JPH0391446A - 動物用飼料原料及び同原料の製法 - Google Patents

動物用飼料原料及び同原料の製法

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JPH0391446A
JPH0391446A JP1228480A JP22848089A JPH0391446A JP H0391446 A JPH0391446 A JP H0391446A JP 1228480 A JP1228480 A JP 1228480A JP 22848089 A JP22848089 A JP 22848089A JP H0391446 A JPH0391446 A JP H0391446A
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formic acid
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敏昭 山本
Tomoo Tsubaki
椿 知雄
Kunihiro Suzuki
鈴木 国弘
Ichiro Nishimatsu
西松 一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高水分含有状態、即ち、加熱、乾燥等の処理
することなくいわゆる生の状態で動物体の一部分又は全
部を飼料原料として利用することに関する。
〈発明が解決しようとする課題〉 高水分含有状態、いわゆる生の状態で動物体の一部分又
は全部が飼料原料として利用されている。しかし、これ
らの場合は保存上の難点があり利用範囲は極めて限定さ
れている。
一方、廃鶏、ブロイラーなどの食用としての加工時に産
出されるいわゆる動物体の可食部をのぞく残査は、専門
業者により集荷され加工され飼料原料として利用されて
いる。この場合には、集荷してきた残査(動物体の一部
分と称する場合もある)を高温高圧加工釜を用いて殺菌
、油抜きを行ない、次いで乾燥、粉砕しレンダリングミ
ールとして飼料原料として利用している。しかし、高温
高圧加工釜による処理までに腐敗したりして加工時にお
いて極めて強い悪臭を発生させて公害問題を惹起したり
、また設備にも多大の投資を必要とするばかりでなく、
運転操作にもかなりのコストがかかるという欠点がある
従って、レンダリングミールに代り公害の問題もなく、
設備をそれほど必要とせず、また加工処理にもコストが
かからない方法の出現が強く望まれているのが現状であ
る。
本発明の一つの側面は、上記の如き動物体の一部分を簡
易安価な方法で加工することにより飼料原料として利用
することにある。
本発明のもう一つの側面は、悪臭の発生もなく、簡便安
価に動物体の一部分又は全体を飼料原料に加工製造する
方法に関する。
く課題を解決するための手段〉 上記の如き欠点を有しない方法を見い出すべく種々検討
の結果、食用加工、食品製造時等に産出される動物体の
一部分いわゆる食用として供されない部分の産出後直ち
に又は動物体の全部を屠殺後なるべく早急に細切してミ
ンチを得る際に、ミンチに細切する直前又はミンチに細
切中にあるいはミンチ調製直後に特定の酸を産生された
ミンチを生のままで常温に保存するに必要な量でかつ飼
料用原料として使用しても動物の飼育に実質的に影響を
及ぼさない量添加することにより、悪臭の発生もなく、
特別の設備も必要とせず極めて簡便かつ安価に動物用飼
料原料が製造できることを見い出し、本発明を完成した
本発明において動物体の一部分又は全部とは、食肉加工
時に副産する食用動物体の非可食部分及び又は食用とし
て利用に供されない動物体、例えば廃鶏や大量に収穫さ
れた魚類などをそのまま利用する場合における廃鶏又は
魚体全部を指称する。
使用される特定の酸としては硫酸及びl又は蟻酸が挙げ
られ、所望により、これらの酸に酢酸などの有機酸を添
加したものであってもよい。
これらの酸の使用量は使用される動物体の残査等の種類
、動物種などにより変動するが、いずれにしろ動物体の
一部分又は全部を生のままで室温で保存するに充分な量
でかつ飼料として利用した場合に飼養動物の飼育に悪影
響を及ぼさない範囲内で任意に選択すればよく、通常硫
酸を単独で使用する場合、原料としての動物体に含まれ
る骨の成分であるカルシウム量との関係もあり最大3(
