JPH0386676A - ブレーキの引き摺り防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車のブレーキ引き摺り防止装置に関する
ものである。

〈従来の技術〉 エアオーバブレーキは、ブレーキバルブの開口によりエ
アタンクのエアを信号圧としてブレーキブースタに入力
し、この入力エアを倍力したオイルをブレーキ装置に供
給する構成である。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記のようなブレーキ装置において、ブレーキコントロ
ール系のトラブルでブレーキ引き摺りが発生した時に、
これを検出したり、引き摺りを自動的に軽減する手段が
講じられてない。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その特
徴とする構成は、エア信号によりオイルをブレーキ装置
に供給するブレーキブースタを備えたエアオーバブレー
キにおいて、シリンダ本体に前記エア信号のエア配管と
接続したエアシリンダと前記オイルの配管と接続したオ
イルシリンダとを直列して設け、このエアシリンダとオ
イルシリンダ内にエアピストンとオイルピストンとが一
体に形成されたピストンを摺動可能に嵌挿し、このエア
ピストンとオイルピストンとの受圧面積比を前記ブレー
キブースタのエアとオイルの倍力比の逆数に等しくした
ものである。

く作　用〉 上記の構成により、ブレーキの引き摺りが発生すると、
ブレーキ装置の過熱によってオイル配管内のオイルが膨
脹して圧力上昇し、これがオイルシリンダに入ってオイ
ルシリンダ内のオイルピストンを上昇させ、オイルシリ
ンダがアキュームレータとして作用してｒ６脹したオイ
ルの圧力を減圧し、引き摺りを減少する。また、オイル
ピストンの上昇端移動によりセンサを作動してブレーキ
引き摺りが発生したことを報知するものである。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
において、１はエアタンク、２はブレーキバルブ、４は
ブレーキブースタ、５はブレーキ装置である。前記ブレ
ーキブースタ４はブレーキバルブ２の開口によりエアタ
ンク１からエアを信号圧として入力し、これを倍力して
オイルをブレーキ装置に供給するエアオーバブレーキで
ある。ＥＰはエア配管、ＯＰはオイル配管を示す、３は
本発明装置である。

本発明装置３の構成を第２図によって説明する。６はシ
リンダ本体である。このシリンダ本体６には、前記エア
配管［Ｐと接続したエアシリンダ１１とオイル配管ＯＰ
と接続したオイルシリンダ１０とが直列して設けられて
いる。そして、エアシリンダ１１内にはエアピストン７
が、オイルシリンダ１０内にはオイルピストン８が摺動
可能に嵌挿されている。このエアピストンフォイルピス
トン８とは一体に形成され、その受圧面積比はブレーキ
ブースタ４のエアとオイルとの倍力比の逆数に等しくさ
れている４ 前記エアシリンダ１１１￥ｌにはシリンダ本体６に開口
した通気口９によって大気圧と連通ずる室１６を有し、
エアピストン７及びオイルピストン８の摺動を可能にし
ている。

前記エアシリンダ１１のエアピストン７の上昇端で作動
されるストロークスイッチ１２が取付けられ、これに電
源１３と警報ランプ１４とブザー１５とが接続された引
き摺り検出警報装置が備えられている。

本発明は上記の通りの構成であるから、通常では第２図
で示すように、エアピストン７とオイルピストン８の受
ける力が等しくなり、バランス状態を保持している。

ブレーキの引き摺りが発生すると、ブレーキ装置５の過
熱によってオイル配管ＯＰ内のオイルが膨脹して圧力上
昇する。この上昇した圧力番よオイルシリンダ１０に入
り、第３図で示すようにオイルピストン８を上昇させオ
イルシリンダ１０の容積増大する。これによりオイルの
圧力を減圧し、ブレーキの引き摺りを軽減させる。

一方、オイルピストン８の上昇により、エアピストン７
は上昇端に移動し、ストロークスイッチ１２を作動して
警報ランプ１４を点灯、ブザー１５を鳴らし、ブレーキ
の引き摺り発生を報知するものである。

〈発明の効果〉 以上のように本発明によると、エアオーバブレーキのエ
アとオイルとを利用してブレーキ引き摺り発生の時のオ
イルの熱膨張による圧力上昇をオイルシリンダにて吸収
して減圧するようにした構成であるから、ブレーキ引き
摺りを速やかに軽減すると共に、これを直ちに電気的に
検出してランプ並びにブザーにより警報するので、ブレ
ーキ引き摺りによる車両火災等のトラブルを未然に防ぐ
ことができる。殊に、エアシリンダとオイルシリンダと
は直列に配置し、これにエアピストンとオイルピストン
とが一体に形成されたピストンを嵌挿した構成であるた
め、構造が簡単でコンパクトとなり、ブレーキ配管回路
へ小スペースで設置することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置を備えたエアオーバブレーキの回路
図、第２図は本発明装置の断面図、第３図は同作動状態
の断面図である。 ４・・・ブレーキブースタ、５・・・ブレーキ装置、６
・・・シリンダ本体、７・・・エアピストン、８・・・
オイルピストン、１０・・・オイルシリンダ、１１・・
・エアシリンダ、１２・・・ストロークスイッチ、１３
・・・電源、１４・・・警報ランプ、１５・・・ブザー
、［Ｐ・・・エア配管、ＯＰ・・・オイル配管。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）エア信号によりオイルをブレーキ装置に供給する
   ブレーキブースタを備えたエアオーバブレーキにおいて
   、シリンダ本体に前記エア信号のエア配管と接続したエ
   アシリンダと前記オイルの配管と接続したオイルシリン
   ダとを直列して設け、このエアシリンダとオイルシリン
   ダ内エアピストンとオイルピストンとが一体に形成され
   てピストンを摺動可能に嵌挿し、このエアピストンとオ
   イルピストンとの受圧面積比を前記ブレーキブースタの
   エアとオイルの倍力比の逆数に等しくしたことを特徴と
   するブレーキの引き摺り防止装置。
2. （２）前記エアシリンダ側にエアピストンによつて作動
   されるオイルシリンダ内の圧力上昇を報知するセンサを
   設けた請求項１記載のブレーキの引き摺り防止装置。