JPH0388741A - 線量計用ガラス - Google Patents
線量計用ガラスInfo
- Publication number
- JPH0388741A JPH0388741A JP22567189A JP22567189A JPH0388741A JP H0388741 A JPH0388741 A JP H0388741A JP 22567189 A JP22567189 A JP 22567189A JP 22567189 A JP22567189 A JP 22567189A JP H0388741 A JPH0388741 A JP H0388741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- metaphosphate
- dosimeter
- sensitivity
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 title claims abstract description 55
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 18
- RNJWWPJDKFJOGY-UHFFFAOYSA-M 13465-96-8 Chemical compound [Ag+].[O-]P(=O)=O RNJWWPJDKFJOGY-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims abstract description 5
- 229910019142 PO4 Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 239000003513 alkali Substances 0.000 claims abstract description 5
- DHAHRLDIUIPTCJ-UHFFFAOYSA-K aluminium metaphosphate Chemical compound [Al+3].[O-]P(=O)=O.[O-]P(=O)=O.[O-]P(=O)=O DHAHRLDIUIPTCJ-UHFFFAOYSA-K 0.000 claims abstract description 5
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N boric acid Chemical compound OB(O)O KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- 239000004327 boric acid Substances 0.000 claims abstract description 5
- RHJYKEDKMHDZBL-UHFFFAOYSA-L metaphosphoric acid (hpo3), magnesium salt Chemical compound [Mg+2].[O-]P(=O)=O.[O-]P(=O)=O RHJYKEDKMHDZBL-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims abstract description 5
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-K phosphate Chemical compound [O-]P([O-])([O-])=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-K 0.000 claims abstract description 5
- 239000010452 phosphate Substances 0.000 claims abstract description 5
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 claims description 5
- MOMKYJPSVWEWPM-UHFFFAOYSA-N 4-(chloromethyl)-2-(4-methylphenyl)-1,3-thiazole Chemical compound C1=CC(C)=CC=C1C1=NC(CCl)=CS1 MOMKYJPSVWEWPM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- XNJIKBGDNBEQME-UHFFFAOYSA-L barium(2+);dioxido(oxo)phosphanium Chemical compound [Ba+2].[O-][P+]([O-])=O.[O-][P+]([O-])=O XNJIKBGDNBEQME-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 4
- ROPDWRCJTIRLTR-UHFFFAOYSA-L calcium metaphosphate Chemical compound [Ca+2].[O-]P(=O)=O.[O-]P(=O)=O ROPDWRCJTIRLTR-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 4
- MRVHOJHOBHYHQL-UHFFFAOYSA-M lithium metaphosphate Chemical compound [Li+].[O-]P(=O)=O MRVHOJHOBHYHQL-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 4
- OQZCJRJRGMMSGK-UHFFFAOYSA-M potassium metaphosphate Chemical compound [K+].[O-]P(=O)=O OQZCJRJRGMMSGK-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 4
