JPH0390514A - 金属拡張アンカーの製造方法 - Google Patents

金属拡張アンカーの製造方法

Info

Publication number
JPH0390514A
JPH0390514A JP22578289A JP22578289A JPH0390514A JP H0390514 A JPH0390514 A JP H0390514A JP 22578289 A JP22578289 A JP 22578289A JP 22578289 A JP22578289 A JP 22578289A JP H0390514 A JPH0390514 A JP H0390514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
processing
anchor body
heading
anchor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22578289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2833042B2 (ja
Inventor
Riyouji Hatama
畠間 良治
Akihiro Azuma
明浩 東
Teruo Horage
洞下 照夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP22578289A priority Critical patent/JP2833042B2/ja
Publication of JPH0390514A publication Critical patent/JPH0390514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2833042B2 publication Critical patent/JP2833042B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) 本発明は、コンクリート等の母材にプレートや金物類な
どを後付けするのに用いられるアンカーを製造するのに
利用される金属拡張アンカーの製造方法に関するもので
ある。 (従来の技1fi) 従来、電設工事、配管工事、冷暖房ダクトエ事、プラン
ト建設、棚取付は工事、金物類取付は工事などをコンク
リート等が施工されたあとで行う場合において、コンク
リート等の母材に金物類等をあと付けするときには、拡
張部を有する金属製のアンカー本体をあらかじめ形成し
た穴の中に装入し、次いで拡張部を開かせることによっ
てコンクリートの穴壁に食い込ませるようにした金属拡
張アンカーを用いるようにしている。 この種の金属拡張アンカーとしては、コーンによって拡
張される拡張部を有するアンカー本体とコーンとを組み
合わせたコーン打込み型や本体打込み型などのコーン採
用型のものや、芯線の打込みによって拡張される拡張部
を有するアンカー本体と芯線とを組み合わせた芯線打込
み式のものなどがある。 従来、この種の金属拡張アンカーを製造するに際しては
、コーン採用型のものにおいては、その素材としてオー
ステナイト系ステンレス鋼を用い、切削加工を行うこと
によりコーンによって拡張される拡張部を有するアンカ
ー本体を成形して、前記拡張部を拡張させるコーンと組
み合わせるようにし、コーンを打込んだり(コーン打込
み式の場合)、アンカー本体を打込んだり(本体打込み
式の場合)して、前記コーンにより前記アンカー本体の
拡張部を拡張してコンクリート穴壁に食い込ませること
によって、アンカー本体をコンクリートに固定し、この
アンカー本体にプレートや金物類等を取り付けたり、こ
のアンカー本体にボルトやねじ類をねじ込んだりするよ
うにしていた。 また、芯線打込み式のものにおいては、その素材として
オーステナイト系ステンレス鋼を用い、切削加工を行う
ことにより芯線の打込みによって拡張される拡張部を有
するアンカー本体を成形して、前記拡張部を拡張させる
芯線と組み合わせるようにし、前記芯線の打込みにより
前記アンカー本体の拡張部を拡張してコンクリート穴壁
に食い込ませることによって、アンカー本体をコンクリ
ートに固定し、このアンカー本体にプレートや金物類等
を取り付けたり、このアンカー本体にボルトやねじ類を
ねじ込んだりするようにしていた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の金属拡張アンカーでは、アンカー
本体の素材としてオーステナイト系ステンレス鋼を用い
ていたためコスト高のものになると共に、切削加工によ
り底形していたため生産性に劣り、かつまた材料歩留り
もよくないという課題を有していた。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題に着目してなされたも
ので、金属拡張アンカーのアンカー本体の素材としてオ
ーステナイト系ステンレス鋼よりも安価で且つ冷間加工
性、靭性、#錆性のより優れた特定成分組成のフェライ
ト系ステンレス鋼を使用し、このフェライト系ステンレ
ス鋼素材のより優れた冷間加工性を利用して圧造加工に
よってアンカー本体を製作することにより生産性を高め
ると同時に材料歩留りを向上させることによって素材面
だけでなく製造面からもコストの低減をはかり、より優
れた靭性および耐錆性によってコンクリート等の母材か
らのアンカーの引抜力を高いものすると共に腐食および
銹の発生をも長期にわたって防止することができるコー
ン採用型および芯線打込み式などの金属拡張アンカーの
製造方法を提供することを目的としている。
【)AErAノ411戊コ (課題を解決するための手段) 本発明に係わる金属拡張アンカーの製造方法は、重量%
で、C:0.020%以下、Si二0.50%以下、M
n:0.50%以下、P:0.030%以下、S:0.
010%以下(被削性向上元素として含有しないとき)
、Cr:16.0〜25.0%、Cu:0.05〜2.
