JPH039593Y2 - - Google Patents
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- JPH039593Y2 JPH039593Y2 JP1985012611U JP1261185U JPH039593Y2 JP H039593 Y2 JPH039593 Y2 JP H039593Y2 JP 1985012611 U JP1985012611 U JP 1985012611U JP 1261185 U JP1261185 U JP 1261185U JP H039593 Y2 JPH039593 Y2 JP H039593Y2
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- JP
- Japan
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- heat
- polyimide
- tube
- resistant
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- Expired
Links
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Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はポリイミドを主体として形成した耐熱
管に関し、特にこの耐熱管に良好な可撓性及び伸
縮性を付与せんとするものである。
管に関し、特にこの耐熱管に良好な可撓性及び伸
縮性を付与せんとするものである。
(従来技術)
従来、著しい高温に耐え得る管体として、ポリ
イミドフイルムの少なくとも一方の面に熱融着性
を有する樹脂を積層し、これを螺旋状に捲回した
後、加熱してポリイミドフイルムと熱融着性を有
する樹脂とを熱融着して形成したポリイミド樹脂
製管状物が特開昭51−19071号で提案されている。
イミドフイルムの少なくとも一方の面に熱融着性
を有する樹脂を積層し、これを螺旋状に捲回した
後、加熱してポリイミドフイルムと熱融着性を有
する樹脂とを熱融着して形成したポリイミド樹脂
製管状物が特開昭51−19071号で提案されている。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、このポリイミド樹脂製管状物は
卓越した耐熱性を有するが、ポリイミドは一般に
熱硬化性樹脂であり、材料自体の硬さの故に可撓
性が乏しく、小さな曲げ半径で屈曲させるのが困
難であるほか、無理に屈曲させる場合には、管表
面に深いシワが生じて凹凸の癖がつき、商品外観
が悪く長期間の使用によつて表面の凹部が破れた
り、管体の腰折れを招く虞れがあり、自動車のエ
ンジンルームの配管の保護チユーブや高温流体輸
送用ホース等の如き、豊かな屈曲性を要求される
用途には使用が適さない問題点があつた。
卓越した耐熱性を有するが、ポリイミドは一般に
熱硬化性樹脂であり、材料自体の硬さの故に可撓
性が乏しく、小さな曲げ半径で屈曲させるのが困
難であるほか、無理に屈曲させる場合には、管表
面に深いシワが生じて凹凸の癖がつき、商品外観
が悪く長期間の使用によつて表面の凹部が破れた
り、管体の腰折れを招く虞れがあり、自動車のエ
ンジンルームの配管の保護チユーブや高温流体輸
送用ホース等の如き、豊かな屈曲性を要求される
用途には使用が適さない問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の問題点を解決するために考案
されたもので、400℃程度での連続使用の可能な
超耐熱性を有すると同時に、小さな曲率での曲げ
が可能な耐熱管を提供することを目的としてお
り、管壁を形成する耐熱樹脂材料自体により筒状
に保形される耐熱管であつて、該管壁はポリイミ
ドテープを螺旋状に捲回すると共にこれを積層し
て形成したうえ波形に癖付けされており、該積層
したポリイミドテープ間は該ポリイミドテープの
表面に被覆したポリイミドより融点の低い樹脂を
熱融着して一体化させた可撓性耐熱管を手段とす
るものである。
されたもので、400℃程度での連続使用の可能な
超耐熱性を有すると同時に、小さな曲率での曲げ
が可能な耐熱管を提供することを目的としてお
り、管壁を形成する耐熱樹脂材料自体により筒状
に保形される耐熱管であつて、該管壁はポリイミ
ドテープを螺旋状に捲回すると共にこれを積層し
て形成したうえ波形に癖付けされており、該積層
したポリイミドテープ間は該ポリイミドテープの