- 229940099402 potassium metaphosphate Drugs 0.000 claims description 4
- RMAQACBXLXPBSY-UHFFFAOYSA-N silicic acid Chemical compound O[Si](O)(O)O RMAQACBXLXPBSY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 235000019983 sodium metaphosphate Nutrition 0.000 claims description 4
- RYFMWSXOAZQYPI-UHFFFAOYSA-K trisodium phosphate Chemical compound [Na+].[Na+].[Na+].[O-]P([O-])([O-])=O RYFMWSXOAZQYPI-UHFFFAOYSA-K 0.000 claims description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 34
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 16
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract description 11
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 8
- 239000006121 base glass Substances 0.000 abstract description 4
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 125000005341 metaphosphate group Chemical group 0.000 abstract 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 abstract 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 abstract 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 7
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 7
- 239000006063 cullet Substances 0.000 description 5
- 239000005365 phosphate glass Substances 0.000 description 5
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 5
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 5
- -1 silver ions Chemical class 0.000 description 5
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000001917 fluorescence detection Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- GUTLYIVDDKVIGB-OUBTZVSYSA-N Cobalt-60 Chemical compound [60Co] GUTLYIVDDKVIGB-OUBTZVSYSA-N 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、放射線の線量当量を測定するための蛍光ガラ
ス線量計に使用される線量計用ガラス、特に放射線量に
対する蛍光検出感度を調節することができる線量計用ガ
ラスに関する。
ス線量計に使用される線量計用ガラス、特に放射線量に
対する蛍光検出感度を調節することができる線量計用ガ
ラスに関する。
(従来の技術)
一般に蛍光ガラス線量計は、銀イオンを含有したりん酸
塩ガラス(以下、銀活性りん酸塩ガラスと呼称す)を検
出素子として用いられており、この銀活性りん酸塩ガラ
スは放射線に被曝すると、ガラス中に蛍光中心を生じ、
波長300〜400nmの紫外線で励起することにより
橙色の蛍光を発する。
塩ガラス(以下、銀活性りん酸塩ガラスと呼称す)を検
出素子として用いられており、この銀活性りん酸塩ガラ
スは放射線に被曝すると、ガラス中に蛍光中心を生じ、
波長300〜400nmの紫外線で励起することにより
橙色の蛍光を発する。
この蛍光強度は放射線の被曝量に比例するので蛍光強度
を測定することにより放射線量を求めることができるも
のである。
を測定することにより放射線量を求めることができるも
のである。
しかして、前記放射線量の測定方法は紫外線励起用光源
からの光を光学フィルタを介して所定波長以上の光を遮
断した後、透過した紫外線を直方体状の銀活性りん酸塩
ガラス素子の片面に垂直に入射させる。
からの光を光学フィルタを介して所定波長以上の光を遮
断した後、透過した紫外線を直方体状の銀活性りん酸塩
ガラス素子の片面に垂直に入射させる。
そこで、上記紫外線励起により銀活性りん酸塩ガラスか
ら発する蛍光を入射光線に対し直角方向に導く。そして
、光学的フィルタを介して所定の波長範囲外の光を遮断
した透過光を光電子増倍管等により変換し、その出力信
号から蛍光強度を測定するようにしている。
ら発する蛍光を入射光線に対し直角方向に導く。そして
、光学的フィルタを介して所定の波長範囲外の光を遮断
した透過光を光電子増倍管等により変換し、その出力信
号から蛍光強度を測定するようにしている。
従来、蛍光ガラス線量計粗銀活性りん酸塩ガラスは、所
定の原料バッチを石英るつぼ内で加熱溶融した後、一定
の形状に鋳型成形し、切断、研磨の各工程を経て所定の
直方体に加工され、線量計用ガラスとして使用するよう
