JPH039147A - 遊星歯車増減速装置 - Google Patents
遊星歯車増減速装置Info
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- JPH039147A JPH039147A JP14285789A JP14285789A JPH039147A JP H039147 A JPH039147 A JP H039147A JP 14285789 A JP14285789 A JP 14285789A JP 14285789 A JP14285789 A JP 14285789A JP H039147 A JPH039147 A JP H039147A
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- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 18
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
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- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は遊星歯車増減速機において、入力軸の振れ要因
を避けることにより、異常摩耗や騒音、振動を低減した
構造に関する。
を避けることにより、異常摩耗や騒音、振動を低減した
構造に関する。
(従来の技術)
内接噛合形遊星歯車機構を眉いた減速機は種々提案され
ている。これらの減速機の中でも内歯歯車がピン又はピ
ンとローラの組合せよりなる円弧歯形であり、外歯歯車
がエビトロコイド平行曲線よりなるトロコイド形歯形で
あって、この外歯歯車には内ピン或いは内ピンと内ロー
ラが遊嵌されており、外歯歯車に嵌合された偏心体の回
転によって外歯歯車を揺動回転させ、内外両歯車を内接
噛合させて入力回転を減速して出力する遊星歯車減速機
は「サイクロ減速機」(登録商標)として著名である。
ている。これらの減速機の中でも内歯歯車がピン又はピ
ンとローラの組合せよりなる円弧歯形であり、外歯歯車
がエビトロコイド平行曲線よりなるトロコイド形歯形で
あって、この外歯歯車には内ピン或いは内ピンと内ロー
ラが遊嵌されており、外歯歯車に嵌合された偏心体の回
転によって外歯歯車を揺動回転させ、内外両歯車を内接
噛合させて入力回転を減速して出力する遊星歯車減速機
は「サイクロ減速機」(登録商標)として著名である。
そして、この「サイクロ減速機」は大トルクの伝達が可
能である上、減速比が大きいため種々の減速機構として
使用されている。
能である上、減速比が大きいため種々の減速機構として
使用されている。
以下に、公知の「サイクロ減速機」の−例を第第3図に
よって説明する。
よって説明する。
第3図は公知の遊星歯車減速機の一例を示す断面図であ
る。
る。
この例では、入力回転軸1の回転が出力軸2の減速回転
となって取り出されるものとなっているが、出力軸2を
固定し、内歯歯車から減速回転を取り出す構成とするこ
ともできる。
となって取り出されるものとなっているが、出力軸2を
固定し、内歯歯車から減速回転を取り出す構成とするこ
ともできる。
入力回転軸1には中空の偏心体軸3がキー(図示しない
)及びキー溝4を介して固定され、該偏心体軸3には2
個の偏心体3.32が設けられている。外歯歯車53.
5□は個々の偏心体313□にコロ6を介して嵌合され
ている。この外歯歯車5. 5□はその外周にトロコイ
ド歯形からなる外歯7を有している。内歯歯車8は外側
のケーシングを兼用しており、かつ該内歯歯車8はこの
例では固定されている。内歯歯車8は外歯歯@S、、5
□と内接噛合する外ピン9からなる円弧歯形を有してい
る。この外ピン9には外ローラを設ける構造とすること
もできる。
)及びキー溝4を介して固定され、該偏心体軸3には2
個の偏心体3.32が設けられている。外歯歯車53.