0%、Ni:0.05〜2.0%、0:0.010%以
下、N:0.025%以下、および必要に応じて、結晶
粒微細化元素群としてNb:0.02〜i、o%、Ta
:0.02〜1.0%、v二0.03〜0.5%、Ti
:0.03〜0.5%、Zr:0.03〜0.5%のう
ちの1種または2種以上、耐食性向上元素群としてMo
二0.05〜3.0%、Co:0.5〜5.0%のうち
の1種または2種、被削性向上元素群としてS:0.0
07〜0.15%、Se:0.010〜0 、15% 
、Pb:0.03〜0.35%、Ca:0.001〜0
.03%。 Bj:0.005〜0.20%のうちの1種または2種
以上の各群のうち少なくとも1種を含有し、残部Feお
よび不純物からなるフェライト系ステンレス鋼素材に、
第1工程として熱間圧延を行ったのち、第2工程として
2次加工を加えて圧造素材とし、第3工程として前記圧
造素材に圧造加工を加えたのち、第4工程として機械加
工を加えることにより、芯線の打込みやコーンなどによ
って拡張される拡張部を有するアンカー本体を得る構成
としたことを特徴としており、このような金属拡張アン
カーの製造方法の構成を上述した従来の課題を解決する
ための手段としている。 次に、本発明に係わる金属拡張アンカーの製造方法にお
いて用いられるフェライト系ステンレス鋼の成分組成(
重量%)の限定理由について説明する。 C:0.020%以下 Cは不純物中あるいは必要に応じて添加したNb、Ti
、Zrなどの炭化物形成元素と結合して炭化物を形成し
、析出した炭化物が発錆の起点となって耐錆・耐食性を
低下させることがあると共に、Nb等と結合して炭化物
を形成することによりそれらの添加効果を低減させて靭
性を劣化させることとなるので、0.020%以下とし
た。 Si:0.50%以下 Stは鋼溶製時において脱酸作用を有していると共に、
耐酸化性を増大させる作用を有しているが、多量に含有
すると冷間加工性や靭性を劣化させるので、0.50%
以下とした。 Mn:0.50%以下 Mnは鋼溶製時において脱酸・脱硫作用を有していると
共に、機械的性質を改善する作用を有しているが、多量
に含有すると冷間加工性を害するので、0.50%以下
とした。 P:0.030%以下 Pはフェライト系ステンレス鋼の冷間加工性を低下させ
るのでなるべく少なくしておく必要があリ、0.030
%以下とした。 S:0.010%以下 Sはフェライト系ステンレス鋼の冷間加工性を低下させ
る傾向にあるので不純物として含有する場合には、0.
010%以下とすることが望ましいが、被削性を向上さ
せる効果を有する元素でもあるので、このような被削性
向上の効果を得るときには後記するごとく積極的に添加
することもできる。 Cr:16.O〜25.0% Crはフェライト系ステンレス鋼の基本元素であり、十
分な耐食性を得るために16.0%以上とした。しかし
、多量に含有すると冷間加工性を低下させると共に、靭
性を劣化させるので、25.0%以下とした。 Cu:0.05〜2.0% Ni:0.05〜2.0% Cu、Niはフェライト系ステンレス鋼の耐食性をより
一層向上させるのに有効な元素であるので、このような
効果を得るために積極的に添加するのが良く、Cuにあ
っては0.05%以上、Niにあっても0.05%以上
含有させるのが有効である。しかし、これらの多量添加
は冷間加工性および靭性に悪影響を及ぼすので、Cuは
2.0%以下、Niも2.0%以下とする必要がある。 0:0.010%以下 Oは各種元素と結びついて酸化物を形成し、冷間加工性
や耐錆・耐食性に悪影響を及ぼすので、0.010%以
下とした。 N:0.025%以下 Nは不純物中あるいは必要に応じて添加したNb、Ti
、Zrなどの窒化物形成元素と結合して窒化物を形威し
、析出した窒化物が発錆の起点となって耐錆・耐食性を
低下させることがあると共に、Nb等と結合して窒化物
を形成することによりそれらの添加効果を低減させて靭
性を劣化させることとなるので、0.025%以下とし
た。 Nb:0.02〜1.0% 、Ta:0.02〜1.0
% 、V:0.03〜0.5%、Ti:0.03〜0.
5%、Zr:0.03〜0.5%のうちの1種または2
種以上 Nb、Ta、V、Ti 、Zrは結晶粒微細化元素群で
あり、結晶粒を微細化して靭性を向上させ、冷間加工性
を良好なものとするのに有効であると共に、耐食性の向
上にも寄与する。そして、これらの効果を得るためには
Nbを0.02%以上、Ta7M:0.02%以上、■
を0.03%以上、Tiを0.03以上、Zrを0.0
3以上必要に応じて1種または2種以上含有させるのも
良いが、多量に含有するとかえって靭性を劣化させるの
で、添加するとしてもNbは1.0%以下。 Taは1.0%以下、■は0.5%以下、 T iは0
.5%以下、Zrは0.5%以下とする必要がある。 Mo:0.05〜3.0%、Co:0.5〜5.0%の
うちの1種または2種 Mo、Coは耐食性向上元素群であり、耐食性を向上さ
せることによってコンクリート等の母材中における耐久
性をさらに良好なものとするのに有効である。そして、
このような効果を得るためにはMoを0.05%以上、
Goを0.5%以上必要に応じて1種または2種含有さ
せるのも良いが、多量に含有すると冷間加工性および靭
性に悪影響を及ぼすので、添加するとしてもMoは3.
0%以下、Coは5.0%以下とする必要がある。 S:0.007〜0.15%、Se:0.010〜0.
15%、Pb:0.03〜0.35%。 Ca:0.001〜0.03%、Bi :O,OO5〜
0,20%のうちの1種または2種以上S、Se、Pb
、Ca、Biは被削性向上元素群であり、被削性を向上
させて機械加工による仕上げを良好なものとするのに有
効である。 そして、このような効果を得るためにはSを0.007
%以上、Seをo、oio%以上。 pbを0.03%以上、Cat−0,001%以上、B
iを0.005%以上必要に応じて1種または2種以上
含有させるのも良いが、多量に含有すると冷間加工性を
劣化させることとなるので、添加するとしてもSは0.