になっている。
定の原料バッチを石英るつぼ内で加熱溶融した後、一定
の形状に鋳型成形し、切断、研磨の各工程を経て所定の
直方体に加工され、線量計用ガラスとして使用するよう
になっている。
しかるに、重量計用ガラスは、同一製造条件で製作され
た場合でも製造ロットによって放射線量に対する蛍光検
出感度(以下、感度という)に差異があるため、放射線
量の測定に信頼性を低下させる要因の1つになっていた
。
た場合でも製造ロットによって放射線量に対する蛍光検
出感度(以下、感度という)に差異があるため、放射線
量の測定に信頼性を低下させる要因の1つになっていた
。
そこで、線量計用ガラスの製造ロフト間における感度差
を小さくするための手段が種々提案されている。例えば
特開昭63−79084号公報には製造ロット毎に線量
計用ガラスの面取り幅を調節可能にしたもの、また特開
昭63−145984号公報には線量計用ガラスの任意
の面に対し全部又は一部が光を線量計用ガラスの内部に
反射するようにし、その反射の度合いを製造ロット毎に
変化させるようにしたものなどがそれぞれ開示されてい
る。
を小さくするための手段が種々提案されている。例えば
特開昭63−79084号公報には製造ロット毎に線量
計用ガラスの面取り幅を調節可能にしたもの、また特開
昭63−145984号公報には線量計用ガラスの任意
の面に対し全部又は一部が光を線量計用ガラスの内部に
反射するようにし、その反射の度合いを製造ロット毎に
変化させるようにしたものなどがそれぞれ開示されてい
る。
しかしながら、これらの方法はいずれも感度の低いもの
を高くさせるのに効果があるのに対し。
を高くさせるのに効果があるのに対し。
感度が高すぎるものを下げる効果が得られないのが現状
である。そのため、依然として線量計用ガラスの製造ロ
ット間に感度差が生ずるという問題を有していた。
である。そのため、依然として線量計用ガラスの製造ロ
ット間に感度差が生ずるという問題を有していた。
(発明が解決しようとする課題)
従来、線量計用ガラスは製造ロフト毎の感度差に対し低
いものを高くすることができても感度が基準値よりも高
いものを低くすることができないという問題があった。
いものを高くすることができても感度が基準値よりも高
いものを低くすることができないという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、線
量計用ガラスの成分中に紫外線を吸収する金属の含有量
を感度に合わせて調節することにより、製造ロン1−間
の感度差を縮小することができる線量計用ガラスを提供
することを目的とする。
量計用ガラスの成分中に紫外線を吸収する金属の含有量
を感度に合わせて調節することにより、製造ロン1−間
の感度差を縮小することができる線量計用ガラスを提供
することを目的とする。
(発明が課題を解決するための手段)
本発明は上記課題を解決するために1重量百分率でメタ
リン酸アルミニウム30〜70%と、メタリン酸リチウ
ム、メタリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウムお
よびメタリン酸カリウムの群から選択された少なくとも
1種のアルカリりん酸塩20〜70%と、メタリン酸銀
0.1〜10%を必須成分とし、メタリン酸マグネシウ
ム、メタリン酸カルシウム、メタリン酸バリウム40%
以下及び硼酸、珪酸、アルミナ20%以下の少なくとも
1種を含有する基礎ガラス100重量%に対し、ガラス
成分中に紫外線を吸収する金属を1 ppm〜500p
pm含有させることを特徴とする。
リン酸アルミニウム30〜70%と、メタリン酸リチウ
ム、メタリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウムお
よびメタリン酸カリウムの群から選択された少なくとも
1種のアルカリりん酸塩20〜70%と、メタリン酸銀
0.1〜10%を必須成分とし、メタリン酸マグネシウ
ム、メタリン酸カルシウム、メタリン酸バリウム40%
以下及び硼酸、珪酸、アルミナ20%以下の少なくとも
1種を含有する基礎ガラス100重量%に対し、ガラス
成分中に紫外線を吸収する金属を1 ppm〜500p
pm含有させることを特徴とする。
(作 用)
本発明は線量計用ガラスの成分中に紫外線を吸収する金
属を1 ppm〜500ppm含有させ、その量を調節
してカレット溶融することにより、ガラス線量計の感度
が高いものを下げることができるという立証にもとづく
ものである。
属を1 ppm〜500ppm含有させ、その量を調節
してカレット溶融することにより、ガラス線量計の感度
が高いものを下げることができるという立証にもとづく
ものである。
したがって、ガラス線量計の感度を所定範囲に調節する
ことにより製造ロット間の感度差を縮小することができ
る。
ことにより製造ロット間の感度差を縮小することができ
る。
ここで、紫外線を吸収する金属の含有量が500ppm
以上になると、線量計用ガラスの感度を評価するための
蛍光強度が弱くなり、測定精度が低下する虞れを有して
いる。
以上になると、線量計用ガラスの感度を評価するための
蛍光強度が弱くなり、測定精度が低下する虞れを有して
いる。
(実施例)
以下1本発明を第1図および第2図を参照しながら説明
する。すでに、線量計用ガラスの面取り幅を任意の面金
部、又は一部を光反射するように加工し、その反射面か
ら線量計用ガラス内に反射する光量を変化できるように
する。そこで、蛍光検出面から放射される蛍光の量を調
整することにより線量計用ガラスは感度のばらつきを補
正できることが実験の結果判明し提案されている。
する。すでに、線量計用ガラスの面取り幅を任意の面金
部、又は一部を光反射するように加工し、その反射面か
ら線量計用ガラス内に反射する光量を変化できるように
する。そこで、蛍光検出面から放射される蛍光の量を調
整することにより線量計用ガラスは感度のばらつきを補
正できることが実験の結果判明し提案されている。
さらに、本発明は線量計用ガラスを所定の原料バッチで
加熱溶融し、同一製造条件で製作したにも拘らず感度の