5□は個々の偏心体313□にコロ6を介して嵌合され
ている。この外歯歯車5. 5□はその外周にトロコイ
ド歯形からなる外歯7を有している。内歯歯車8は外側
のケーシングを兼用しており、かつ該内歯歯車8はこの
例では固定されている。内歯歯車8は外歯歯@S、、5
□と内接噛合する外ピン9からなる円弧歯形を有してい
る。この外ピン9には外ローラを設ける構造とすること
もできる。
前記外歯歯車51.52には内ピン穴10が形成されて
おり、内ピン穴10には内ピン11が遊嵌されている。
おり、内ピン穴10には内ピン11が遊嵌されている。
そして、この内ピン11の外周には内ローラ12が遊嵌
されており、該内ピン11の一端は内ピン保持7ランジ
13に密嵌されている。ここで、内ローラ12は省略す
ることができる。内ピン保持7ランノ13はこの例では
出力軸2に一体的に形成されている。
されており、該内ピン11の一端は内ピン保持7ランジ
13に密嵌されている。ここで、内ローラ12は省略す
ることができる。内ピン保持7ランノ13はこの例では
出力軸2に一体的に形成されている。
内歯歯車8を挟んでケーシング1j、14□が設けられ
、入力軸1を支持するため、2個の入力軸受15い 1
5□が外歯歯車50.52を挟む両側に設けられている
。入力軸受15冒よ入力軸1の外周とケーシング14.
との間に設けられ、入力軸受15□は入力軸1の外周と
内ピン保持7ランジ13に形成された凹所131の内面
との間に設けられている。出力軸2を支持するため、2
個の出力軸受16+ 16□が出力軸2の外周とケー
シング14□との間に設けられている。
、入力軸1を支持するため、2個の入力軸受15い 1
5□が外歯歯車50.52を挟む両側に設けられている
。入力軸受15冒よ入力軸1の外周とケーシング14.
との間に設けられ、入力軸受15□は入力軸1の外周と
内ピン保持7ランジ13に形成された凹所131の内面
との間に設けられている。出力軸2を支持するため、2
個の出力軸受16+ 16□が出力軸2の外周とケー
シング14□との間に設けられている。
この公知の遊星歯車減速機では、入力軸1の1回転が偏
心体313□の1回転となるが、外歯歯車515□は内
ピン穴10と内ピン11とにより自転を拘束されている
から、該外歯歯車515□は揺動半径eで揺動回転させ
られる。
心体313□の1回転となるが、外歯歯車515□は内
ピン穴10と内ピン11とにより自転を拘束されている
から、該外歯歯車515□は揺動半径eで揺動回転させ
られる。
このため、外歯歯車515□の歯数と外ピン9の本数(
内歯歯車8の歯数)の差が1個の場合には、入力軸1の
1回転に上り外歯歯is、s□の外歯7と内歯歯$8の
内歯である外ピンクとが1歯だけ噛み合い変位する(ず
れる)。従って、入力軸1の1回転は外歯歯車5115
□の1/歯数 に減速され、その回転を内ピン11をf
して出力軸2へ伝達させる。
内歯歯車8の歯数)の差が1個の場合には、入力軸1の
1回転に上り外歯歯is、s□の外歯7と内歯歯$8の
内歯である外ピンクとが1歯だけ噛み合い変位する(ず
れる)。従って、入力軸1の1回転は外歯歯車5115
□の1/歯数 に減速され、その回転を内ピン11をf
して出力軸2へ伝達させる。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、上記遊星歯車増減速機では次のような問題が
あった。
あった。
第4図を参照して、入力軸1及び出力軸2に作用する荷
重を見ると、出力軸2が入力軸1から受ける回転荷重W
1は図に示されるように入力軸受15□の端部位置で作
用している。又、出力軸2が外歯歯車(図示しない)か
ら受ける荷重W2は図示のように内ピン11に作用して
いる。更に、入力軸1が外歯歯車から受ける荷重W3は
図示のように入力軸1に作用している。
重を見ると、出力軸2が入力軸1から受ける回転荷重W
1は図に示されるように入力軸受15□の端部位置で作
用している。又、出力軸2が外歯歯車(図示しない)か
ら受ける荷重W2は図示のように内ピン11に作用して
いる。更に、入力軸1が外歯歯車から受ける荷重W3は
図示のように入力軸1に作用している。
出力軸2に作用する荷重WISW2は出力軸受161.
