JPH04100657A - 多ストランド型水平連続鋳造装置 - Google Patents
多ストランド型水平連続鋳造装置Info
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- JPH04100657A JPH04100657A JP40230490A JP40230490A JPH04100657A JP H04100657 A JPH04100657 A JP H04100657A JP 40230490 A JP40230490 A JP 40230490A JP 40230490 A JP40230490 A JP 40230490A JP H04100657 A JPH04100657 A JP H04100657A
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明は、多ストランド型水平連続鋳造装置に関する。
[0002]
図1を参照して、成る先行技術では、タンディシュ1と
モールド2とは一体的に結合されて、地上に固定されて
いる。シードル3からスライディングゲート4を介して
タンディシュ1内に流し込まれた溶鋼は、モールド2に
よって冷却、成型されて、ピンチロール5によって水平
方向に間欠的に引き抜かれ、切断装置6によって所望の
長さに切断される。この先行技術では、モールド2から
切断装置までの重い鋳片7を間欠的に引き抜き駆動する
ために、比較的大なる駆動力が必要となる。また切断装
置6を間欠的に走行移動させなければならない。さらに
、鋳片7が間欠引き抜き駆動されるため、本件先行技術
を直接圧延方式に適用することはできない。 [0003] 上述のごとき間欠引き抜き駆動方式の欠点を解消するた
めの連続引き抜き駆動方式を用いた他の先行技術は図2
に示される。この図2の先行技術では、モールド2内の
鋳片7と鋳型との焼付を防止するために、一体化された
タンディシュ1とモールド2とを、引き抜き方向8に沿
って移動自在として、振動装置9によって振動させてお
り、鋳片7をピンチロール5によって連続的に引き抜く
ことを可能としている。この図2の先行技術では、重い
タンディシュ1およびモールド2を一体的に振動させる
ので、振動させるための動力が犬である。また、モール
ド2を複数列配置した多ストランド型の水平連続鋳造装
置では、全ストランドを共通に振動駆動させるので、一
部のストランドを補修する際には、他の全てのストラン
ドにおける連続鋳造運転を停止しなければならず、各ス
トランドを個別に運転することはできなかった。また、
多ストランド型の水平連続鋳造装置ではモールド取付面
の変形等により各ストランドのモールドの軸芯と引き抜
き方向とを完全に一致させることは困難であり、モール
ド内の不均等な冷却を生じ、良好な鋳片を得ることがで
きないという問題があった。 [0004]
モールド2とは一体的に結合されて、地上に固定されて
いる。シードル3からスライディングゲート4を介して
タンディシュ1内に流し込まれた溶鋼は、モールド2に
よって冷却、成型されて、ピンチロール5によって水平
方向に間欠的に引き抜かれ、切断装置6によって所望の
長さに切断される。この先行技術では、モールド2から
切断装置までの重い鋳片7を間欠的に引き抜き駆動する
ために、比較的大なる駆動力が必要となる。また切断装
置6を間欠的に走行移動させなければならない。さらに
、鋳片7が間欠引き抜き駆動されるため、本件先行技術
を直接圧延方式に適用することはできない。 [0003] 上述のごとき間欠引き抜き駆動方式の欠点を解消するた
めの連続引き抜き駆動方式を用いた他の先行技術は図2
に示される。この図2の先行技術では、モールド2内の
鋳片7と鋳型との焼付を防止するために、一体化された
タンディシュ1とモールド2とを、引き抜き方向8に沿
って移動自在として、振動装置9によって振動させてお
り、鋳片7をピンチロール5によって連続的に引き抜く
ことを可能としている。この図2の先行技術では、重い
タンディシュ1およびモールド2を一体的に振動させる
ので、振動させるための動力が犬である。また、モール
ド2を複数列配置した多ストランド型の水平連続鋳造装
置では、全ストランドを共通に振動駆動させるので、一
部のストランドを補修する際には、他の全てのストラン
ドにおける連続鋳造運転を停止しなければならず、各ス
トランドを個別に運転することはできなかった。また、
多ストランド型の水平連続鋳造装置ではモールド取付面
の変形等により各ストランドのモールドの軸芯と引き抜
き方向とを完全に一致させることは困難であり、モール
ド内の不均等な冷却を生じ、良好な鋳片を得ることがで
きないという問題があった。 [0004]
本発明は、上述の技術的課題を解決し、各ストランドを