高かったロッ1〜については、この線量計用ガラスのカ
レットに紫外線を吸収する金属、たとえばFeを原料の
形で含有させ、かつその量を調節してカレット溶融する
こ辷により、感度が高いものを下げることができる。し
たがって。
加熱溶融し、同一製造条件で製作したにも拘らず感度の
高かったロッ1〜については、この線量計用ガラスのカ
レットに紫外線を吸収する金属、たとえばFeを原料の
形で含有させ、かつその量を調節してカレット溶融する
こ辷により、感度が高いものを下げることができる。し
たがって。
線量計用ガラスのロット間に感度差が生じた場合でも感
度のばらつきを補正できるここが実験の結果判明した。
度のばらつきを補正できるここが実験の結果判明した。
そこで、本発明は波長300〜400nmにおける紫外
線領域の吸収度合いを変えることにより、線量計用ガラ
スから発生する蛍光の割合を調節し、感度ばらつきを補
正しようとするものである。
線領域の吸収度合いを変えることにより、線量計用ガラ
スから発生する蛍光の割合を調節し、感度ばらつきを補
正しようとするものである。
つぎに、本発明を第工図および第2図を参照しながら説
明する。まず、重量百分率でメタリン酸アルミニウム3
0〜70%と、メタリン酸リチウム、メタリン酸ナトリ
ウム、オルトリン酸ナトリウムおよびメタリン酸カリウ
ムの群から選択された少なくとも1種のアルカリりん酸
塩20〜70%と、メタリン酸銀0.1〜10%を必須
成分とし、メタリン酸マグネシウム、メタリン酸カルシ
ウム、メタリン酸バリウムのうち少なくとも1種を40
%以下及び硼酸、珪酸、アルミナのうち少なくとも1種
を20%以下含有する基礎ガラス100重量%から成る
所定の原料バッチで加熱溶融し、同一条件で線量計用ガ
ラスを製作する。このときの線量計用ガラスのうち、基
準ロット(&1)に対して感度の異なる試料(Nα2〜
Nti6)の50ツトにそれぞれコバルト60(′。G
o)のγ線でIGyの標準照射を行ない、蛍光中心のビ
ルドアップを完了させて相対蛍光強度(α)を測定した
のが第工表である。第1表中、相対透過率(β)は波長
350nmにおける分光透過率を相対値で示したもので
ある。E記第1表の測定では試料の相対蛍光強度(α)
が全て基準ロットよりも高い値を示しているものとする
。
明する。まず、重量百分率でメタリン酸アルミニウム3
0〜70%と、メタリン酸リチウム、メタリン酸ナトリ
ウム、オルトリン酸ナトリウムおよびメタリン酸カリウ
ムの群から選択された少なくとも1種のアルカリりん酸
塩20〜70%と、メタリン酸銀0.1〜10%を必須
成分とし、メタリン酸マグネシウム、メタリン酸カルシ
ウム、メタリン酸バリウムのうち少なくとも1種を40
%以下及び硼酸、珪酸、アルミナのうち少なくとも1種
を20%以下含有する基礎ガラス100重量%から成る
所定の原料バッチで加熱溶融し、同一条件で線量計用ガ
ラスを製作する。このときの線量計用ガラスのうち、基
準ロット(&1)に対して感度の異なる試料(Nα2〜
Nti6)の50ツトにそれぞれコバルト60(′。G
o)のγ線でIGyの標準照射を行ない、蛍光中心のビ
ルドアップを完了させて相対蛍光強度(α)を測定した
のが第工表である。第1表中、相対透過率(β)は波長
350nmにおける分光透過率を相対値で示したもので
ある。E記第1表の測定では試料の相対蛍光強度(α)
が全て基準ロットよりも高い値を示しているものとする
。
そこで、本発明は上記線量計用ガラスのうち島1ガラス
カレット中に溶融成形後のガラスに対して紫外線を吸収
する金属、たとえばFe分が1 ppm〜500ppm
となるように高純度のFew o、を含有させてカレン
ト溶融し、同一条件で80ツトの試料を製作した。そし
て、各試料に放射線を被曝処理した後の蛍光強度及び透
過率を測定したのが第2表である。なお、各測定値は前
記&lロットを基準とする相対値を示す。
カレット中に溶融成形後のガラスに対して紫外線を吸収
する金属、たとえばFe分が1 ppm〜500ppm
となるように高純度のFew o、を含有させてカレン
ト溶融し、同一条件で80ツトの試料を製作した。そし
て、各試料に放射線を被曝処理した後の蛍光強度及び透
過率を測定したのが第2表である。なお、各測定値は前
記&lロットを基準とする相対値を示す。
(以下余白)
第
表
図中、第1図はガラス中のFe含有量と相対蛍光強度と
の関係を示し、第2図は波長250n■がら450nu
における基準ロットおよび試料番号&4. Na6の相
対透過率を示したものである。
の関係を示し、第2図は波長250n■がら450nu
における基準ロットおよび試料番号&4. Na6の相
対透過率を示したものである。
つぎに、線量計用ガラスの製造ロフトにおいて、第2表
に示す測定結果を参考にしてNu 10ツト(基準)に
合致するよう第1表のロフト毎試料に紫外線を吸収する
金属、たとえばFe分を含有させ、そのFe含有量をm
節してカレント溶融し、同一製造条件で製作する。そし
て、これらの試料(弘2〜F、o 6 )に放射線を被
曝処理した後、蛍光強度を測定したのが第3表である。
に示す測定結果を参考にしてNu 10ツト(基準)に
合致するよう第1表のロフト毎試料に紫外線を吸収する
金属、たとえばFe分を含有させ、そのFe含有量をm
節してカレント溶融し、同一製造条件で製作する。そし
て、これらの試料(弘2〜F、o 6 )に放射線を被
曝処理した後、蛍光強度を測定したのが第3表である。
なお、第3表の測定値は&10ットを基準とする相対値
を示す。
を示す。
第3表
上記第3表の測定値から明らかなように感度の高いロッ
トの線量計用ガラスは紫外線を吸収する金属Feを含有
することにより、蛍光強度が下り所定の範囲に’IIA
Bすることができる。
トの線量計用ガラスは紫外線を吸収する金属Feを含有
することにより、蛍光強度が下り所定の範囲に’IIA
Bすることができる。
すなわち、線量計用ガラスの成分中に紫外線を吸収する
金属、たとえばFeを原料の形で含有させ、その含有量
を調節してカレット溶融することにより感度の高いもの