162よりも入力軸1側に位置するから、出力軸2がち
ょうど片持ち状となって荷重W1、W2を受けるものと
なり、そのモーメントにより正規の細心0、に対して角
度αだけ傾いてしまう。
162よりも入力軸1側に位置するから、出力軸2がち
ょうど片持ち状となって荷重W1、W2を受けるものと
なり、そのモーメントにより正規の細心0、に対して角
度αだけ傾いてしまう。
又、入力軸1に作用する荷重W、は出力軸2の傾きと相
まって、そのモーメントにより入力軸1を正規の細心0
.に対して角度βだけ傾けてしまう。
まって、そのモーメントにより入力軸1を正規の細心0
.に対して角度βだけ傾けてしまう。
このため、入力軸1と出力軸2とは細心がずれながら回
転し、異常摩耗や騒音、振動発生の原因となっていた。
転し、異常摩耗や騒音、振動発生の原因となっていた。
又、w!J5図に示すように、入力軸1に対して外部か
らラジアル荷重Fが作用した場合にも、前記と同様に入
力軸1がβ′だけ正規の軸心0、に対して傾き、又出力
軸2がα′だけ正規の軸心01に対して傾くものとなり
、この面でも又、異常摩耗や騒音、振動発生の原因とな
りていた。
らラジアル荷重Fが作用した場合にも、前記と同様に入
力軸1がβ′だけ正規の軸心0、に対して傾き、又出力
軸2がα′だけ正規の軸心01に対して傾くものとなり
、この面でも又、異常摩耗や騒音、振動発生の原因とな
りていた。
上記出力軸2や入力軸1の傾きは、入力軸1が外歯歯車
51.5□からの荷重W、を受け、それを入力軸受15
い 15□で支持していることに起因している。
51.5□からの荷重W、を受け、それを入力軸受15
い 15□で支持していることに起因している。
又、上記従来の遊星歯車増減速機では、外歯歯車515
□に伝達トルクが等分配されることにより荷重のバラン
スがとられているが、2枚の外歯歯車515□が同一平
面上にないために各外歯歯$5. 5□に作用する荷重
により偏心体3(あるいは入力軸1)にモーメント(偶
力)が生ずる。このため、従来の遊星歯車増減速機では
入力軸1を受ける入力軸受150.15□を設ける必要
があった。この入力軸1に作用するモーメントは、外歯
歯車51.5□に作用する荷重と2枚の外歯歯車515
゜開の距離との積になるので、これを低減させるには2
枚の外歯歯車515□開の距離を小さくすれば良い。し
かしながら、外歯歯車5.52は偏心体3及びコロ6に
より支持されており、この偏心体3及びフロロは強度上
の負荷容量によって所定の長さが必要であり、その間隔
を短縮するにも限界があった。
□に伝達トルクが等分配されることにより荷重のバラン
スがとられているが、2枚の外歯歯車515□が同一平
面上にないために各外歯歯$5. 5□に作用する荷重
により偏心体3(あるいは入力軸1)にモーメント(偶
力)が生ずる。このため、従来の遊星歯車増減速機では
入力軸1を受ける入力軸受150.15□を設ける必要
があった。この入力軸1に作用するモーメントは、外歯
歯車51.5□に作用する荷重と2枚の外歯歯車515
゜開の距離との積になるので、これを低減させるには2
枚の外歯歯車515□開の距離を小さくすれば良い。し
かしながら、外歯歯車5.52は偏心体3及びコロ6に
より支持されており、この偏心体3及びフロロは強度上
の負荷容量によって所定の長さが必要であり、その間隔
を短縮するにも限界があった。
そこで、本発明の目的は、前記入力軸の傾き要因を無く
して上記異常摩耗や騒音、振動を低減した遊星歯車増減
速機を提供せんとするにある。
して上記異常摩耗や騒音、振動を低減した遊星歯車増減
速機を提供せんとするにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明の特徴とするところは、入力軸と、該入力軸に設
けられた偏心体と、該偏心体に嵌合された2枚の外歯歯
車と、該外歯歯車と内接噛合する外ピンを有する内歯歯
車と、前記外歯歯車に形成された内ピン穴と、該内ピン
穴に遊嵌された内ピンと、該内ピンが密嵌された内ピン
保持リングと、該内ピン保持リングと出力軸とを連結す
る結合手段とからなる遊星歯車増減速機において、前記
内ピン保持リングが前記2枚の外歯歯車を挟む両側に設
けられ、該内ピン保持リングと前記偏心体との間にスラ
スト軸受を設けてなるところにある。
けられた偏心体と、該偏心体に嵌合された2枚の外歯歯
車と、該外歯歯車と内接噛合する外ピンを有する内歯歯
車と、前記外歯歯車に形成された内ピン穴と、該内ピン