表面に被覆したポリイミドより融点の低い樹脂を
熱融着して一体化させた可撓性耐熱管を手段とす
るものである。
(実施例)
以下、図面に示した本考案の一実施例について
説明する。
説明する。
第1図は可撓性耐熱管1の管壁2が波形に癖付
けされる前の状態を示し、その片面或いは両面に
比較的高い融点を持つ樹脂、例えば四フツ化エチ
レン(TFE)や四フツ化エチレンと六フツ化プ
ロピレンとの共重合物(FEP)等をコーテイン
グ4したポリイミドテープ3をその側縁を突き合
わせて内外に螺旋状に捲回して、積層した内層2
a及び外層2bを有する筒状体が形成されてい
る。
けされる前の状態を示し、その片面或いは両面に
比較的高い融点を持つ樹脂、例えば四フツ化エチ
レン(TFE)や四フツ化エチレンと六フツ化プ
ロピレンとの共重合物(FEP)等をコーテイン
グ4したポリイミドテープ3をその側縁を突き合
わせて内外に螺旋状に捲回して、積層した内層2
a及び外層2bを有する筒状体が形成されてい
る。
尚、ポリイミドテープ3の片面にTFE等のコ
ーテイング層4が施されている場合には、該コー
テイング層4同士が当接するように積層すること
は勿論であるほか、第3図のように幅広の1枚の
ポリイミドテープ3を螺旋状に捲回しその隣接す
る側縁同士を十分に重合して積層した管壁2を形
成しても良い。
ーテイング層4が施されている場合には、該コー
テイング層4同士が当接するように積層すること
は勿論であるほか、第3図のように幅広の1枚の
ポリイミドテープ3を螺旋状に捲回しその隣接す
る側縁同士を十分に重合して積層した管壁2を形
成しても良い。
上記のように形成された耐熱管1は、第2図に
示すように管壁2が波形に癖付けされると共に、
300℃前後に加熱されて内外層2a,2bは、ポ
リイミドテープ3のコーテイング層4を形成する
樹脂同士が熱融着することにより結合一体化され
ている。
示すように管壁2が波形に癖付けされると共に、
300℃前後に加熱されて内外層2a,2bは、ポ
リイミドテープ3のコーテイング層4を形成する
樹脂同士が熱融着することにより結合一体化され
ている。
なお、耐熱管1は、管壁2を波形に癖付けした
後に加熱により融着一体化したものでも良いし、
逆に加熱により管壁を融着一体化した後に波形に
癖付けしたものでも良い。
後に加熱により融着一体化したものでも良いし、
逆に加熱により管壁を融着一体化した後に波形に
癖付けしたものでも良い。
本考案に係る可撓性耐熱管は例えば次のような
方法により製造されるものである。
方法により製造されるものである。
即ち、片持ち状のマンドレルの上にアルミニウ
ム箔の条帯、前記コーテイング層を有する複数枚
のポリイミドテープ及びをアルミニウム箔の条帯
を内側から順に積層しつつ螺旋状に捲回し、4層
の筒状体を形成すると共にマンドレル上を回転前
進させた後、この筒状体の内外面から凹凸の溝を
有するローラーを押し当て、内外のアルミニウム
箔をその中間にポリイミド層を挟んだ状態のまま
凹凸状に塑性変形させて、管壁を波形に癖付けし
た積層管を形成する。
ム箔の条帯、前記コーテイング層を有する複数枚
のポリイミドテープ及びをアルミニウム箔の条帯
を内側から順に積層しつつ螺旋状に捲回し、4層
の筒状体を形成すると共にマンドレル上を回転前
進させた後、この筒状体の内外面から凹凸の溝を
有するローラーを押し当て、内外のアルミニウム
箔をその中間にポリイミド層を挟んだ状態のまま
凹凸状に塑性変形させて、管壁を波形に癖付けし
た積層管を形成する。
次いで、この積層管を定尺にカツトし、270〜
310℃の加熱炉に装入して、ポリイミド層同士を
融着一体化させた後、これを冷却してから内外の
アルミニウム箔を剥離して除去すると、ポリイミ
ド単体から成る波形管が得られる訳である。
310℃の加熱炉に装入して、ポリイミド層同士を
融着一体化させた後、これを冷却してから内外の
アルミニウム箔を剥離して除去すると、ポリイミ
ド単体から成る波形管が得られる訳である。
(考案の作用効果)
以上説明したように、本考案に係る耐熱管は、
剛性の螺旋補強体を管壁に添着して管体の保形補
強を図るものでなく、管壁を形成するポリイミド
自体により筒状に保形するものでありながら、ポ
リイミド自体の剛性と管壁の凹凸のひだとが相挨
つて、径方向における機械的強度を十分に期待で
きるものである。
剛性の螺旋補強体を管壁に添着して管体の保形補
強を図るものでなく、管壁を形成するポリイミド
自体により筒状に保形するものでありながら、ポ
リイミド自体の剛性と管壁の凹凸のひだとが相挨
つて、径方向における機械的強度を十分に期待で
きるものである。
