JPH03996A - ロータリ式密閉形圧縮機 - Google Patents
ロータリ式密閉形圧縮機Info
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- JPH03996A JPH03996A JP13147089A JP13147089A JPH03996A JP H03996 A JPH03996 A JP H03996A JP 13147089 A JP13147089 A JP 13147089A JP 13147089 A JP13147089 A JP 13147089A JP H03996 A JPH03996 A JP H03996A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ロータリ式密閉形圧縮機に係り、特に、ロー
タリ式密閉形圧縮機に特有の回転方向振動を抑制するの
に好適な防振構造を有するロータリ式密閉形圧縮機に関
するものである。
タリ式密閉形圧縮機に特有の回転方向振動を抑制するの
に好適な防振構造を有するロータリ式密閉形圧縮機に関
するものである。
[従来の技術]
従来のロータリ式密閉形圧縮機の防振構造としては、実
開昭58−84383号公報に記載されているように、
密閉容器に取付ける支持装置の支持ポイントを、外部に
伝達される振動が小さくなるような場所に限定して、防
振効果を向上させた例がある。
開昭58−84383号公報に記載されているように、
密閉容器に取付ける支持装置の支持ポイントを、外部に
伝達される振動が小さくなるような場所に限定して、防
振効果を向上させた例がある。
また、レシプロ(往復)式密閉形圧縮機の場合には、一
般的に密閉容器内にある電動機部および圧縮機構部の両
方を弾性的に支持し、密閉容器に伝達される振動を小さ
くするような構造になっている。
般的に密閉容器内にある電動機部および圧縮機構部の両
方を弾性的に支持し、密閉容器に伝達される振動を小さ
くするような構造になっている。
さらに、実開昭51−179008号公報に記載されて
いるように、圧縮機構部のシリンダを密閉容器の内壁に
設けられたガイドを有するスライド板に挿入して回転方
向に摺動自在にし、前記シリンダとスライド板との間に
対称に2個のばねを設けてシリンダの回転を規制する手
段も知られている。
いるように、圧縮機構部のシリンダを密閉容器の内壁に
設けられたガイドを有するスライド板に挿入して回転方
向に摺動自在にし、前記シリンダとスライド板との間に
対称に2個のばねを設けてシリンダの回転を規制する手
段も知られている。
[発明が解決しようとする課題]
前記従来技術のうち、実開昭58−84383号公報記
載のものは、圧縮機密閉容器の振動を外部に伝達し難く
するためには有効であるが、密閉容器そのものの振動を
低減させる技術ではなく、防振効果も十分とはいえない
。
載のものは、圧縮機密閉容器の振動を外部に伝達し難く
するためには有効であるが、密閉容器そのものの振動を
低減させる技術ではなく、防振効果も十分とはいえない
。
また、レシプロ式密閉形圧縮機では、密閉容器内にある
電動機部および圧縮機構部の主要部分をすべてばねで弾
性支持し、その主要部分と密閉容器とが直接接触しない
ような構造となっているため、密閉容器が大形になると
いう問題点があった。
電動機部および圧縮機構部の主要部分をすべてばねで弾
性支持し、その主要部分と密閉容器とが直接接触しない
ような構造となっているため、密閉容器が大形になると
いう問題点があった。
このレシプロ式で用いられている防振技術をロータリ式
に適用しても、密閉容器の大形化は避けられない。
に適用しても、密閉容器の大形化は避けられない。
さらに、実開昭51−179008号公報に記載されて
いる技術では、シリンダを回転方向に摺動させるために
は、シリンダとガイドを有するスライド板との間に一定
の間隙を設ける必要があり。
いる技術では、シリンダを回転方向に摺動させるために
は、シリンダとガイドを有するスライド板との間に一定
の間隙を設ける必要があり。
このために、回転軸が振れ回りやすくなり、電動機部で
回転子と固定子とが接触して破損する事故が起こるとい
う問題があった。また、この従来技術では、シリンダに
連通された吸込パイプがシリンダの揺動運動によって破
損することを防止するため、吸込パイプを螺旋状にして
長いものを使用している。これにより、吸込パイプ内の
吸込ガスが加熱されやすくなり、圧縮機の容積効率が低
下するという問題もあった。
回転子と固定子とが接触して破損する事故が起こるとい
う問題があった。また、この従来技術では、シリンダに
連通された吸込パイプがシリンダの揺動運動によって破
損することを防止するため、吸込パイプを螺旋状にして
長いものを使用している。これにより、吸込パイプ内の
吸込ガスが加熱されやすくなり、圧縮機の容積効率が低
下するという問題もあった。
本発明は、上記従来技術における問題点を解決するため
になされたもので、密閉容器を大形化することなく、密
閉容器そのものの振動を低減し、より低振動のロータリ
式密閉形圧縮機を提供することを、その目的とするもの
である。
になされたもので、密閉容器を大形化することなく、密
閉容器そのものの振動を低減し、より低振動のロータリ
式密閉形圧縮機を提供することを、その目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明に係るロータリ式密
