JPH0389700A - 音像定位方法 - Google Patents

音像定位方法

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JPH0389700A
JPH0389700A JP1225804A JP22580489A JPH0389700A JP H0389700 A JPH0389700 A JP H0389700A JP 1225804 A JP1225804 A JP 1225804A JP 22580489 A JP22580489 A JP 22580489A JP H0389700 A JPH0389700 A JP H0389700A
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JP
Japan
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sound
sound image
delay
speaker
delay time
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Pending
Application number
JP1225804A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Iida
一博 飯田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、舞台等の任意の空間における音響拡声装置に
おいて、音像の分離を生じさせることなく音像の定位方
向を音源の方向と一致させるための方法に関する。
従来の技術 従来、この種の音響拡声装置は、特開昭60−2480
99号公報に記載されているように、舞台上の音源から
放出された音響信号を舞台上に設置された複数のマイク
ロホンにより集音し、外部から制御可能な遅延装置と増
幅装置により必要な時間遅延と増幅を行った後、制御可
能な分配のための装置により必要な加算および分配を行
って、舞台上の複数のスピーカから客席に拡声できるよ
うに構成されている。
この従来の音響拡声装置について、第4図および第5図
を参照してさらに詳しく説明する。1は舞台である演技
域であり、2は客席である視聴域である。3は演技域1
勿よびまたは視聴域2にわたって配置された複数のスピ
ーカである。4はスピーカ3に接続された加算分配装置
である。5はマイクロホン6に接続された増幅装置であ
る。マイクロホン6は演技域1にわたって複数配置され
、それぞれが別々の増幅装置5に接続されている。7は
調整制御装置8の制御入力端であり、調整制御装置8は
増幅装置5の増IW量および遅延装置9の遅延時間を調
整制御する。遅延装置9は複数組設けられて、増幅装置
5に接続された加算分配装置10とスピーカ3に接続さ
れた加算分配装置4との間にそれぞれ接続され、複数の
スピーカ3を受は持っている。調整制御装置8には加算
分配装置4および10も接続されており、各マイクロホ
ン6からの音響信号を加算合成して各スピーカ3に分配
する比率を制御する。
マイクロホン6aおよび6bを備えた二つのソロ演技者
音源は、演技域1にわたって任意の形に移動可能である
。また立体的な広がりの小さい出力の低い音源は、演技
域1上にあってマイクロホン6 c sスピーカ3nお
よびパススピーカ31とともに様々な位置へ移動可能で
ある。さらに音響出力の大きい立体的に広がった音源は
、いくつかのマイクロホン6dから6mを備えている。
スピーカ3のうち三つの主要群3a、3bおよび3Cが
演技域1と視聴域2との間の境界域に固定的に配置され
ている。その他のスピーカ3dから3nは任意の位置へ
移動可能である。
次に上記従来例の動作について説明する。第4図および
第5図において、マイクロホン6により集音された音響
信号は、増幅装置5により必要な大きさに増幅され、加
算分配装置10を経て遅延装置9により必要な遅延時間
を付与された後、加算分配装置4を経てスピーカ3から
音響となって放射される。
移動するソロ演技者は、マイクロホン6aおよび6bを
携帯しているので、ソロ演技者の移動にともなって音源
も移動する。調整制御装置8には、多数のキースイッチ
が演技域1を幾何学的に模倣するマトリクス状に配置さ
れ、ソロ演技者の位置に対応するキースイッチを押すこ
とにより、その位置における音源の音圧レベルおよび音
響経過時間にほぼ相当する遅延時間がその都度調整され
て各スピーカ3に与えられる。このような操作をソロ演
技者の移動に合わせて行うことにより、移動する音源の
方向と各スピーカから放射される音像の方向を一致させ
ることができる。
上記従来例においては、増幅装置5における増幅量およ
び遅延装置9における遅延時間を制御するための入力を
、移動する音源のための位置測定装置を利用することに
より自動的に行うことができる。
このように、上記従来の音響拡声装置においても、公知
の第1波面の法則を利用することにより音像の定位方向
を音源の方向と一致させることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の音響拡声装置では、制御可能
な増幅装置5および加算分配装置10゜4の設定方法が
明確でないため、設計段階で音像の分離を予測して防止
することができないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり
、音像の分離を生じさせるとなく音像の定位方向を音源
