JPH0389322A - 液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、二層セルタイプの液晶表示素子に関するもの
である。

〔従来の技術〕

第３図に従来の二層セルタイプＳＴＮ　（Ｄ−８Ｔ、Ｎ
ＴＮ等）を示す。図中、Ａ′は駆動セル、Ｂ′は補償セ
ルで、両セルＡ’　、Ｂ’が積層されて背景色の無彩色
化み図られている。補償セルＢ′は、駆動セルＡ′と同
じツイスト角（１８０〜３６０°）を持ち、逆方向にね
じれた構造となっている。

この種の液晶表示素子では、補償セルＢ′側の屈折率異
方性Δｎと液晶層の厚みｄの積Δｎ−ｄを駆動側のΔｎ
−ｄより若干小さくすると、コントラストが良くなる。

〔発明が解決しようとする課題） このように補償側のΔｎ−ｄを駆動側Δｎ−ｄより小さ
くするためには、次の二つの方法がある。

〈１〉補償セルＢ′の液晶層の厚みｄを小さくする。

■補償セルＢ′の液晶のΔｎを小さくする。

しかし、０）の場合、液晶層の厚みｄを細かく制御する
のは、製造上困難である。

また、■の場合は液晶を変更することになり、波長分散
、温度変化による補償範囲の低下が起こる。

本発明の目的は、表示品質を維持しながら、容易にコン
トラストを向上させることができる二層セルタイプの液
晶表示素子を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、光学補償効果を持つ二層セルタイプの液晶表
示素子において、補償セル側のΔｎ−ｄが駆動セル側の
Δｎ−ｄより小さくなるようにプレチルト角を変化させ
たことを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示すもので、Ａは駆動セル
、Ｂは補償セルである。補償セルＢは、従来と同様に前
記駆動セルＡと同じツイスト（ｔｗｉｓｔ）角を持ち、
逆方向にねじれた構造となっている。

本実施例では、補償セルＢ側のΔｎ−ｄを駆動セルＡ側
のΔｎ−ｄより小さくするため、そのプレチルト角θ２
を駆動側のプレチルト角θ１と異ならせている。このた
めには、液晶配向層の処理（焼成温度、ラビング条件等
〉または配向層自体を変化させる。この時のプレチルト
角は、液晶を駆動させないため、ツイストさせるだけの
配向力があれば任意に選択でき、比較的容易に実施でき
る。

このようにプレチルト角を変えれば、補償側のΔｎ−ｄ
を微細に制御することができ、駆動側の△ｎ−ｄより小
さくすることが容易であり、所要の表示品質でコントラ
ストがアップする。

第２図は補償側のΔｎ−ｄと駆動側のΔｎ−ｄを変えた
時のＶ−Ｔ特性を示すもので、曲線１１が補償側と駆動
側のΔｎ−ｄが等しい場合、曲線１２が補償側のΔｎ−
ｄが駆動側より小さい場合であり、非選択電圧（Ｖｏ　
ｆ　ｆ　）時の透過率Ｔが小さい曲線１２の場合の方が
コントラストは良好となる。

なお、前記駆動セルＡと補償セルＢは、プレチルト角が
異なる他は、略同−構造であり、ＩＡ。

１Ｂ、１１Ａ及び１１Ｂは透明基板（ガラス板）、２Ａ
、２Ｂ、１２Ａ及び１２Ｂは透明電極、３Ａ。

３Ｂ、１３Ａ及び１３Ｂは液晶配向層、４及び１４は液
晶（ＬＣ）層、５及び１５は偏光板、６は駆動用電源で
ある。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、液晶配向層のプレチルト
角を変化させて補償側Δｎ−ｄを駆動側Δｎ−ｄより小
さくするようにしので、微細な制御でコントラストを向
上させることができる。しかも、プレチルト角は、液晶
配向層の処理（焼成温度、ラビング条件等）を変えたり
液晶配向層自体を変えることによって変化させることが
でき、液晶層の厚みｄや△ｎを変える方法がより容易で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る液晶表示素子の一実施例を示す断
面図、第２図は二層セルタイプＳＴＮのＶ−Ｔ特性図、
第３図は従来例を示す断面図である。 Ａ・・・駆動セル、Ｂ・・・補償セル、θ１．θ２−・
・・プレチルト角、 ＩＡ、１Ｂ、１１Ａ、１１Ｂ・・・ガラス板、２Ａ、２
８．１２Ａ、１２Ｂ・・・透明電極、３Ａ、３Ｂ、１３
Ａ、１３Ｂ・・・配向層、４．１４・・・液晶層、 ５．１５・・・偏光板、 ６・・・駆動用電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光学補償効果を持つ二層セルタイプの液晶表示素子にお
   いて、補償セル側のΔｎ・ｄが駆動セル側のΔｎ・ｄよ
   り小さくなるようにプレチルト角を変化させたこを特徴
   とする液晶表示素子。