閉形圧縮機のもつとも基本的な構成は、密閉容器内に、
固定子および回転子からなる電動機部と、この電動機部
にクランク軸で連結された圧縮機構部とを収納し、 その圧縮機構部は、シリンダと、シリンダ内を偏心回転
するローリングピストンと、このローリングピストンの
回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主軸受
および副軸受とを備えてなるロータリ式密閉形圧縮機に
おいて、上記圧縮機構部と上記密閉容器との間で、当該
圧縮機構部が、半径方向、軸方向には拘束され。
閉形圧縮機のもつとも基本的な構成は、密閉容器内に、
固定子および回転子からなる電動機部と、この電動機部
にクランク軸で連結された圧縮機構部とを収納し、 その圧縮機構部は、シリンダと、シリンダ内を偏心回転
するローリングピストンと、このローリングピストンの
回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主軸受
および副軸受とを備えてなるロータリ式密閉形圧縮機に
おいて、上記圧縮機構部と上記密閉容器との間で、当該
圧縮機構部が、半径方向、軸方向には拘束され。
回転子の回転方向にのみ揺動可能な拘束力をもつ手段で
支持されたものである。
支持されたものである。
より具体的には、上記と同一前提において、圧縮機構部
を構成する主軸受の円板体部に、回転方向に自在に回転
し、半径方向、軸方向には高剛性を有する円環状部品を
介在せしめるものとし、この円環状部品は、その内径側
に主軸受のポンプ作用部側に固定される内輪と、その外
径側に主軸受の密閉容器側に固定される外輪と、前記内
輪、外輪間に係止され回転方向に弾性を有する部材とか
らなるものである。
を構成する主軸受の円板体部に、回転方向に自在に回転
し、半径方向、軸方向には高剛性を有する円環状部品を
介在せしめるものとし、この円環状部品は、その内径側
に主軸受のポンプ作用部側に固定される内輪と、その外
径側に主軸受の密閉容器側に固定される外輪と、前記内
輪、外輪間に係止され回転方向に弾性を有する部材とか
らなるものである。
なお、本発明を開発した考え方を付記すると。
次のとおりである。
ロータリ式密閉形圧縮機は、構造的な必然性から回転方
向の振動が大きく1回転方向の振動の大きさは、クラン
ク軸軸心に平行な方向の振動の大きさ、およびクランク
軸軸心に直角な方向の振動の大きさにくらべ、下表に示
す如く一般的な例で。
向の振動が大きく1回転方向の振動の大きさは、クラン
ク軸軸心に平行な方向の振動の大きさ、およびクランク
軸軸心に直角な方向の振動の大きさにくらべ、下表に示
す如く一般的な例で。
動を抑制することができ、圧縮機を低振動化できる。
本発明による振動系を第10図に示す。
第10図は、本発明の詳細な説明する模式図である6
シリンダが、冷媒の圧縮力による回転方向変動荷重T。
を受けるとすると、シリンダおよび密閉容器についての
運動方程式から、 ある圧縮機構部と圧縮機構部を固定する密閉容器との間
に回転方向の振動を絶縁あるいは減衰させる構造を取り
入れることにより達成される。
運動方程式から、 ある圧縮機構部と圧縮機構部を固定する密閉容器との間
に回転方向の振動を絶縁あるいは減衰させる構造を取り
入れることにより達成される。
[作用]
本発明では、圧縮機構部と密閉容器とは、回転自在に、
かつ弾性体を介在させて結合されているので、圧縮機構
部(とくにそのポンプ作用部)に発生する回転脈動は吸
振され、減衰して密閉容器に伝達される。このため、密
閉容器自体の回転振となる。ここでJ。ニジリンダ慣性
モーメントKoニスプリング定数 φ。ニジリンダ回転角度 JK:密閉容器慣性モーメント KK:防振ゴム定数 φに:密閉容器回転角度 To=Tsinωtで近似すると、 φ。=ΦKsinωt、 φ、=Φ、sinωtと
表わされるので、■、■式に代入して整理すると、 となる。
かつ弾性体を介在させて結合されているので、圧縮機構
部(とくにそのポンプ作用部)に発生する回転脈動は吸
振され、減衰して密閉容器に伝達される。このため、密
閉容器自体の回転振となる。ここでJ。ニジリンダ慣性
モーメントKoニスプリング定数 φ。ニジリンダ回転角度 JK:密閉容器慣性モーメント KK:防振ゴム定数 φに:密閉容器回転角度 To=Tsinωtで近似すると、 φ。=ΦKsinωt、 φ、=Φ、sinωtと
表わされるので、■、■式に代入して整理すると、 となる。
ここで、静的に回転方向にTが作用するときの密閉容器
の振幅をΦ7゜とすると、変動トルクTsinωtを受
けたときの振幅倍率は、 Φ、 KcKK Φ、。 CKc−Jcω”) (KK−J、ω”) −
J、KcJ−■となる。
の振幅をΦ7゜とすると、変動トルクTsinωtを受
けたときの振幅倍率は、 Φ、 KcKK Φ、。 CKc−Jcω”) (KK−J、ω”) −
J、KcJ−■となる。
一方、従来例についても同様にして振幅倍率を求めると
、 となる。ここで、J6 :従来例の密閉容器慣性モーメ
ント 密閉容器の回転振動の抑制(本発明の効果)を行うため
には、■、■式において、 なる関係が、一般的な商用電源周波数50Hz(ω=3
14rad/s)、60Hz (ω=377 r a
d / s )で成り立てばよい。
、 となる。ここで、J6 :従来例の密閉容器慣性モーメ
ント 密閉容器の回転振動の抑制(本発明の効果)を行うため
には、■、■式において、 なる関係が、一般的な商用電源周波数50Hz(ω=3
14rad/s)、60Hz (ω=377 r a
