JPH038969Y2 - - Google Patents
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- JPH038969Y2 JPH038969Y2 JP16324484U JP16324484U JPH038969Y2 JP H038969 Y2 JPH038969 Y2 JP H038969Y2 JP 16324484 U JP16324484 U JP 16324484U JP 16324484 U JP16324484 U JP 16324484U JP H038969 Y2 JPH038969 Y2 JP H038969Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- rotary table
- rotating body
- rotation
- locking device
- Prior art date
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Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は真円度測定機等の測定機における回転
テーブル装置に係り、特にその回転テーブルの損
傷防止対策に関するもので、回転テーブルを有す
るあらゆる測定機に利用できる。
テーブル装置に係り、特にその回転テーブルの損
傷防止対策に関するもので、回転テーブルを有す
るあらゆる測定機に利用できる。
[背景技術とその問題点]
従来、被測定物を回転テーブルに取付け、回転
中の被測定物に手挺式ダイヤルゲージ等の測定子
を関与させてその被測定物の真円度、円筒度等を
計測する測定機即ち真円度測定機が知られてい
る。このような測定機の回転テーブルにおいて重
要なことは、偏心回転を阻止することである。
中の被測定物に手挺式ダイヤルゲージ等の測定子
を関与させてその被測定物の真円度、円筒度等を
計測する測定機即ち真円度測定機が知られてい
る。このような測定機の回転テーブルにおいて重
要なことは、偏心回転を阻止することである。
一般に、回転テーブルの偏心回転を阻止するた
めに、回転テーブルに直接または間接的に全周方
向から等圧エアを供給して支持するいわゆるエア
ベアリングでの支持方法が知られている。この支
持方法は、回転テーブルまたはこの回転テーブル
と一体に回転する部分とこれを包囲する枠体との
加工精度に影響される度合が少なく、高精度な同
心回転を確保でき、かつ、回転テーブルの傾斜を
も防止できるため、測定機の回転テーブルはエア
ベアリングで支持される場合が多い。
めに、回転テーブルに直接または間接的に全周方
向から等圧エアを供給して支持するいわゆるエア
ベアリングでの支持方法が知られている。この支
持方法は、回転テーブルまたはこの回転テーブル
と一体に回転する部分とこれを包囲する枠体との
加工精度に影響される度合が少なく、高精度な同
心回転を確保でき、かつ、回転テーブルの傾斜を
も防止できるため、測定機の回転テーブルはエア
ベアリングで支持される場合が多い。
しかしながら、このようなエアベアリングの対
面間クリアランスは、10〜20μm程度であるから、
そのエアが使用されているときに不用意に回転テ
ーブルを回転させると、エアベアリングの互いに
接触されてるベアリング要素が金属接触による損
傷を受け、以後の正確な回転が得られなくなる虞
れがあるという問題がある。
面間クリアランスは、10〜20μm程度であるから、
そのエアが使用されているときに不用意に回転テ
ーブルを回転させると、エアベアリングの互いに
接触されてるベアリング要素が金属接触による損
傷を受け、以後の正確な回転が得られなくなる虞
れがあるという問題がある。
[考案の目的]
本考案の目的は、エアベアリングへのエアの遮
断時において、不用意の回転テーブルの回動によ
るエアベアリングの損傷を生じさせることのない
測定機の回転テーブル装置を提供するにある。
断時において、不用意の回転テーブルの回動によ
るエアベアリングの損傷を生じさせることのない
測定機の回転テーブル装置を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用]
本考案は、回転テーブルの周方向の2箇所以上
で係合されるとともにばねの付勢力により駆動さ
れて、エアベアリングユニツトにおける回転体の
軸直交方向の一側面に対向されるエア室の内面に
強制的に押接させるロツク装置を設け、かつ、エ
