JPH039187Y2 - - Google Patents

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JPH039187Y2
JPH039187Y2 JP17704684U JP17704684U JPH039187Y2 JP H039187 Y2 JPH039187 Y2 JP H039187Y2 JP 17704684 U JP17704684 U JP 17704684U JP 17704684 U JP17704684 U JP 17704684U JP H039187 Y2 JPH039187 Y2 JP H039187Y2
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belt
arm
magnetic disk
step motor
pulley
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はオープンループ式小型磁気デイスク装
置に関し、特に周囲温度や内部温度の変化によつ
て引き起されるトラツキングのずれ(以下オフト
ラツクという)を小さくした磁気デイスク装置に
関する。
〈従来の技術〉 磁気デイスク装置の温度変化に起因するオフト
ラツクは、磁気デイスク装置を構成する部品のう
ち、デイスクの素材、デイスクを支持するスピン
ドルモータ、スピンドルモータを取り付けるベー
ス、ヘツドを支持するアーム、ステツプモータの
回転をアームに伝達するスチールベルト(以下ベ
ルトという)、等の素材が異なることによる線膨
脹係数、寸法、形状の違いにより発生する。
第2図はオープンループ式小形固定磁気デイス
ク装置の要部を示す平面図である。図において、
1はデイスクであり、ベース3に固定されたスピ
ンドルモータの主軸2に固定されている。4はベ
ース3に固定されたステツプモータで、このステ
ツプモータ4の回転をベルト5を介してアーム6
に伝達する。ベルト5は一端がアーム6の先端に
係止され、ステツプモータ4のプーリ9に一巻き
され、他端がテンシヨンばね10の一端に係止さ
れている。
第4図は半径rを有するプーリ9にベルト5を
ベルト端部突起逃げ用切り欠き溝11の反対
(180゜ずれた)側でスポツト溶接(×印部)した
従来例を示すもので、この場合ベルトはスポツト
溶接点を中心に回転するのでバランスのよい動き
をすることができる。
なお、アーム6にはヘツド組立7が固定されて
おり、このヘツド組立7の先端にはヘツド8が取
り付けられている。これらの部品は、はじめに述
べたように素材および寸法、形状の違いによつ
て、周囲温度変化に応じてそれぞれ伸縮し、オフ
トラツクの原因となるが、その伸縮に関して大き
く関与する部分は第3図に簡略化して示すような
主要部分に分けることができる。すなわちスピ
ンドルモータ2とステツプモータ4間のベース3
の距離L1、デイスク半径L2、ベルト、アー
ム、およびヘツド組立(主として鋼材)の合成さ
れたlである。この場合、第2図に示すようなス
イングアーム式の構造では第3図に示すL1の距
離が一番長く、次がデイスク半径L2、次にベル
ト、アーム、およびヘツド組立の合成された距離
lの寸法となる。
一般に磁気デイスク装置におけるデイスク、ベ
ース、およびアームの素材はアルミ合金が用いら
れており、各部品の膨脹係数を略同様とすれば、
その伸縮率はL1>L2>lの順となる。今、lの
伸縮率を零と仮定すればL1>L2なので温度が上
昇してL1,L2とも伸長するとこれらの伸長の差
によりヘツド8はデイスクの外側にずれ、温度が
下降してL1,L2とも収縮するとこれらの収縮の
差によりヘツドは内側にずれる。このずれはベル
ト、アーム、およびヘツド組立の合成であるlを
調節することにより零に近づけることは可能であ
るが、素材および寸法の制限から完全に零にする
ことは難かしい。
〈考案が解決しようとする問題点〉 周囲温度の変化によるオフトラツクはデイスク
およびベース素材としてアルミ合金を使用し、40
℃程度の温度差がある場合、51/4インチサイズ
の磁気デイスク装置では、上記素材および寸法の
制限からヘツドはデイスクの外側に対しておよそ
2μm程度のオフトラツクとなる。この程度のオフ
トラツク量は従来許容誤差範囲として無視されて
きたが、近年トラツク密度が向上するにつれ、こ
の2μmのオフトラツクも無視できない問題となつ
ている。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記従来技術の温度変化によるオフト
ラツクを素材および寸法を変えることなく零に近
づけることを目的としたもので、その構成上の特
徴は、回転可能に支持された磁気デイスクと、ス
テツプモータにより駆動され、一端に前記磁気デ
イスクと対向して設けられた磁気ヘツドを有する
アームと、前記ステツプモータのプーリに巻き回
わされ、一方を前記アーム側に、他方をテンシヨ
ンばね側に係止されたベルトを有し、前記ステツ
プモータの動きを前記アームに伝達する磁気デイ
スク装置において、前記ベルトは前記ステツプモ