d / s )で成り立てばよい。
とおくとき、314rad/s)z、+、であれば、本
発明の目的を達成できる。
発明の目的を達成できる。
たとえば、c、+1=283rad/s (45Hz)
で、314 Hz >ω□が成り立つように各定数を設
定した場合1本発明の実施例と従来例とを比較すると第
11図の如くなる。
で、314 Hz >ω□が成り立つように各定数を設
定した場合1本発明の実施例と従来例とを比較すると第
11図の如くなる。
第11図は、本発明と従来例の振幅倍率を比較した線図
であり、横軸に運転周波数(Hz)、縦軸に振幅倍率(
1Φに1/1Φ、。1)をとり、本発明を実線、従来例
を破線で示している。
であり、横軸に運転周波数(Hz)、縦軸に振幅倍率(
1Φに1/1Φ、。1)をとり、本発明を実線、従来例
を破線で示している。
第11図に示すように、45Hz以上の周波数で、本発
明の振幅倍率は従来例の振幅倍率よりも小さくなるため
、−船釣な商用電源周波数50Hz、60Hzで低振動
化できる。
明の振幅倍率は従来例の振幅倍率よりも小さくなるため
、−船釣な商用電源周波数50Hz、60Hzで低振動
化できる。
[実施例コ
以下、本発明の各実施例を第1図ないし第9図、ならび
に第12図ないし第15図を参照して説明する。
に第12図ないし第15図を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るロータリ式密閉形圧
縮機の縦断面図、第2図は、第1図のA−A矢視断面図
、第3図は、第1図のB−B矢視断面図、第4図および
第5図は、円環状部品の他の例を示す正面図、第6図は
、本実施例の振幅倍率を示す線図、第7図は、冷媒ガス
圧縮トルクを説明する線図である。
縮機の縦断面図、第2図は、第1図のA−A矢視断面図
、第3図は、第1図のB−B矢視断面図、第4図および
第5図は、円環状部品の他の例を示す正面図、第6図は
、本実施例の振幅倍率を示す線図、第7図は、冷媒ガス
圧縮トルクを説明する線図である。
第1図ないし第3図において、1は密閉容器。
2は、電動機部を構成する固定子、3は、電動機部を構
成する回転子、4は、回転子1に嵌着され圧縮機構部を
即動するクランク軸、5は、クランク軸4の偏心部に回
動可能に嵌入されたローリングピストンに係るローラ、
6はシリンダ、7は副軸受、8は主軸受で、これら主、
副軸受8,7は、シリンダ6の両端を密閉するとともに
クランク軸4を支持している。10は、ローラ5の回転
に追従して往復動するベーン、11は、ベーン10を支
持するプリング、13は、副軸受7の反シリンダ端面に
消音室を形成する消音室カバーに係るサイレンサカバー
である。
成する回転子、4は、回転子1に嵌着され圧縮機構部を
即動するクランク軸、5は、クランク軸4の偏心部に回
動可能に嵌入されたローリングピストンに係るローラ、
6はシリンダ、7は副軸受、8は主軸受で、これら主、
副軸受8,7は、シリンダ6の両端を密閉するとともに
クランク軸4を支持している。10は、ローラ5の回転
に追従して往復動するベーン、11は、ベーン10を支
持するプリング、13は、副軸受7の反シリンダ端面に
消音室を形成する消音室カバーに係るサイレンサカバー
である。
9は、後述するように主軸受8の円板体部に介在せしめ
た円環状部品である。
た円環状部品である。
12は、サイレンサカバー13に取付けた吸込パイプ、
16は吐出パイプである。
16は吐出パイプである。
次に、本実施例のロータリ式密閉形圧縮機の構成と作用
をより詳しく説明する。
をより詳しく説明する。
密閉容器1の内部に電動機部と圧縮機構部とが配設され
ている。
ている。
電動機部は、固定子2と回転子3とからなり、固定子2
は密閉容器1に焼嵌めなどで固定されており、回転子3
は焼嵌めまたは圧入などでクランク軸4に固定されてい
る。
は密閉容器1に焼嵌めなどで固定されており、回転子3
は焼嵌めまたは圧入などでクランク軸4に固定されてい
る。
圧縮機構部は、主軸受8、クランク軸4、シリンダ6、
ローラ5、副軸受7等により構成されている。主軸受8
は、密閉容器1に溶接などで固定されている。ベーン1
oは、スプリング11によりローラ5に押圧されている
。クランク軸4の回転に伴い、ローラ5が偏心回転し、
ローラ5の回転に追従してベーン7は往復運動する。こ
のローラ5の偏心回転により吸入、圧縮、吐出のポンプ
作用が行なわれる。なお、本明細書では圧縮機構部のう
ち、特に、吸入、圧縮、吐出のポンプ作用が行なわれる
作動室をポンプ作用部と称する。
ローラ5、副軸受7等により構成されている。主軸受8
は、密閉容器1に溶接などで固定されている。ベーン1
oは、スプリング11によりローラ5に押圧されている
。クランク軸4の回転に伴い、ローラ5が偏心回転し、
ローラ5の回転に追従してベーン7は往復運動する。こ
のローラ5の偏心回転により吸入、圧縮、吐出のポンプ
作用が行なわれる。なお、本明細書では圧縮機構部のう
ち、特に、吸入、圧縮、吐出のポンプ作用が行なわれる
作動室をポンプ作用部と称する。
冷媒ガスは、外部サイクルから吸込パイプ12を通して
吸引され、ポンプ作用部で圧縮されて高圧となった冷媒
ガスは、吐出パイプ16から外部サイクルへ供給される
。
吸引され、ポンプ作用部で圧縮されて高圧となった冷媒
ガスは、吐出パイプ16から外部サイクルへ供給される
。
冷媒ガスを圧縮する過程においては、第7図で示したよ
うにクランク軸4の回転に伴い、冷媒ガスを圧縮するた
