JPH039726A

JPH039726A - 自動血圧計

Info

Publication number: JPH039726A
Application number: JP1144717A
Authority: JP
Inventors: Koji Sanaka; 佐中　孝二
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1989-06-07
Filing date: 1989-06-07
Publication date: 1991-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［技術分野１本発明は、自動血圧計に関し、特に、加圧ボンブより送
られるの送気の脈動を抑制した自動血圧計に関するもの
である。

［従来の技術］聴診法に基いて、血圧の測定を行う方法としては、カフ
圧を所定の設定圧力（最高血圧＋α）まで、上昇させて
、次いで、一定量（−心拍当たり３〜４　ｘｘＨｇ）ず
つ下降されて測定する方法が一般的に用いられている。

そして、このような測定方法では、加圧中に測定したの
ではカフ圧を得る際の送気時に加圧ポンプより発生する
脈動および弁、ダイヤフラム等の可動金がカフを含む配
管系を介してコロトコフおよび検出用のマイクロホンま
たはカフ振動脈波を検出する圧力センサに伝達されてし
まう。この結果、マイクロホンまたは圧力センサには可
動金がノイズとして入力される。そして、このノイズの
周波数帯域がコロトコフ音の周波数帯域と重畳している
ので、ノイズとコロトコフ音とを正確に弁別することが
できない。従って、圧縮ガスボンベをエアー供給手段と
する面圧計以外の昇圧ポンプを用いた血圧計ては、カフ
圧の昇圧工程での血圧を測定する自動血圧計は一般的で
はなく、圧力下降時に測定する方法が一般的である。

そこで、上記のようなポンプの脈動に起因するノイズを
抑制する血圧計として、第８図に示すようなものかある
。この血圧計５０は、コロトコフ音またはカフ振動脈波
を検出して加圧を測定する自動血圧計てあって、加圧ポ
ンプ（図示せず）とカフ（図示せず）の間に設けられた
緩衝部５２と、緩衝部５２とカフとの間に設けられた流
体抵抗器５１か設けられており、流体抵抗器５１は、所
定の長さのチューブ５４により構成されており、このチ
ューブ５４は収納体に巻装されている。

［従来技術の問題点］しかしながら、このような所定の長さチューブを使用し
た流体抵抗器では、チューブの両側をコネクター用のチ
ューブに溶剤接着することが必要となり、そのためその
接着の検査も必要となる。さらに、面圧計本体に組み込
む際に、チューブを巻いて収納することが必要となり、
大きな収納空間が必要となり、装置全体が大型化し、さ
らに、チューブの収納作業も繁雑であるという問題があ
った。

［問題点を解決するための手段］本発明の目的は、上記のような従来の血圧計における問
題点を解消し、自動血圧計内に流体抵抗器を設けた場合
であっても収納のための収納空間が極めて少なく装置を
大型化させることなく、さらにその収納のための作業を
容易に行うことができる自動血圧計を提供するものであ
る。

上記目的を達成するものは、コロトコフ音および／また
はカフ振動脈波を検出して血圧を測定する自動血圧計で
あって、加圧ポンプとカフの間に設けられた緩衝部と、
該緩衝部とカフとの間のチューブと該チューブ内に設け
られた棒状部材により構成された脈動抑制部とを有し、
前記棒状部材は、外表面に設けられた溝を有する自動血
圧計である。

そして、前記溝の長さは、前記棒状部材の長さより長い
ことか好ましい。さらに、前記溝は、前記棒状部材の外
表面に設けられた螺旋状の溝であることが好ましい。

また上記目的を達成するものは、コロトコフ音および／
またはカフ振動脈波を検出して血圧を測定する自動血圧
計であって、加圧ポンプとカフの間に設けられた緩衝部
と、該緩衝部とカフとの間のチューブと該チューブ内に
設けられた棒状部材により構成された脈動抑制部とを督
し、前記棒状部材は、外表面に設けられた溝を有し、さ
らに、前記緩衝部と前記脈動抑制部とヲ通うナイバイパ
ス回路を有し、カフ圧が所定圧以下の時には加圧ポンプ
よりの送気をバイパス回路を介してカフに送りカフ圧を
高速で上昇させ、所定圧になった後は加圧ポンプの送気
を脈動制御部を介してカフに送るように制御する送気制
御部とを有する目動血圧計である。