穴に遊嵌された内ピンと、該内ピンが密嵌された内ピン
保持リングと、該内ピン保持リングと出力軸とを連結す
る結合手段とからなる遊星歯車増減速機において、前記
内ピン保持リングが前記2枚の外歯歯車を挟む両側に設
けられ、該内ピン保持リングと前記偏心体との間にスラ
スト軸受を設けてなるところにある。
(実施例)
以下、図によって詳しく説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図であり、第2図
は第1図のA−A断面図である。
は第1図のA−A断面図である。
この実施例においては入力軸21の回転が出力軸22の
減速回転となって取り出されるものとなっているが、出
力軸22の回転を入力軸21の増速回転として取り出す
ものとすることも可能である。
減速回転となって取り出されるものとなっているが、出
力軸22の回転を入力軸21の増速回転として取り出す
ものとすることも可能である。
入力軸21には中空の偏心体軸23が挿入され、該偏心
体軸23はスプライン結合やオルダム結合等の半径方向
への変位を吸収するフレキシブル結合子#ff124に
よって入力軸21に結合されている。この偏心体軸23
には2個の偏心体231.23□が形成されている。偏
心体2323□には2枚の外歯歯車25. 25□がア
ンギュラ軸受268.26□を介して嵌合されている。
体軸23はスプライン結合やオルダム結合等の半径方向
への変位を吸収するフレキシブル結合子#ff124に
よって入力軸21に結合されている。この偏心体軸23
には2個の偏心体231.23□が形成されている。偏
心体2323□には2枚の外歯歯車25. 25□がア
ンギュラ軸受268.26□を介して嵌合されている。
アンギュラ軸受26. 262は玉軸受やフロ軸受から
なり、軸方向荷重と半径方向荷重の両者を支持する機能
を持つものであって、この実施例では軸受作用線F1、
F2が互いに向がい合う方向となっている。この外歯歯
J?12525□はその外周にトロコイド歯形からなる
外歯27を有している。内歯歯車28はケーシングと一
体に形成されており、該内歯歯車28は外歯歯車251
.25□と内接噛合する外ピン29からなる円弧歯形を
有している。この外ピン29には外ローラ29.が遊嵌
されている。ここで、外ローラ29!は省略可能である
。前記外歯歯車25. 25□には内ピン穴30が形成
されており、該内ピン穴30には内ピン31がiiされ
ている。この内ピン31の外周には内ローラ32が遊嵌
されており、該内ピン31はその両端を内ピン保持リン
グ33. 33□に密嵌されている。ここで、内ローラ
32は省略することも可能である。内ピン保持リング3
333□は外歯歯車25い25□を挾んでその両側に設
けられている。内ピン保持リング338.33□と偏心
体23い23□との間にはスラスト軸受348.34□
が設けられている。又、−方の内ピン保持リング33□
と出力軸22とは直結ではなく、スプライン結合等の軸
心のずれを吸収できるフレキシブルな連結構造35とし
ている。
なり、軸方向荷重と半径方向荷重の両者を支持する機能
を持つものであって、この実施例では軸受作用線F1、
F2が互いに向がい合う方向となっている。この外歯歯
J?12525□はその外周にトロコイド歯形からなる
外歯27を有している。内歯歯車28はケーシングと一
体に形成されており、該内歯歯車28は外歯歯車251
.25□と内接噛合する外ピン29からなる円弧歯形を
有している。この外ピン29には外ローラ29.が遊嵌
されている。ここで、外ローラ29!は省略可能である
。前記外歯歯車25. 25□には内ピン穴30が形成
されており、該内ピン穴30には内ピン31がiiされ
ている。この内ピン31の外周には内ローラ32が遊嵌
されており、該内ピン31はその両端を内ピン保持リン
グ33. 33□に密嵌されている。ここで、内ローラ
32は省略することも可能である。内ピン保持リング3
333□は外歯歯車25い25□を挾んでその両側に設
けられている。内ピン保持リング338.33□と偏心
体23い23□との間にはスラスト軸受348.34□
が設けられている。又、−方の内ピン保持リング33□
と出力軸22とは直結ではなく、スプライン結合等の軸
心のずれを吸収できるフレキシブルな連結構造35とし
ている。
この実施例では、入力軸21は入力駆動源であるモータ
Mの出力軸と同一となっており、この入力軸21をモー
タM側で片持支持している軸受36を除いて、入力軸2