15%以下、Seは0.15%以下、Pbは0.35%
以下、Caは0.03%以下、Biは0.20%以下と
する必要がある。 そして、このようなフェライト系ステンレス鋼素材から
圧造素材を得るに際しては、上記成分組成をもつ鋼素材
に対し、第1工程として熱間圧延を行う、この熱間圧延
においては、tooo℃以下の温度で加工率80%以上
の熱間加工を加えるようにすることがとくに望ましい。 これは、熱間圧延すなわち線材圧延加工時にtooo℃
以下の温度で加工率(減面率)80%以上の圧延加工を
行うことによって、靭性のより一層の向上をはかること
ができるようになるためであり、この熱間圧延後に第2
工程として2次加工を加えることによって所定の直径を
有する圧造素材を得る。 第1図は線材圧延加工時の線材圧延加熱温度。 加工温度および7a工率(減面率)による靭性(衝撃値
)への影響を調べた結果を例示するものであって、第1
図の線工は線材圧延加熱温度を1200℃としかつ1o
oo℃以下の温度での加工率(減面率)を0%とし、線
■は線材圧延加熱温度を1050℃としかつ1000℃
以下の温度での加工率(減面率)を80%とし、線■は
線材圧延加熱温度を1000℃としかつ1000℃以下
の温度での加工率(減面率)を95%とする熱間圧延を
行い、その後850℃で焼鈍を行ったのちシャルピー衝
撃試験を行った場合の結果を示している。 第1図に示すように、線材圧延加工時に1000℃以下
の温度で加工率(減面率)80%以上の熱間加工を行う
ことによって、シャルピー衝撃値の遷移温度が低下して
靭性が著しく向上することが明らかである。 この第1工程の熱間圧延を行ったあとは、第2工程とし
て2次加工を加えることによって圧造素材を得るが、こ
の2次加工においては、次に例示する実施態様の中から
選んで適宜採用することも必要に応じて望ましい。 一実施態様にあっては、第2工程としての2次加工にお
いて1次加工率25%以上の加工を加えたのち、700
〜850℃の再結晶しない温度での熱処理を行い、被膜
処理を施したあと減面率10%以下の仕上伸線を行って
圧造素材とする。 この場合、1次加工率を25%以上とすることによって
必要な結晶粒の微細化をはかり、700〜850℃の再
結晶しない温度で熱処理することによって強度を次工程
の圧造に適したものとすることができるようなる。そし
て、このような熱処理を行ったあと被膜処理を施すに際
しては、修酸塩被膜や樹脂被膜を形成させるようにし、
次工程の圧造加工においてかじりが発生するのを防いだ
り、圧造加工の際の金を寿命を向上させたりすることが
できるようにする。さらに、この被膜処理を施したあと
は減面率が10%以下の仕上伸線を行って圧造素材表面
の被膜の密着性がより一層向上したものとなるようにす
ることが望ましいが、この仕上伸線の際の減面率が10
%よりも太きくなると強度が増大して次工程での圧造性
が低下するので、減面率は10%以下となるようにする
ことが望ましい。 他方、第2工程としての2次加工の他の実施態様におい
ては、1次加工率30%以上の加工を加えたのち、95
0〜1100℃の再結晶する温度での熱処理を行い、被
膜処理を施したあと減面率10%以下の仕上伸線を行っ
て圧造素材とする。 この場合、1次加工率を30%以上の強加工とすること
によって、この後の熱処理において再結晶させることが
できるようにし、950〜1100℃の再結晶する温度
で熱処理することによって靭性が向上したものとするこ
とができるようになる。このとき、熱処理温度が高すぎ
ると結晶粒の粗大化をきたすこととなるので、1100
℃以下とすることが望ましい、そして、このような熱処
理を行ったあと被膜処理を施すに際しては、前記実施態
様と同様に修酸塩被膜や樹脂被膜を形成させるようにし
、次工程の圧造加工においてかじりが発生したり、圧造
加工の際の金型寿命を向上させたりすることができるよ
うにし、さらにこの被膜処理を施したあとは前記実施態
様と同様に減面率が10%以下の仕上伸線を行って圧造
素材とする。 このような第2工程において圧造素材を得たのち、第3
工程として前記圧造素材に圧造加工(前方押出し、後方
押出し等)を力■えることによりアンカー本体塑或品と
する。この場合、このような圧造加工によってアンカー
本体塑戒品の靭性をより一層向上させたものとすること
が可能であり、熱間圧延時に1000℃以下の温度で加
工率95%の熱間加工を加えた第1図の線Iに示した特
性をもつ圧造素材に対して例えば断面減少率が50%と
なる冷間圧造を行った場合には第1図の線■の破線で示
すように靭性がさらに向上したものとなる。 次に、このようにして得たアンカー本体塑戒品に対し第
4工程として機械加工(ひだ取り加工。 ローレット加工、タップ加工、ミーリング加工等)を加
えることによって、芯線の打込みにより拡張される拡張
部を有する未表面処理アンカー本体を得る。 さらに、必要に応じて、前記未表面処理アンカー本体に
対し第5工程として耐銹性向上用の表面処理を施す、こ
の表面処理としては、例えば、10〜50%の硝酸(H
NO3)と0.2〜5%の重クロム酸ンーダ(Na2C
r2 o7)とを含む水溶液を用い、温度25〜90℃
9時間5〜60分の条件とする不動態化処理を施すこと
ができる。 このようにして得た未表面処理または表面処理済アンカ
ー本体はコーンや芯線などと共に組み合わせて用いられ
、アンカー本体を打込だり(本体打込み式金属拡張アン
カーの場合)コーンを打込んだり(内部コーン打込み式
金属拡張アンカーの場合)、アンカー本体に芯線を打込
んだりすることにより、あらかじめコンクリートに形成
された穴の壁面に前記拡張部が食い込むことによって固
定される。 (実施例) X凰負ユ この実施例1は内部コーンを打込む内部コーン打込み式
金属拡張アンカーを製造する場合を例にとって示す。 第1表に示す化学成分の各種ステンレス鋼素材を120
