JPH0391284A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JPH0391284A
JPH0391284A JP22774389A JP22774389A JPH0391284A JP H0391284 A JPH0391284 A JP H0391284A JP 22774389 A JP22774389 A JP 22774389A JP 22774389 A JP22774389 A JP 22774389A JP H0391284 A JPH0391284 A JP H0391284A
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JP
Japan
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layer
type
znte
composition ratio
well
Prior art date
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Pending
Application number
JP22774389A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Yoshioka
吉岡 善文
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、半導体レーザ素子に係り、詳しくは、A(!
GaInP化合In用いた可視光半導体レーザ素子に関
する。
〈従来の技術〉 近年、半導体レーザ素子の用途の多様化が進み、レーザ
マーカやレーザ照準器といった機器に半導体レーザ素子
が用いられるようになってきた。これらの機器には可視
光レーザが必要であり、そのため、半導体レーザ素子の
中でも可視光レーザを放出するA(!GaInP化合I
n率導体レーザ素子の開発が重要視されている。
第3図に、この種の半導体レーザ素子の従来構造を示す
この半導体レーザ素子20は、n型GaAs基板21表
面上にn型クラッド層22と活性層23とP型クラッド
層24とを形成し、さらにその上からP型GaAs層2
5を形成した構造をしている。
これらの各層の内、活性層23とn型およびP型りラッ
ド層22.24に着目すれば、活性層23がn型、P型
の両クラッド層22.24によって挟持された構造、す
なわちダブルへテロ構造をしている。
活性層23.n型クラッド層22およびP型クラッド層
24は、成分的には、いずれもA+2GaTnP化合物
からなっている。しかし、両クラッド層22.24と活
性層23とはその組成比が異なっている。すなわち、両
クラッド層22.24の組成比は(A l2xG at
  X)Y I Il+  YPであり、一方、活性層
23の組成比は、(A12x’ Ga、 −x’ )y
’  Ir++y′Pである。これは、両クラッド層2
2.24と活性層23とが格子整合する範囲で両者の間
にエネルギーギャップを生じさせ、活性層23内にキャ
リアの閉じ込めを行えるようにするためである。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記構成の半導体レーザ素子20を製造する場合、n型
GaAs基板21表面に組成比だけが若干具なるA12
GaInP化合物を順次結晶成長させる必要がある。し
かし、これら化合物の結晶成長においては、構成する各
元素の組成比を精度よく制御する必要があり、この点で
製造が難しかった。
ところで、近年、キャリアの閉じ込めを効果的に用い、
各層の厚みによって物性を制御する方式が提案され、実
用化されている。これは、多重量子井戸構造と呼ばれる
もので、活性層を井戸層と障壁層とからなる超格子構造
にしたものである。
第4図に多重量子井戸構造の活性層の拡大図を示す。
(A12x’ Ga+−X′)y’ I nl−y’ 
Pからなる井戸層30とこれよりも大きいエネルギーギ
ャップを有する(A(!xGa+−X)yI nl−y
Pからなる障壁層31とを交互に幾重にも重ねる合わせ
ることによって活性層32としたものである。この構造
は、最近薄いエピタキシャル成長を作る方法として注目
されているMCIcVD法(有機金属気相成長法)や、
MBE法(分子線エピタキシャル法)の発達によって可
能となったものである。
しかしながら、この構造においては、組成比だけが若干
具なるA(GaInP化合物どうしである井戸層30と
障壁層31とを交互に幾重にも形成する必要がある。そ
のため、第3図に示した単層の活性層23からなるもの
に比べて、より精密に各構成元素の組成比を制御する必
要がある。しかしながら、MO−CVD法やMBE法に
おいては、構成元素の組成比制御を気相成長時の温度管
理によって行なっており、組成比の精密な制御には限界
があり、精度よく半導体レーザ素子を製造することが大
変困難であった。そのため、井戸層30と障壁層31間
との界面において組成ずれが起こり、多重量子井戸構造
の特徴であるしきい値電流の低減、発振ピークの先鋭化
といった利点をを充分に得ることができなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、
製造が容易で、かつ、充分な素子特性が得られる半導体
レーザ素子を提供することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 本件の発明者は、上記の目的を達成するために、ZnT
eの結晶構造がAf2GaInP化合物と同じ閃亜鉛鉱
構造であり、両者はひずみ超格子を形成しうろこと、な
らびにZnTeがA12GaInP化合物とほぼ同じエ
ネルギーレベルを有することに着目して、半導体レーザ
素子を以下のように構成した。
すなわち、P型りラッド層とn型クラッド層とによって
活性層を挟持した構造を有し、かつ、前記両クラッド層