ア供給手段からのエアにより前記ばねの付勢力に
抗してロツク装置を解放させるロツク解放手段を
設け、これにより、エアベアリングユニツトへの
エアが遮断された際には、エアベアリングユニツ
トを構成する回転体とエア室の内面とを強制的に
当接させて摺動不能としてエア遮断時における回
転テーブルの不用意の回動に対処し、一方、回転
テーブルを回転させる際には前記ロツク装置によ
るロツクをロツク解放手段により解放させて回転
テーブルの回転を可能にし、回転テーブルの使用
を可能にして前記目的を達成しようとするもので
ある。
で係合されるとともにばねの付勢力により駆動さ
れて、エアベアリングユニツトにおける回転体の
軸直交方向の一側面に対向されるエア室の内面に
強制的に押接させるロツク装置を設け、かつ、エ
ア供給手段からのエアにより前記ばねの付勢力に
抗してロツク装置を解放させるロツク解放手段を
設け、これにより、エアベアリングユニツトへの
エアが遮断された際には、エアベアリングユニツ
トを構成する回転体とエア室の内面とを強制的に
当接させて摺動不能としてエア遮断時における回
転テーブルの不用意の回動に対処し、一方、回転
テーブルを回転させる際には前記ロツク装置によ
るロツクをロツク解放手段により解放させて回転
テーブルの回転を可能にし、回転テーブルの使用
を可能にして前記目的を達成しようとするもので
ある。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
全体の概略構成を示す第1図において、フレー
ム本体1内にはエアベアリングユニツト10が収
納され、このエアベアリングユニツト10は、ケ
ーシング11と、このケーシング11内に回転自
在に収納された回転体12と、この回転体12と
前記ケーシング11との間に形成され回転体12
を包囲するエア室13と、このエア室13内に回
転体12の全面に対して等圧エアを供給するエア
供給手段14とを含んで構成されている。このエ
ア供給手段14は、前記エア室13に所定間隔で
開口された開口部とこれらを結ぶエア回路とから
構成され、このエア供給手段14は、前記フレー
ム本体1内に形成されたエア通路2および外部の
配管3を介してコンプレツサ等からなるエア源4
に接続されている。
ム本体1内にはエアベアリングユニツト10が収
納され、このエアベアリングユニツト10は、ケ
ーシング11と、このケーシング11内に回転自
在に収納された回転体12と、この回転体12と
前記ケーシング11との間に形成され回転体12
を包囲するエア室13と、このエア室13内に回
転体12の全面に対して等圧エアを供給するエア
供給手段14とを含んで構成されている。このエ
ア供給手段14は、前記エア室13に所定間隔で
開口された開口部とこれらを結ぶエア回路とから
構成され、このエア供給手段14は、前記フレー
ム本体1内に形成されたエア通路2および外部の
配管3を介してコンプレツサ等からなるエア源4
に接続されている。
前記回転体12にはケーシング11に回転自在
とされる回転テーブル20の中心軸部21が連結
され、これらの回転テーブル20と回転体12と
は一体回転されるようになつている。この回転テ
ーブル20の中心軸部21には、ユニバーサルジ
ヨイント22および軸方向移動可能かつ回転伝達
可能なスライド継手23を介して駆動軸24の一
端が連結され、この駆動軸24はベアリング25
を介して前記ケーシング11に回転自在に支持さ
れ、かつ、駆動軸24の他端にはプーリ26が固
定され、このプーリ26は回転駆動源としてのモ
ータ27により駆動されるようになつている。
とされる回転テーブル20の中心軸部21が連結
され、これらの回転テーブル20と回転体12と
は一体回転されるようになつている。この回転テ
ーブル20の中心軸部21には、ユニバーサルジ
ヨイント22および軸方向移動可能かつ回転伝達
可能なスライド継手23を介して駆動軸24の一
端が連結され、この駆動軸24はベアリング25
を介して前記ケーシング11に回転自在に支持さ
れ、かつ、駆動軸24の他端にはプーリ26が固
定され、このプーリ26は回転駆動源としてのモ
ータ27により駆動されるようになつている。
前記フレーム本体1には、回転テーブル20の
周方向の2箇所に180度位置で係合されるロツク
装置30が2個設けられ、これらのロツク装置3
0はそれぞれ回転テーブル20に当接されるクラ
ンプヘツド31を備えている。このクランプヘツ
ド31の回転テーブル20に当接される下面には