容量)%、また蟻酸の場合最大2(容量)%あればよい
両者を併用すれば両者の相乗効果が発揮されより好まし
い効果が得られる。
但し、硫酸のみの添加で保存効果を高くした場合(例え
ば、ミンチのpHが2.0以下となったもの)、飼養動
物によっては多量給与(10(重量)%以上)すると嗜
好性の低下や生産物の劣化(鶏卵殻の薄化等)が認めら
れることがある。
従って、動物体ミンチ飼料原料製造に当っては、ミンチ
中のカルシウム量により硫酸の添加量を加減する必要が
あり、通常ミンチ中のカルシウム量(重量%)の2.5
倍(容量)以内にすることがより好ましいと考えられる
。例えば、廃鶏ミンチ中のカルシウム量は、略1(重量
)%であることから2.5(容量)%の添加量がより好
ましい。
両者を併用することにより相乗効果が発揮される理由は
かならずしも判然としないが、硫酸の場合には原料中の
カルシウムによる効果の変動や両者の殺菌作用の発現の
メカニズムの差異がうまく相互補完的に作用することに
よるものと考えられる。
尚、最少濃度は材料により変動するので材料を予じめ検
査の上、最少濃度は定めるべきであるが通常は両者とも
0.5(容量)%程度と考えられる。
これらの酸としては、動物用飼料として利用されても全
く問題のないものであればよく、精製されたものであれ
ば重金属等の混入の恐れもないので好ましい。これらの
酸は通常水等で希釈することなくそのまま使用すればよ
い。
尚、上記の酸の添加は動物体をチョッパー等によりミン
チとする直前、直後又はミンチを貯蔵タンク等へ搬送す
る工程中に添加すればよい。
通常の保存で2ケ月間の保存に充分に耐えるが、温暖季
において2ケ月を越える保存を行なう場合は上記の酸を
再添加することが好ましい。
以下実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は勿論
この実施例により何んら制限を受けるものでないことは
云うまでもない。
〈実施例1〉 屠殺直後の廃鶏を脱毛してチョッパーで細切した廃鶏ミ
ンチ50 kgに、硫酸500g、次いで蟻酸250g
を添加混合して、ホーロー容器内に収容し室温(22°
〜30°C)下で2ケ月間貯蔵したものを、配合飼料(
廃鶏ミンチ混合用に成分調製したもの)に15(重量)
%の割合で混合して、採卵鶏18羽に2ケ月間給与した
対照区として、試験区(廃鶏ミンチ給飼鶏)と同一鶏群
18羽を選抜し、市販採卵鶏用配合飼料を給与した。そ
の間、摂餌量、産卵率、卵質、増体重とについて調査し
て本発明に係る飼料原料の飼料としての適性を評価した
。その結果は表1に示す。
また糞便の状況など一般健康状況について観察し、その
結果も表1に示した。
表1の成績から明らかな如く、摂餌量、産卵率ともに試
験区が優り、卵質および被験採卵鶏の健康状態、糞便状
況等に何等異状を認めなかった。
その他、ブロイラー雛(20羽:30日令〜55日令)
および肥育豚(5頭=2ケ月令〜3ケ月令)についても
、上記廃鶏ミンチを各動物用市販飼料に5%〜10%混
合して給与したが良好に摂取し何等の異常も認めなかっ
た。
[注目 、供試鶏は、試験区および対照区共に16ケ月令(期初
)から18ケ月令(期末)の同一鶏群の白色レグホン種
各18羽。
2、給与飼料は、試験区は廃鶏ミンチ(硫酸1(容量)
%、蟻酸0.5(容量)%添加後、22°〜30°C下
で2ケ月間貯蔵したもの)を15(重量)%混合した配
合飼料、対照区は市販採卵鶏用配合飼料。
3、卵質測定値は、期末の各区10卵の平均。(卵黄色
は、ロッシュのカラーファンN06)実施例2(保存試
験) 非食用動物体として廃鶏ミンチ(羽毛は除去)および鶏
腸管ミンチを用い、それぞれに硫酸および蟻酸の添加量
を変えて単用または併用し、ミンチ中の各種微生物等の
経時的変化を測定した。
供試両ミンチには、飼料原料化に際して殺滅が必要な代
表的な病原微生物として、サルモネラ菌(Salmon
ella typhimurium )およびクロスト
リジウム菌(Clostridium perfrin
gens )を、また、総ての微生物中で最も抵抗力の
強い菌種として知られる好気性有芽胞菌の一種である枯
草菌(Bacillussubtilis芽胞)を、更
に一般に認められる病原性原虫および寄生虫の中で抵抗
力の強いことで知られるコクシジウム原虫のオーシスト