めのトルクは大きく変動する。シリンダ6にはこのガス
圧を受けてクランク軸4の回転方向と同じ方向に回転し
ようとする力が働く。
うにクランク軸4の回転に伴い、冷媒ガスを圧縮するた
めのトルクは大きく変動する。シリンダ6にはこのガス
圧を受けてクランク軸4の回転方向と同じ方向に回転し
ようとする力が働く。
シリンダ6と副軸受7とはボルト(図示せず)によって
主軸受8に一体に締付けられている。
主軸受8に一体に締付けられている。
主軸受8の円板体部(シリンダ6の端面を密閉する部分
)には、回転方向に自在に回転し、半径方向、軸方向に
高剛性を有する円環状部品9が装着されている。前記主
軸受8の円板体部は、ポンプ作用部側と密閉容器1側と
に分割されており、前記円環状部品9をその間に装着す
ることによって一体の主軸受8が形成されるものである
。
)には、回転方向に自在に回転し、半径方向、軸方向に
高剛性を有する円環状部品9が装着されている。前記主
軸受8の円板体部は、ポンプ作用部側と密閉容器1側と
に分割されており、前記円環状部品9をその間に装着す
ることによって一体の主軸受8が形成されるものである
。
本実施例の円環状部品9は、ころがり軸受相当のもので
あり、その内径側に主軸受8のポンプ作用部側の分割体
に固定される内@9aと、その外径側に主軸受8の密閉
容器1側の分割体に固定される外輪9bと、これら内輪
9a、外輪9b間に係止され回転方向に弾性を有する複
数のボール9Cとからなるものである。
あり、その内径側に主軸受8のポンプ作用部側の分割体
に固定される内@9aと、その外径側に主軸受8の密閉
容器1側の分割体に固定される外輪9bと、これら内輪
9a、外輪9b間に係止され回転方向に弾性を有する複
数のボール9Cとからなるものである。
前記円環状部品9の機能は、換言すれば、圧縮機構部と
密閉容器1との間で、当該圧縮機構部が、半径方向、軸
方向には拘束され、回転子3の回転方向にのみ揺動可能
な拘束力をもつ手段で支持されるようにしたものである
。
密閉容器1との間で、当該圧縮機構部が、半径方向、軸
方向には拘束され、回転子3の回転方向にのみ揺動可能
な拘束力をもつ手段で支持されるようにしたものである
。
一方、副軸受7には、サイレンサーカバ13を通して、
弾性を有する円弧状の吸込パイプ12が圧入されている
。このため、シリンダ6が回転しようとする力は直接密
閉容器1に伝達されず、吸込パイプ12を通じて密閉容
器1に伝達される。
弾性を有する円弧状の吸込パイプ12が圧入されている
。このため、シリンダ6が回転しようとする力は直接密
閉容器1に伝達されず、吸込パイプ12を通じて密閉容
器1に伝達される。
すなわち、密閉容器1と、主ベアリング8.シリンダ6
、副ベアリング7よりなる圧縮機構部と、弾性を有する
吸込パイプ12とで形成される振動系で考え、これに適
切な条件を設定することにより、密閉容器1へ伝達され
る振動を大幅に低減することができる。
、副ベアリング7よりなる圧縮機構部と、弾性を有する
吸込パイプ12とで形成される振動系で考え、これに適
切な条件を設定することにより、密閉容器1へ伝達され
る振動を大幅に低減することができる。
ここで、本実施例における各定数を下記のとおり設計し
た場合の低振動効果について説明する。
た場合の低振動効果について説明する。
シリンダ慣性モーメント: J o= 1.88X10
−3kg −ここに、シリンダ慣性モーメントJcは、
シリンダ6、副軸受7.主軸受8等よりなる部分の慣性
モーメント スプリング定数:に、=2ON−m/radここに、ス
プリング定数K。は、吸込パイプ12のはね定数 密閉容器慣性モーメント: JK=6.86 x I
Q−’蹟・イ ここに、密閉容器慣性モーメントJKは、固定子2を含
む密閉容器部分の慣性モーメント防振ゴム定数:KK=
=139N−m/radこれに対し、従来技術における
各定数は下記のとおりである。
−3kg −ここに、シリンダ慣性モーメントJcは、
シリンダ6、副軸受7.主軸受8等よりなる部分の慣性
モーメント スプリング定数:に、=2ON−m/radここに、ス
プリング定数K。は、吸込パイプ12のはね定数 密閉容器慣性モーメント: JK=6.86 x I
Q−’蹟・イ ここに、密閉容器慣性モーメントJKは、固定子2を含
む密閉容器部分の慣性モーメント防振ゴム定数:KK=
=139N−m/radこれに対し、従来技術における
各定数は下記のとおりである。
密閉容器慣性モーメント; J ’ 、=8.74χ1
0−’kg・ボ 二二に、密閉容器慣性モーメントJK′は、密閉形圧縮
機の非回転部分の慣性モーメント防振ゴム定数: KK
=139N−m/rad上記実施例と従来技術の圧縮機
の回転方向振幅を測定すると、第6図に示す如く、本実
施例の振幅倍率1Φに1/1Φ7゜1は、従来技術に比
べ50Hzで約1/4.60 Hzで約115に低減で
きる。
0−’kg・ボ 二二に、密閉容器慣性モーメントJK′は、密閉形圧縮
機の非回転部分の慣性モーメント防振ゴム定数: KK
=139N−m/rad上記実施例と従来技術の圧縮機
の回転方向振幅を測定すると、第6図に示す如く、本実
施例の振幅倍率1Φに1/1Φ7゜1は、従来技術に比
べ50Hzで約1/4.60 Hzで約115に低減で
きる。
本実施例によれば、密閉容器自体の振動が大幅に低減で
きるので、従来必要であった外部サイクルの吸込、吐出
の長配管による振動の吸振の必要がなくなり、配管長を
1/3〜115に短縮できる。配管に使用する銅パイプ