ゴム板、フエルト板等の柔軟性があり、かつ、高
摩擦抵抗を有する素材からなるクランプパツド3
2が取付けられている。また、ロツク装置30
は、クランプヘツド31に一端を取付けられたク
ランプ軸33を摺動自在に支持するシリンダ34
を備えるとともに、このシリンダ34内において
配置されクランプ軸33をシリンダ34内に引込
む方向即ちクランプヘツド31を回転テーブル2
0に係合させる方向に付勢するばね35を備え、
このばね35の付勢力によりロツク装置30は駆
動されて、クランプヘツド31が回転テーブル2
0に常時は係合されるようになつている。このク
ランプヘツド31が回転テーブル20に係合され
た状態においては、ロツク装置30によつて回転
テーブル20は、軸方向の一側即ち本実施例では
下方にが押圧され、これにより回転テーブル20
と一体の回転体12は、その回転体12の一側面
即ち下面15がこの下面15に対向されるエア室
13の内面16に強制的に押接され、回転体12
の回転をロツクできるようにされ、ひいては、回
転テーブル20の回転を阻止できるようにされて
いる。
周方向の2箇所に180度位置で係合されるロツク
装置30が2個設けられ、これらのロツク装置3
0はそれぞれ回転テーブル20に当接されるクラ
ンプヘツド31を備えている。このクランプヘツ
ド31の回転テーブル20に当接される下面には
ゴム板、フエルト板等の柔軟性があり、かつ、高
摩擦抵抗を有する素材からなるクランプパツド3
2が取付けられている。また、ロツク装置30
は、クランプヘツド31に一端を取付けられたク
ランプ軸33を摺動自在に支持するシリンダ34
を備えるとともに、このシリンダ34内において
配置されクランプ軸33をシリンダ34内に引込
む方向即ちクランプヘツド31を回転テーブル2
0に係合させる方向に付勢するばね35を備え、
このばね35の付勢力によりロツク装置30は駆
動されて、クランプヘツド31が回転テーブル2
0に常時は係合されるようになつている。このク
ランプヘツド31が回転テーブル20に係合され
た状態においては、ロツク装置30によつて回転
テーブル20は、軸方向の一側即ち本実施例では
下方にが押圧され、これにより回転テーブル20
と一体の回転体12は、その回転体12の一側面
即ち下面15がこの下面15に対向されるエア室
13の内面16に強制的に押接され、回転体12
の回転をロツクできるようにされ、ひいては、回
転テーブル20の回転を阻止できるようにされて
いる。
前記ロツク装置30のシリンダ34内にはクラ
ンプ軸33の下端に一体に形成されたピストン3
6が収納され、このピストン36の下面とシリン
ダ34との間に形成されるシリンダ室37には、
前記フレーム本体1のエア通路2から分岐された
分岐エア通路5が接続され、この分岐エア通路5
を介してシリンダ室37内にエアが供給される
と、ピストン36はばね35に抗して上昇され、
クランプヘツド31と回転テーブル20との係合
が解放されるようになつている。ここにおいて、
前記ピストン36、シリンダ室37および分岐エ
ア通路5によりロツク解放手段40が構成されて
いる。
ンプ軸33の下端に一体に形成されたピストン3
6が収納され、このピストン36の下面とシリン
ダ34との間に形成されるシリンダ室37には、
前記フレーム本体1のエア通路2から分岐された
分岐エア通路5が接続され、この分岐エア通路5
を介してシリンダ室37内にエアが供給される
と、ピストン36はばね35に抗して上昇され、
クランプヘツド31と回転テーブル20との係合
が解放されるようになつている。ここにおいて、
前記ピストン36、シリンダ室37および分岐エ
ア通路5によりロツク解放手段40が構成されて
いる。
なお、第1図中符号50は回転テーブル20上
に載置され、同心度、円筒度等を測定される被測
定物である。
に載置され、同心度、円筒度等を測定される被測
定物である。
第2図には前記ロツク装置30およびロツク解
放手段40の部分の、より具体的な構成が示さ
れ、前記クランプ軸33は回止めねじ38により
回止めされるとともに、ピストン36とシリンダ
34との間にはOリング39が介装されてシール
されている。また、分岐エア通路5とエア通路2
とはチーズ6を介して接続され、配管接続のため
の加工が容易となるようにされている。
放手段40の部分の、より具体的な構成が示さ
れ、前記クランプ軸33は回止めねじ38により
回止めされるとともに、ピストン36とシリンダ
34との間にはOリング39が介装されてシール