独立に取付・運転することを可能にした多ストランド型
水平連続鋳造装置を提供することを目的とする[000
5] [課題を解決するための手段] 本発明は、タンディシュの底部に形成された流出孔の下
方に、複数の各ストランド毎に、前記流出孔に対応した
流入口を上部に有しかつ下部側方にはモールドの流通路
に接続される開放端を有しモールドと一体的に結合され
る湯導管が配置され、モールドと湯導管とを一体構造と
して各ストランド毎の振動架台に設置し振動架台を引き
抜き方向に個別的に往復振動させ、該振動架台は各々の
ストランドの鋳造方向に平行して敷設されたレールに設
けられた移動台車上に、モールドを振動する駆動手段を
介して設置され、かつモールド冷却水は振動架台を介し
て供給され、各鋳片は連続的に引き抜きされることを特
徴とする多ストランド型水平連続鋳造装置である。 [0006]
独立に取付・運転することを可能にした多ストランド型
水平連続鋳造装置を提供することを目的とする[000
5] [課題を解決するための手段] 本発明は、タンディシュの底部に形成された流出孔の下
方に、複数の各ストランド毎に、前記流出孔に対応した
流入口を上部に有しかつ下部側方にはモールドの流通路
に接続される開放端を有しモールドと一体的に結合され
る湯導管が配置され、モールドと湯導管とを一体構造と
して各ストランド毎の振動架台に設置し振動架台を引き
抜き方向に個別的に往復振動させ、該振動架台は各々の
ストランドの鋳造方向に平行して敷設されたレールに設
けられた移動台車上に、モールドを振動する駆動手段を
介して設置され、かつモールド冷却水は振動架台を介し
て供給され、各鋳片は連続的に引き抜きされることを特
徴とする多ストランド型水平連続鋳造装置である。 [0006]
本発明に従えば、タンディシュの下方には、複数の各ス
トランド毎に、湯導管が配置され、この湯導管とモール
ドとは一体構造として各ストランド毎の振動架台に設置
されており、振動架台は、移動台車上で、モールドを振
動する駆動手段を介して設置され、振動架台は引き抜き
方向に個別的に往復振動されるので、−部のストランド
のための湯導管およびモールドの補修を行うことができ
、このとき他の全てのストランドにおける連続鋳造運転
を続行することができる。 [0007]
トランド毎に、湯導管が配置され、この湯導管とモール
ドとは一体構造として各ストランド毎の振動架台に設置
されており、振動架台は、移動台車上で、モールドを振
動する駆動手段を介して設置され、振動架台は引き抜き
方向に個別的に往復振動されるので、−部のストランド
のための湯導管およびモールドの補修を行うことができ
、このとき他の全てのストランドにおける連続鋳造運転
を続行することができる。 [0007]
以下、図面によって本発明の詳細な説明する。図3は本
発明の一実施例の一部切欠き断面図である。シードル1
0からタンディシュ11に流下した溶鋼12は、さらに
タンディシュ11の底部13に形成された流出孔14か
ら流下し、湯導管15を介してモールド16内に導かれ
、矢符17で示す引き抜き方向に連続的に引き抜かれる
。 [0008] タンディシュ11の下方には、引き抜き方向17に沿っ
て延びるレール18が敷設されており、このレール18
上を移動自在に移動台車19が設けられる。この移動台
車19上には、車輪20.21を備える振動架台22が
引き抜き方向17に沿って往復移動自在に乗載される。 振動架台22上には、一体化された湯導管15およびモ
ールド16が固定的に支持される。 [0009] 図4は図3の湯導管15およびモールド16の左側面図
であり、図5は図3の切断面線V−■から見た断面図で
ある。湯導管15は、上下に延びる円筒状のケーシング
23の内面に耐火材24を内張して構成される。この湯
導管15には、上部開放端から下部開放端に至る略し字
状の湯導管25が形成される。湯導管25の下部開放端
26には、耐火物で形成されたノズル27が固定されて
おり、このノズル27はモールドリング28を介してモ
ールド16の流通路29に固定的に接続される。モール
ド16内には、冷却水が入口30から供給され、出口3
1から排出される。 [00103 湯導管15の上部における側部には、オーバフロー樋3
2が形成されており、このオーバフロー樋32の流出端
の下方には、オーバフローパン33が移動台車19に固
定的に設けられる。 [0011] また移動台車19には、振動架台22を振動させるため
の駆動手段34が設けられる。この駆動手段34は、た
とえば引き抜き方向17に直角で水平な軸線を有する出
力軸35を備えるモータ36と、出力軸35に固定され
たスプロケットホイル37と、スプロケットホイル37
と平行な回転軸線を有するスプロケットホイル38と、
両スプロケットホイル37.38間にかけわたされる無