の方向と一致させることができる優れた音像定位方法を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するために、音響心理実験か
ら求めた音像分離チャートを基にして、遅延時間から増
幅装置および加算分配装置の増幅度を決定するようにし
たものである。
作用 本発明は、上記のような構成により次のような効果を有
する。すなわち、公知の第1波面の法則に基づいて遅延
装置の遅延時間が決定されると、音像分離チャートによ
り遅延音に必要な減衰量を予め求めることができるため
、この減衰量が得られるように増幅装置および加算分配
装置の増幅度を決定することにより、音像の分離を生じ
させることなく音像の定位方向を音源の方向を一致させ
ることができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例における音像分離チャートを
示すグラフである。第1図において、横軸は遅延音の遅
延時間、縦軸は遅延音の先行音に対する相対音圧レベル
を示し、遅延音の減衰量を示す。実線および破線は遅延
音の遅延時間と減衰量に対する音像分離の割合をパーセ
ントで示し、数値が大きいほど音像が分離する傾向にあ
ることを示す。−点鎖線は公知のエコーデイスターバン
スのデータを示し、−点鎖線の上側の領域でエコー障害
が発生することを示す。丸印は公知のエコー検知限界を
示す。
第2図は音像分離チャートを求めるための音響心理実験
で用いた刺激の構成を示す。刺激は65dBの一つの先
行音と一つの遅延音により構成される。遅延音の先行音
に対する減衰量△Lおよび遅延時間△tをゼロからそれ
ぞれプラス方向およびマイナス方向に変化させてそれぞ
れ数回ないし数千回被験者に聞かせて先行音と遅延音と
の分離程度を判断させ、その平均値を取ることにより上
記音像分離チャートにおける音像分離の割合を求めた。
第3図は上記音響心理実験に用いたスピーかの配置図で
ある。先行音は被験者11の正面に配置されたスピーカ
12から放射され、遅延音は正面のスピーカ12から左
側方60度の位置に配置されたスピーカ13から放射さ
れる。被験者11から各スピーカ12および13までの
距離は1.5mである。試験室は無響室になっている。
次に上記実施例の動作について説明する。使用する音響
拡声装置自体の構成は、第4図および第5図に示したも
のと同様なものである。まず、演技城主に設置されたス
ピーカ群と視聴域内の受音点群との位置的関係から遅延
音に必要な遅延時間が決定され、続いて許容される音像
分離の割合から遅延音に必要な減衰量が決定される。例
えば、許容される音像分離の割合を50%とすると、遅
延時間が30m5の遅延音は先行音に対して8dB減衰
させる必要がある。これを3dB程度しか減衰させない
場合には、音像分離の割合が90%近くになって音像が
分離する傾向になり、逆に13dBも減衰させた場合に
は、音像分離の割合が10%近くになって音像の分離が
殆どなくなる。
したがって、前記した音響拡声装置における調整制御装
置にこのような音像分離チャートに基づくマツプを持た
せ、第1波面の法則により決定された遅延装置の遅延時
間に基づいて増幅装置および加算分配装置の増幅度を決
定することにより、その時の音源位置における音源の方
向とスピーカ群から放射された音像の方向とを音像の分
離なしに一致させることができる。
このように、上記実施例によれば、音像分離チャートを
用いることにより、許容される音像分離の割合と遅延時
間に応じた遅延音に必要な減衰量を予測することができ
、音像の分離を生じさせることなしに音像の方向と音源
の方向を一致させることができるという利点を有する。
発明の効果 本発明は、上記実施例から明らかなように、公知の第1
波面の法則に基づいて遅延装置の遅延時間が決定される
と、音像分離チャートにより遅延音に必要な減衰量を予
め求めることができるため、この減衰量が得られるよう
に増幅装置および加算分配装置の増幅度を決定すること
により、音像の分離を生じさせることなく音像の定位方
向を音源の方向を一致させることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における音像分離チャートを
示すグラフ、第2図は音像分離チャートを求めるための
音響心理実験で用いた刺激の構成を示すグラフ、第3図
は音像心理実験で用いたスピーカの配置図、第4図は従
来の音響拡散装置の一例における舞台付近のスピーカお
よびマイクロホンの配置平面図、第5図は従来例におけ
る音響拡散装置の概略ブロック図である。 1・・・演技域、2・・・視聴域、3・・・スピーカ、
4・・・スピーカ用加算分配装置、5・・・増幅装置、
6・・・マイクロホン、7・・・制御入力端、8・・・
調整制御装置、9・・・遅延装置、10・・・音源用加
算分配装置、11・・・被験者、12.13・・・実験
用スピーカ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のマイクロホンと複数のスピーカとの間に接続され
    た増幅装置、遅延装置、加算分配装置および調整制御装
    置とを備えた音響拡声装置において決定される前記遅延
    装置の遅延時間に対して、前記増幅装置および加算分配
    装置の増幅度を音像の分離を防止するために予め定めた
    音像分離チャートに基づいて決定することを特徴とする
    音像定位方法。
JP1225804A 1989-08-31 1989-08-31 音像定位方法 Pending JPH0389700A (ja)

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