本発明の自動血圧計を、図面に示す実施例を用いて説明
する。

本発明の自動血圧計１は、コロトコフ音および／または
カフ振動脈波を検出して血圧を測定する自動血圧計であ
り、加圧ポンプ２とカフ１０の間に設けられた緩衝部４
と、緩衝部４とカフｌＯとの間のチューブ１７とこのチ
ューブ１７内に設けられた棒状部材１８により構成され
た脈動抑制部５とを有している。

そこで、第１図ないし第６図に示した実施例の自動血圧
計を用いて説明する。

第１図は、本発明の自動血圧計の一実施例の基本概念を
示すブロフク図であり、第２図は、本発明の自動血圧計
に用いられる三方向エアーバルブの断面図であり、第３
図は、本発明の自動血圧計に用いられる送気回路の一実
施例を示す斜視図であり、第４図ないし第６図は、本発
明の自動血圧計に用いられる脈動抑制部の具体例を示す
図である。

この自動血圧計１は、第１図に示すように、加圧ポンプ
２とこの加圧ポンプ２とカフ１０との間に設けられた緩
衝部４と、この緩衝部４とカフｌＯとの間に設けられた
脈動抑制部５と、これら緩衝部４と脈動抑制部５とに対
し並列に接続されたバイパス回路３と、このバイパス回
路３に設けられたバイパスバルブ６と、脈動抑制部５と
カフ１０との間の圧力を検知するための圧力センサ８と
、この圧力センサ８の入力信号によりバイパスバルブ６
にバルブの切替信号を出力する送気制御部５０と、加圧
ポンプ２と緩衝部４との間とこの送気制御部５０との間
に設けられた排気バルブ７とを有している。

排気バルブ７、圧力センサ８、定速排気バルブ９は、自
動血圧計においてカフ１０への送気と排気とを制御する
ために用いられるものであり、この内、圧力センサ８は
、バイパス回路３中に設けられたバイパスバルブ６の開
閉制御を行うためのらのである。

また、バイパスバルブ６に代えて、第１図で示したａ、
ｂ、ｃ点のいずれかの点に第２図で示しような三方向エ
アーバルブ１２を設けて、圧力ポンプ２からの送気を矢
印Ｃ方向より入れて、バイパス回路３として矢印入方向
に切換えるように構成してもよい。

そして、加圧ポンプ２で発生した送気圧は、緩衝部４お
よび脈動抑制部５を通りカフ１０に入るため、送気の脈
動に起因するノイズが減少されているので、カフｌＯの
昇圧中において、カフｌＯ内に埋設したマイクロホン１
１により正確にコロトコフ音を検出することができる。

次に、本発明の自動血圧計に用いられる送気回路の一実
施例を第３図を用いて説明する。

加圧ポンプ（図示しない）より出力された送気は、矢印
Ｃで示された方向よりＴ字管１３より流入し、二分され
る。Ｔ字管１３の分岐した一方はチューブ１４によりバ
イパスバルブ６（二方向エアーバルブ）に接続され、他
方はチューブ１６により緩衝部４ａに接続されている。

この実施例では、緩衝部４ａは、ゴム、塩化ビニルなど
の柔軟な材料により構成されている。そして、枠４ｂは
、緩衝部４ａの厚さ方向を規制し、緩衝部４ａが所定の
容量以上に膨張することを防止している。そして、バイ
パスバルブ６の他端にはチューブ１５が接続されＴ字管
１９に接続されている。また、Ｔ字管１９は、チューブ
１７により緩衝部４ａに接続されている。チューブ１７
としては、軟質塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂などの可
撓性樹脂、シリコンゴム、ラテックスゴムなどのコム材
などの可撓性材料により形成されている。

そして、チューブ１７内には、棒状部材Ｉ８が設けられ
ており、このチューブ１７と棒状部材１８とにより脈動
抑制部５が形成されている。棒状部材１８は、外表面に
溝を有しており、この溝は、棒状部材１８の一端から他
端まで連通している。さらに、この棒状部材Ｉ８はチュ
ーブ１７内を多少移動するものであってもよいか、固定
されていることが好ましい。