を下げることができる。これによって、ガラス&!短針
の感度を所定の範囲に調節し、製造ロフト間の感度差を
縮小するここが可能である。
金属、たとえばFeを原料の形で含有させ、その含有量
を調節してカレット溶融することにより感度の高いもの
を下げることができる。これによって、ガラス&!短針
の感度を所定の範囲に調節し、製造ロフト間の感度差を
縮小するここが可能である。
第3表において、紫外線を吸収する金属の含有量を50
0pp冨以下として測定値を求めたが500ppm以上
含有させた場合、線量計用ガラスの蛍光強度が弱くなり
、測定精度が低下するおそれがあるため測定を省略した
。
0pp冨以下として測定値を求めたが500ppm以上
含有させた場合、線量計用ガラスの蛍光強度が弱くなり
、測定精度が低下するおそれがあるため測定を省略した
。
なお、上記実施例では紫外線を吸収する金属としてF6
を含有して説明したが、これに限定されるものではなく
、例えば紫外線を吸収する他の金属としてTi、 Ce
等を含有させてもよく、同様の効果が得られるものであ
る。
を含有して説明したが、これに限定されるものではなく
、例えば紫外線を吸収する他の金属としてTi、 Ce
等を含有させてもよく、同様の効果が得られるものであ
る。
(発明の効果)
以上説明したように本発明によれば、重量百分率でメタ
リン酸アルミニウム30〜70%と、メタリン酸リチウ
ム、メタリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウム、
およびメタリン酸カリウムの群から選択した少なくとも
1種のアルカリりん酸塩20〜70%とメタリン酸銀0
.1〜10%を必須成分とし、メタリン酸マグネシウム
、メタリン酸カルシウム、メタリン酸バリウムのうち少
なくとも1種を40%以下および硼酸、珪酸、アルミナ
のうち少なくとも1種を20%以下含有する基礎ガラス
100重量%に対し、ガラス成分中に紫外線を吸収する
金属の量をippm〜500ppmに調節してS短針用
ガラスを製作したため、蛍光感度の高いものを下げるこ
とができる。
リン酸アルミニウム30〜70%と、メタリン酸リチウ
ム、メタリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウム、
およびメタリン酸カリウムの群から選択した少なくとも
1種のアルカリりん酸塩20〜70%とメタリン酸銀0
.1〜10%を必須成分とし、メタリン酸マグネシウム
、メタリン酸カルシウム、メタリン酸バリウムのうち少
なくとも1種を40%以下および硼酸、珪酸、アルミナ
のうち少なくとも1種を20%以下含有する基礎ガラス
100重量%に対し、ガラス成分中に紫外線を吸収する
金属の量をippm〜500ppmに調節してS短針用
ガラスを製作したため、蛍光感度の高いものを下げるこ
とができる。
したがって、線量計用ガラスの蛍光感度は所定範囲内に
調節可能となり、製造ロット間の感度差を縮少すること
ができ、放射線量測定の信頼性を向上させることができ
るという利点を有している。
調節可能となり、製造ロット間の感度差を縮少すること
ができ、放射線量測定の信頼性を向上させることができ
るという利点を有している。
また、研磨加工後の線量計用ガラスに対しては感度調節
の処理を行なう必要もなくなり1作業性の向上を図るこ
とができるという効果を奏するものである。
の処理を行なう必要もなくなり1作業性の向上を図るこ
とができるという効果を奏するものである。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はガラス
中のFe含有量り相対蛍光強度との関係を示す特性図、
第2図は基準のNa Lロットおよび試料番号Nα4、
&6の波長に対する相対透過率を示す特性図である。
中のFe含有量り相対蛍光強度との関係を示す特性図、
第2図は基準のNa Lロットおよび試料番号Nα4、
&6の波長に対する相対透過率を示す特性図である。
Claims (1)
- 重量百分率でメタリン酸アルミニウム30〜70%と、
メタリン酸リチウム、メタリン酸ナトリウム、オルトリ
ン酸ナトリウムおよびメタリン酸カリウムの群から選択
された少なくとも1種のアルカリりん酸塩20〜70%
と、メタリン酸銀0.1〜10%を必須成分とし、メタ
リン酸マグネシウム、メタリン酸カルシウム、メタリン
酸バリウムのうち少なくとも1種を40%以下及び硼酸
、珪酸、アルミナのうち少なくとも1種を20%以下含
有する基礎ガラス100重量%に対し、ガラス成分中に
紫外線を吸収する金属を1ppm〜500ppm含有す
ることを特徴とする線量計用ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22567189A JPH0388741A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 線量計用ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22567189A JPH0388741A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 線量計用ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388741A true JPH0388741A (ja) | 1991-04-15 |
Family
ID=16832960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22567189A Pending JPH0388741A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 線量計用ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0388741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280235A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-11-20 | Olympus Corp | 光学ガラス及びこれを使用した光学装置 |
