JPH0395028A - 計算機による積付け空間への貨物積付け方法 - Google Patents

計算機による積付け空間への貨物積付け方法

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JPH0395028A
JPH0395028A JP22819289A JP22819289A JPH0395028A JP H0395028 A JPH0395028 A JP H0395028A JP 22819289 A JP22819289 A JP 22819289A JP 22819289 A JP22819289 A JP 22819289A JP H0395028 A JPH0395028 A JP H0395028A
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JP22819289A
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Masahito Fujimoto
雅人 藤本
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、貨物を輸送するコンテナー トラック、トレ
ーラなどの規定の積付け空間に貨物積み込み及び積付け
を行う場合に、その順番と配置を計算機により求める貨
物積付け方法、特に大きさ(長さ、幅、高さ)、重量お
よび梱包荷姿の著しく異なる多数の貨物の効率的な積付
け配置を短時間で決定するのに好適な計算機による積付
け空間への積付け方法に関する。
〔従来の技術〕
規定の積付け空間に貨物を積付ける場合に、その積付け
順序により積載効率が大幅に異なるので、その積付け順
序が重要となる。
例えば軽量貨物あるいは単一形状の貨物を積付ける場合
には、段積み状態に於ける上下貨物間の重量差−は特に
考慮する必要がなく、底面積の大きい順に並び替えて順
次積付ける等の方法により比較的容易に効率的な積付け
配置が決定できるが、大きさ(長さ、幅、高さ)、重量
および梱包荷姿の著しく異なる多数の重量貨物を対象と
する場合には、貨物の積付け順序により容積効率(貨物
総容積/積付け空間総容積)が大きく変動する。
そこで従来は、貨物の梱包、積付け、および輸送に係わ
る永年の経験と知恵を備えた熟練した作業員が当該貨物
をどの様な順序で、どの様な組合せで貨物を積付けたら
良いか決定するのに長い時間をかけて行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように熟練した作業員による積付けでは時間がか
かって作業効率が悪いばかりか、かならずしも積載効率
が最も良い積付けとなるとは限らず、信頼性が低い。
そこで、本発明は規定の空間に大きさ、重量および荷姿
の異なる複数の貨物をどの様な順序と配置で積付けたら
良いかを容易に決定できるようにした計算機による積付
け方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕積付け空間およ
び各貨物の長さ方向をX軸、幅方向をY軸、高さ方向を
2軸として各々の寸法をL,W,Hとした場合に、規定
空間の長さ方向の積.付効率を高めるため各貨物のL寸
法あるいはW寸法のうち短い方をL寸法とし、積付け性
に関する各貨物の属性を考慮しながら最も効率の良い積
付け順序と配置の決定を計算機により容易にできるよう
にした計算機による積付け方法である。
〔実 施 例〕
第1図はコンテナーに積付けする場合の概略説明図であ
り、計算機Aに積付けコンテナー仕様情報及び積載貨物
仕様明細情報を入力する。
積付けコンテナー仕様情報としては (a)コンテナーの種類、型式、組合せ1)40(or
 20)rt Dry :Iンテナーのみ2)40(o