棒状部材１８としては、第４図ないし第６図に示すよう
に、外表面に螺旋状の溝１９を有するものが好ましい。

第４図は、チューブ１７と棒状部材１８とにより構成し
た脈動抑制部５の断面図であリ、第５図は、第４図に示
した棒状部材１８の正面図であり、第６図は、第４図に
示した棒状部材の側面図である。

そして、棒状部材】８が第４図ないし第６図に示しすよ
うな形状である場合において、棒状部材の全長は、５〜
７．Ｑｔｘｘ、好ましくは、１３〜１５ｍｍ、棒状部材
の外径は、２〜８■、好ましくは、３〜ｆ３ｘｘであり
、溝の数は、１本であることが好ましく、溝（凹部）の
深さは、０５〜２１１ＩＩ、好ましくは０．７５〜ｌ、
　２５１！Ｍであり、溝のピッチは、０．５〜２ＭＭ、
好ましくは、０．７５〜１．２５ｘｍである。

このような、螺旋状の溝１９を有する棒状部材１８を用
いることにより、異物により閉塞する可能性が極めて少
なく、さらに螺旋状のため長い流路を短い棒状部材にて
形成でき流路抵抗が大きいものとなり、脈動抑制機能の
優れた脈動抑制部５を構成することができる。そして、
この脈動抑制部５は、コンパクトでかつ容易に作成する
ことができる。

そして、棒状部材１８は、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどの硬質ポリオレフィン、ＢＭＢＳ。

ＭＢＳ、ＭＳなどのスチレン系樹脂などを用いて、射出
成形、切削成形などにより形成される。

次に、本発明の自動血圧計の作用を第１図、第３図およ
び第４図を用いて説明する。

まず、自動血圧計１の電源スィッチ（図示せず）を押す
ことにより、加圧ポンプ２が作動し、加圧ポンプ２より
出力される送気は、カフ１０がデフ）スペースを多く含
む状態の時、もしくはカフ圧が２０ｘｘＨｇ以下の時に
は、加圧ポンプ２て発生した脈動および弁、ダイヤフラ
ム可動金を含んだ送気が矢印Ａで示されるバイパス回路
３を通りカフ１０に高速で供給される。次にカフ圧が所
定圧の２０ｉｉＨｇに達してカフ１０内のデッドスペー
スに送気が完了すると圧力センサ８がこれを検知し、こ
の検知信号が送気制御部５０に入力され、この送気制御
部５０よりバイパスバルブ６を閉塞する信号が出力され
る。この結果、加圧ポンプ２で発生した脈動を含んだ送
気は図中の矢印Ｂで示した緩衝部４および脈動抑制部５
を通ることになる。この様にして、緩衝部４および脈動
抑制部５により加圧ポンプ２で発生した脈動を含も送気
が通過すると、送気は一度、緩衝部４に一時的に貯留し
た後に流れ、さらに脈動抑制部５によって流量が絞られ
ることにより、はぼ整流された送気となる。従ってカフ
１０にはマイクロホン１１でのコロトコフ音の検出、ま
たは圧力センサ８でのカフ振動脈波検出の際には、ノイ
ズの少ない送気が送られて（るので、それらの正確な検
出が可能となる。

また、緩衝部４は、枠により厚さ方向を規制しているの
で、血圧計の本体内部の容積を有効に利用することがで
きる。例えば、枠４ｂの丈夫に電子回路基板を配置する
ことも可能であり、血圧計を小型化することが可能とな
る。

そして、この実施例の血圧計によれば、第７図に示すよ
うに加圧ポンプで発生した脈動および弁、ダイヤフラム
可動金を含んだ送気をカフ圧が所定圧（２０ｘｚｔ１ｇ
）に達するまで高速でカフに送られ、所定圧に達した後
にほぼ整流された送気をカフに行える様にしたのでノイ
ズの影響の少ないコロトコフ音またはカフ振動脈波の検
出が可能となり、カフ圧の昇圧中での最小、最大血圧の
測定ができ、短時間での面圧測定ができる。また、カフ
圧を設定値（最高面圧十α）まで急上昇させて、ついで
緩やかに下降する血圧計と比べた場合、加圧値の設定の
必要がなく、昇圧時に昇圧速度と制御することで、より
高精度の血圧の測定が可能となる。また、脈動抑制部５
をチューブ１７と棒状部材１８により構成したので、小
型で送気の圧力損失の少ないものとすることができる。