されている。また、分岐エア通路5とエア通路2
とはチーズ6を介して接続され、配管接続のため
の加工が容易となるようにされている。
次に本実施例の作用につき説明する。
測定にあたり、回転テーブル20上の定位置に
被測定物50を固定し、次いで、エア源4から図
示しないレギユレータおよび電磁弁を介してエア
を配管3に供給する。この配管3へのエアの供給
により、エア通路2を介してエアベアリングユニ
ツト10のエア供給手段14にエアが供給され、
このエア供給手段14からエア室13内にエアが
噴出されて回転体12の全面に対して等圧エアが
供給され、回転体12はケーシング11内で浮遊
した状態となる。一方、エア通路2に供給された
エアは分岐エア通路5を介してシリンダ室37内
にも供給されるため、ピストン36をばね35に
抗して上昇させ、クランプヘツド31が回転テー
ブル20から解放された状態となる。
被測定物50を固定し、次いで、エア源4から図
示しないレギユレータおよび電磁弁を介してエア
を配管3に供給する。この配管3へのエアの供給
により、エア通路2を介してエアベアリングユニ
ツト10のエア供給手段14にエアが供給され、
このエア供給手段14からエア室13内にエアが
噴出されて回転体12の全面に対して等圧エアが
供給され、回転体12はケーシング11内で浮遊
した状態となる。一方、エア通路2に供給された
エアは分岐エア通路5を介してシリンダ室37内
にも供給されるため、ピストン36をばね35に
抗して上昇させ、クランプヘツド31が回転テー
ブル20から解放された状態となる。
この状態において、モータ27を駆動すれば、
プーリ26が回転され、駆動軸24、スライド継
手23、ユニバーサルジヨイント22および中心
軸部21を介して回転テーブル20が回転され、
更に、この回転テーブル20の中心軸部21に連
給された回転体12が一体に回転される。この
際、回転テーブル20はエアベアリングユニツト
10により支持されるため、エアベアリングの一
般的特性に従つて、回転テーブル20の回転は正
確な同心回転とされ、かつ、回転テーブル20の
傾斜等も発生されない。従つて、回転テーブル2
0上に固定された被測定物50も正確に同心回転
され、被測定物50に接触された図示されない計
測器により被測定物50自身の同心度および円筒
度などが計測されることとなる。
プーリ26が回転され、駆動軸24、スライド継
手23、ユニバーサルジヨイント22および中心
軸部21を介して回転テーブル20が回転され、
更に、この回転テーブル20の中心軸部21に連
給された回転体12が一体に回転される。この
際、回転テーブル20はエアベアリングユニツト
10により支持されるため、エアベアリングの一
般的特性に従つて、回転テーブル20の回転は正
確な同心回転とされ、かつ、回転テーブル20の
傾斜等も発生されない。従つて、回転テーブル2
0上に固定された被測定物50も正確に同心回転
され、被測定物50に接触された図示されない計
測器により被測定物50自身の同心度および円筒
度などが計測されることとなる。
被測定物50の測定が完了すると、モータ27
が停止されるとともに、エア源4からのエアの供
給が絶たれることとなる。このエアの遮断によ
り、エアベアリングユニツト10におけるエア供
給手段14からエア室13内へのエアの噴射が停
止されるとともに、分岐エア通路5を介してシリ
ンダ室37内に供給されていたエアの供給も絶た
れるため、ピストン36はばね35の付勢力によ
り下方に押下げられ、これに伴いクランプヘツド
31が回転テーブル20に係合され、回転テーブ
ル20が下方に押圧されることとなる。この回転
テーブル20の押圧により、回転テーブル20と
一体の回転体12も下方に押圧され、回転体12
の下面15はエア室13の内面16に全面で押接
され、回転体12の回転がロツクされることとな
る。従つて、回転テーブル20の回転もロツクさ
れ、測定終了後に回転テーブル20に測定者等が
不用意に触れたとしても、回転テーブル20は回
転されることがなく、従つて、回転体12の回転
もなされない。
が停止されるとともに、エア源4からのエアの供
給が絶たれることとなる。このエアの遮断によ
り、エアベアリングユニツト10におけるエア供
給手段14からエア室13内へのエアの噴射が停
止されるとともに、分岐エア通路5を介してシリ
ンダ室37内に供給されていたエアの供給も絶た
れるため、ピストン36はばね35の付勢力によ
り下方に押下げられ、これに伴いクランプヘツド