r 20)ft Flatコンテナーのみ3)40(o
r 20)f’t Dry.FIat併用(b)積付け
空間の寸法(L,W,H)(C)コンテナーの貨物積載
制限重量 積載貨物仕様明細情報としては (a)ケース魔 (b)梱包荷姿 (e)寸法(L,W,H) (d)重量 (e)段積み制約条件 入力した各情報に基づいて積付け順序などを計算機によ
り演算して求めた貨物積付け情報を出力し、コンテナー
を予約してコンテナーに積付ける。
貨物積付け情報としては (i)コンテナー積付け情報 (本数、容積・重量効率) (2)貨物積付図 C)立面図   ・重心位置表示 d)貨物積付明細 (積順、配置、貨物仕様明細) 第2図はトラックに積付けする場合の概略説明であり、
手順としては前述と同様である。
積付けトラック仕様情報としては (a〉トラックの種類、型式、組合せ 1)11(or 4)ton }ラックのみ2) 4 
   ton }ラックのみ8)11 ton,4to
n }ラック併用(b)積付け空間の寸法(L,W,H
)(c)トラックの貨物積載制限重量 積載貨物仕様明細情報としては (a)ケース弘 (b)梱包荷姿 (C)寸法(L,W,H) (d)重量 (e)段積み制約条件 貨物積付け情報出力としては (i)トラック積付け情報 (本数、容積・重量効率) (2)貨物積付図 C)立面図   ・重心位置表示 d)貨物積付明細 (積順、配置、貨物仕様明細) 次に船積みコンテナーへの貨物積付けの場合の具体例を
説明する。
なお、説明に用いる用語については第3図に示す通り定
義する。すなわち、空間容積および制限重量など規定さ
れる積付け空間となるコンテナーの長さ方向をX軸、幅
方向をY軸、高さ方向を2軸とし、各々の寸法をL,W
,Hとする。(第3図の(a)参照) また、各コンテナーごとの各貨物の積付け順序をj1そ
のX軸方向の寸法をL (j) 、Y軸方向の寸法をW
 ( j ) 、Z軸方向の寸法をH(j)とし、X軸
方向の積付け順序をX (j)、Y軸方向の積付け順序
をY(j)、Z軸方向の積付け順序をZ (j)とする
。(第3図の(b)参照) 第4図は、本発明に係わる積付け方法を示す全体の流れ
図であり、以下これについて説明する。
まず貨物の積付けプランを立てる際に必要な下記の条件
を選択、設定する。
(i)貨物の並べ替え方法(基本的な積付け順序)一般
的に、長さ、幅、高さ、および重量の異なる複数の貨物
をコンテナーに積付ける場合、各コンテナーへの第一貨
物の選択の違いおよびそれ以降の積付け優先順位の違い
により貨物積載効率は大きく変動し、コンテナー所要本
数の増減に影響する。
また貨物を段積みする場合、最下段の貨物は上段に積付
ける貨物にくらべその寸法(L(j)およびW(j))
は大きく、重い方が貨物の安定性に優り好ましい。
そこで、貨物の重量、容積、低面積、長さ、幅がともに
降順となる並べ替え方法、すなわち重くて大きい順に積
付ける方法を標準として設定する。
ただし、貨物の特性により他の並べ替え方法のほうが積
載効率が高まる場合もあるので、作業者は他の並べ替え
方法(低面積、容積、重量降順など)を選択することも
できる。
(2)積付け空間となるコンテナー仕様(長さ、幅、高
さ、制限重量)の種別と組合せ 船積みコンテナーの場合、通称40ftあるいは20f
tのコンテナーを使用するのが一般的で、各々ドライタ
イプおよびフラットタイプがあり、その種別により長さ
(L)、幅(W)、高さ(H)および貨物の積載制限重
量などの仕様は異なり、積載する貨物の特性によりその
組合せを下記の中から選択する。
(a) 40 (または20) rtドライコンテナー
のみ(b) 40 (または20) l’tフラットコ
ンテナーのみ(c) 40 (または20) ftドラ
イおよびフラットコンテナー併用 (3)貨物の段積み許容寸法差(上下貨物間の許容寸法
