JPH039122Y2 - - Google Patents

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JPH039122Y2
JPH039122Y2 JP14803985U JP14803985U JPH039122Y2 JP H039122 Y2 JPH039122 Y2 JP H039122Y2 JP 14803985 U JP14803985 U JP 14803985U JP 14803985 U JP14803985 U JP 14803985U JP H039122 Y2 JPH039122 Y2 JP H039122Y2
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JP
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head
erasing
resonant
rotary
heads
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JP14803985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は複数の回転消去ヘツドに消去電流を
選択的に供給する回転消去ヘツドを備える磁気記
録再生装置に関し、特に複数の回転消去ヘツド相
互間の電流クロストークを改善するものに関す
る。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
VTR、デジタルオーデイオテープ等、回転ヘ
ツド機構を用いる磁気記録再生装置において、そ
の回転ヘツドと、固定側の電子回路とを電気的に
接続するには、一般にロータリートランスが用い
られている。このロータリートランスは固定側と
回転側のコイルが向い合わせとなるように偏平
(あるいは同軸的)な磁性コアにコイル用の巻き
溝が切られて、コイルが装着される構成になさ
れ、無接点で信号の伝送を行なうものである。そ
してこのロータリートランスは回転ヘツドと同数
用いられている。
一方、回転ドラムに配設される回転ヘツドとし
てはビデオ信号の記録、再生用のヘツドのみなら
ず、消去用の回転ヘツドをも装備することがあ
り、このような回転消去ヘツド(Flying Erase
以下FEヘツドという。)は記録時に、そのつな
ぎ部分の質を向上させることで、利用価値の高い
ものであり、また近年開発された8ミリVTRに
おけるPCM記録エリアのように、回転ヘツドで
斜めにテープ上に記録されるトラツクの一部分の
みを消去(その直後にビデオヘツドで記録するこ
とになる)する時にも有効に利用できるものであ
る。
第3図は2個の回転消去ヘツドを備える消去回
路の代表的な従来例であり、1は発振回路、3,
3′はロータリートランス、4,6は一対のFEヘ
ツド、5,7はFEヘツド4,6のそれぞれに並
列接続された略同一容量のコンデンサ、8は発振
回路1の消去電流をFEヘツド4,6に選択的に
切換える切換スイツチである。
従来のFEヘツドを備える磁気記録再生装置は
以上のように構成されているので、一方のFEヘ
ツドが作動されている場合、他方のFEヘツドに
そのロータリートランスの二次側に誘起される電
流クロストークによるもれ消去電圧が発生し、本
来作動状態になされている他方のFEヘツドに消
去電流が流れる欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記したような複数のFEヘツドを
用いる従来の欠点を除去するためになされたもの
で、複数のFEヘツドに対する相互電流クロスト
ークを改善することを目的とするものである。
〔考案の概要〕
この考案は上記した目的を達成するため複数の
FEヘツドに並列接続されたコンデンサを設けて、
それぞれの共振周波数の異なる共振回路を形成す
ると共に、独立したロータリートランスを介して
該共振回路の共振周波数に等しい発振周波数を有
した発振器により、消去電流を選択的に供給する
ように構成したものである。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図および第2図
に基づいて説明する。第3図に示した従来のもの
に対応する部分には同一符号を付してある。
回転ドラム(図示せず)には、それぞれ並列共
振回路を構成するコンデンサ5,7を接続した
FEヘツド4、FEヘツド6が装着されており、そ
れぞれの共振周波数は異なわしめられるように
FEヘツド4,6のインダクタンスと、コンデン
サ5,7の容量が設定されている。
これらの共振回路を有するFEヘツド4,6は
それぞれロータリートランス3,3′の回転側コ
イルに接続される。このロータリートランス3,
3′の固定側コイルには消去電流源の発振器1が
切換えスイツチ8を介して接続され、ロータリー
トランス3,3′を介して消去電流を供給するよ
うになつている。また発振器1には切換えスイツ
チ8と連動した切換えスイツチ2が接続されてい
て、この切換えスイツチ2の切換えにより発振周
波数が切換えられるようになつている。
そしてそれぞれのFEヘツド4,6とコンデン
サ5,7との並列共振回路の共振周波数f,f
は等しくなく、かつ切換えスイツチ2により周
波数が切換えられる発振回路1は、共振回路のそ
れぞれの共振周波数f,fと等しくなされて
いる。
このように構成された磁気記録再生装置の作用
について説明する。いまFEヘツド4,6のイン
ダクタンスLを0.47μHとし、FEヘツド4に接続
されたコンデンサ5およびFEヘツド6に接続さ
れたコンデンサ6の容量をそれぞれ0.012μF、
0.01μFとすると、共振回路の共振周波数f,f
はそれぞれ6,7MHz、7.2MHzとなる。
これに伴つて発振器1の発振周波数をそれぞれ
6.7MHz、7.2MHzに設定されている。
したがつて切換スイツ2,8により発振器1の
出力が周波数6.7MHzの消去電流はロータリート
ランス3を介してFEヘツド4に供給される際、
他方のFEヘツド6にはその共振周波数が7.2MHz
であるため、ロータリートランス3′の回転側コ
イルにはその消去電流が流れず、電流クロストー
クが改善されることになる。
同様にFEヘツド6に7.2MHzの消去電流が供給
されている場合も同様である。
第2図は従来例(共振回路の共振周波数が同
一)のものと、この考案の構成(共振回路の共振
周波数が異なる)ものとを比較した電流クロスト
ークを示し、FEヘツド4が作動されている場合
のFEヘツド6に対するものである。この第2図
からも理解されるように、電流クロストークを
5dB改善することができる。
なお、上記した実施例はFEヘツド4,6のイ
ンダクタンスを同じにし、コンデンサ5,7の容
量をそれぞれ変える構成で説明したが、コンデン
サ5,7の容量を同じにし、FEヘツド4,6の
インダクタンスを変えるようにして、実質的に共
振回路の共振周波数を異なわしめるようにしても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、複数
のFEヘツドの各々にコンデンサを接続して共振
回路を形成し、かつ発振器によりそれぞれの共振
回路の共振周波数に等しい発振周波数を選択して
供給するように構成したので、電流クロストーク
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図は電流クロストークの実測値を示す
図、第3図は従来の構成を示すブロツク図であ
る。 1…発振器、2…切換スイツチ、3,3′…ロ
ータリートランス、4,6…回転消去ヘツド、
5,7…コンデンサ、8…切換スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転ドラムに設けられた複数の回転消去ヘツド
    と、該回転消去ヘツドに消去電流を供給する発振
    器とを備える磁気記録再生装置において、 該回転消去ヘツドはそれぞれコンデンサが並列
    接続された共振周波数の異なる共振回路を形成す
    ると共に、互に独立したロータリートランスを介
    して該発振器に接続され、かつ該発振器は該共振
    回路の共振周波数に等しい複数の発振周波数を有
    し、この複数の発振周波数に応じて該回転消去ヘ
    ツドに消去電流を選択的に供給するように構成さ
    れることを特徴とする回転消去ヘツドを備える磁
    気記録再生装置。
JP14803985U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH039122Y2 (ja)

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JP14803985U JPH039122Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JP14803985U JPH039122Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6257904U JPS6257904U (ja) 1987-04-10
JPH039122Y2 true JPH039122Y2 (ja) 1991-03-07

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