の材料費が軽減されると共に、配管に要したスペースが
有効に利用でき、または小形化できる。
きるので、従来必要であった外部サイクルの吸込、吐出
の長配管による振動の吸振の必要がなくなり、配管長を
1/3〜115に短縮できる。配管に使用する銅パイプ
の材料費が軽減されると共に、配管に要したスペースが
有効に利用でき、または小形化できる。
また、本実施例のロータリ式密閉形圧縮機を。
冷蔵庫、空気調和機等に適用すると、防振ゴムを通して
密閉容器から冷蔵庫、空気調和機等に伝達される振動も
低減されるため、製品全体の低振動化のみならず振動音
の低下による低騒音化の効果もある。
密閉容器から冷蔵庫、空気調和機等に伝達される振動も
低減されるため、製品全体の低振動化のみならず振動音
の低下による低騒音化の効果もある。
なお、本実施例で用いた円環状部品9は、ころがり軸受
に相当するものであるが、例えば、内輪。
に相当するものであるが、例えば、内輪。
外輪間に油膜のみを介在させる、いわゆるすべり軸受に
相当する円環状部品を採用しても差支えない。
相当する円環状部品を採用しても差支えない。
また、第4図に示す円環状部品9Aは、内a9a、外輪
9b間に粘弾性体17を充填させたものであり、第5図
に示す円環状部品9Bは、内輪9a9.外輪9b間にば
ね18を介在させたものである。いずれの円環状部品を
採用しても、回転方向に自在に回転し、半径方向、軸方
向には高剛性を有する円環状部品として、先の実施例と
同様に、ロータリ式密閉形圧縮機の振動低減に寄与する
。
9b間に粘弾性体17を充填させたものであり、第5図
に示す円環状部品9Bは、内輪9a9.外輪9b間にば
ね18を介在させたものである。いずれの円環状部品を
採用しても、回転方向に自在に回転し、半径方向、軸方
向には高剛性を有する円環状部品として、先の実施例と
同様に、ロータリ式密閉形圧縮機の振動低減に寄与する
。
次に、第8図は1本発明の他の実施例に係る圧縮機構部
の横断面図、第9図は、第8図のC−C矢視断面図であ
る。図中、第2図と同一符号のものは先の実施例と同等
部分であるから、その説明を省略する。
の横断面図、第9図は、第8図のC−C矢視断面図であ
る。図中、第2図と同一符号のものは先の実施例と同等
部分であるから、その説明を省略する。
第8,9図に示す主軸受8Aは、密閉容器側分割体8a
およびポンプ作用部側分割体8bに分割形成したものと
し、分割体8a、’8bのそれぞれに少なくとも2個以
上(第8図の例では4方向)の張り出し部8c、8dを
設け、密閉容器側分割体8aを密閉容器lに固定し、ポ
ンプ作用部側分割体8bを回転方向摺動自在となるよう
に前記張り出し部8c、8dを組み合わせたものである
。
およびポンプ作用部側分割体8bに分割形成したものと
し、分割体8a、’8bのそれぞれに少なくとも2個以
上(第8図の例では4方向)の張り出し部8c、8dを
設け、密閉容器側分割体8aを密閉容器lに固定し、ポ
ンプ作用部側分割体8bを回転方向摺動自在となるよう
に前記張り出し部8c、8dを組み合わせたものである
。
さらに、密閉容器側分割体8aとポンプ作用部側分割体
8bとを弾性部材に係るばね19で弾性的に支持したも
のである。
8bとを弾性部材に係るばね19で弾性的に支持したも
のである。
第8,9図の主軸受を用いたロータリ式密閉形圧縮機は
、先の第1〜3図の実施例と同様の効果が期待されるほ
か、組立性が改善されるという本実施例特有の効果があ
る。
、先の第1〜3図の実施例と同様の効果が期待されるほ
か、組立性が改善されるという本実施例特有の効果があ
る。
次に、第12図は、本発明のさらに他の実施例に係るロ
ータリ式密閉形圧縮機の縦断面図であり、図中、第1図
と同一符号のものは先の実施例と同一部分であるから、
その説明を省略する。
ータリ式密閉形圧縮機の縦断面図であり、図中、第1図
と同一符号のものは先の実施例と同一部分であるから、
その説明を省略する。
第12図の実施例は、先の第1図の実施例で説明したロ
ータリ式密閉形圧縮機において、支持部材を構成する補
助フレーム15を密閉容器1に圧入し、この補助レーム
15に、支持部材を構成する補助軸受14をボルトで固
定し、回転子3側のクランク軸4の先端を補助軸受14
で支持したものである。
ータリ式密閉形圧縮機において、支持部材を構成する補
助フレーム15を密閉容器1に圧入し、この補助レーム
15に、支持部材を構成する補助軸受14をボルトで固
定し、回転子3側のクランク軸4の先端を補助軸受14
で支持したものである。
第12図の実施例によれば、先の第1図の実施例と同様
の効果が期待されるほか、クランク軸4の振れ回りを抑
制するという本実施例特有の効果があり、さらに低振動
化が可能である。
の効果が期待されるほか、クランク軸4の振れ回りを抑
制するという本実施例特有の効果があり、さらに低振動
化が可能である。
次に、第13図は、本発明のさらに他の実施例に係るロ
ータリ式密閉形圧縮機の縦断面図、第14図は、第13
図のD−D矢視断面図、第15図(a)は、第13図の
円環状部品の正面図、第15図(b)は、第15図(a
)のE−E矢視断面図である。図中、第1図および第1
2図と同一符号のものは同一部分を示すものであり、そ
の説明を省略する。
ータリ式密閉形圧縮機の縦断面図、第14図は、第13
図のD−D矢視断面図、第15図(a)は、第13図の
円環状部品の正面図、第15図(b)は、第15図(a
)のE−E矢視断面図である。図中、第1図および第1