差) 各貨物の大きさを示す長さ(L H) )および幅(W
(j))の呼称寸法は、各々についてその測定誤差を配
慮する必要がある。すなわち、計算機により貨物の積付
けを行う場合、重くて大きい順に積付ける方法を標準と
することから1 (mm)でも呼称寸法が異なると段積
み不可の貨物として取り扱ってしまうことになり、積載
効率が低下することがある。
そこで、段積みを行う場合の上下各貨物のX方向寸法(
L(j))およびY方内寸法(W(j))の寸法誤差を
各々±1 (Cm)と考え、各方向について2 (cm
)を標準とする段積み許容寸法差として設定する。
ただし、貨物の特性により大きい許容寸法差を与えたほ
うがよい場合もあるので、作業者は任意の数値を設定す
ることができる。
次いで、あらかじめ登録した積付け各貨物の大きさを示
す長さ(L(j))、幅(WU))、高さ(H(j))
、および重量など仕様データの読み込みを行う。
その際、長さ(L)が幅(W)を越える貨物については
、短い方がL寸法、長い方がW寸法となるよう呼称寸法
を入れ替える。
ただし、積付け空間となるコンテナーの幅を越える場合
は、寸法の入れ替えはせず、そのままとする。
また、貨物の中には特に梱包をせず凹凸のある形状のま
ま積付けすることがあることから、その上には他の貨物
を載せられない貨物(上積み不可の貨物)があり、最上
段でしか積付けられない貨物(上積みのみ可の貨物)も
ある。
そこで、下記に示す段積みする場合の制約条件を各貨物
について各々設定し層別する。
(イ)上積み不可(当該貨物の上には積付け不可)の貨
物 (一制約無し(上積み可)の貨物 (ハ)上積み(最上段)のみ可の貨物(主として軽量、
軽強度梱包貨物) なお、貨物の特性によりあらかじめフラットコンテナー
に積付ける貨物を特定できる場合は、この段階でそれを
識別する符号を付与する。
このようにして積付けに際しての制約条件を確定した後
、選択した並べ替え方法にしたがって貨物の並べ替えを
行う。
以下、標準とした並べ替え方法(重量、容積、低面積、
長さ、幅降順)を選択した場合のコンテナーへの貨物積
付けについて説明する。
また、ドライコンテナーとフラットコンテナーを併用す
る場合でフラットコンテナーに積付ける貨物を特定した
場合は、ドライコンテナーへの積付けを先に行った後、
フラットコンテナーへの積付けを行うことを標準とする
が積付けは同様の手順にて行うので、以下コンテナーは
一種類を使用するものとして説明を進める。
なお、上積みのみ可の貨物を除く貨物の積付けを終えた
後、上積みのみ可の貨物についてその積付け配置を決定
するものとする。
まず、最初のコンテナー(i=1)へ第一貨物を積付け
る。その決定方法は、先に並べ替えた最初の貨物を第一
貨物として選択する。すなわち、貨物の重量、容積、低
面積、長さ、幅がともに降順となる並べ替え方法による
場合は、最も重くて大きな貨物が第一貨物となり、他の
並べ替え方法を選択した場合はその最初の貨物が第一積
付け貨物(j−1)となる。なお、第一積付け貨物(j
−1)のX,Y,Z各方向の配置座標としてX (j)
−1,Y (j)−1,Z (j)−1を付与する。
以降の積付け貨物の選択および積付けは、直前に積付け
た貨物の上積み可否により異なる。
(ステップ回) (イ)直前に積付けた貨物が上積み(段積み)不可の場
合 第5図は、直前に積付けた貨物が上積み出来ない場合を
示し、以下これについて説明する。
まず、直前に積付けた貨物のY方向隙間、すなわちコン
テナーの幅(W)方向の隙間に入る幅寸法を有する貨物
を残貨物の中から探す。
該当する貨物のある場合は、当該貨物を加えた貨物重量
がコンテナーの制限重量以内か、否かを判別する。制限
重量以内の場合は、j+1番目の貨物として積付けを行
ないY方向の貨物配置座標(Y (j) −Y (j−
