JPH0395218A - マクロモノマーの製造方法 - Google Patents

マクロモノマーの製造方法

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JPH0395218A
JPH0395218A JP23146889A JP23146889A JPH0395218A JP H0395218 A JPH0395218 A JP H0395218A JP 23146889 A JP23146889 A JP 23146889A JP 23146889 A JP23146889 A JP 23146889A JP H0395218 A JPH0395218 A JP H0395218A
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JP
Japan
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initiator
alkylene oxide
polymer
chloride
functional group
Prior art date
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Pending
Application number
JP23146889A
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English (en)
Inventor
Koichi Ito
浩一 伊藤
Shinichi Izuno
真一 伊津野
Eiichi Yamada
栄一 山田
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリル保護基を用いたアニオン重合により、
正確に分子量、分子量分布、末端官能化度を制御でき、
且つ、他のブロソクあるいは機能との結合が期待される
ω末端にヒドロキシル基を有するマクロモノマーに関す
るものである。
(従来の技術) 従来、マクロモノマーは、比較的容易に一次構造の明確
なグラフトボリマーを得ることが可能であり、高機能グ
ラフトボリマー合成の原料として用いられてきた。しか
しながら、これまではω末端にアルキルオキシ基をもつ
ポリエチレンオキシドマクロモノマーを合威し、その共
重合反応性、単独重合性が検討されているが、ω末端に
アルキルオキシ基の代わりに、他のブロックあるいは機
能との結合が期待されるω末端ヒドロキシ基を有するマ
クロモノマーの合成と重合は詳細に検討されていなかっ
た。
これまでω−ヒドロキシポリエチレンオキシドマクロモ
ノマーの合成は、カチオン系触媒によるアルキレングリ
コールモノメタクリレートに対するアルキレンオキシド
の付加反応、アセタール保護した開始剤を用いたエチレ
ンオキシドのア二オン重合による合戒などの例があげら
れる。しかし、前者は20モル以上のアルキレンオキシ
ド付加物を得ることが困難であり、またその分子量分布
も広い。後者は分子量分布も狭く、高分子量のものが得
られるが、マクロモノマーとして応用する場合、アセク
ールの酸加水分解の際の重合末端への影響、加水分解度
などに問題があった。
(発明が解決しようとする課題) そこでシリル保護基を用いたアニオン重合により、正確
に分子量、分子量分布、末端官能化度の制御を行うこと
を試みた。しかし、トリメチルシラノールから’FMH
したカリウムシラノレートによるエチレンオキシドのア
二オン間環重合は、開始速度が遅いこと、あるいは活性
末端が再配分されることにより、分子量の制御ができず
、分子量分布の広いものしか得られなかった。
本発明は、さらにシリル保81!基を用いたアニオン重
合法の研究を進め、このアニオン重合法において、分子
量、分子量分布、末端官能化度などの制御が容易で、し
かも収率の高いマクロモノマーの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、金属ナフタレンを用いて合戒した一般式: CH3 R  Si  O−(CH2)z−OM       
 ( 1)CH3 (但し式中、Rは第三アルキル基、Hは一価の金属を表
す)で示されるアニオン重合開始剤を用い、アルキレン
オキシドをイオン重合し、次いでカンプリング反応によ
りα位に重合性官能基を導入することを特徴とするマク
ロモノマーの製造方法である。
本発明は、戒長末端と同じ構造をもつ開始剤(1)を用
いて、アルキレンオキシドの重合を行い、次いでカップ
リング反応によりα位に重合性官能基を導入した。
本発明に用いる開始剤(1)は、例えばエチレングリコ
ールとアルキルジメチルクロロシランからジャーナル・
オブ・オーガニック・ケミストリイ  (Journa
l   of  Organic  Chemistr
y)   51+   3388+(1986)の方法
で得たエチレングリコールアルキルジメチルシリルエー
テルを、10−’〜10− ’ torrの高真空下、
テトラヒドロフラン中、室温で金属ナフタレン溶液を滴
下、中和することによって、開始剤(1)のテトラヒド
口フラン溶液を得ることができる。ここで金属ナフタレ
ンの金属としてはKNa, Li等が利用できる。
さらにアルキレンオキシドの重合は、例えば、エチレン