2図と同一符号のものは同一部分を示すものであり、そ
の説明を省略する。
第13図の実施例でも、先の第12図の実施例と同様に
クランク軸4の振れ回りを防止するため、補助フレーム
15を介し密閉容器1に固定された補助軸受14により
クランク軸4の先端を支持する構造になっている。
クランク軸4の振れ回りを防止するため、補助フレーム
15を介し密閉容器1に固定された補助軸受14により
クランク軸4の先端を支持する構造になっている。
また、本実施例では、サイレンサシバー13上に吸込カ
バー20を設け、この吸込カバー20上の回転中心位置
にシートリング21を溶接し、密閉容器1の端面中央部
に溶接された吸込パイプ12Aとメカニカルシールによ
り接続されている。
バー20を設け、この吸込カバー20上の回転中心位置
にシートリング21を溶接し、密閉容器1の端面中央部
に溶接された吸込パイプ12Aとメカニカルシールによ
り接続されている。
メカニカルシールは、吸込みパイプ12Aの外径にパツ
キン23を介在させて軸方向にスライドする従動リング
22をばね24によって前記シートリング21に密着さ
せて摺動させる構造となっている。
キン23を介在させて軸方向にスライドする従動リング
22をばね24によって前記シートリング21に密着さ
せて摺動させる構造となっている。
この構造により、冷媒ガスは、吸込パイプ12Aからメ
カニカルシール部、吸込カバー16を通ってシリンダ6
内に吸込まれるので、吸込パイプを螺旋状に曲げた従来
の構造に比べ、吸込冷媒ガスの加熱が少なく、容積効率
が低下しにくい。
カニカルシール部、吸込カバー16を通ってシリンダ6
内に吸込まれるので、吸込パイプを螺旋状に曲げた従来
の構造に比べ、吸込冷媒ガスの加熱が少なく、容積効率
が低下しにくい。
さらに、本実施例に用いる円環状部品9Cは、第15図
に示すように、ばねとダンパを兼ね備えた部品である。
に示すように、ばねとダンパを兼ね備えた部品である。
円環状部品9Cは、複数(第15図の例では4個)の凸
部91aを有する外@91と、複数(第15図の例では
4個)の凸部92aを有する内輪92とを、それぞれ凸
部91a、92aによって複数(第15図の例では4個
)の室を形成するように対向させ、前記複数の室を、気
密性のある気体ばね室Fと通気孔93を有する気体ダン
パ室Gとに区分したものである。
部91aを有する外@91と、複数(第15図の例では
4個)の凸部92aを有する内輪92とを、それぞれ凸
部91a、92aによって複数(第15図の例では4個
)の室を形成するように対向させ、前記複数の室を、気
密性のある気体ばね室Fと通気孔93を有する気体ダン
パ室Gとに区分したものである。
すなわち、円環状部品9Cは、主軸受8の密閉容器1側
に固定された外輪91と、主軸受8のポンプ作用部側に
固定された内輪92とにそれぞれ設けられた凸部91a
、92aにより8個の室に区分され1回転摺動する構成
になっている。Fの4室が気密性のある気体ばね室で、
Gの4室が通気孔93を設けることにより気体ダンパ室
になっている。この円環状部品9Cにはダンパが設けら
れているので、低速回転時におけるシリンダ6および密
閉容器1の振動を減少する効果がある。
に固定された外輪91と、主軸受8のポンプ作用部側に
固定された内輪92とにそれぞれ設けられた凸部91a
、92aにより8個の室に区分され1回転摺動する構成
になっている。Fの4室が気密性のある気体ばね室で、
Gの4室が通気孔93を設けることにより気体ダンパ室
になっている。この円環状部品9Cにはダンパが設けら
れているので、低速回転時におけるシリンダ6および密
閉容器1の振動を減少する効果がある。
なお、本円環状部品に設ける室の数は任意であり、室内
部にばねを取付けた場合や、室内部に冷凍機油等の液体
を入れた場合でも本発明の効果を得ることができる。
部にばねを取付けた場合や、室内部に冷凍機油等の液体
を入れた場合でも本発明の効果を得ることができる。
また、第13図の実施例において、補助軸受14、補助
フレーム15を省略しても相応の効果を得ることは言う
までもない。
フレーム15を省略しても相応の効果を得ることは言う
までもない。
同様に、第1図の実施例において、吸込パイプ12の代
りに第13図の吸込パイプ周りの構造を採用してもよい
ことは言うまでもない6[発明の効果コ 以上詳細に説明したように、本発明によれば、密閉容器
を大形化することなく、密閉容器そのものの振動を低減
し、より低振動のロータリ式密閉形圧縮機を提供するこ
とができる。
りに第13図の吸込パイプ周りの構造を採用してもよい
ことは言うまでもない6[発明の効果コ 以上詳細に説明したように、本発明によれば、密閉容器
を大形化することなく、密閉容器そのものの振動を低減
し、より低振動のロータリ式密閉形圧縮機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るロータリ式密閉形圧
縮機の縦断面図、第2図は、第1図のA−A矢視断面図
、第3図は、第1図のB−B矢視断面図、第4図および
第5図は、円環状部品の他の例を示す正面図、第6図は
、本実施例の振幅倍率を示す正面図、第7図は、冷媒ガ
ス圧縮トルクを説明する線図、第8図は、本発明の他の
実施例に係る圧縮機構部の横断面図、第9図は、第8図
のC−C矢視断面図、第10図は、本発明の詳細な説明
する模式図、第11図は、本発明と従来例の振幅倍率を
比較した線図、第12図は、本発明のさらに他の実施例
に係るロータリ式密閉形圧縮機の縦断面図、第13図は