端状チェノ39と、一端部がスプロケットホイル38の
偏心位置にピン枢支されかつ他端部が振動架台22にピ
ン結合された連結杆40とを含む。このような駆動手段
34においてモータ36を駆動すると、振動架台22は
、引き抜き方向17に沿って往復移動し、したがって湯
導管15およびモールド16は引き抜き方向17に沿っ
て振動される。 [0012] なお、移動台車19には、モールド16から引き抜かれ
る鋳片41を案内するためのガイドローラ42を軸支す
るスタンド43が立設される。 [0013] 連続鋳造を行うにあたっては、移動台車19を移動して
、湯導管15の上部流入口44がタンディシュ11の流
出孔14の直下方に位置されて、移動台車19を固定す
る。この状態でし一ドル10の底部に設けられたスライ
ディングゲート45を操作することにより、シードル1
0から溶鋼12が流量制御されながら、タンディシュ1
1に注がれる。タンディシュ11内において、溶鋼12
は鎮静化され、ガスや排金属介在物が浮上する。タンデ
ィシュ11内の底部13の流出孔14からは溶鋼12が
流下して湯導管15の流入口44に注がれる。なお、タ
ンイシュ11からの溶鋼12の流下量は、流出孔14の
径および溶鋼深さhによっつで決まる。 [0014] 湯導管15およびモールド16は駆動手段34によって
一体的に振動されており、湯導管15内に流入した溶鋼
12はモールド16に導かれて冷却される。凝固した鋳
片41はガイドローラ42によって案内されながら、図
示しないピンチローラによって引き抜き方向17に連続
的に引き抜かれる。 [0015] ここで湯導管15およびモールド16の振動態様として
は、次の(1)〜(3)のような態様が考えられる。(
1)引き抜き方向17に沿って連続的な往復振動。(2
)引き抜き方向17に沿う左右の一端もしくは両端で一
旦停止するの往復振動。(3)サインカーブのように移
動速度を変化させながらの往復振動。 [0016] 上述のごとく、タンディシュ11とモールド16とは分
離されており、小重量の湯導管15とモールド16とを
振動させるので、駆動手段34の動力は比較的小さくて
すむ。 [0017] なお、湯導管15、モールド16、移動台車19、振動
架台22、オーバフローパン33、駆動手段34および
ガイドローラ42などを1ユニツトとして、図3の紙面
に垂直な方向に沿って複数ユニットを設けて、多ストラ
ンドの水平連続鋳造を行う。この場合、各ストランド独
立に湯導管15およびモールド16を振動させることが
できる。そのため、ブレークアウトなどの事故が生じた
場合に、その事故が生じたストランドのみの溶鋼の注入
を停止して修理、交換を行うことができる。さらに、モ
ールドの振動方向と引き抜き方向を各ストランド独立に
容易に一致させることができるため、良好な鋳片を得る
ことができる。一方、モールド振動手段34を取除いて
モールド16と湯導管15を一体にして移動台車19に
固定し、鋳片を間欠引き抜きしてもよい。 [0018] 図6は、本発明の他の実施例の一部切欠き断面図であり
、図3〜図5の実施例に対応する部分には同一の参照符
を付す。この実施例では、湯導管46の上部における流
入口47が上方に向けて拡開される。また湯導管48は
モールド16の流通路29と同等かあるいは、rJsさ
い流通断面積を有するように構成される。さらに、湯導
管46の外方には、湯導管46を同心に外囲する電磁コ
イル49.50が配置される。さらに湯導管46の流入
口47は、タンディシュ11の流出孔14から偏心して
配置される。 [0019] この実施例では、電磁コイル49.50によって湯導管
48内の溶鋼12に矢符51で示す方向の回転力が与え
られる。この溶鋼120回転動作によって、溶鋼12内
のガスや非金属介在物の浮上が容易となる。また電磁コ
イル50の働きによってモールド16内の溶鋼にも回転
力が与えられ、それによって前述のガスや非金属介在物
の浮上作用が助成される。それとともに、モールドの振
動により鋳片表面に発生する振動マークの深さを軽減す
ることができる。しかも流出孔14と流入口47との軸
線がずれているので、ガスや非金属介在物の巻込み量が
減少するとともに、浮上したガスが抜けやすくなる。 [0020] 図7は、本発明の他の実施例の一部切欠き断面図であり
、前述の各実施例に対応する部分には同一の参照符を付
す。この実施例は図3〜図5の実施例に類似するが、注
目すべきは湯導管15の流入口44に潤滑パウダ52を
供給するための潤滑パウダ供給手段53が設けられるこ
とである。さらに、タンディシュ11の流出孔14には
、スライディングゲート55を介してイマージョンノズ
ル54が接続されており、タンディシュ11からの溶鋼
はイマージョンノズル54を介して流入口44に供給さ