［発明の効果］本発明の自動血圧計、コロトコフ音またはカフ振動脈波
を検出して面圧を測定する自動血圧計であって、加圧ポ
ンプとカフの間に設けられた緩衝部と、該緩衝部とカフ
との間のチューブと該チューブ内に設けられた棒状部材
により構成された脈動抑制部とを有し、前記棒状部材は
、外表面に設けられた溝を有するものであるので、血圧
計内に設けられる脈動抑制部は極めて小型なものとする
ことか可能であり、収納空間が極めて少なく血圧計を小
型化させることができ、さらにその収納のための作業を
容易に行うことができる。

また、本発明の自動血圧計は、コロトコフ音またはカフ
振動脈波を検出して血圧を測定する自動血圧計であって
、加圧ポンプとカフの間に設けられた緩衝部と、該緩衝
部とカフとの間のチューブと該チューブ内に設けられた
棒状部材により構成された脈動抑制部とを有し、前記棒
状部材は、外表面に設けられた溝を有し、さらに、前記
緩衝部と前記脈動抑制部とを通らないバイパス回路を有
し、カフ圧が所定圧以下の時には加圧ポンプよりの送気
をバイパス回路を介してカフに送りカフ圧を高速で上昇
させ、所定圧になった後は加圧ポンプの送気を脈動制御
部を介してカフに送るように制御する送気制御部とを有
するものであるので、血圧計内に設けられる脈動抑制部
は極めて小型なものとすることが可能であり、収納空間
が極めて少なく血圧計を小型化させることかでき、さら
にその収納のための作業を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の自動血圧計の一実施例の基本概念を
示すブロック図、第２図は、本発明の自動血圧計に用い
られる三方向エアーバルブの断面図、第３図は、本発明
の自動血圧計に用いられる送気回路の一実施例を示す斜
視図、第４図は、本発明の自動血圧計に用いられる。脈
動抑制部の一実施例を示す断面図、第５図および第６図
は、脈動抑制部に用いられる棒状部材の具体例を示す図
、第７図は、血圧測定を説明するための説明図、第８図
は、従来の自動血圧計に用いられる送気回路の一例を示
す斜視図である。 ■・・・自動血圧計　　　２・・・加圧ポンプ４・・・
緩衝部　　　　　５・・・脈動抑制部６・・・バイパス
バルブ　７・・・排気バルブ８・・・圧力センサ１０・・・カフＩ７・・・チューブ１９・・・溝９・・・定速排気バルフ１１・・・マイクロホン１８・・・棒状部材５０・・・送気制御部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コロトコフ音および／またはカフ振動脈波を検出
して血圧を測定する自動血圧計であって、加圧ポンプと
カフの間に設けられた緩衝部と、該緩衝部とカフとの間
のチューブと該チューブ内に設けられた棒状部材により
構成された脈動抑制部とを有し、前記棒状部材は、外表
面に設けられた溝を有することを特徴とする自動血圧計
。
（２）前記溝の長さは、前記棒状部材の長さより長いも
のである請求項１に記載の自動血圧計。
（３）前記溝は、前記棒状部材の外表面に設けられた螺
旋状の溝である請求項２に記載の自動血圧計。
（４）コロトコフ音および／またはカフ振動脈波を検出
して血圧を測定する自動血圧計であって、加圧ポンプと
カフの間に設けられた緩衝部と、該緩衝部とカフとの間
のチューブと該チューブ内に設けられた棒状部材により
構成された脈動抑制部とを有し、前記棒状部材は、外表
面に設けられた細い溝または棒状部材内部に設けられた
細い貫通路を有し、さらに、前記緩衝部と前記脈動抑制
部とを通らないバイパス回路を有し、カフ圧が所定圧以
下の時には加圧ポンプよりの送気をバイパス回路を介し
てカフに送りカフ圧を高速で上昇させ、所定圧になった
後は加圧ポンプの送気を脈動制御部を介してカフに送る
ように制御する送気制御部とを有することを特徴とする
自動血圧計。
（５）前記溝の長さは、前記棒状部材の長さより長いも
のである請求項４に記載の自動血圧計。
（６）前記溝は、前記棒状部材の外表面に設けられた螺
旋状の溝である請求項５に記載の自動血圧計。