1) +1)を与えステップロからの作業を繰り返す。
制限重量を越える場合は、既に用意されていて容積およ
び積載重量に余裕のある他のコンテナーを探し積付けが
可能か、否かを判別する。
積付け可能の場合は、ステップ回からの作業を繰り返す
。積付け不可能の場合は、ステップ囚からの作業を繰り
返す。
Y方向隙間に収まる貨物の無い場合は、直前に積付けた
貨物と同一寸法の貨物を残貨物の中から探す。なお、直
前に積付けた貨物と同一寸法の貨物のない場合は、残貨
物の中から最も大きな貨物を選択する。
次いで、当該貨物を加えた容積、重量がコンテナーの制
限以内か、否かを判別する。
制限を越える場合は、既に用意されていて容積および積
載重量に余裕のある他のコンテナーを探し積付けが可能
か、否かを判別する。積付け可能の場合は、ステップ回
からの作業を繰り返す。積付け不可能の場合は、ステッ
プ囚からの作業を繰り返す。
当該貨物を加えた容積、重量がコンテナーの制限以内の
場合は、当該貨物の長さおよび幅の呼称寸法を入れ替え
すれば段積みできるか、否かを判別する。
当該貨物の長さおよび幅の呼称寸法を入れ替えても収ま
らない場合は、コンテナーのX方向隙間に収まるか、否
かを判別する。X方向隙間に収まる場合は、j.+1番
目の貨物として積付けを行ないX方向の貨物配置座標(
X (j) −X (j−1)+1)を与えステップ同
からの作業を繰り返し、収まらない場合は、既に用意さ
れていて容積および積載重量に余裕のある他のコンテナ
ーを探し積付けが可能か、否かを判別する。積付け可能
の場合はステップ口からの作業を繰り返し、積付け不可
能の場合はステップ囚からの作業を繰り返す。
当該貨物のみの長さおよび幅の呼称寸法を入れ替えれば
コンテナーのY方向隙間に収まる場合は、長さおよび幅
の呼称寸法を入れ替えてj+1番目の貨物として積付け
を行ないY方向の貨物配置座標(Y (j) −Y (
j−1) +1)を与えてステップ図からの作業を繰り
返す。
また、当該貨物のみでなく直前に積付けた貨物の長さお
よび幅の呼称寸法の入れ替えを必要とする場合は、当該
貨物および直前貨物の長さおよび幅の呼称寸法を入れ替
えてj十1番目の貨物として積付けを行ないY方向の貨
物配置座標(Y (j) −Y (j−1) +1)を
与え、ステップロからの作業を繰り返す。
(ロ)直前に積付けた貨物が上積み(段積み)可の場合 第6図は、直前に積付けた貨物が上積み出来る場合を示
し、以下これについて説明する。
まず、直前に積付けた貨物の2方向隙間、すなわちコン
テナーの高さ(H)方向の隙間に入る高さ寸法を有する
段積み可能な貨物を残貨物の中から探す。
該当する貨物のある場合は、当該貨物を加えた貨物重量
がコンテナーの制限重量以内か、否かを判別する。制限
重量以内の場合は、j千1番目の貨物として積付けを行
ない2方向の貨物配置座標(Z (j) −Z (j−
1) +1)を与え、ステップ同からの作業を繰り返す
制限重量を越える場合は、既に用意されていて容積およ
び積載重量に余裕のある他のコンテナーを探し積付けが
可能か、否かを判別する。
積付け可能の場合は、ステップ回からの作業を繰り返す
。積付け不可能の場合は、ステップ囚からの作業を繰り
返す。
2方向隙間に収まる貨物の無い場合は、直前積付け貨物
が上積み不可の場合と同様の手順第5図でコンテナーの
Y方向あるいはX方向に積付けを行う。
(ハ)上積み(最上段)のみ積付け可の貨物の場合 第7図は、前述手順により他の貨物の積付けを終えた後
、上積みのみ積付け可という制約条件のある貨物につい
ての積付け手順を示し、以下これについて説明する。
まず、残貨物の中から最も大きい貨物を選択する。
次いで、既に積付けてある貨物の中から貨物のZ方向隙
間、すなわちコンテナーの高さ(H)方向に隙間を有す
る段積み可能な貨物を残貨物の中から探す。