、本発明のさらに他の実施例に係るロータリ式密閉形圧
縮機の縦断面図、第14図は、第13図のD−D矢視断
面図、第15図(a)は、第13図の円環状部品の正面
図、第15図(b)は、第15図(a)のE−E矢視断
面図である。 1・・・密閉容器、2・・・固定子、3・・・回転子、
4・・・クランク軸、5・・ローラ、6・・・シリンダ
、7・・・副軸受、8.8A・・・主軸受、8a・・・
密閉容器側分割体、8bポンプ作用部側分割体、8c、
8d・・・張り出し部、9.9A、、9B、9C・・・
円環状部品、9a・内輪、9b・・・外輪、9 c 山
ボール、1o・・・ベーン、12,12A・・・吸込パ
イプ、13・・・サイレンサカバー、14・・・補助軸
受、15・・・補助フレーム、16・・・吐出パイプ、
17・・・粘弾性体、18゜19・・・ばね、20・・
・吸込カバー、21・・・シートリング、22・・・従
動リング、91・・・外輪、92・・・内輪、91a、
92a山凸部、93−・・通気孔、F気体ばね室、G・
・・気体ダンパ室。
縮機の縦断面図、第2図は、第1図のA−A矢視断面図
、第3図は、第1図のB−B矢視断面図、第4図および
第5図は、円環状部品の他の例を示す正面図、第6図は
、本実施例の振幅倍率を示す正面図、第7図は、冷媒ガ
ス圧縮トルクを説明する線図、第8図は、本発明の他の
実施例に係る圧縮機構部の横断面図、第9図は、第8図
のC−C矢視断面図、第10図は、本発明の詳細な説明
する模式図、第11図は、本発明と従来例の振幅倍率を
比較した線図、第12図は、本発明のさらに他の実施例
に係るロータリ式密閉形圧縮機の縦断面図、第13図は
、本発明のさらに他の実施例に係るロータリ式密閉形圧
縮機の縦断面図、第14図は、第13図のD−D矢視断
面図、第15図(a)は、第13図の円環状部品の正面
図、第15図(b)は、第15図(a)のE−E矢視断
面図である。 1・・・密閉容器、2・・・固定子、3・・・回転子、
4・・・クランク軸、5・・ローラ、6・・・シリンダ
、7・・・副軸受、8.8A・・・主軸受、8a・・・
密閉容器側分割体、8bポンプ作用部側分割体、8c、
8d・・・張り出し部、9.9A、、9B、9C・・・
円環状部品、9a・内輪、9b・・・外輪、9 c 山
ボール、1o・・・ベーン、12,12A・・・吸込パ
イプ、13・・・サイレンサカバー、14・・・補助軸
受、15・・・補助フレーム、16・・・吐出パイプ、
17・・・粘弾性体、18゜19・・・ばね、20・・
・吸込カバー、21・・・シートリング、22・・・従
動リング、91・・・外輪、92・・・内輪、91a、
92a山凸部、93−・・通気孔、F気体ばね室、G・
・・気体ダンパ室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、密閉容器内に、固定子および回転子からなる電動機
部と、この電動機部にクランク軸で連結された圧縮機構
部とを収納し、 その圧縮機構部は、シリンダと、シリンダ内を偏心回転
するローリングピストンと、このローリングピストンの
回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主軸受
および副軸受とを備えてなるロータリ式密閉形圧縮機に
おいて、 上記圧縮機構部と上記密閉容器との間で、当該圧縮機構
部が、半径方向、軸方向には拘束され、回転子の回転方
向にのみ揺動可能な拘束力をもつ手段で支持されたこと
を特徴とするロータリ密閉形圧縮機。 2、密閉容器内に、固定子および回転子からなる電動機
部と、この電動機部にクランク軸で連結された圧縮機構
部とを収納し、 その圧縮機構部は、シリンダと、シリンダ内を偏心回転
するローリングピストンと、このローリングピストンの
回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主軸受
および副軸受とを備えてなるロータリ式密閉形圧縮機に
おいて、 圧縮機構部を構成する主軸受の円板体部に、回転方向に
自在に回転し、半径方向、軸方向には高剛性を有する円
環状部品を介在せしめるものとし、 この円環状部品は、 その内径側に主軸受のポンプ作用部側に固定される内輪
と、 その外径側に主軸受の密閉容器側に固定される外輪と、 前記内輪、外輪間に係止され回転方向に弾性を有する部
材とからなることを特徴とするロータリ式密閉形圧縮機
。 3、円環状部品が、ころがり軸受部品であることを特徴
とする請求項2記載のロータリ式密閉形圧縮機。 4、円環状部品は、内輪および外輪からなり、これら内
輪、外輪間に油膜を介在させたことを特徴とする請求項
2記載のロータリ式密閉形圧縮機。 5、円環状部品は、内輪および外輪からなり、これら内
輪、外輪間に粘弾性体を介在させたことを特徴とする請
求項2記載のロータリ式密閉形圧縮機。 6、円環状部品は、内輪および外輪と、これら内輪、外
輪間に介在されたばね部材とからなることを特徴とする
請求項2記載のロータリ式密閉形圧縮機。 7、密閉容器内に、固定子および回転子からなる電動機
部と、この電動機部にクランク軸で連結された圧縮機構
部とを収納し、 その圧縮機構部は、シリンダと、シリンダ内を偏心回転
するローリングピストンと、このローリングピストンの
回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主軸受
および副軸受とを備えてなるロータリ式密閉形圧縮機に
おいて、 主軸受を圧縮機構部のポンプ作用部側および密閉容器側