れる。 [0021] この実施例によれば、潤滑パウダ52によってモールド
16の内面と凝固シェルとが焼付くことが防止される。 さらに、イマージョンノズル54によって溶鋼が空気に
触れることが防止され、したがって溶鋼の酸化が防止さ
れる。 [0022] なお、耐火材24は、溶鋼との濡れ性が低く、非孔質で
あることが望ましい。 上述の実施例ではモールドの振動に従って湯導管15あ
るいは46内の溶鋼面が変動する。図7に示すごときタ
ンディシュ用スライディングゲート55を設けて、その
駆動方法により溶鋼面の変動を補償することは有効であ
る。 [0023] 【発明の効果1 上述のごとく本発明によれば、タンディシュとモールド
とが分離され、湯導管7とモールドとが一体的に振動さ
れるので、駆動力が小となる。また本件水平連続鋳造装
置は多ストランドに構成するので、各ストランドを独立
して取付・運転することが可能となる。また、鋳片の引
き抜きが連続であるため、ピンチロールからの鋳片を直
接圧延する直接圧延に有効である。さらに、本件水平連
続鋳造装置は、前述のごとく駆動力が小であるので、大
型断面のスラブを連続鋳造する装置として特に有効であ
る。 [0024] また本発明によれば、複数の各ストランド毎に、モール
ドと湯導管とを一体構造として振動架台に設置し、この
振動架台を引き抜き方向に個別的に往復振動させるよう
にしたので、一部のストランドを補修することができ、
このとき他の全てのストランドにおける連続鋳造運転を
続行することができ、作業能率の低下を防ぐことができ
る。 [0025] また本発明では、このように各ストランド毎にモールド
と湯導管とを設けているので、各ストランドのモールド
の軸芯と引き抜き方向とを完全に一致させることができ
るようになる。これによってモールド内で鋳片の均一な
冷却を行うことができ、品質の向上を図ることができる
。
発明の一実施例の一部切欠き断面図である。シードル1
0からタンディシュ11に流下した溶鋼12は、さらに
タンディシュ11の底部13に形成された流出孔14か
ら流下し、湯導管15を介してモールド16内に導かれ
、矢符17で示す引き抜き方向に連続的に引き抜かれる
。 [0008] タンディシュ11の下方には、引き抜き方向17に沿っ
て延びるレール18が敷設されており、このレール18
上を移動自在に移動台車19が設けられる。この移動台
車19上には、車輪20.21を備える振動架台22が
引き抜き方向17に沿って往復移動自在に乗載される。 振動架台22上には、一体化された湯導管15およびモ
ールド16が固定的に支持される。 [0009] 図4は図3の湯導管15およびモールド16の左側面図
であり、図5は図3の切断面線V−■から見た断面図で
ある。湯導管15は、上下に延びる円筒状のケーシング
23の内面に耐火材24を内張して構成される。この湯
導管15には、上部開放端から下部開放端に至る略し字
状の湯導管25が形成される。湯導管25の下部開放端
26には、耐火物で形成されたノズル27が固定されて
おり、このノズル27はモールドリング28を介してモ
ールド16の流通路29に固定的に接続される。モール
ド16内には、冷却水が入口30から供給され、出口3
1から排出される。 [00103 湯導管15の上部における側部には、オーバフロー樋3
2が形成されており、このオーバフロー樋32の流出端
の下方には、オーバフローパン33が移動台車19に固
定的に設けられる。 [0011] また移動台車19には、振動架台22を振動させるため
の駆動手段34が設けられる。この駆動手段34は、た
とえば引き抜き方向17に直角で水平な軸線を有する出
力軸35を備えるモータ36と、出力軸35に固定され
たスプロケットホイル37と、スプロケットホイル37
と平行な回転軸線を有するスプロケットホイル38と、
両スプロケットホイル37.38間にかけわたされる無
端状チェノ39と、一端部がスプロケットホイル38の
偏心位置にピン枢支されかつ他端部が振動架台22にピ
ン結合された連結杆40とを含む。このような駆動手段
34においてモータ36を駆動すると、振動架台22は
、引き抜き方向17に沿って往復移動し、したがって湯
導管15およびモールド16は引き抜き方向17に沿っ
て振動される。 [0012] なお、移動台車19には、モールド16から引き抜かれ
る鋳片41を案内するためのガイドローラ42を軸支す
るスタンド43が立設される。 [0013] 連続鋳造を行うにあたっては、移動台車19を移動して
、湯導管15の上部流入口44がタンディシュ11の流
出孔14の直下方に位置されて、移動台車19を固定す
る。この状態でし一ドル10の底部に設けられたスライ
ディングゲート45を操作することにより、シードル1
0から溶鋼12が流量制御されながら、タンディシュ1