段積み可能な貨物のある場合は、当該貨物を加えた貨物
重量がコンテナーの制限重量以内か、否かを判別する。
制限重量以内の場合は、j+1番目の貨物として積付け
を行ない、Z方向の貨物配置座標(Z (j) −Z 
(j−1) +1)を与えてステップ回からの作業を繰
り返す。
制限重量を越える場合は、新たにコンテナー(i+1)
を用意しステップ囚からの作業を繰り返す。
段積み可能な貨物が無い場合は、既に積付けてある貨物
の中から貨物のY方向隙間、すなわちコンテナーの幅(
W)方向に隙間を有する貨物を探す。
該当する貨物のある場合あるいは当該貨物の長さおよび
幅の呼称寸法を入れ替えれば収まる場合は、当該貨物を
加えた貨物重量が制限重量以内か、否かを判別する。制
限重量以内の場合は、j+1番目の貨物として積付けを
行ないY方向の貨物配置座標(Y (j) =Y (j
−1)十1)を与えステップ回からの作業を繰り返す。
制限重量を越える場合は、残貨物の中から最も大きい貨
物を選択してステップ囚からの作業を繰り返す。
また、コンテナーのY方向、すなわち幅(W)方向に隙
間を有する貨物が無い場合、あるいは当該貨物の長さお
よび幅の呼称寸法を入れ替えても収まらない場合は、コ
ンテナーのX方向、すなわち長さ方向に隙間のあるコン
テナーを探す。X方向に隙間を有するコンテナーのある
場合は、当該貨物を加えた貨物重量がコンテナーの制限
重量以内か、否かを判別する。
制限重量以内の場合は、j+1番目の貨物として積付け
を行ない、X方向の貨物配置座標(X (j) −X 
(j−1) +1)を与えてステップ回からの作業を繰
り返す。
制限重量を超える場合には、ステップ囚からの作業を繰
り返す。
以上に示す手順により貨物を積付けた貨物の総容積、お
よび総重量を各コンテナーごとに積算し、各コンテナー
の容積効率および重量効率を求める。
次いで、各コンテナーへの貨物積付け順序と配置を示す
各貨物についての三次元配置座標[X (j) , Y
 (j) . Z (j)コ、および各貨物の重量をも
とにして各コンテナーごとに貨物の重心位置と以下に示
す手順により荷重分布を求める。
(a)コンテナーのY方向、すなわち幅方向の中心線回
りの荷重モーメントを各貨物ごとに求める。なお、各貨
物の荷重モーメントは中心線の左右いずれに働くかによ
り正負の符号を付与する。次いで、各コンテナーについ
てX (j)ごとに荷重モーメント(バランス)の総和
をY方向の荷重分布として求める。
(b)また、コンテナーのX方向、すなわち長さ方向の
X (j)ごとの荷重の総和をX方向の荷重分布として
求める。
このようにして求めた各コンテナーへの貨物の積付け順
序、積付け配置、荷重分布、および重心位置を示す上面
図、側面図、立面図および貨物の仕様明細(寸法、重量
、品名など)を表示する貨物積付け図により、各貨物の
積付け配置に関する情報を作業者に提供する。
なお、各貨物の配置を修正する場合は、各貨物の積付け
制約条件と荷重分布(バランス)を考慮して各貨物につ
いての三次元座標[X(j)、Y (j)、Z (j)
]を変更することにより積付け配置の変更と決定が容易
に行える。
以上のことを要約すると次のようになる。
空間容積及び制限重量など規定される積付け空間に、長
さ、幅、高さ、および重量の異なる複数の貨物を積付け
るプランをたてる場合において、 (a)各貨物の大きさを示す呼称寸法を先ず入れ替える
。その方法は、前提条件となる積付け空間の種類および
積付け空間への貨物積み込み方法により異なる。すなわ
ち、ドライコンテナーのように貨物を積み込む方向が一
方向の場合には、長さ、あるいは幅のうち長さが幅を越
える貨物について長い方を幅とする。但し、積付け空間
の幅を越える場合は寸法の入れ替えはせず、そのままと
する。
また、トラックのように車両の左右方向からフォークリ