0℃に加熱して直径60mmに鍛造しさらに線材圧延を
行って鋼線材とし、850℃で焼鈍処理を行った。 次に、前記各鋼線材に対し、線材圧延加熱温度を同じく
第1表に示す値として1000℃以下の温度での加工率
(減面率)が同じ〈第1表に示す値となるような熱間圧
延条件とする熱間加工を行い、次いで各圧延線材に対し
て2次加工を加えるに際し、同じく第1表に示す1次伸
線加工率。 熱処理温度、および被膜処理ならびに減面率10%以下
の仕上伸線による2次加工を加えることによって、直径
11.6mmの伸線材を得た。 次いで、第1表のNo、  1 、2を除く伸線材を切
断することにより第2図に示す圧造素材1を得たのち、
第3図(a)に示す最初の工程の圧造体2からさらに3
〜5段の圧造加工を行うことによって第3図(b)に示
すアンカー本体塑或品3を得た。このとき、アンカー本
体塑威品3の外径りと内径dとで表わされる断面減少率
(d’ /D2)X100 (%)は35〜60%程度
となるようにするのがより一層良いことが認められた。 また、長さLと内径dとで表わされる長径比(L/d)
は2.5〜3.5程度となるようにするのがより一層良
いことが認められた。そして、この圧造加工における各
素材の圧造性は同じく第1表に示す結果であった。 次に、前記第3図(b)に示したと同じ第4図(a)に
示したアンカー本体塑戒品3に対して、第4図(b)に
示すローレット加工部4aを転造盤により形成するロー
レット加工、第4図(c)に示すねじ部4bをタップ盤
により形成するタップ加工、および第4図(d)に示す
軸方向の溝4Cを円周方向に90°rIR隔で4木だけ
フライス盤により形成するミーリング加工を行うことに
よって、未表面処理アンカー本体5を得た。 次に、第4図(d)に示した未表面処理アンカー本体5
に対して、アルカリ性脱脂浴を用いた脱脂神化学研磨剤
を用いた化学研磨処理→水洗→中和→アルカリ性研磨剤
を用いたバレル研磨(物理研磨処理ともいえるもので、
前記化学研磨処理とのいずれか一方のみであってもよい
、)→水洗→不動態化処理(硝#350 c c/fl
 、重クロム酸ソーダ3g/文、温度50〜60℃1時
間60分)→水洗→乾燥を経る不動態化処理を施す(た
だし、第1表の不動態化処理欄において”あり”と示し
たものに施す)ことによって、第5図に示すような内部
コーン6によって拡張される拡張部7aを有する表面処
理済アンカー本体7と前記内部コーン6とを組み合わせ
た内部コーン採用型コーン打込み式金属拡張アンカー8
を得た。また、従来例1,2においては切削加工によっ
て金属拡張アンカー(8)を得た。ここで得た金属拡張
アンカー8は、外径が12.0mm、ねじ部4b(7)
ねじ径がW3/8 、ねじ長が15mm、全長が40 
m mのものである。 次に、この表面処理済アンカー本体7の耐誘性を評価す
るために、JIS  22371に準する塩水噴霧試験
(35℃、5%NaC1,96蒔間)を行った。この結
果を同じく第1表に示すが、この第1表においてOは耐
錆性がかなり良好であったこと、O印は耐錆性が良好で
あったこと、Δ印は耐錆性があまり良好でなかったこと
、×印は耐錆性が悪かったことを示している。 この第5図に示した内部コーン採用型金属拡張アンカー
8は、あらかじめコンクリート壁面にこの実施例では直
径12.5mmのドリル穴を形成した状態にして、この
ドリル穴の中に挿入され、図示しない治具によって内部
コーン6が打込まれることにより、この内部コーン6に
よってアンカー本体7の拡張部7aが拡張されてコンク
リートのトリル穴壁面に食い込むことにより固定される
。 そして、コンクリート強度200kgf/Cm2のコン
クリートに打込んだのちの最大引抜強度を調べたところ
、同じく第1表に示す結果であった。 第1表に示すように、オーステナイト系ステンレス鋼(
SUS304)を素材として切削加工により製作した従
来例N001のアンカー本体を用いた場合には、最大引
抜強度は良好であるものの、切・削加工によるため生産
性が悪く、また材料歩留りも低いとともに、素材コスト
も高くつくものであり、また、同じくオーステナイト系
ステンレス鋼(SUS303)を素材として切削加工に
より製作した従来例No、 2のアンカー本体を用いた
場合には耐錆性が若干劣り、同じくオーステナイト系ス
テンレス鋼(SUSXM7)を素材とした比較例No、
 3の鋼素材では圧造性が悪く、フェライト系ステンレ
ス鋼(SUS430)を素材として圧造加工により製作
した比較例No、 4のアンカー本体を用いた場合には
耐錆性が良くないものであり、フェライト系ステンレス
鋼においてCu。 N1を含まない比較例No、 5のアンカー本体を用い
た場合には耐錆性があまり良くないものであった。 これに対し、所定成分のフェライト系ステンレス鋼を素
材とした圧造素材に対して圧造加工および機械加工を加
えることにより製造したアンカー本体では、圧造加工時
における圧造性が良好であり、耐錆性にも優れていると
共に最大引抜強度が大きい値を示すものとなっているこ
とが認められ、第1工程の熱間圧延時に1000℃以下
の温度で加工率80%以上の熱間加工を加えた場合には
最大引抜強度をより一層大きなものとすることが可能で
あり、第2工程の2次加工においても特定の条件を満足
させることによって最大引抜強度をより一層大きなもの
とすることが可能であり、第4工程の機械加工のあとに
第5工程として耐誘性向上用の不動態化処理を施すこと
によって耐錆性をより一層向上できることが認められた
。 実施例2 この実施例2はアンカー本体を打込む本体打込み式金属
拡張アンカーを製造する場合を例にとって示す。 第2表に示す化学成分の各種ステンレス鋼素材を120
0℃に加熱して直径60mmに鍛造し、さらに線材圧延
を行って鋼線材とし、850℃で焼鈍処理を行った。 次に、前記各鋼線材に対し、線材圧延加熱温度を同じく