オキシドやブロビレンオキシドを、10−3〜10’−
’torrの高真空下、30〜50℃、24〜5時間、
リビング重合を行い、アルキレンオキシド/開始剤(I
)のモル比を5/1〜200/ 1に調節することによ
って目的とする鎖長の重合物を得ることができる。その
分子量は500−10000程度である。
得られた重合体は、さらにカンプリング反応させて、α
位に所望の重合性官能基を導入することができる。カッ
プリング反応は、バラビニルベンジルクロリド、アリル
クロリド、メタアリルクロリド、アクリル酸クロリド、
メタクリル酸クロリド、無水マレイン酸などを用い、O
〜30℃、1〜24時間反応させる。最後にマクロモノ
マーは、脱シリル化反応によりコーリーらの方法(Jo
urnalof American Chemical
 Society 9+4+ 6190 (1972)
)を用いてω位にヒドロキシル基を導入し、続いて、未
反応のテトラブチルアンモニウムフロリドおよび生或し
た塩を取り除くため、常法に従いイオン交換樹脂を通し
て精製する。
(発明の効果) 本発明においては、金属ナフタレンを用いてアルコキシ
ド化を行って得られた開始剤(r)を用いるので、反応
は定量的に進み、高収率である。
さらにアルキレンオキシドの重合は、リビング的に進行
し、アルキレンオキシド/開始剤(I)のモル比を調整
することにより、鎖長規制が容易に行われる。得られる
ポリマーの分子量分布も狭い。
また、カップリング反応によりα位に重合性官能基を容
易に導入でき、さらに脱シリル化反応や不純物の除去も
極めて容易に行うことができる。
(実施例) 次に実施例、比較例により、本発明を具体的に説明する
実施例 水素化ナトリウム(0.54g、11.2 mmol)
をテトラヒド口フラン(22mf)中に分散させた後、
ヘキサンで洗浄した。これにエチレングリコール(11
.2 mmol)を室温で加え、45分間撹拌すると不
透明な白色沈澱物を生或した。ターシャリイブチルジメ
チルシリルクロリド(11.2 mmol)を加え、4
5分間激しく撹拌した。混合物をエーテル(200一)
中に注ぎ、10%炭酸カリウム水溶液(60m!)と塩
水(60d)で洗浄し、硫酸ナトリウムで水分を除去し
、真空濃縮した。得られた油層は酢酸エチル/ヘキサン
混合物を溶離液として用い、カラムクロマトグラフィー
によって精製した。精製して得られたエチレングリコー
ルターシャリイブチルジメチルシリルエーテル(1.8
g, 10 nu++ol)を3X 10” ’ to
rrの高真空下、テトラヒド口フラン中、カリウムナフ
タレン?容冫夜(0.15規定、67−〉を冫南下、中
和して、開始剤(1)の溶液を得た。(所要時間1時間
)。
この開始剤( 1 )(0.8g, 3.8 m+wo
l)とエチレンオキシド(8.54g 、194mmo
l)を、テトラヒドo7ラン中、40℃、3 X 10
−STorrで反応させた。反応時間と収率の関係、お
よび得られた重合物の分子量をGPCおよびNMRで測
定した結果を、表1に示す。
表1 反応時間24時間で得られた重合物(4.6g、2mm
ol)とバラビニルベンジルクロリド(1.5g, 7
mmol)とを用いてO℃、24時間カップリング反応
を行った。本反応は定量的に進んだ。ここでα位にビニ
ルベンジル基を有する重合物が得られた。
次に、この重合物(4.6g, 2 mmol.) と
テトラブチルアンモニウムフロリド(1.6g, 6 
mmol)をテトラヒド口フラン(80m0中、0℃、
30分間反応を行い脱シリル化を行った。未反応テトラ
ブチルアンモニウムフロリド及び生戊した塩を取り除く
ため、イオン交換樹脂〔アンバーライトIR−120B
,IRA−410  (オルガノ■製)冫昆合〕を通し
、目的とするマクロ七ノマー: 4.1gを得た。
比較例 実施例の工程中で得られたエチレングリコールターシャ
リイブチルジメチルシリルエーテル(1.8g 、10
 mmol)と金属カリウム(Ig, 25 mmol
)とをテトラヒドロフラン(50ml)中で、3X10
−’torrの高真空下、20〜60℃、24時間反応
させたが反応系が均一でないため、30〜50%しか、
開始剤(1)が得られなかった。この開始剤(1)を用
いてエチレンオキシドを重合させたが、リビング重合性
は殆ど認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属ナフタレンを用いて合成した一般式:▲数式
    、化学式、表等があります▼( I ) (但し式中、Rは第三アルキル基、Mは一価の金属を表
    す)で示されるアニオン重合開始剤を用い、アルキレン
    オキシドをイオン重合し、次いでカップリング反応によ
    りα位に重合性官能基を導入することを特徴とするマク
    ロモノマーの製造方法。
JP23146889A 1989-09-08 1989-09-08 マクロモノマーの製造方法 Pending JPH0395218A (ja)

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JPH0395218A true JPH0395218A (ja) 1991-04-19

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