としてAf2GalnP化合物を用いた半導体レーザ素
子において、前記活性層をZnTeからなる井戸層とA
12GaInP化合物からなる障壁層とを交互に積層し
た構造にするとともに、前記井戸層の組成比を前記両ク
ラッド層と同一にして半導体レーザ素子を構成した。
〈作用〉 上記構成によれば、活性層は、ZnTeからなる井戸層
とAlGaInP化合物からなる障壁層とがひずみ超格
子を形成した多重量子井戸構造となる。
障壁層とP型、n型の両クラッド層とは、組成比も全く
同じA12GaInP化合物であるので、製造の際、元
素の組成比を組成比毎に精密に制御するといった煩わし
い作業がなくなる。
また、ZnTeとAlGaInP化合物とは全く異なる
物質であるので、井戸層と障壁層間との界面において組
成ずれを起こすことはなくなる。
〈実施例〉 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は本発明の一実施例の断面図であり、第2
図は活性層の拡大断面図である。
この半導体レーザ素子lは、n型GaAs基板2表面に
n型、P型両クラッド層3,4と活性層5とをダブルへ
テロ構造に形成し、さらにその上からP型GaAs層6
を形成した構造となっている。そして、n型、P型りラ
ヅド層3.4の組成は、(1にGa+  X) Yl 
n+  yPになっている。以上の構成は従来例と同様
である。
本発明の特徴的な構造は、第2図に示すように、活性層
5を井戸層7と障壁層8とが多重に積層された超格子構
造にし、かつ、井戸層7の組成をZnTe(亜鉛テルル
)に、障壁層8の組成を両クラッド層3.4と同一の(
A(!xGa+−x) yI n+−yPにしたことで
ある。
ZnTeは、通常P型チャンネルであり、その結晶構造
は、(Al2XGa+  X) yr L  YPやG
aAaと同じ閃亜鉛鉱構造である。そのため、ZnTe
と(A(!xGa+−X) yl L−YPとは、これ
らを交互に多重積層して、ひずみ超格子を形成すること
ができる。さらに、ZnTeのエネルギーギャップは、
はぼ2,26eVであり、(AlxGa+−x) yI
 nYPのエネルギーギャップは2,33eVにし得る
ことが可能である。そのため、ZnTeが井戸層7にな
り、(Al2xGa、−x) yI n+−yPが障壁
層8になる。このようにして、ZnTeと(A(!xG
a+X)yInI−yPとは、多重量子井戸構造の活性
層5を形成する。
次に、上記構成の半導体レーザ素子1の製造工程を説明
する。
まず、n型GaAs基板2表面にn型(A(!xGa+
y、)yl n、−yPを結晶成長させて、n型クラッ
ド層3を形成する。(ACXGa+  X)yInI 
 ypの組成比は、これとGaAs基板2とが格子整合
する範囲で、なるべく大きなエネルギーギャップを有す
る値にする。
次に、第2図に示すように、井戸層7であるZnTeと
障壁層8である( A12xGa+  X) yIr+
+  yPとを交互に多重積層して活性層5を形成する
これらの形成は、MO−CVD法やMBE法によって行
われる。
ZnTeと(AhGat−x)yI n+−yPとは結
晶構造が同じであるので、交互に多重積層された井戸層
7と障壁層8とは、ひずみ超格子を形成し多重量子井戸
構造の活性層5となる。さらに、活性層5上にP型(A
12xGa+−x) yI n+−yPを結晶成長させ
てP型クラッド層4とする。そして、最後にP型のGa
As層6を結晶成長させる。
上記したように、n型、P型両クラッド層3,4と障壁
層8とはまったく同じ組成比のA(GainP化合物で
あり、形成時の条件(温度等)は一定にしておけばよい
〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、障壁層とP型n型の両
クラッド層とを組成比も全く同じA12GaInP化合
物にしたので、これらの形成の際、元素の組成比の制御
が従来に比べて容易になり、半導体レーザ素子が製造し
やすくなった。
また、井戸層のZnTeと障壁層のA1!GaIy+P
化合物とは全く異なる物質であるので、これらの界面に
おいて組成ずれを起こすことはなくなった。
そのため、界面の組成ずれに起因する素子の劣化がなく
なり、多重量子井戸構造の特徴である発振ピークの先鋭
化、しきい値電流の低減といった利点を充分に得ること
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図はその活性
層の拡大断面図である。第3図は従来例の断面図である
。第4図は他の従来例の断面図である。 ■・・・半導体レーザ素子 3・・・n型クラッド層 4・・・P型クラッド層 5・・・活性層 7・・・井戸層 8・・・障壁層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)P型クラッド層とn型クラッド層とによって活性
    層を挟持した構造を有し、かつ、前記両クラッド層とし
    てAlGaInP化合物を用いた半導体レーザ素子にお
    いて、 前記活性層をZnTeからなる井戸層とAlGaInP
    化合物からなる障壁層とを交互に積層した構造にすると
    ともに、前記井戸層の組成比を前記両クラッド層と同一
    にしたことを特徴とする半導体レーザ素子。
JP22774389A 1989-09-01 1989-09-01 半導体レーザ素子 Pending JPH0391284A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042600A (ko) * 2002-11-15 2004-05-20 현대자동차주식회사 차량의 프론트 스트럿 마운팅부 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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