンゴム発泡成形品の製造方法およびその該発泡成形品製造用の中間成形材料 Pending JPH04100833A (ja)

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