第2表に示す値として1000℃以下の温度での加工率
(減面率)が同じく第2表に示す値となるような熱間圧
延条件とする熱間加工を行い、次いで各圧延線材に対し
て2次加工を加えるに際し、同じ<71112表に示す
1次伸線加工率。 熱処理温度、および被膜処理ならびに減面率10%以下
の仕上伸線による2次加工を加えることによって、直径
13.7mmの伸線材を得た。 次いで、第2表のNo、31.32を除く伸線材を切断
することにより圧造素材を得たのち、第6図(L)に示
す最初の工程の圧造体12そして次に第6図(b)に示
す圧造体12′からさらに2〜5段の圧造加工を行うこ
とによって第6図(C)に示すアンカー本体塑成品13
を得た。このとき、アンカー本体塑成品13の外径りと
内径dとで表わされる断面減少率(d2 /D2 ) 
X100(%)は20〜50%程度となるようにするの
がより一層良いことが認められた。また、長さLと内径
dとで表わされる長径比(L/d)は2.5〜3.5程
度となるようにするのがより一層良いことが認められた
。そして、この圧造加工における各素材の圧造性は同じ
く第2表に示す結果であった。 次に、前記第6図(C)に示したと同じ第7図(a)に
示したアンカー本体塑或品13に対して、$7図(b)
に示すひだ取り加工部14aを自動盤により形成するひ
だ取り加工、第7図(C)に示すねじ部14bをタップ
盤により形成するタップ加工、および第7図(d)に示
す軸方向の溝14cを円周方向に90°間隔で4本だけ
フライス盤により形成するミーリング加工を行うことに
よって、未表面処理アンカー本体15を得た。 次に、第7図(d)に示した未表面処理アンカー本体1
5に対して、アルカリ性脱脂浴を用いた脱脂→化学研磨
剤を用いた化学研磨処理→水洗→中和→アルカリ性研磨
剤を用いたバレル研磨(物理研磨処理ともいえるもので
、前記化学研磨処理とのいずれか一方のみであってもよ
い。)→水洗→不動態化処理(硝酸350cc/見9重
クロム酸ソーダ3g/文、温度50〜60℃、時間60
匁)→水洗→乾燥を経る不動態化処理を施す(ただし、
第2表の不動態化処理欄において”あり“と示したもの
に施す)ことによって、第8図に示すようなコーン16
によって拡張される拡張部17aを有するアンカー本体
17と前記コーン16とを組み合わせたコーン採用型本
体打込み式金属拡張アンカー18を得た。また、従来例
31.32においては切削加工によって金属拡張アンカ
ー(18)を得た。ここで得た金属拡張アンカー18は
、外径が14.0mm、ねじ部14b(7)ねじ径が8
.0mm、ねじ長が15mm、全長が40mmのもので
ある。 次に、この表面処理済アンカー本体17の耐錆性を評価
するために、実施例1と同じ塩水噴霧試験を行った。こ
の結果を同じ〈第2表に示す。 第8図に示したコーン採用型金属拡張アンカー18は、
あらかじめコンクリート壁面にこの実施例では直径14
.5mmのドリル穴を形成した状態にして、このドリル
穴の中に挿入され、図示しない治具によってアンカー本
体17が打込まれることにより、前記コーン16によっ
てアンカー本体17の拡張部17aが拡張されてコンク
リートのドリル穴壁面に食い込むことにより固定される
。 そして、コンクリート強度200kgf/cm2のコン
クリートに打込んだのちの最大引抜強度を調べたところ
、同じく第2表に示す結果で第2表に示すように、この
実施例2においても本発明例のアンカー本体17の圧造
加工時における圧造性が良好であり、耐錆性にも優れて
いると共に、このアンカー本体17とコーン16とを組
み合わせた金属拡張アンカー18をコンクリートに打ち
込んだ状態での最大引抜強度も大きな値を示すことが認
められ、第1工程の熱間圧延時に1000℃以下の温度
で加工率80%以上の熱間加工を加えた場合には最大引
抜強度をより一層大きなものとすることが可能であり、
第2工程の2次加工においても特定の条件を満足させる
ことによって最大引抜強度をより一層大きなものとする
ことが可能であり、第4工程の機械加工のあとに第5工
程として耐誘性向上用の不動態化処理を施すことによっ
て耐錆性をより一層向上できることが認められた。 実施例3 この実施例3は横棒打込み式金属拡張アンカーを製造す
る場合を例にとって示す。 第3表に示す化学成分の各種ステンレス鋼素材を120
0℃に加熱して直径60mmに鍛造し、さらに線材圧延
を行って鋼線材とし、850℃で焼鈍処理を行った。 次に、前記各鋼線材に対し、線材圧延加熱温度を同じく
第3表に示す値として1000℃以下の温度での加工率
(減面率)が同じく第3表に示す値となるような熱間圧
延条件とする熱間加工を行い1次いで各圧延線材に対し
て2次加工を加えるに際し、同じく第3表に示す1次伸
線加工率。 熱処理温度、および被膜処理ならびに減面率10%以下
の仕上伸線による2次加工を加えることによって、直径
4.88mmの伸線材を得た。 次いで、第3表のNo、61.62を除く伸線材を切断
することにより第9図に示す圧造素材21を得たのち、
第1O図(a)に示す最初の工程の圧造体22からさら
に数段の圧造加工を行うことによって第10図(b)に
示すアンカー本体塑成量23を得た。このとき、アンカ
ー本体塑成品23の外径りと内径dとで表わされる断面
減少率(d2/D2)X100 (%)は15〜45%
程度となるようにするのがより一層良いことが認められ
た。また、長さLと内径dとで表わされる長径比(L/
d)は6〜12程度となるようにするのがより一層良い
ことが認められた。そして、この正道加工における各素
材の圧造性は同じく第3表に示す結果であった。 次に、前記第10図(b)に示したと同じ第11図(a
)に示したアンカー本体塑成品23に対して、第11図
(b、)に示す洩出加工部24aを転造盤により形成す