ータのプーリの縦軸方向にスポツト溶接され、こ
のスポツト溶接される位置を、前記プーリに設け
られたベルト端部突起逃げ用切り欠き溝に対して
非対称の位置に設けたものである。
〈作用〉 全体的な寸法形状および素材を変更することな
く、アーム側からみたベルトの長さを調節できる
ので、温度変化に対するベルトの伸縮量を調節す
ることができデイスクに対するヘツドのオフトラ
ツクを減少させる方向に作用させることができ
る。
〈実施例〉 第1図a,bは本考案の一実施例を示すもの
で、図aはステツピングモータのプーリ9に設け
られたベルト端部突起逃げ用切り欠き溝11に対
し、ベルト5のスポツト溶接点をθラジアンだけ
右側にずらして非対称の位置に溶接した状態を示
す斜視図、図bはベルト5をプーリ9に一巻きし
た状態を示す斜視図である。図中、Aはアーム5
側にBはテンシヨンばね10側に係止されるもの
とする。この場合アーム側からみたθラジアン分
のベルトの伸びδは δ=rθ×α×10-6×Δt(mm) ここで、r=プーリ半径 θ=非対称角(ラジアン) α=ベルトの熱膨脹係数 ×10-6/℃ Δt=変化温度 で表わされる。
いま、プーリ半径を7.5mm、非対称角θをπ/4ラ ジアン、ベルトの熱膨脹係数を15×10-6/℃(商
品名サンドビツクの場合)、変化温度を40℃、ア
ーム比(第2図におけるa:bの寸法比)を0.55
とすると、 δ=7.5×π/4×15×10-6×40×103×0.55= 1.943μmとなりヘツドが約2μm内側へ移動する。
従つて先に述べたデイスク外側へ対しての2μmの
オフトラツクをキヤンセルすることができる。
なお、上記実施例においてはデイスクおよびベ
ースの素材をアルミ合金とし、主として部品間の
距離に基づく熱膨脹の差によるオフトラツクにつ
いて説明したが、例えばデイスクの素材をガラス
系、ベースの素材をアルミ合金や鉄系とした場合
は温度変化に起因するオフトラツクも当然変化す
る、このような場合にも前記ベルトのスポツト溶
接箇所をアーム側又はテンシヨンばね側へずらす
ことによりベルト端部突起逃げ用切り欠き溝と非
対称にすることによりオフトラツク量を減少させ
ることができる。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本
考案によれば、周囲温度やデイスク装置の内部温
度の変化によるオフトラツクを減少させることが
でき、高密度記録の可能な磁気デイスク装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例を示すもので
aはベルト端部突起逃げ用切り欠き溝に対してベ
ルトのスポツト溶接箇所を非対称にした状態を示
す斜視図、bはベルトをプーリに一巻きした状態
を示す斜視図、第2図、第3図はオフトラツクの
発生原因を解析するための説明図、第4図は従来
例におけるベルト端部突起逃げ用切り欠き溝とベ
ルトのスポツト溶接位置の関係を示す説明図であ
る。 1……デイスク、2……スピンドルモータの主
軸、3……ベース、4……ステツプモータ、5…
…スチールベルト、6……アーム、7……ヘツド
組立、8……ヘツド、9……プーリ、10……テ
ンシヨンばね、11……ベルト端部突起逃げ用切
り欠き溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転可能に支持された磁気デイスクと、ステツ
    プモータにより駆動され、一端に前記磁気デイス
    クと対向して設けられた磁気ヘツドを有するアー
    ムと、前記ステツプモータのプーリに差き回わさ
    れ、一方を前記アーム側に、他方をテンシヨンば
    ね側に係止されたスチールベルトを有し、前記ス
    テツプモータの動きを前記アームに伝達する磁気
    デイスク装置において、前記スチールベルトは前
    記ステツプモータのプーリの縦軸方向にスポツト
    溶接され、このスポツト溶接される位置を前記プ
    ーリに設けられたベルト端部突起逃げ用切り欠き
    溝に対して非対称の位置に設けたことを特徴とす
    る磁気デイスク装置。
JP17704684U 1984-11-21 1984-11-21 Expired JPH039187Y2 (ja)

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JP17704684U JPH039187Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

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Publication Number Publication Date
JPS6193863U JPS6193863U (ja) 1986-06-17
JPH039187Y2 true JPH039187Y2 (ja) 1991-03-07

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