しかも、管壁を合成樹脂中最高級の耐熱性を有
するポリイミドを素材として形成し、400℃程度
の連続使用にも耐え得る超耐熱性も発揮できると
同時にこの管壁を波形に形成したので、ポリイミ
ドの硬さに基づく乏しい可撓性を克服し、優れた
屈曲性及び伸縮性を期待することができ、小さな
曲率で無理なく屈曲させ得て、何ら支障が生じな
い。
するポリイミドを素材として形成し、400℃程度
の連続使用にも耐え得る超耐熱性も発揮できると
同時にこの管壁を波形に形成したので、ポリイミ
ドの硬さに基づく乏しい可撓性を克服し、優れた
屈曲性及び伸縮性を期待することができ、小さな
曲率で無理なく屈曲させ得て、何ら支障が生じな
い。
従つて、本考案によれば、ポリイミド樹脂管を
屈曲性の要求される種々の用途にも広く使用する
ことができ、実用的価値の大なるものである。
屈曲性の要求される種々の用途にも広く使用する
ことができ、実用的価値の大なるものである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は波形に
癖付ける前の状態を示す一部切欠側面図、第2図
は波形に癖付け後の側面図、第3図は他の実施例
における管壁を示す断面図である。 1……可撓性耐熱管、2……管壁、3……ポリ
イミドテープ、4……コーテイング層。
癖付ける前の状態を示す一部切欠側面図、第2図
は波形に癖付け後の側面図、第3図は他の実施例
における管壁を示す断面図である。 1……可撓性耐熱管、2……管壁、3……ポリ
イミドテープ、4……コーテイング層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 管壁を形成する耐熱樹脂材料自体により筒状
に保形される耐熱管であつて、該管壁はポリイ
ミドテープを螺旋状に捲回すると共にこれを積
層して形成したうえ波形に癖付けされており、
該積層したポリイミドテープ間は該ポリイミド
テープの表面に被覆したポリイミドより融点の
低い樹脂を熱融着して一体化させてあることを
特徴とする可撓性耐熱管。 (2) あらかじめ波形に癖付けされた管壁を加熱し
てポリイミドテープ間を熱融着一体化するよう
にした実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の可
撓性耐熱管。 (3) あらかじめポリイミドテープ間を熱融着一体
化して成る管壁を波形に癖付けするようにした
実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の可撓性耐
熱管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985012611U JPH039593Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985012611U JPH039593Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61129983U JPS61129983U (ja) | 1986-08-14 |
JPH039593Y2 true JPH039593Y2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=30495838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985012611U Expired JPH039593Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH039593Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4941922A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-04-19 |
-
1985
- 1985-01-31 JP JP1985012611U patent/JPH039593Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4941922A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-04-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61129983U (ja) | 1986-08-14 |
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