る転造加工、第11図(C)に示す軸方向の溝24bを
円周方向に1000間隔で2本だけフライス盤により形
成するミーリング加工を行うことによって、未表面処理
アンカー本体25を得た。 次に、第11図(C)に示した未表面処理アンカー本体
25に対して、アルカリ性脱脂浴を用いた脱脂→化学研
磨剤を用いた化学研磨処理→水洗→中和→アルカリ性研
磨剤を用いたバレル研磨(物理研磨処理ともいえるもの
で、前記化学研磨処理とのいずれか一方のみであっても
よい、)→水洗→不動態化処理(硝#350cc/文2
重クロム酸ソーダ3 g/l 、温度50〜60℃、時
間60分)→水洗→乾燥を経る不動態化処理を施す(た
だし、第3表の不動態化処理欄において”あり”と示し
たものに施す)ことによって、第12図に示すような内
部先細状部26aを有する芯線26によって拡張される
拡張部27aを有する表面処理済アンカー本体27と前
記芯線26とを組み合わせた芯線打込み式金属拡張アン
カー28を得た。また、従来例1.2においては切削加
工によって金属拡張アンカー(28)を得た。ここで得
た金属拡張アンカー本体27は、外径が5.0mm、頭
径が9.0mm、首下全長が30 mm(7)ものであ
る。 次に、この表面処理済アンカー本体27の耐錆性を評価
するために、JIS  22371に準する塩水噴霧試
験(35℃、5%NaC1,96時間)を行った。この
結果を同じ〈第3表に示すが、この第3表において0は
耐錆性がかなり良好であったこと、0印は耐誘性が良好
であったこと、Δ印は耐錆性があまり良好でなかったこ
と、×印は耐錆性が悪かったことを示している。 この第12図に示した芯線打込み式金属拡張アンカー2
8は、あらかじめコンクリート壁面にこの実施例では直
径5.4mmのドリル穴を形成した状態にして、このド
リル穴の中に挿入され、図示しない治具によって芯線2
6の頭部26bがアンカー本体27の頂部に向けて打込
まれることにより、この芯線26の先細状部26aによ
ってアンカー本体27の拡張部27aが拡張されてコン
クリートのドリル穴壁面に食い込むことにより固定され
る。 そして、コンクリート強度200kgf/Cm′のコン
クリートに打込んだのちの最大引抜強度を調べたところ
、同じく第3表に示す結果であった。 第3表に示すように、オーステナイト系ステンレス鋼(
SUS304)を素材として切削加工により製作した従
来例No、61のアンカー本体を用いた場合には、最大
引抜強度は良好であるものの、切削加工によるため生産
性が悪く、また材料歩留りも低いとともに、素材コスト
も高くつくものであり、また、同じくオーステナイト系
ステンレス鋼(S US 303)を素材として切削加
工により製作した従来例No、62のアンカー本体を用
いた場合には耐錆性が若干劣り、同じくオーステナイト
系ステンレス鋼(SUSXM7)を素材とした比較例N
o、63の鋼素材では圧造性が悪く、フェライト系ステ
ンレス鋼(SUS430)を素材として圧造加工により
製作した比較例No、64のアンカー本体を用いた場合
には耐錆性が良くないものであり、フェライト系ステン
レス鋼においてCu、Niを含まない比較例No、65
のアンカー本体を用いた場合には耐錆性があまり良くな
いものであった。 これに対し、所定成分のフェライト系ステンレス鋼を素
材とした圧造素材に対して圧造加工および機械加工を加
えることにより製造したアンカー本体では、圧造加工時
における圧造性が良好であり、耐錆性にも優れていると
共に最大引抜強度が大きい値を示すものとなっているこ
とが認められ、第1工程の熱間圧延時に1000℃以下
の温度で加工率80%以上の熱間加工を加えた場合には
最大引抜強度をより一層大きなものとすることが可能で
あり、第2工程の2次加工においても特定の条件を満足
させることによって最大引抜強度をより一層大きなもの
とすることが可能であり、第4工程の機械加工のあとに
第5工程として耐誘性向上用の不動態化処理を施すこと
によって耐錆性をより一層向上できることが認められた
。 害4Q生ま この実施例では、所定の熱間圧延加熱温度。 1000℃以下の温度での加工率、2次加工における1
次伸線加工率、熱処理温度、被膜処理、圧造加工等を行
うことによって得たアンカー本体塑成品に対して、第1
3図に示すように、波山加工部34aを転造盤により形
成する転造加工、ねじ部34Cをタップ盤により形成す
るタップ加工。 および軸方向の溝34bを円周方向に90°間隔で4木
だけフライス盤により形成するミーリング加工を行うこ
とによって、未表面処理のアンカー本体35を得たのち
、この未表面処理アンカー本体35に対し必要に応じて
不動態化処理を施すことによって、第14図に示すよう
な先細状部36aを有する芯線36によって拡張される
拡張部37aを有する表面処理済アンカー本体37と前
記芯線36とを組み合わせた芯線打込み式金属拡張アン
カー38を得る場合を示しており、この第14図に示し
た形状のアンカー本体37においてもその圧造加工時に
おける圧造性が良好であり、耐錆性にも優れていると共
に、このアンカー本体37と芯線36とを組み合わせた
金属拡張アンカー38をコンクリートに打ち込んだ状態
での最大引抜強度も大きな値を示すものであった。 【発明の効果】 本発明に係わる金属拡張アンカーの製造方法は1重量%
で、C:0.020%以下、Si:0.50%以下、M
 n : 0 、50%以下、P:0.030%以下、
S:0.010%以下(被削性向上元素として含有しな
いとき)、Cr:16.0〜25.0%、Cu:0.0
5〜2.0%、Ni:0.05〜2.0%、O:0.0
10%以下、N:0.025%以下、および必要に応じ
て、結晶粒微細化元素群としてNb:0.02〜1.0
%、Ta:0.02〜1.0%、■=0.03〜0.5
%、Ti:0.03〜0.5%、Zr:0.03〜0.
