JPH0390748A

JPH0390748A - 衛生設備の温水供給装置

Info

Publication number: JPH0390748A
Application number: JP22806689A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Taguchi; 一生田口; Shinichiro Osato; 信一郎大里
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 1989-09-01
Filing date: 1989-09-01
Publication date: 1991-04-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は便器の局部洗浄及び手洗に温水を供給するに好
適する装置に関するものである。

（従来の技術及びその問題点）便器に局部洗浄装置を付設したものが用いられ、これに
よれば局部を温水で洗浄するので衛生上極めて好ましい
。

ところで局部洗浄装置は、洗浄水噴出ノズルに温水を供
給するため温水タンクを備え、このため電気温水器を備
えた温水タンクを付設する必要があり、従来では該温水
タンクが便器後部の側部に付設され、洗浄装置全体が大
型化し、又側部にタンクが付設されていることから外形
の点でも不格好となり、更に便器の側部に設けるのでタ
ンク容量も充分に確保できないきらいがあった。

一方、トイレルーム内に手洗器を付設する場合があり、
手洗器への給水も温水であれば冬期等では好ましく、父
子の乾燥も早く、手洗器に温水を供給しようとした場合
にはこれ専用の温水器が必要となる。

本発明は主に以上の如き問題点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、局部洗浄器は便器から温水タンク
を追放し、局部洗浄器の外形のコンパクト化を図りつつ
タンク容量を飛躍的に増大せしめ、且つ温水タンクの外
部への露出を防止して外観性の向上を図り、併せて配管
ケースの利用性を大幅に向上させるととも心、手洗器等
への温水の供給を専用の温水タンクを付設せしめること
なく行わせ得るようにした装置を得せしめるにある。

（課題を解決するための手段）以上の問題点を解決するための手段は、配管類を収納し
た配管ケース内に温水器を収納設置し、該温水器で配管
ケース外側の衛生設備、即ち配管ケースに付設される便
器の局部洗浄装置やトイレルーム内に付設される手洗器
等に温水を供給するようにしたことである。

（上記手段による作用）上記手段によれば、温水器は配管ケースに収納されるの
で外部に露出せず、又温水器の温水タンク容量も充分に
確保でき、局部洗浄装置と手洗器に必要且つ充分な温水
を供給することができる。

（実施例）次に本発明の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。

第１図はトイレルームのレイアウトの一例を示す斜視図
、第２図は配管ケースの要部破断斜視図、第３図は給湯
管の一例を示す縦断面図、第４図は大便器付配管ケース
の縦断側面図である。

第１図において床（１）、壁（２）　、　（３）で囲ま
れるトイレルーム（４）の壁（２）下半部の室内側の壁
面に配管ケース（５）を配設する。配管ケース（５）は
前後方向の寸法が小さく横長で縦方向の寸法がある程度
の立方状枠体（６）を備え、枠体（６）の上面はカウン
ター（７）で、又前面は前面板（８）で覆われている。

カウンター（７）、前面板（８）で覆われた配管ケース
（５）内には第２図、第４図の如く通気管（９）、排水
管（ｌＯ）、給水管（１１）、脱臭管（１２）等の配管
類が収納支持され、配管類は両側の前後枠（６ａ）、　
（６ｂ）の左右間に架設された横枠（６Ｃ）・・・間に
架設した中間棒（δｄ）・・・その他の枠で支持され、
実施例は大便器の配管ケースを示しているので給水管（
１１）と便器との間をつなぐ配管（１３）間に介装され
たフラッシュパルプ（１４）、便器の排水部と排水管（
ｌＯ）とをつなぐジヨイントパイプ（１５）等を備える
。

以上の配管ケース（５）内には温水器、即ち例えば電気
温水器付温水タンク（１６）を収納設置する。

該タンク（１６）は電気温水器を内装し、温水タンクの
容量は手洗器に温水を供給するに必要且つ充分の容量の
ものを設ける。電気温水器のタンク（１６）は一般の商
用電源で加熱されるヒータを内装するので電源コード（
１７）を導出し、これを壁（２）等の電源配線に接続す
る。タンク（１６）は配管ケース（５）内の空いたスペ
ースに設けられ、図では枠（ＩｉＣ）、（δＣ）間に架
設された枠（［ｉｄ’　）、　（ｌｉｄ’　）上に取付
支持されている。該タンク（１６）は実施例では給水管
（１１）上に配設されて導水管（１８）によりこれと接
続され、給水される構造とした。

ところで配管ケース（５）の前面板（８）前面には大便
器（１９）が設置され、大便器（１９）は床（１）上に
掘設され、局部洗浄装置（２０）を備える。第１図、第
４図の如く局部洗浄用ノズル（２工）とこれの操作用コ
ントロールボックス（２２）を−側部に備える。

ノズル（２１）へ温水を供給するためのサブタンク（２
３）を配管ケース（５）の前面板（８）裏面で温水りン
ク（１６）の前面に備える。サブタンク（２３）と温水
タンク（１６）とは供給管（２４）で接続され、温水タ
ンク（１６）内に貯留された温水を調整してノズル（２
１）に供給する。

以上の配管ケース（５）の両側は実施例ではトイレルー
ム（４）内の両側壁に臨み、第１図では盲の状態で示し
、壁を貫通する配管と接続し、或は第２図の状態で隣接
する配管ケースと接続しても良い。

