JPH0391175A - 磁気ヘッドスライダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置の磁気ヘッドスライダに係わ
り、特に耐摺動性、耐クラツシユ性に好適な磁気ヘッド
スライダに関する。

〔従来の技術〕

従来の磁気ディスク装置などの磁気ヘッドスライダにお
いては磁気ヘッドスライダの流入端浮上量と流出端浮上
量の比つまりすきま比を大きく取り、平均浮上量を上げ
る事によって、耐クラツシユ性を向上させる方法がある
。この従来技術では、押し付け荷重作用点を流出端側に
移動させて、すきま比を大きく取ることができる（第２
図及び第４図（１）参照）、シかし１重心と荷重作用点
がずれるために１位置決めする際のシーク時に、浮上量
変動が大きくなるという欠点があった。これに対し、特
開昭６２−２３１４８１号公報の記載によれば、流入端
部のスライダ幅を流出端部のそれに比べて広くすること
によって、重心と荷重作用点を一致させながら、すきま
比を大きく取ることができる（第４図（２）参照）、シ
かし、スライダ面の形状が複雑なため、製造過程でエツ
チング技術が必要となり、コスト及び工数がかかる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、すきま比を大きく取るために。

荷重作用点を流出端側に移動したり、流入端部のスライ
ダ幅を流出端部に比べて広く取る必要があった。しかし
、重心と荷重作用点がずれることによる浮上量変動の増
大、及び加工行程の複雑化によるコスト及び工数の増加
に問題があった。

本発明は、極めて簡単な加工方法で作成でき、浮上量変
動が小さく、かつ耐クラツシユ性の良い磁気ヘッドスラ
イダを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 本発明は上記目的を遠戚するために、荷重作用点をスラ
イダ流出端側にずらすと共に、荷重作用点とスライダの
重心が媒体面の同一法線上にくるようにスライダの重心
を移動させることで遠戚される。

〔作用〕

本発明によれば重心位置と荷重作用点を同一にした状態
ですきま比を大きくすることができ、すきま比が大きく
なることにより、スライダの平均浮上量が大きくなり、
かつ１重心位置と荷重作用点が同一法線上にあるため浮
上量が安定している。

さらにスライダの重量配分を簡単な加工により制御する
ことでスライダの重心を荷重作用点と同一法線上に移動
させることができる。

〔実施例〕

以下１本発明の実施例を図を参照して説明する。

第１図に本発明の実施例の磁気ヘッドスライダ。

第２図に従来の磁気ヘッドスライダ、第３図に、磁気記
録媒体面上に浮上させた本発明の磁気ヘッドスライダ、
第４図に、磁気記録媒体面上に浮上させた従来の磁気ヘ
ッドスライダで、（１）押し付け荷重作用点を流出端側
に移動させた場合（２）押し付け荷重作用点と重心位置
を一致させた場合について示す、磁気ヘッドスライダの
流出端側に取りつけられる。

第１図及び第３図において回転する磁気記録媒体６の表
面上で、スライダｌを安定浮上させるために、空気力学
的に作用する浮上力Ｑと釣り合うように負荷バネ５によ
って押し付け荷重Ｗが加えられている。すきま比Ｓ（流
入端浮上ｉｔ　ｈ　１と流出端浮上量ｈａの比）を大き
くするには、重心位１１Ｇから該荷重作用点４を流出端
側に移動させる必要がある。その移動量をΔとし、かつ
該スライダ長をαとすると、従来例は第２図及び第４図
（１）に示すように、重心位置Ｇは中心（ｍｌ／２）に
あり、荷重作用点４をそこからΔだけ移動していた０本
発明においては、荷重作用点４をΔ移動させると同時に
浮動を受け持つ２本のレール内３を残して該スライダエ
の流入部を２Δだけ除去しているため、重心位置もΔだ
けずれて、重心位置Ｇと該荷重作用点４を一致させるこ
とができる。

以上の本実施例による磁気ヘッドスライダによって、重
心位置と押し付け荷重作用点を同じにさせた状態で、該
荷重作用点を流入端側に移動できるため１位置決めする
際のシーク時の浮上量変動を増大することなくすきま比
を大きくすることに効果がある。

さらに、流入端部の除去部分の水量分だけ、従来に比べ
て軽量化されている。よって、記録媒体と接触した場合
、接触力はより小さくなり、記録媒体へのダメージも軽
減できる。

また、スライダの流入端のレール面の耐久性が問題にな
った場合は、第５図に示すように、流入端部の除去部分
を比重が他の材質に比べて十分小さい物質（例えば、高
分子材料）と置き換えても効果は変わらない。

製造方法に関しては、研削加工で極めて簡単に製造でき
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スライダの重心位置と押し付け荷重作
用点を一致させた状態で、すきま比を大きくできるので
、浮上量変動を増大させることなく平均浮上量を大きく
でき、耐クラツシユ性の向上に効果がある。

また、スライダの加工作業も簡単であり、軽量化出来る
ため、記録媒体と接触した際の接触力をより小さくでき
、記録媒体へのダメージも軽減でき、耐摺動性の向上に
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の磁気ヘッドスライドを示す斜視図。 第２図は、従来の磁気ヘッドスライダを示す斜視図。 第３凶は、磁気記録媒体面上に浮上させた本発明の磁気
ヘッドスライダを示す断面図。 第４図は、磁気記録媒体面上に浮上させた従来の磁気ヘ
ッドスライダで、 （１）押し付け荷重作用点を流出端側に移動させた場合
。 （２）押し付け荷重作用点と重心位置を一致させた場合
、 を示す断面図。 第５図は、本発明の磁気ヘッドスライダで、除去部分を
比重が十分水さい物質に置き換えた場合を示す斜視図。 １・・・磁気ヘッドスライダ、３・・・浮動を受け持つ
レール面、４・・・押し付け荷重作用点、５・・・負荷
バネ、６・・・磁気記録媒体、７・・・１に比べて比重
の小さい物質、Ｇ・・・重心位置、Ｗ・・・押し付け荷
重、巴・・・スライダ長、Δ・・・重心位置と押し付け
荷重作用点との距離、Ｑ・・・洋上刃、ｈｚ・・・流出
端の浮上量、ｈ。 ・・・流入端の浮上量、Ｓ・・・すきま比（ｓ　＝　ｈ
□／ｈｏ）。 猶 ■ □□□

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気記録媒体に書き込まれた磁気的信号を電気信号
   に変換したり、電気信号を該磁気記録媒体に磁気的信号
   として書き込むことが可能な磁気ヘッドを搭載した磁気
   ヘッドスライダにおいて、浮動を受け持つ該スライダの
   ２本のレール面を残して、該スライダの流入端部の所定
   量を除去あるいは該スライダの物質に比べて比重の小さ
   い物質に置き換えたことを特徴とする磁気ヘッドスライ
   ダ。 ２、相対的に移動する媒体に信号を記録及び／又は再生
   するための磁気ヘッドを搭載する磁気ヘッドスライダと
   、該ヘッドスライダに空気力学的に作用する浮上力と釣
   り合うように上記媒体方向に押し付け荷重を加える手段
   を有する磁気ヘッド保持機構において、上記ヘッドスラ
   イダの重心及び上記押し付け荷重の作用点は上記媒体面
   に対し同一法線上にあり、かつ上記重心及び作用点は上
   記ヘッドスライダの中央部よりも流出側端にあることを
   特徴とする磁気ヘッド保持機構。