1には軸受が設けられていない。
Mの出力軸と同一となっており、この入力軸21をモー
タM側で片持支持している軸受36を除いて、入力軸2
1には軸受が設けられていない。
本発明は以上のように構成されているので、次のような
作用が生ずる。
作用が生ずる。
まず、2枚の外歯歯車258.25□に作用する荷重に
よって偏心体23にモーメントが生ずる。ところが、こ
のモーメントを偏心体側面のスラスト軸受34. 34
2で支持するので、該偏心体34い342(あるいは入
力軸21)が半径方向に自由に変位できる、いわゆる7
0−ティング支持状態となるので、偏心体23が自動調
心機能を持つものとなる。このため、外歯歯4125い
25□に作用する荷重が等分配され、片当たり荷重がな
くなって異常摩耗や騒音、振動音の発生が低減されるも
のとなる。
よって偏心体23にモーメントが生ずる。ところが、こ
のモーメントを偏心体側面のスラスト軸受34. 34
2で支持するので、該偏心体34い342(あるいは入
力軸21)が半径方向に自由に変位できる、いわゆる7
0−ティング支持状態となるので、偏心体23が自動調
心機能を持つものとなる。このため、外歯歯4125い
25□に作用する荷重が等分配され、片当たり荷重がな
くなって異常摩耗や騒音、振動音の発生が低減されるも
のとなる。
又、外歯歯車25. 25□を正面組み合わせ(軸受作
用線が互いに向かい合う方向となる)のアンギュラ軸受
26. 262によって支持しているので、軸受作用線
が図示のFI F2で示すように互いに向かい合うよう
な方向に傾いたものとなり、2枚の外歯歯$25.25
゜の間のスパンが実質的に短くなってモーメントを低減
させるものとなる。
用線が互いに向かい合う方向となる)のアンギュラ軸受
26. 262によって支持しているので、軸受作用線
が図示のFI F2で示すように互いに向かい合うよう
な方向に傾いたものとなり、2枚の外歯歯$25.25
゜の間のスパンが実質的に短くなってモーメントを低減
させるものとなる。
又、正面組み合わせのアンギュラ軸受26□、26□で
は、その粕受作用IQ F’ 、 F 2が互いに向
かい合うものとなっているので、一方の外歯歯、[71
251の荷重が増大すると、アンギュラ軸受26Iがア
ンギュラ軸受26□を外側(出力軸22側)へ押し出す
ように作用し、アンギュラ軸受け26□が外側を押し出
されると外歯歯車25□の荷重が増大する。このため、
正面組み合わせのアンギュラ軸受を設けることにより外
歯歯車25. 252が互いに自動調心機能を持つもの
となる。
は、その粕受作用IQ F’ 、 F 2が互いに向
かい合うものとなっているので、一方の外歯歯、[71
251の荷重が増大すると、アンギュラ軸受26Iがア
ンギュラ軸受26□を外側(出力軸22側)へ押し出す
ように作用し、アンギュラ軸受け26□が外側を押し出
されると外歯歯車25□の荷重が増大する。このため、
正面組み合わせのアンギュラ軸受を設けることにより外
歯歯車25. 252が互いに自動調心機能を持つもの
となる。
この上うな外歯歯車25. 252の自動調心機能は前
記偏心体23の70−ティング支持と同様に異常摩耗や
騒音、振動の低減効果を果たすものである。
記偏心体23の70−ティング支持と同様に異常摩耗や
騒音、振動の低減効果を果たすものである。
更に又、偏心体23と入力軸21とをスプライン継手や
オルグム継手等の半径方向に変位可能なフレキシブル継
手構造としでいるので、偏心体23がら入力軸21への
ラジアル荷重の伝達がなく、入力軸21は回転トルクの
伝達だけで良くなる。このため、入力軸21に作用する
荷重がなくなって入力軸21の振れ回り現象等に基づく
振動や騒音の発生がなく、又入力軸21を支持する軸受
の小形化あるいは入力軸軸受の省略が可能となる。
オルグム継手等の半径方向に変位可能なフレキシブル継
手構造としでいるので、偏心体23がら入力軸21への
ラジアル荷重の伝達がなく、入力軸21は回転トルクの
伝達だけで良くなる。このため、入力軸21に作用する
荷重がなくなって入力軸21の振れ回り現象等に基づく
振動や騒音の発生がなく、又入力軸21を支持する軸受
の小形化あるいは入力軸軸受の省略が可能となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではな(、種
々の形式の内接噛合型遊星歯車fPi構に適用可能であ
り、これらの適用についても本発明に含むものである。