(Eimeriaacervulina戒熟オーシスト
)をそれぞれ接種した。
また、最も低いpH域で増殖することが知られる酵母菌
については、ミンチ中に常在する酵母を用いた。
その結果を表2に示した。
表2の成績から、ミンチ用材料の種類によって硫酸およ
び蟻酸の殺菌・保存性に差は認められるが、硫酸3(容
量)%以下、蟻酸2(容量)%以下の単用または併用の
範囲で、供試ミンチ中の総ての微生物および原虫オーシ
ストが殺滅され、常温下(30±10’C)で2ケ月間
は安全に貯蔵できることが分かる。
特に、硫酸および蟻酸の併用により殺菌・保存性につい
て相乗効果が認められ、特に蟻酸の価格を考慮するとき
経済的に有利なことは明らかである。
ミンチの種類および両酸剤単用時の殺菌・保存作用に差
が生ずる原因は、ミンチ中の骨の有無(廃鶏ミンチ中に
は骨が多く含まれており、硫酸は骨中カルシウムと結合
して中性の硫酸カルシウムに変化しやすい)および両酸
剤の特性(硫酸は、主としてpH効果による殺菌作用の
みであるが、蟻酸はpH効果のみでない殺菌作用を有す
る)によるものと考えられる。
また、硫酸は、強いpH効果により即効的な殺菌作用を
有する反面、骨による影響を受けやすく殺菌作用の持続
に難がある。一方、蟻酸は、pH効果が弱く即効的な殺
菌作用は劣るが、骨による影響を受けず殺菌作用が持続
する利点がある。
以上の特性を持つ両酸剤の併用により、殺菌作用が即効
的且つ持続的となり、先記の如く相乗効果が認められる
こととなると思われる。
[注] 1.保存温度は、30°±1°C0 2、表中の、<10は10/g以下を、−は未検出、十
は検出を示す。()内は、ミンチのpHを示す。
3、各試験区の供試ミンチ量は、各100g、 (軽く
蓋をしたプラスチック容器に収容) 4、 ミンチ中の初期酵母菌数は、廃鶏ミンチ2X10
2/g、鶏腸管ミンチ5X10’/g。
5、 ミンチへの初期接種菌量およびオーシスト量は、
芽胞(B、 5ubtilis芽胞)3X105/g、
サルモネラ(S、 typhimurium ) 4 
X 106/ g、クロストリジウム(ce、 per
fringens ) I X 104/ g、オーシ
スト(E。
acervulina戊熟オーシスト)5X103/g
く効果〉 以上から明らかな如く、極めて簡便安易に動物体の一部
分又は全部を飼料原料として、悪臭発生により公害問題
を惹き起すことなく、利用出来る方法が本発明により提
供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高水分含有の非加熱、非乾燥処理の動物体の一部
    分又は全部からなるミンチに硫酸及び/又は蟻酸を該ミ
    ンチの常温保存に必要な量でかつ飼料原料として使用し
    ても動物の飼育に実質的に影響を及ぼさない量添加した
    ことを特徴とする動物用飼料原料。
  2. (2)動物体の一部分又は全部を加熱処理、乾燥処理す
    ることなく細切し動物用飼料原料を製造するに際し、細
    切前又は細切中に硫酸及び/又は蟻酸を細切した動物体
    の常温保存に必要な量でかつ飼料原料として使用しても
    動物の飼育に実質的に影響を及ぼさない量添加すること
    を特徴とする動物用飼料原料の製法。
JP1228480A 1989-09-05 1989-09-05 動物用飼料原料及び同原料の製法 Granted JPH0391446A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539317A (en) * 1976-07-13 1978-01-27 Shiyougo Hashimoto Method of preserving perishable foods and feed
JPS5840034A (ja) * 1981-09-02 1983-03-08 Purando Kenkyusho:Kk 魚滓の防腐加工方法
JPS62126938A (ja) * 1985-10-10 1987-06-09 ビ−ピ− ケミカルズ リミテツド 動物飼料用保存料組成物

Patent Citations (3)

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