1に注がれる。タンディシュ11内において、溶鋼12
は鎮静化され、ガスや排金属介在物が浮上する。タンデ
ィシュ11内の底部13の流出孔14からは溶鋼12が
流下して湯導管15の流入口44に注がれる。なお、タ
ンイシュ11からの溶鋼12の流下量は、流出孔14の
径および溶鋼深さhによっつで決まる。 [0014] 湯導管15およびモールド16は駆動手段34によって
一体的に振動されており、湯導管15内に流入した溶鋼
12はモールド16に導かれて冷却される。凝固した鋳
片41はガイドローラ42によって案内されながら、図
示しないピンチローラによって引き抜き方向17に連続
的に引き抜かれる。 [0015] ここで湯導管15およびモールド16の振動態様として
は、次の(1)〜(3)のような態様が考えられる。(
1)引き抜き方向17に沿って連続的な往復振動。(2
)引き抜き方向17に沿う左右の一端もしくは両端で一
旦停止するの往復振動。(3)サインカーブのように移
動速度を変化させながらの往復振動。 [0016] 上述のごとく、タンディシュ11とモールド16とは分
離されており、小重量の湯導管15とモールド16とを
振動させるので、駆動手段34の動力は比較的小さくて
すむ。 [0017] なお、湯導管15、モールド16、移動台車19、振動
架台22、オーバフローパン33、駆動手段34および
ガイドローラ42などを1ユニツトとして、図3の紙面
に垂直な方向に沿って複数ユニットを設けて、多ストラ
ンドの水平連続鋳造を行う。この場合、各ストランド独
立に湯導管15およびモールド16を振動させることが
できる。そのため、ブレークアウトなどの事故が生じた
場合に、その事故が生じたストランドのみの溶鋼の注入
を停止して修理、交換を行うことができる。さらに、モ
ールドの振動方向と引き抜き方向を各ストランド独立に
容易に一致させることができるため、良好な鋳片を得る
ことができる。一方、モールド振動手段34を取除いて
モールド16と湯導管15を一体にして移動台車19に
固定し、鋳片を間欠引き抜きしてもよい。 [0018] 図6は、本発明の他の実施例の一部切欠き断面図であり
、図3〜図5の実施例に対応する部分には同一の参照符
を付す。この実施例では、湯導管46の上部における流
入口47が上方に向けて拡開される。また湯導管48は
モールド16の流通路29と同等かあるいは、rJsさ
い流通断面積を有するように構成される。さらに、湯導
管46の外方には、湯導管46を同心に外囲する電磁コ
イル49.50が配置される。さらに湯導管46の流入
口47は、タンディシュ11の流出孔14から偏心して
配置される。 [0019] この実施例では、電磁コイル49.50によって湯導管
48内の溶鋼12に矢符51で示す方向の回転力が与え
られる。この溶鋼120回転動作によって、溶鋼12内
のガスや非金属介在物の浮上が容易となる。また電磁コ
イル50の働きによってモールド16内の溶鋼にも回転
力が与えられ、それによって前述のガスや非金属介在物
の浮上作用が助成される。それとともに、モールドの振
動により鋳片表面に発生する振動マークの深さを軽減す
ることができる。しかも流出孔14と流入口47との軸
線がずれているので、ガスや非金属介在物の巻込み量が
減少するとともに、浮上したガスが抜けやすくなる。 [0020] 図7は、本発明の他の実施例の一部切欠き断面図であり
、前述の各実施例に対応する部分には同一の参照符を付
す。この実施例は図3〜図5の実施例に類似するが、注
目すべきは湯導管15の流入口44に潤滑パウダ52を
供給するための潤滑パウダ供給手段53が設けられるこ
とである。さらに、タンディシュ11の流出孔14には
、スライディングゲート55を介してイマージョンノズ
ル54が接続されており、タンディシュ11からの溶鋼
はイマージョンノズル54を介して流入口44に供給さ
れる。 [0021] この実施例によれば、潤滑パウダ52によってモールド
16の内面と凝固シェルとが焼付くことが防止される。 さらに、イマージョンノズル54によって溶鋼が空気に
触れることが防止され、したがって溶鋼の酸化が防止さ
れる。 [0022] なお、耐火材24は、溶鋼との濡れ性が低く、非孔質で
あることが望ましい。 上述の実施例ではモールドの振動に従って湯導管15あ
るいは46内の溶鋼面が変動する。図7に示すごときタ
ンディシュ用スライディングゲート55を設けて、その
駆動方法により溶鋼面の変動を補償することは有効であ
る。 [0023] 【発明の効果1 上述のごとく本発明によれば、タンディシュとモールド
とが分離され、湯導管7とモールドとが一体的に振動さ
れるので、駆動力が小となる。また本件水平連続鋳造装
置は多ストランドに構成するので、各ストランドを独立
して取付・運転することが可能となる。また、鋳片の引