31が回転テーブル20に係合され、回転テーブ
ル20が下方に押圧されることとなる。この回転
テーブル20の押圧により、回転テーブル20と
一体の回転体12も下方に押圧され、回転体12
の下面15はエア室13の内面16に全面で押接
され、回転体12の回転がロツクされることとな
る。従つて、回転テーブル20の回転もロツクさ
れ、測定終了後に回転テーブル20に測定者等が
不用意に触れたとしても、回転テーブル20は回
転されることがなく、従つて、回転体12の回転
もなされない。
上述のような本実施例によれば、エアベアリン
グユニツト10で支持された回転テーブル20
は、回転テーブル20の不使用時には、ロツク装
置30の作用により一側即ち下方に押付けられて
回転がロツクされるため、回転テーブル20を不
用意に回動することによつてエアベアリングユニ
ツト10の構成要素が損傷されるとうことが防止
される。また、ロツク装置30による回転テーブ
ル20のロツクは、ばね35により機械的に行わ
れるので、電気等の消耗がなく経済的であるばか
りでなく、確実性がある。更に、ロツク装置30
は回転テーブル20の180度位置の2箇所に設け
られているため、回転テーブル20は傾斜される
ことなく軸方向に平行に押圧され、ロツク作用が
確実にできるとともに、回転体12とエア室13
の内面16との当接も片当り等がなく全面で均一
に当接されることとなる。また、ロツク装置30
のクランプヘツド31にはゴム等からなるクラン
プパツド32が固定されているので、回転テーブ
ル20の表面が損傷されることがなく、かつ、衝
撃音等も発生することがない。
グユニツト10で支持された回転テーブル20
は、回転テーブル20の不使用時には、ロツク装
置30の作用により一側即ち下方に押付けられて
回転がロツクされるため、回転テーブル20を不
用意に回動することによつてエアベアリングユニ
ツト10の構成要素が損傷されるとうことが防止
される。また、ロツク装置30による回転テーブ
ル20のロツクは、ばね35により機械的に行わ
れるので、電気等の消耗がなく経済的であるばか
りでなく、確実性がある。更に、ロツク装置30
は回転テーブル20の180度位置の2箇所に設け
られているため、回転テーブル20は傾斜される
ことなく軸方向に平行に押圧され、ロツク作用が
確実にできるとともに、回転体12とエア室13
の内面16との当接も片当り等がなく全面で均一
に当接されることとなる。また、ロツク装置30
のクランプヘツド31にはゴム等からなるクラン
プパツド32が固定されているので、回転テーブ
ル20の表面が損傷されることがなく、かつ、衝
撃音等も発生することがない。
なお、前記実施例においては、ロツク装置30
を回転テーブル20の180度位置に2個設けた例
につき説明したが、ロツク装置30は2個に限ら
ず3個以上でもよく、回転テーブル20の周方向
の等配位置に設けられていれば、2箇所以上の何
箇所で係合されるものであつてもよい。また、ロ
ツク装置30による回転テーブル20の係合方向
は、前記実施例のように下方に押圧するものに限
らず、これとは逆に上方に押圧し、回転体12の
上面をエア室13の内面に当接させるものであつ
てもよいが、前記実施例のように下方に押圧する
ようにすれば、重力をそのまま利用できるので係
合をより確実にできる。更に、回転テーブル20
上には被測定物50を心出しして取付けるための
通常構造の心出し装置が設けられていてもよい。
また、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、本考案の目的を達成し得る範囲での構造変
更は本考案に含まれるものである。
を回転テーブル20の180度位置に2個設けた例
につき説明したが、ロツク装置30は2個に限ら
ず3個以上でもよく、回転テーブル20の周方向
の等配位置に設けられていれば、2箇所以上の何
箇所で係合されるものであつてもよい。また、ロ
ツク装置30による回転テーブル20の係合方向
は、前記実施例のように下方に押圧するものに限
らず、これとは逆に上方に押圧し、回転体12の
上面をエア室13の内面に当接させるものであつ
てもよいが、前記実施例のように下方に押圧する
ようにすれば、重力をそのまま利用できるので係
合をより確実にできる。更に、回転テーブル20
上には被測定物50を心出しして取付けるための
通常構造の心出し装置が設けられていてもよい。
また、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、本考案の目的を達成し得る範囲での構造変