JP2014130023A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Chiyoda Technol Corp | 蛍光ガラス線量計用ガラス及び蛍光ガラス線量計 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4916712A (ja) * | 1972-04-01 | 1974-02-14 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP22567189A patent/JPH0388741A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4916712A (ja) * | 1972-04-01 | 1974-02-14 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280235A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-11-20 | Olympus Corp | 光学ガラス及びこれを使用した光学装置 |
JP2014088321A (ja) * | 2007-04-09 | 2014-05-15 | Olympus Corp | 光学ガラス及びこれを使用した光学装置 |
JP2014130023A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Chiyoda Technol Corp | 蛍光ガラス線量計用ガラス及び蛍光ガラス線量計 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Parke et al. | The optical properties of thallium, lead and bismuth in oxide glasses | |
Wagh et al. | Gamma rays interactions with Eu2O3 doped lead fluoroborate glasses | |
Schroeder et al. | Analysis of geologic materials using an automated x‐ray fluorescence system | |
EP0662933B1 (en) | Novel composites for glass | |
Sarkies et al. | Variation of Nd3+ cross section for stimulated emission with glass composition | |
JP6748435B2 (ja) | 蛍光ガラス線量計用ガラス | |
Hashikawa et al. | Radiophotoluminescence phenomenon in copper‐doped aluminoborosilicate glass | |
Iwao et al. | Ag-doped phosphate glass with high weathering resistance for RPL dosimeter | |
ElBatal et al. | γ-ray interaction with bioglasses containing transition metal ions | |
Padlyak et al. | Local structure, spectroscopic properties and intrinsic photoluminescence of the un-doped lead-containing glasses of different composition | |
Edgar | Optical properties of glasses | |
Kalyani et al. | Synthesis, thermal, optical, and radiation-absorbing properties of Bi2O3-Li2O-As2O3-B2O3 glasses | |
US4328299A (en) | Polychromatic glasses and method | |
Swarts et al. | Phototropy of Reduced Silicate Glasses Containing the 570 m° Color Center | |
JPH0388741A (ja) | 線量計用ガラス | |
JP7397565B2 (ja) | 放射線検出用ガラス | |
Ghoneim et al. | Gamma‐Ray Interaction with Lead Borate and Lead Silicate Glasses Containing Manganese | |
JPS6351983B2 (ja) | ||
US3615761A (en) | Phototropic articles containing thallous halide | |
JP4799726B2 (ja) | 耐紫外線ガラス | |
WO2018159194A1 (ja) | 放射線検出用ガラス | |
JP7032697B2 (ja) | 放射線検出用ガラスの製造方法 | |
JP7022386B2 (ja) | 放射線検出用ガラスの製造方法 | |
JP2018150190A (ja) | 放射線検出用ガラス | |
Elkhoshkhany et al. | Spectroscopic Properties of Alumina Borosilicate Glassesw Alkaline Oxides Doped with Sm2O3 for Display Laser Emission |