フトなどで貨物を積み込む方法が標準となる場合には、
長い方を長さとして呼称寸法を入れ替える。
(b)各貨物を重量、容積、低面積、長さ、幅の大きい
順に並べかえる。
なお、並べ替えの方法は重量、容積、低面積、長さ、幅
の降順を標準とするが、貨物の構成により作業者は他の
並べ替え方法(低面積、重量降順など)を選択すること
もできる。
(C)各貨物の積付け制約条件(上積み可・否など)、
積付け順序(j)と配置を示す各々の三次元座標[X(
j)、Y(j)、Z(j)]、貨物の荷重分布(バラン
ス)および重心位置を積付け配置の決定に必要な属性と
する。
(d)(a.)項により並べ替えた貨物を、各貨物の積
付け制約条件ごとに下記の通り分類、層別する。
(イ)上積み不可(当該貨物の上には積付け不可)の貨
物 (口)制約無し(上積み可)の貨物 (ハ)上積み(最上段)のみ可の貨物(主として軽量、
軽強度梱包貨物) (e)積付け空間仕様(長さ、幅、高さ、制限重量)の
種別、および組合せを選択、設定する。
(r)最初の積付け空間に、並べ替えた貨物のうち重量
、容積、低面積、長さ、幅が最も大きい貨物を第一貨物
として選択し、積付ける。
(g)(d)に示す通り分類、層別した残貨物のうち(
イ)、(口)の貨物の中から、直前に積付けた各貨物の
積付け制約条件を考慮してその高さ方向、幅方向、長さ
方向に積付け可能な貨物を順次選択して積付ける。
(h)積付ける過程おいて積付け空間の仕様(長さ、幅
、高さ、制限重量)を越える場合には、新たに積付け空
間を追加し、残貨物のうち重量、容積、低面積、長さ、
幅が最も大きい貨物を第一貨物として選択し、積付けて
(g)および(h)項に示す作業を繰り返えす。
(i〉以降、(ハ)に該当する貨物の有る場合は、当該
貨物より長さと幅が大きく、高さ方向に隙間の有る貨物
をさがしてその上に積付ける。
なお、高さ方向に積付けられる貨物が無い場合、積付け
空間の幅方向、長さ方向に積付け可能な隙間をさがして
積付ける。
(j)このようにして各積付け空間内への積付け配置を
示す各貨物についての三次元座標[X(j)、Y(j)
、Z(j)]、および荷重分布(バランス)を求める。
(k)各積付け空間内の積付け配置、荷重分布(バラン
ス)、重心位置を単一画面に一括表示する上面図、側面
図,立面図からなる貨物積付け図により、各積付け空間
への各貨物の積付け配置に関する情報を作業者に提供す
る。
(i)各貨物の積付け制約条件、荷重分布(バランス)
、および重心位置を考慮して、各貨物の積付け順序と配
置を示す三次元座標[X(j)、Y (j)、Z (j
)]を修正し積付け配置を決定する。
次に計算機の出力例を説明する。
貨物積付図としては第8図、第9図、第10図に示すよ
うにコンテナー トラックの積付け空間に荷を示す上面
図、側面図、立体図を一枚の用紙Bに表示して出力し、
積載貨物情報としては第11図、第12図、第13図に
示すように積順、位置、ケース胤、品名、荷姿、寸法、
L,WSH、容積、重量を表として出力する。
〔発明の効果〕
積付け空間への貨物積付け配置計画が、誰でも、簡単に
、短時間で立てられる。
積付け空間が船積みコンテナーの場合、貨物の特性によ
りドライおよびフラットコンテナーを混用した貨物の積
付け配置計画が立てられ、しかも各設定条件の変更を行
ない、複数の計画を立てることができる。
上面図、側面図、および立面図からなる貨物積付け図に
より、各積付け空間への各貨物積付け順序、積付け配置
、荷重分布、重心位置、および貨物の仕様明細(寸法、
重量、品名など)などの貨物積付け情報が一目で判り、
最適な積付け計画が立てられ、しかも貨物の集荷作業、
積み込み作業、および積付け作業が円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図、第2図はコンテ