第１図で示す如く、トイレルーム（４）内の側壁（３）
には手洗器（２５）を設け、実施例は半埋込タイプのも
のを示し、ボール部（２６）及び下に排水トラップを備
える排水管（２７）を備え、ボール部（２５）上方には
吐水部（２８）を備える。かかる手洗器（２５）の吐水
部（２８）と既述の温水タンク（１６）とを供給管（２
９）で接続する。

供給管（２９）の上流部（２９ａ）は温水タンク（１６
）上に起立し、枠体（６）の上部で水平方向に、折曲さ
れて側方に延出（２９ｂ）され、壁（３）に内装した接
続管（２９ｃ）に接続し、該管（２９ｃ）を吐水部（２
８）に接続する。

かかる供給管（２９）は温水タンク（１６）と吐水部（
２８）との間が長いので長く設定せざるを得す、従って
吐水部（２８）に到る以前に放熱して冷たくなる虞れが
ある。従って第３図で示す如く管周囲を断熱材や保温材
（３０）で被覆することが好ましく、好ましくは帯状の
ヒータで管間を巻回被覆すれば温度低下が防げ、吐水部
から直ちに温水を得ることができる。

以上においては、便器（１９）の局部洗浄装置（２０）
のノズル（２１）にタンク（１６）、サブタンク（２３
）を介して温水を供給し、局部洗浄の用に供する。そし
て手洗器（２５）の吐水部（２８）からのタンク（１６
）からの温水供給により温水で手を洗うことができる。

このようにして配管ケース（５）内に収納設置した電気
温水器付温水タンクにより便器の局部洗浄装置と手洗器
に温水を供給する。

以上実施例では配管ケース内に設けた温水タンクで便器
の局部洗浄装置と手洗器に温水を供給したが、温水タン
ク付配管ケース内に設けられるので充分の容量が確保で
き、従ってトイレルームに併設される洗面台の洗面器等
にも分岐配管して温水を供給しても良い。

（発明の効果）以上で明らかな如く本発明によれば、衛生設備をシステ
ム化、コンパクト化する配管ユニットに電気温水器付温
水タンクを収納設置したので、洗面台、便器、手洗器等
に温水タンクや電気温水器を付設する必要がなく、洗面
台、便器、手洗器等の付属機器が大型化することなく、
又デザインの自由度が阻害されることなく、キャビネッ
トやケースが大型化することなく温水が供給でき、保温
、断熱処理を施した配管のみで衛生機器に温水を供給す
ることができるので施工も容易で且つ各衛生機器へ温水
供給するにさいしてのコストが低減する。

又電気温水器付温水タンクを配管ケースに収納設置する
ので、配管ケース内の配管類以外の空いたスペースを有
効利用でき、配管ケースの利用性を著しく向上できると
ともに、温水タンクも空いたスペースに設けるので充分
の容量を確保することができ、複数の衛生機器への温水
供給が可能となる。

更に、局部洗浄装置付便器を配管ケースに付設するにお
いては、該洗浄装置の温水タンクが不要となり、該洗浄
装置全形のコンパクト化が図れ、又コントロールボック
ス等のデザインの自由度も向上し、これらを図りつつ洗
浄用温水の確保が充分になされるとともに、トイレルー
ム内に、手洗器を付設するにおいては、手洗器にも必要
かつ充分の温水を同時に供給することができる等多大の
利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はトイレ
ルーム内の説明的斜視図、第２図は配管ケースの要部破
断斜視図、第３図は配管の断面図、第４図は便器付配管
ケースの縦断側面図である。尚図面中　（４）はトイレルーム、　（５）は配管ケー
ス、　（６）はフレーム、　（７）は上面板、　（８）
は前面板、（９）　、　（１ｏ）　、　（ｔ　＋）　、
　（１２）は配管類、（１６）は温水タンク、（１９）
は便器、（２０）は局部洗浄装置、（２５）は手洗器で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）前面板、上面板のカウンターで囲まれ、フレーム
で支持されたケース内に給水管、排水管等の配管類を収
納した配管ケースにおいて、該配管ケース内に、温水器
を収納設置し、該温水器で配管ケースの外側に配設した
衛生設備に温水を供給するようにしたことを特徴とする
衛生設備の温水供給装置。
（２）前面板、上面板のカウンターで囲まれ、フレーム
で支持されたケース内に給水管、排水管等の配管類を収
納した配管ケースにおいて、該配管ケース内に温水器を
収納設置し、該温水器で配管ケースの前面板前面に配設
した局部洗浄器付便器の局部洗浄器に温水を供給するよ
うにしたことを特徴とする衛生設備の温水供給装置。
（３）前面板、上面板のカウンターで囲まれ、フレーム
で支持されたケース内に給水管、排水管等の配管類を収
納した配管ケースにおいて、該配管ケース内に温水器を
収納設置し、該温水器で配管ケースの外側に設けた手洗
器、洗面器等に温水を供給するようにしたことを特徴と
する衛生設備の温水供給装置。
（４）トイレルーム内に局部洗浄器付便器及び手洗器を
備え、前記便器付給水管、排水管等の配管類を収納した
配管ケースの前面板前面に設けられ、該配管ケース内に
は温水器を収納設置し、該温水器で前記便器の局部洗浄
器及び手洗器に温水を供給するようにしたことを特徴と
する衛生設備の温水供給装置。