更は本考案に含まれるものである。
[考案の効果]
上述のように本考案によれば、エアベアリング
により回転自在に支持された回転テーブル装置に
おいて、エア遮断時における回転テーブルの不用
意の回動を有効に阻止することができ、エアベア
リングユニツトの構成要素の損傷を有効に防止で
きるという効果がある。
により回転自在に支持された回転テーブル装置に
おいて、エア遮断時における回転テーブルの不用
意の回動を有効に阻止することができ、エアベア
リングユニツトの構成要素の損傷を有効に防止で
きるという効果がある。
第1図は本考案の一実施例の全体の概略構成を
示す断面図、第2図は第1図の要部のより具体的
な構成を示す拡大断面図である。 1……フレーム本体、4……エア源、10……
エアベアリングユニツト、12……回転体、13
……エア室、14……エア供給手段、20……回
転テーブル、27……モータ、30……ロツク装
置、31……クランプヘツド、35……ばね、4
0……ロツク解放手段、50……被測定物。
示す断面図、第2図は第1図の要部のより具体的
な構成を示す拡大断面図である。 1……フレーム本体、4……エア源、10……
エアベアリングユニツト、12……回転体、13
……エア室、14……エア供給手段、20……回
転テーブル、27……モータ、30……ロツク装
置、31……クランプヘツド、35……ばね、4
0……ロツク解放手段、50……被測定物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 被測定物を載置する回転テーブルに連結されて
回転テーブルと一体回転される回転体、この回転
体を包囲するエア室、およびこのエア室内に前記
回転体の全面に対して等圧エアを供給するエア供
給手段を含んで構成されるエアベアリングユニツ
トと、 前記回転テーブルの周方向2箇所以上で係合さ
れるとともにばねの付勢力により駆動されて前記
回転体の軸直交方向の一側面をこの一側面に対向
されるエア室の内面に強制的に押接させるロツク
装置と、 前記エア供給手段からのエアにより前記ばねの
付勢力に抗してロツク装置を解放させるロツク解
放手段と、 を具備したことを特徴とする測定機の回転テーブ
ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16324484U JPH038969Y2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16324484U JPH038969Y2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6179207U JPS6179207U (ja) | 1986-05-27 |
JPH038969Y2 true JPH038969Y2 (ja) | 1991-03-06 |
Family
ID=30721103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16324484U Expired JPH038969Y2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH038969Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9746302B2 (en) | 2014-11-10 | 2017-08-29 | Mitutoyo Corporation | Method of placing work piece on table of measuring device |
-
1984
- 1984-10-29 JP JP16324484U patent/JPH038969Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9746302B2 (en) | 2014-11-10 | 2017-08-29 | Mitutoyo Corporation | Method of placing work piece on table of measuring device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6179207U (ja) | 1986-05-27 |
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