き抜きが連続であるため、ピンチロールからの鋳片を直
接圧延する直接圧延に有効である。さらに、本件水平連
続鋳造装置は、前述のごとく駆動力が小であるので、大
型断面のスラブを連続鋳造する装置として特に有効であ
る。 [0024] また本発明によれば、複数の各ストランド毎に、モール
ドと湯導管とを一体構造として振動架台に設置し、この
振動架台を引き抜き方向に個別的に往復振動させるよう
にしたので、一部のストランドを補修することができ、
このとき他の全てのストランドにおける連続鋳造運転を
続行することができ、作業能率の低下を防ぐことができ
る。 [0025] また本発明では、このように各ストランド毎にモールド
と湯導管とを設けているので、各ストランドのモールド
の軸芯と引き抜き方向とを完全に一致させることができ
るようになる。これによってモールド内で鋳片の均一な
冷却を行うことができ、品質の向上を図ることができる
。
【図1】
先行技術を示す正面図である。
【図2】
先行技術を示す正面図である。
【図3】
本発明の一実施例の一部切欠き断面図である。
【図4】
図3の湯導管15およびモールド16の左側面図である
。
。
【図5】
図3の切断面線■−vから見た断面図である。
【図6】
本発明の他の実施例の一部切欠き断面図である。
【図7】
本発明の他の実施例の一部切欠き断面図である。
10 し−ドル
11 タンディシュ
14 流出孔
15.46 湯導管
16 モールド
17 引き抜き方向
26 下部開放端
34 駆動手段
44.47 流入口
52 潤滑パウダ
53 潤滑パウダ供給手段
図面
【図1】
【図2】
【図31
【図4】
【図5】
Claims (1)
- 【請求項1】タンディシュの底部に形成された流出孔の
下方に、複数の各ストランド毎に、前記流出孔に対応し
た流入口を上部に有しかつ下部側方にはモールドの流通
路に接続される開放端を有しモールドと一体的に結合さ
れる湯導管が配置され、モールドと湯導管とを一体構造
として各ストランド毎の振動架台に設置し、振動架台を
引き抜き方向に個別的に往復振動させ、該振動架台は各
々のストランドの鋳造方向に平行して敷設されたレール
に設けられた移動台車上に、モールドを振動する駆動手
段を介して設置され、かつモールド冷却水は振動架台を
介して供給され、各鋳片は連続的に引き抜きされること
を特徴とする多ストランド型水平連続鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40230490A JPH0651217B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 多ストランド型水平連続鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40230490A JPH0651217B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 多ストランド型水平連続鋳造装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12826882A Division JPS5919056A (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 水平連続鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100657A true JPH04100657A (ja) | 1992-04-02 |
JPH0651217B2 JPH0651217B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=18512123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40230490A Expired - Lifetime JPH0651217B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 多ストランド型水平連続鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651217B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP40230490A patent/JPH0651217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0651217B2 (ja) | 1994-07-06 |
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