々の形式の内接噛合型遊星歯車fPi構に適用可能であ
り、これらの適用についても本発明に含むものである。
(発明の効果)
以上のように構成された本発明の効果を述べると次のと
おりである。
おりである。
偏心体(あるいは入力軸)が半径方向に自由に変位でき
る、いわゆる70−ティング支持状態となるので、偏心
体が自動調心機能を持つものとなり、外歯歯車に作用す
る荷重が等分配され、片当たり荷重がなくなって異常摩
耗や騒音、振動音の発生が低減されるものとなる。
る、いわゆる70−ティング支持状態となるので、偏心
体が自動調心機能を持つものとなり、外歯歯車に作用す
る荷重が等分配され、片当たり荷重がなくなって異常摩
耗や騒音、振動音の発生が低減されるものとなる。
又、外歯歯車を正面組み合わせ(軸受作用線が互いに向
かい合う方向となる)のアンギュラ軸受によって支持し
ているので、軸受作用線が互いに向かい合うような方向
に傾いたものとなり、2枚の外歯歯車の間のスパンが実
質的に短くなってモーメントを低減させるものとなる。
かい合う方向となる)のアンギュラ軸受によって支持し
ているので、軸受作用線が互いに向かい合うような方向
に傾いたものとなり、2枚の外歯歯車の間のスパンが実
質的に短くなってモーメントを低減させるものとなる。
又、正面組み合わせのアンギュラ軸受を設けているので
、一方の外歯歯車の荷重が増大すると、他方の外歯歯車
の荷重が増大する。このため、正面組み合わせのアンギ
ュラ軸受を設けることに上り外歯歯車が互いに自動調心
機能を持つものとなる。このため、異常摩耗や騒音、振
動の低減効果を果たすものである。
、一方の外歯歯車の荷重が増大すると、他方の外歯歯車
の荷重が増大する。このため、正面組み合わせのアンギ
ュラ軸受を設けることに上り外歯歯車が互いに自動調心
機能を持つものとなる。このため、異常摩耗や騒音、振
動の低減効果を果たすものである。
更に又、偏心体と入力軸とを半径方向に変位可能なフレ
キシブル継手構造としているので、入力軸に作用する荷
重がなくなって入力軸の振れ回り現象等に基づく振動や
騒音の発生がなく、入力軸を支持する軸受の小形化ある
いは入力軸軸受の省略が可能となる。
キシブル継手構造としているので、入力軸に作用する荷
重がなくなって入力軸の振れ回り現象等に基づく振動や
騒音の発生がなく、入力軸を支持する軸受の小形化ある
いは入力軸軸受の省略が可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図のA−A断面図、第3図は従来公知の遊星歯車減速機
を示す断面図、第4図は従来公知の遊星歯車減速機の回
転伝達荷重の作用点及び出力軸と入力軸の傾きを説明す
る略図、第5図は従来公知の遊星歯車減速機の外部力の
作用による出力軸と入力軸の傾きを示す略図である。 1:入力軸 22:出力軸 3.23. 23□、:偏心体 4:フレキシブル結合手段 5、25□:外歯歯車 61262:アンギュラ軸受 28:内歯歯車9:外ピ
ン 291:外ローラ 30:内ピン穴1:内ピン 3
2:内ローラ 3、 332:内ピン保持リング 4、 342ニスラスト袖受 5:フレキシブル結合手段 復代理人 弁理士 辻 三部 第 2 図 第 図 2 1
図のA−A断面図、第3図は従来公知の遊星歯車減速機
を示す断面図、第4図は従来公知の遊星歯車減速機の回
転伝達荷重の作用点及び出力軸と入力軸の傾きを説明す
る略図、第5図は従来公知の遊星歯車減速機の外部力の
作用による出力軸と入力軸の傾きを示す略図である。 1:入力軸 22:出力軸 3.23. 23□、:偏心体 4:フレキシブル結合手段 5、25□:外歯歯車 61262:アンギュラ軸受 28:内歯歯車9:外ピ
ン 291:外ローラ 30:内ピン穴1:内ピン 3
2:内ローラ 3、 332:内ピン保持リング 4、 342ニスラスト袖受 5:フレキシブル結合手段 復代理人 弁理士 辻 三部 第 2 図 第 図 2 1
Claims (3)
- (1)入力軸と、該入力軸に設けられた偏心体と、該偏
心体に嵌合された2枚の外歯歯車と、該外歯歯車と内接
噛合する外ピンを有する内歯歯車と、前記外歯歯車に形
成された内ピン穴と、該内ピン穴に遊嵌された内ピンと
、該内ピンが密嵌された内ピン保持リングと、該内ピン
保持リングと出力軸とを連結する結合手段とからなる遊
星歯車増減速機において、 前記内ピン保持リングが前記2枚の外歯歯車を挟む両側
に設けられ、該内ピン保持リングと前記偏心体との間に