ナ、トラックへの積付け方法の概略説明図、第3図(a
)(b)は積付け空間及び積付け貨物の定義、第4図、
第5図、第6図、第7図は積付け方法の流れ図、第8図
、第9図、第10図は出力した貨物積付図、第11図、
第12図、第13図は出力した積載貨物情報を示す図表
である。 株式会社小松製作所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 空間容積及び制限重量など規定される積付け空間に、長
    さ、幅、高さ及び重量の異なる複数の貨物を積付ける方
    法において、 積付け空間の種類、型式、組合せ、寸法、積載制限重量
    などの積付け空間情報及び積載貨物のケースNo.、梱
    包荷形、寸法、重量、段積み制約条件などの積載貨物情
    報を計算機に入力し、各情報に基づいて、 (a)各貨物の大きさを示す長さ、あるいは幅に基づい
    て長さ、幅の呼称寸法を先ず入れ替える。 (b)各貨物を重量、容積、低面積、長さ、幅の大きい
    順に並べかえる。 (c)各貨物の積付け制約条件(上積み可・否など)、
    根付け順序(j)と配置を示す各々の三次元座標[X(
    j)、Y(j)、Z(j)]、および貨物の荷重分布(
    バランス)と重心位置を積付け配置の決定に必要な属性
    とする。 (d)(a)項により並べ替えた貨物を、各貨物の積付
    け制約条件ごとに下記の通り分類、層別する。 (イ)上積み不可(当該貨物の上には積付け不可)の貨
    物 (ロ)制約無し(上積み可)の貨物 (ハ)上積み(最上段)のみ可の貨物(主として軽量、
    軽強度梱包貨物) (e)積付け空間仕様(長さ、幅、高さ、制限重量)の
    種別、および組合せを選択、設定する。 (f)最初の積付け空間に、並べ替えた貨物のうち重量
    、容積、低面積長さ、および幅が最も大きい貨物を第一
    貨物として選択し、積付ける。 (g)(d)に示す通り分類、層別した残貨物のうち(
    イ)、(ロ)の貨物の中から、直前に積付けた各貨物の
    積付け制約条件を考慮してその高さ方向、幅方向、長さ
    方向に積付け可能な貨物を順次選択して積付ける。 (h)積付ける過程おいて積付け空間の仕様(長さ、幅
    、高さ、制限重量)を越える場合には、新たに積付け空
    間を追加し、残貨物のうち重量、容積、低面積、長さ、
    幅が最も大きい貨物を第一貨物として選択し、積付けて
    (g)および(h)項に示す作業を繰り返えす。 (i)以降、(ハ)に該当する貨物の有る場合は、当該
    貨物より長さと幅が大きく、高さ方向に隙間の有る貨物
    をさがしてその上に積付ける。 なお、高さ方向に積付けられる貨物が無い場合、積付け
    空間の幅方向、長さ方向に積付け可能な隙間をさがして
    積付ける。 (j)このようにして各積付け空間内への積付け順序(
    j)と配置を示す各貨物についての三次元座標[X(j
    )、Y(j)、Z(j)]、および荷重分布(バランス
    )および重心位置を求める。 (k)各積付け空間内の積付け配置と荷重分布(バラン
    ス)および重心位置を単一画面に一括表示する上面図、
    側面図、立面図からなる貨物積付け図により、各積付け
    空間への各貨物の積付け配置に関する情報を作業者に提
    供する。 (l)各貨物の積付け制約条件と荷重分布(バランス)
    および重心位置を考慮して、各貨物の三次元積付け配置
    座標[X(j)、Y(j)、Z(j)]を修正し積付け
    配置を決定する。 ことを特徴とする計算機による積付け空間への貨物積付
    け方法。
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