に分割形成したものとし、 分割体のそれぞれに少なくとも2個以上の張り出し部を
設け、 密閉容器側分割体を密閉容器に固定し、 ポンプ作用部側分割体を回転方向摺動自在となるように
前記張り出し部で組み合わせるとともに、 前記密閉容器側分割体と前記ポンプ作用部側分割体とを
弾性部材で支持したことを特徴とするロータリ式密閉形
圧縮機。 8、密閉容器内に、固定子および回転子からなる電動機
部と、この電動機部にクランク軸で連結された圧縮機構
部とを収納し、 その圧縮機構部は、シリンダと、シリンダ内を偏心回転
するローリングピストンと、このローリングピストンの
回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主軸受
および副軸受とを備えてなるロータリ式密閉形圧縮機に
おいて、 圧縮機構部を構成する主軸受の円板体部に、回転方向に
自在に回転し、半径方向、軸方向には高剛性を有する円
環状部品を介在せしめるものとし、 この円環状部品は、 複数の凸部を有する内輪と複数の凸部を有する外輪とを
、それぞれの凸部によって複数の室を形成するように対
向させ、 前記複数の室を、気密性のある気体ばね室と通気孔を有
する気体ダンパ室とに区分したことを特徴とするロータ
リ式密閉形圧縮機。 9、圧縮機構部を構成する副軸受の反シリンダ端面に消
音室を形成するように消音室カバーを設け、この消音室
カバーに、弾性を有する吸込パイプを結合したことを特
徴とする請求項1、2、7、8記載のいずれかのロータ
リ式密閉形圧縮機。 10、圧縮機構部を構成する副軸受の反シリンダ端面に
消音室カバーを有し、この消音室カバーに吸込みカバー
を設け、 吸込み、カバーに固定したシートリングと、吸込パイプ
外周に軸方向に摺動可能に設けた従動リングとを、 密着せしめたことを特徴とする請求項1、2、7、8記
載のいずれかのロータリ密閉形圧縮機。 11、電動機部の回転子側のクランク軸先端部を、密閉
容器に固定された支持部材で支承したことを特徴とする
請求項1、2、7、8、9、10記載のいずれかのロー
タリ式密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13147089A JPH03996A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | ロータリ式密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13147089A JPH03996A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | ロータリ式密閉形圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03996A true JPH03996A (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=15058720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13147089A Pending JPH03996A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | ロータリ式密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03996A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101749239A (zh) * | 2008-12-16 | 2010-06-23 | 三星电子株式会社 | 旋转式压缩机 |
WO2011102413A1 (ja) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | 東芝キヤリア株式会社 | ロータリ圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13147089A patent/JPH03996A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101749239A (zh) * | 2008-12-16 | 2010-06-23 | 三星电子株式会社 | 旋转式压缩机 |
WO2011102413A1 (ja) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | 東芝キヤリア株式会社 | ロータリ圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
CN102762868A (zh) * | 2010-02-18 | 2012-10-31 | 东芝开利株式会社 | 回转式压缩机以及制冷循环装置 |
JP5358018B2 (ja) * | 2010-02-18 | 2013-12-04 | 東芝キヤリア株式会社 | ロータリ圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
CN102762868B (zh) * | 2010-02-18 | 2015-01-28 | 东芝开利株式会社 | 回转式压缩机以及制冷循环装置 |
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