スラスト軸受を設けてなることを特徴とする遊星歯車増
減速機。 - (2)2枚の外歯歯車が、軸受作用線が互いに向かい合
う方向となるように配置された2個のアンギュラ軸受を
介して偏心体に嵌合されてなることを特徴とする請求項
第1項記載の遊星歯車増減速機。 - (3)入力軸と偏心体との結合が半径方向に変位可能な
フレキシブル結合となっていることを特徴とする請求項
第1項あるいは第2項記載の遊星歯車増減速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14285789A JP2743285B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 遊星歯車増減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14285789A JP2743285B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 遊星歯車増減速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039147A true JPH039147A (ja) | 1991-01-17 |
JP2743285B2 JP2743285B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=15325233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14285789A Expired - Lifetime JP2743285B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 遊星歯車増減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743285B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5167590A (en) * | 1990-03-12 | 1992-12-01 | Ervin Kratochvil | Gearbox, preferably a cycloidal one, for direct connection with a driving and driven element |
JP2008304019A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 偏心揺動減速装置 |
US11241738B2 (en) | 2018-06-12 | 2022-02-08 | Korea Institute Of Science And Technology | Metal powder manufacturing apparatus for metal 3D printer |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP14285789A patent/JP2743285B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5167590A (en) * | 1990-03-12 | 1992-12-01 | Ervin Kratochvil | Gearbox, preferably a cycloidal one, for direct connection with a driving and driven element |
JP2008304019A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 偏心揺動減速装置 |
US11241738B2 (en) | 2018-06-12 | 2022-02-08 | Korea Institute Of Science And Technology | Metal powder manufacturing apparatus for metal 3D printer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2743285B2 (ja) | 1998-04-22 |
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