5%のうちの1種または2種以上、#食性向上元素群と
してMo:0.05〜3.0%、Co:0.5〜5.0
%のうちの1種または2種、被削性向上元素群としてs
:o、007〜0.15%、Se:0.010−0.1
5%、Pb:0.03〜0.35%、Ca:0.001
−0.03%。 Bf:0.005〜0.20%のうちの1種または2種
以上の各群のうち少なくとも1種を含有し、残部Feお
よび不純物からなるフェライト系ステンレス鋼素材に、
第1工程として熱間圧延を行ったのち、第2工程として
2次加工を加えて圧造素材とし、第3工程として前記圧
造素材に圧造加工を加えたのち、第4工程として機械加
工を加えることにより、芯線の打込みやコーンなどによ
って拡張される拡張部を有するアンカー本体を得るよう
にしたから2圧造加工によって成形することにより生産
性が著しく向上すると共に材料歩留りも著しく良好なも
のとなって製造面からのコストの低減が可能であり、耐
錆性に優れているため銹の発生を防ぐことが可能である
と共にコンクリート壁面等に対するあと付は後の最大引
抜強度に著しく優れたものであり、しかも従来のオース
テナイト系ステンレス鋼を使用する場合に比べて素材面
からもコストの低減をはかることが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は線材圧延加工時の線材加熱温度、加工温度およ
び加工率(減面率)による靭性(衝撃値)への影響を調
べた結果を例示するグラフ、第2図は本発明の実施例1
で用いた圧造素材の断面図、第3図(a)および第3図
(b)は実施例1の圧造加工初期および圧造加工終了時
における圧造体の形状を示す断面図、第4図(a)(b
)(c)(d)は実施例1の各仕上げ加工時におけるア
ンカー本体の左半分破断正面図、第5図は実施例1のコ
ーン採用型内部コーン打込み式金属拡張アンカーの左半
分破断正面図、第6図(a)(b)および第6図(C)
は実施例2の圧造加工初期および圧造加工終了時におけ
る圧造体の形状を示す断面図、第7図(a)(b)(c
)(d)は実施例2の各仕上げ加工時におけるアンカー
本体の左半分破断正面図、第8図は実施例2のコーン採
用型アンカー本体打込み式金属拡張アンカーの左半分破
断正面図、第9図は本発明の実施例3で用いた圧造素材
の断面図、第10図(a)および第10図(b)は実施
例3の圧造加工初期および圧造加工終了時における圧造
体の形状を示す断面図、1llli4(a)(b)(C
)は実施例3の各仕上げ加工時におけるアンカー本体の
左半分破断正面図、第12図は実施例3の芯線打込み式
金属拡張アンカーの左半分破断正面図、第13図は実施
例4のアンカー本体の左半分破断正面図、第14図は実
施例4の芯線打込み式金属拡張アンカーの左半分破断正
面図である。 5.15・・・未表面処理アンカー本体、6.16・・
・コーン、 7.17・・・表面処理済アンカー本体、7a、17a
・・・コーンによる拡張部、8.18・・・コーン採用
型金属拡張アンカー25.35・・・未表面処理アンカ
ー本体、26.36・・・農林、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で、C:0.020%以下、Si:0.5
    0%以下、Mn:0.50%以下、P:0.030%以
    下、S:0.010%以下、Cr:16.0〜25.0
    %、Cu:0.05〜2.0%、Ni:0.05〜2.
    0%、O:0.010%以下、N:0.025%以下、
    残部Feおよび不純物からなるフェライト系ステンレス
    鋼素材に、第1工程として熱間圧延を行ったのち、第2
    工程として2次加工を加えて圧造素材とし、第3工程と
    して前記圧造素材に圧造加工を加えたのち、第4工程と
    して機械加工を加えることによりアンカー本体を得るこ
    とを特徴とする金属拡張アンカーの製造方法。
  2. (2)重量%で、C:0.020%以下、Si:0.5
    0%以下、Mn:0.50%以下、P:0.030%以
    下、S:0.010%以下(被削性向上元素として含有
    しないとき)、Cr:16.0〜25.0%、Cu:0
    .05〜2.0%、Ni:0.05〜2.0%、O:0
    .010%以下、N:0.025%以下、および結晶粒
    微細化元素群としてNb:0.02〜1.0%、Ta:
    0.02〜1.0%、V:0.03〜0.5%、Ti:
    0.03〜0.5%、Zr:0.03〜0.5%のうち
    の1種または2種以上、耐食性向上元素群としてMo:
    0.05〜3.0%、Co:0.5〜5.0%のうちの
    1種または2種、被削性向上元素群としてS:0.00
    7〜0.15%、Se:0.010〜0.15%、Pb
    :0.03〜0.35%、Ca:0.001〜0.03
    %、Bi:0.005〜0.20%のうちの1種または
    2種以上の各群のうち少なくとも1種を含有し、残部F
    eおよび不純物からなるフェライト系ステンレス鋼素材
    に、第1工程として熱間圧延を行ったのち、第2工程と
    して2次加工を加えて圧造素材とし、 第3工程として前記圧造素材に圧造加工 を加えたのち、第4工程として機械加工 を加えることによりアンカー本体を得る ことを特徴とする金属拡張アンカーの製 造方法。
  3. (3)第1工程の熱間圧延において、1000℃以下の
    温度で加工率80%以上の熱間加工を加える請求項第(
    1)項または第(2)項に記載の金属拡張アンカーの製
    造方法。
  4. (4)第2工程の2次加工において、1次加工率25%
    以上の加工を加えたのち、700〜850℃の再結晶し
    ない温度での熱処理を行い、被膜処理を施したあと減面
    率10%以下の仕上伸線を行って圧造素材とする請求項
    第(1)項ないし第(3)項のいずれかに記載の金属拡
    張アンカーの製造方法。
  5. (5)第2工程の2次加工において、1次加工率30%
    以上の加工を加えたのち、950〜1100℃の再結晶
    する温度での熱処理を行い、被膜処理を施したあと減面
    率10%以下の仕上伸線を行って圧造素材とする請求項
    第(1)項ないし第(3)項のいずれかに記載の金属拡
    張アンカーの製造方法。
  6. (6)第4工程の機械加工のあとに、第5工程としてア
    ンカー本体の表面に耐銹性向上用の表面処理を施す請求
    項第(1)項ないし第(5)項のいずれかに記載の金属
    拡張アンカーの製造方法。
JP22578289A 1989-08-31 1989-08-31 金属拡張アンカーの製造方法 Expired - Fee Related JP2833042B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22578289A JP2833042B2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 金属拡張アンカーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22578289A JP2833042B2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 金属拡張アンカーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0390514A true JPH0390514A (ja) 1991-04-16
JP2833042B2 JP2833042B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=16834700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22578289A Expired - Fee Related JP2833042B2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 金属拡張アンカーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2833042B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04228547A (ja) * 1990-10-15 1992-08-18 Nisshin Steel Co Ltd 耐粒界腐食性,造管性および高温強度に優れたフエライト系ステンレス鋼
JP2009097079A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp 耐流れさび性に優れるフェライト系ステンレス鋼
JP2011001592A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Daido Steel Co Ltd 高強度・高耐食性ステンレス鋼並びにこれを用いた鋼材及び鋼製品
CN108220833A (zh) * 2018-01-05 2018-06-29 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种碳纤维增强合金复合材料及其制备方法
CN108220834A (zh) * 2018-01-05 2018-06-29 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种碳纤维增强合金复合材料及其制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04228547A (ja) * 1990-10-15 1992-08-18 Nisshin Steel Co Ltd 耐粒界腐食性,造管性および高温強度に優れたフエライト系ステンレス鋼
JP2009097079A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp 耐流れさび性に優れるフェライト系ステンレス鋼
JP2011001592A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Daido Steel Co Ltd 高強度・高耐食性ステンレス鋼並びにこれを用いた鋼材及び鋼製品
CN108220833A (zh) * 2018-01-05 2018-06-29 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种碳纤维增强合金复合材料及其制备方法
CN108220834A (zh) * 2018-01-05 2018-06-29 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种碳纤维增强合金复合材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2833042B2 (ja) 1998-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60214086T2 (de) Hochduktiles Stahlblech mit exzellenter Pressbarkeit und Härtbarkeit durch Verformungsalterung sowie Verfahren zu dessen Herstellung
US5453139A (en) Method of making cold formed high-strength steel parts
JPH03193823A (ja) 構造用ステンレス鋼高力ボルトの製造方法
JP5099660B2 (ja) 高強度タッピンねじ
JPH11199977A (ja) 伸線加工性に優れた線材
JPH0390514A (ja) 金属拡張アンカーの製造方法
GB2289231A (en) High-adhesion/high-strength deformed steel bar and method for manufacturing the same
JPH10121200A (ja) 高強度剪断補強筋用鋼材及びその製造方法
US4414042A (en) Method of making high strength steel tube
JP5273344B2 (ja) 冷間加工性に優れた高強度ステンレス鋼線及びその成形品
JP2888553B2 (ja) 芯棒打込み式金属拡張アンカーの製造方法
JPH09176785A (ja) 高強度・低延性非調質鋼
JPH0925541A (ja) 高強度・高靱性非調質中空圧延棒鋼及びその製造方法
JPS60141823A (ja) 非磁性エンドリングの製造方法
JP2785970B2 (ja) コーン採用型金属拡張アンカーの製造方法
JP2833004B2 (ja) 微細粒パーライト鋼材
US5746845A (en) Method for manufacturing high-strength member of precipitation hardening martensitic stainless steel
JP3368735B2 (ja) 高強度・低延性非調質鋼
JP2005320629A (ja) 冷間加工性に優れた高強度鋼線又は棒鋼、高強度成形品並びにそれらの製造方法
JP3027011B2 (ja) 耐食性および加工性に優れたクロム含有鋼板
JPH04154936A (ja) 析出硬化型窒化用鋼
KR100330432B1 (ko) 초미세 입자 강관 및 그 제조방법
JPH07150244A (ja) 冷間加工用フェライトステンレス鋼の製造方法
JP3757537B2 (ja) コネクティングロッドの製造方法
DE102018133034A1 (de) Verfahren zur Herstellung eines Rohres und Rohrprodukt

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees