JPH0386426A - 放電パルスパラメータ検出方法 - Google Patents
放電パルスパラメータ検出方法Info
- Publication number
- JPH0386426A JPH0386426A JP22370989A JP22370989A JPH0386426A JP H0386426 A JPH0386426 A JP H0386426A JP 22370989 A JP22370989 A JP 22370989A JP 22370989 A JP22370989 A JP 22370989A JP H0386426 A JPH0386426 A JP H0386426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- voltage
- type
- workpiece
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 22
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims abstract description 21
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 description 3
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 2
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 238000010891 electric arc Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000005240 physical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、放電加工の放電パルスパラメータを検出する
放電パルスパラメータ検出方法に関する。
放電パルスパラメータ検出方法に関する。
(従来の技術)
例えば放電加工にはワイヤ放電加工や形彫り放電加工な
どがあるが、このうち例えばワイヤ放電加工について説
明すると、これは被加工物に対してワイヤ電極を所定間
隔おいて配置してこれら被加工物及びワイヤ電極を加工
槽の中に浸透し、この状態に被加工物とワイヤ電極との
間に直流電圧を印加する。そして、例えばワイヤ電極を
被加工物に接近させてそのギャップ量が所定量になると
ワイヤ電極と被加工物との間にパルス放電が発生する。
どがあるが、このうち例えばワイヤ放電加工について説
明すると、これは被加工物に対してワイヤ電極を所定間
隔おいて配置してこれら被加工物及びワイヤ電極を加工
槽の中に浸透し、この状態に被加工物とワイヤ電極との
間に直流電圧を印加する。そして、例えばワイヤ電極を
被加工物に接近させてそのギャップ量が所定量になると
ワイヤ電極と被加工物との間にパルス放電が発生する。
しかるに、このパルス放電によるエネルギーによって被
加工物は加工される。
加工物は加工される。
このようなワイヤ放電加工では加工状態の良否が判断さ
れるが、この判断は放電状態が正常であるか異常である
かにより判断しており、この判断は次のような方法によ
って行われている。すなわち、 ■作業員が放電柱を目視し、この放電柱の輝度から経験
や勘によって放電状態を判断する。
れるが、この判断は放電状態が正常であるか異常である
かにより判断しており、この判断は次のような方法によ
って行われている。すなわち、 ■作業員が放電柱を目視し、この放電柱の輝度から経験
や勘によって放電状態を判断する。
■作業員が放電の音を聞き、この放電の音から経験や勘
によって放電状態を判断する。
によって放電状態を判断する。
■ワイヤ放電加工装置にオシロスコープが備えられてい
れば、このオシロスコープに例えばワイヤ電極と被加工
物との間の放電電圧及び放電電流の波形を表示させ、こ
れら放電電圧及び放電電流から放電状態を判断する。
れば、このオシロスコープに例えばワイヤ電極と被加工
物との間の放電電圧及び放電電流の波形を表示させ、こ
れら放電電圧及び放電電流から放電状態を判断する。
■ワイヤ放電加工装置に予め放電状態の良否の基準が設
定されていれば、この基準に従って放電状態を判断する
。
定されていれば、この基準に従って放電状態を判断する
。
しかしながら、上記各方法のうち■及び■の方法は定量
的な放電状態の判断でなく判断の結果にばらつきが生じ
る。又、■の方法はオシロスコープの周波数帯域が放電
よりも遅く、リアルタイムで放電電圧及び放電電流を表
示することができない。さらに、放電の発生はランダム
でありかつ放電電圧及び放電電流は保持されないので、
オシロスコープに表示されている放電電圧及び放電電流
はいつの波形か判りにくくかつ波形からは定量的な判断
が困難である。■の方法では良否の基準は例えば各メー
カにおいて設定したものであり、全ての放電状態の判断
に適用できるものではない。
的な放電状態の判断でなく判断の結果にばらつきが生じ
る。又、■の方法はオシロスコープの周波数帯域が放電
よりも遅く、リアルタイムで放電電圧及び放電電流を表
示することができない。さらに、放電の発生はランダム
でありかつ放電電圧及び放電電流は保持されないので、
オシロスコープに表示されている放電電圧及び放電電流
はいつの波形か判りにくくかつ波形からは定量的な判断
が困難である。■の方法では良否の基準は例えば各メー
カにおいて設定したものであり、全ての放電状態の判断
に適用できるものではない。
ところで、ワイヤ放電加工を行う場合、被加工物とワイ
ヤ電極との間に直流電圧を印加するが、この直流電圧を
印加する電源には大きく分けて同期式と非同期式とがあ
る。しかるに、上記放電電圧及び放電電流の波形は電源
タイプによって異なるため電源タイプによって検出方法
を変える必要がある。しかしながら、上記方法では電源
タイプを考慮して検出しておらず、信頼性の低いもので
あった。
ヤ電極との間に直流電圧を印加するが、この直流電圧を
印加する電源には大きく分けて同期式と非同期式とがあ
る。しかるに、上記放電電圧及び放電電流の波形は電源
タイプによって異なるため電源タイプによって検出方法
を変える必要がある。しかしながら、上記方法では電源
タイプを考慮して検出しておらず、信頼性の低いもので
あった。
(発明が解決しようとする課題)
以上のように電源タイプに応じて放電電圧や放電電流の
検出に対する信頼性が低くものであった。
検出に対する信頼性が低くものであった。
そこで本発明は、電源タイプに応じて放電電圧や放電電
流の放電パルスパラメータを正確に検出できる放電パル
スパラメータ検出方法を提供することを目的とする。
流の放電パルスパラメータを正確に検出できる放電パル
スパラメータ検出方法を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段と作用)
本発明は、被加工物と電極との間に電圧を印加する電源
のタイプを分類し、この電源タイプに応じて放電パルス
パラメータを検出する放電波形位置を変えて放電電圧な
どの放電パルスパラ・メータを検出するようにして上記
目的を達成しようとする放電パルスパラメータ検出方法
である。
のタイプを分類し、この電源タイプに応じて放電パルス
パラメータを検出する放電波形位置を変えて放電電圧な
どの放電パルスパラ・メータを検出するようにして上記
目的を達成しようとする放電パルスパラメータ検出方法
である。
(実施例)
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は放電パルスパラメータ検出方法を適用したワイ
ヤ加工放電装置の全体構成図である。加工槽1の内部に
は被加工物2が浸透されている。
ヤ加工放電装置の全体構成図である。加工槽1の内部に
は被加工物2が浸透されている。
この被加工物2には所定間隔をおいてワイヤ電極3が配
置されている。なお、このワイヤ電極3は上部ワイヤガ
イド体4及び図示しない下部ワイヤガイド体により支持
されている。これら被加工物2とワイヤ電極3との間に
は電源5が接続されている。この場合、電源5は正極を
被加工物2に接続している。又、この電#5は同期式又
は非同期式となっており、例えば非同期式では被加工物
2とワイヤ電極3との間に無負荷電圧V、を印加し、絶
縁破壊による微小放電を発生させ、かかる微小放電を検
出したら直ちに電圧を印加して被加工物2とワイヤ電極
3との間に主放電を発生させる制御を行うものとなって
いる。そして、この電源5には電圧検出器6が並列接続
されるとともに電流検出器7が直列接続されている。
置されている。なお、このワイヤ電極3は上部ワイヤガ
イド体4及び図示しない下部ワイヤガイド体により支持
されている。これら被加工物2とワイヤ電極3との間に
は電源5が接続されている。この場合、電源5は正極を
被加工物2に接続している。又、この電#5は同期式又
は非同期式となっており、例えば非同期式では被加工物
2とワイヤ電極3との間に無負荷電圧V、を印加し、絶
縁破壊による微小放電を発生させ、かかる微小放電を検
出したら直ちに電圧を印加して被加工物2とワイヤ電極
3との間に主放電を発生させる制御を行うものとなって
いる。そして、この電源5には電圧検出器6が並列接続
されるとともに電流検出器7が直列接続されている。
一方、10は放電解析装置本体であって、この解析装置
本体IOは被加工物2とワイヤ電極3との間に発生する
パルス放電の解析を行う機能を有するもので、パルス放
電を検出する際に被加・工物2とワイヤ電極3との間に
電圧を印加する電R5のタイプを認識し、この電源タイ
プに応じて放電電圧及び放電電流などの放電パラメータ
を検出する放電波形位置を変える機能を有している。具
体的に構成を説明すると、アッテネータ(ATT)11
.12が備えられ、これらアッテネータ11゜12のう
ち一方のアッテネータ11に電圧検出器6が接続される
とともに他方のアッテネータ12に電流検出器7が接続
されている。これらアッテネータ11,12にはそれぞ
れメモリが内蔵された各A/D (アナログ/ディジタ
ル)変換器13゜14が接続され、これらA/D変換器
13.14はバス15を介してCPU (中央処理装置
)16に接続されている。このCPU16にはバス15
を介してタイミングコントローラ17.RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)18、ROM(リード・オンリ
・メモリ)1つ、表示駆動部20、プリンタ駆動部21
及び入力部22が接続されている。タイミングコントロ
ーラ17はA/D変換器13.14における信号取込み
タイミングを制御するものである。又、表示駆動部20
にはCRTデイスプレィなどの表示装置23が接続され
ており、プリンタ駆動部21にはプリンタ24が、接続
されている。
本体IOは被加工物2とワイヤ電極3との間に発生する
パルス放電の解析を行う機能を有するもので、パルス放
電を検出する際に被加・工物2とワイヤ電極3との間に
電圧を印加する電R5のタイプを認識し、この電源タイ
プに応じて放電電圧及び放電電流などの放電パラメータ
を検出する放電波形位置を変える機能を有している。具
体的に構成を説明すると、アッテネータ(ATT)11
.12が備えられ、これらアッテネータ11゜12のう
ち一方のアッテネータ11に電圧検出器6が接続される
とともに他方のアッテネータ12に電流検出器7が接続
されている。これらアッテネータ11,12にはそれぞ
れメモリが内蔵された各A/D (アナログ/ディジタ
ル)変換器13゜14が接続され、これらA/D変換器
13.14はバス15を介してCPU (中央処理装置
)16に接続されている。このCPU16にはバス15
を介してタイミングコントローラ17.RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)18、ROM(リード・オンリ
・メモリ)1つ、表示駆動部20、プリンタ駆動部21
及び入力部22が接続されている。タイミングコントロ
ーラ17はA/D変換器13.14における信号取込み
タイミングを制御するものである。又、表示駆動部20
にはCRTデイスプレィなどの表示装置23が接続され
ており、プリンタ駆動部21にはプリンタ24が、接続
されている。
ROM19には、放電パラメータ検出プログラムが記憶
されており、このプログラムを実行することにより前記
CPU16は電源5のタイプを認識し、この電源タイプ
に応じて放電パルスパラメータを検出する放電波形位置
を変えて放電電圧などの放電パラメータを検出する機能
をもつものとなる。さらにROM19には放電データ作
成プログラムや放電分類プログラム、放電解析プログラ
ムなどが記憶されている。
されており、このプログラムを実行することにより前記
CPU16は電源5のタイプを認識し、この電源タイプ
に応じて放電パルスパラメータを検出する放電波形位置
を変えて放電電圧などの放電パラメータを検出する機能
をもつものとなる。さらにROM19には放電データ作
成プログラムや放電分類プログラム、放電解析プログラ
ムなどが記憶されている。
次に上記の如く構成された装置の作用について参照して
説明する。
説明する。
被加工物2とワイヤ電極3との間に直流電圧が電源6か
ら印加され、この状態に被加工物2とワイヤ電極3との
ギャップ量が所定量となると、被加工物2とワイヤ電極
3との間にパルス放電が発生し、このパルス放電のエネ
ルギにより被加工物2は加工される。
ら印加され、この状態に被加工物2とワイヤ電極3との
ギャップ量が所定量となると、被加工物2とワイヤ電極
3との間にパルス放電が発生し、このパルス放電のエネ
ルギにより被加工物2は加工される。
この状態に電圧検出器6は被加工物2とワイヤ電極3と
の間のパルス放電電圧を検出してその電圧検出信号を出
力し、又電流検出器7は被加工物2からワイヤ電極3に
流れたパルス放電電流を検出してその電流検出信号を出
力する。これら電圧検出信号及び電流検出信号はそれぞ
れアッテネータ11.12で処理しやすいレベルに減衰
されてA/D変換器13.14に入力する。このとき、
各A/D変換器13.14は共にタイミングコントロー
ラ17により制御されてそれ′ぞれ電圧検出信号、電流
検出信号をディジタル変換して取込む。
の間のパルス放電電圧を検出してその電圧検出信号を出
力し、又電流検出器7は被加工物2からワイヤ電極3に
流れたパルス放電電流を検出してその電流検出信号を出
力する。これら電圧検出信号及び電流検出信号はそれぞ
れアッテネータ11.12で処理しやすいレベルに減衰
されてA/D変換器13.14に入力する。このとき、
各A/D変換器13.14は共にタイミングコントロー
ラ17により制御されてそれ′ぞれ電圧検出信号、電流
検出信号をディジタル変換して取込む。
これらディジタル電圧検出信号及びディジタル電流信号
はそれぞれ各A/D変換器13.14内のメモリに一時
記憶され、この後にCPU16によってRAM18に移
されて記憶される。
はそれぞれ各A/D変換器13.14内のメモリに一時
記憶され、この後にCPU16によってRAM18に移
されて記憶される。
このようにディジタル電圧検出信号及びディジタル電流
信号がRAM18に記憶されると、CPU16は各ディ
ジタル電圧検出信号及びディジタル電流信号からそれぞ
れ放電電圧及び放電電流の各波形を求め、これら波形か
ら放電電圧や放電開始及び修了、又放電ピーク値や電流
パルス幅などを求める。ところで、この場合CPU16
は人力部22を通して電源5のタイプが自然放電型であ
るか定エネルギ供給型であるかを認識する。
信号がRAM18に記憶されると、CPU16は各ディ
ジタル電圧検出信号及びディジタル電流信号からそれぞ
れ放電電圧及び放電電流の各波形を求め、これら波形か
ら放電電圧や放電開始及び修了、又放電ピーク値や電流
パルス幅などを求める。ところで、この場合CPU16
は人力部22を通して電源5のタイプが自然放電型であ
るか定エネルギ供給型であるかを認識する。
ここで、CPU16がその電源5を例えば非同期式コン
デンサ電源などの自然放電型であると認識した場合につ
いて説明する。CPU16はRAM18に記憶されたデ
ィジタル電圧検出信号及びディジタル電流信号から第2
図に示すような放電電圧及び放電電流の各波形を求める
。しかるに、CPU16はこれら放電電圧及び放電電流
から放電電圧値V、、V2.V、・・・、電流ピーク値
I PI+ I P2r I P3・・・、電流パ
ルス幅P alt P d2+Po・・・ さらに放
電開始、放電終了、放電エネルギー、パルス間隔などの
各放電パルスパラメータを求める。そして、CPU16
はこれら放電パルスパラメータを放電データとしてテー
ブル化してRAM18に記憶する。
デンサ電源などの自然放電型であると認識した場合につ
いて説明する。CPU16はRAM18に記憶されたデ
ィジタル電圧検出信号及びディジタル電流信号から第2
図に示すような放電電圧及び放電電流の各波形を求める
。しかるに、CPU16はこれら放電電圧及び放電電流
から放電電圧値V、、V2.V、・・・、電流ピーク値
I PI+ I P2r I P3・・・、電流パ
ルス幅P alt P d2+Po・・・ さらに放
電開始、放電終了、放電エネルギー、パルス間隔などの
各放電パルスパラメータを求める。そして、CPU16
はこれら放電パルスパラメータを放電データとしてテー
ブル化してRAM18に記憶する。
又、CPU16が電源5を例えば非同期式定電圧印加方
式トランジスタ電源などの定エネルギ供給型であると認
識すると、RAM18に記憶されたディジタル電圧検出
信号及びディジタル電流信号から第3図に示すような放
電電圧及び放電電流の各波形を求める。ところで、電源
5が定エネルギ供給型の場合、被加工物2とワイヤ電極
3との間の放電は先ず微小放電が生じ、この後に加工の
主放電が発生する。しかるに、第3図に示す波形におい
てAは微小放電の期間であり、Bは主放電の充電期間、
Cは主放電期間、Dは休止期間、Eは次の微小放電期間
となる。そして、Va、Vbは微小放電の放電電圧、V
5は放電電圧値、■、。
式トランジスタ電源などの定エネルギ供給型であると認
識すると、RAM18に記憶されたディジタル電圧検出
信号及びディジタル電流信号から第3図に示すような放
電電圧及び放電電流の各波形を求める。ところで、電源
5が定エネルギ供給型の場合、被加工物2とワイヤ電極
3との間の放電は先ず微小放電が生じ、この後に加工の
主放電が発生する。しかるに、第3図に示す波形におい
てAは微小放電の期間であり、Bは主放電の充電期間、
Cは主放電期間、Dは休止期間、Eは次の微小放電期間
となる。そして、Va、Vbは微小放電の放電電圧、V
5は放電電圧値、■、。
IPbは電流ピーク値、Pda、Pdbは電流パルス幅
を示す。そこで、微小放電時の放電電圧Vavbは被加
工物2とワイヤ電極3との間における絶縁破壊電圧とな
っている。そして、主放電の放電電圧値vs、電流ピー
ク値IP(Pbは電源5における制御により変化しない
が、微小放電の放電電圧Va、Vbは加工状態により変
化する。従って、主放電時の放電電圧はこれら放電電圧
Vavbを検出して用いる。従って、CPU16は放電
電圧値Va、Vb、・・・、電流ピーク値IPatI
Pb+ ・・・、電流パルス幅P d a + P d
b 1 ・・・ さらに放電開始、放電終了、放電エ
ネルギー、パルス間隔などの各放電パルスパラメータを
求め、これら放電パルスパラメータを放電データとして
テーブル化してRAM18に記憶する。
を示す。そこで、微小放電時の放電電圧Vavbは被加
工物2とワイヤ電極3との間における絶縁破壊電圧とな
っている。そして、主放電の放電電圧値vs、電流ピー
ク値IP(Pbは電源5における制御により変化しない
が、微小放電の放電電圧Va、Vbは加工状態により変
化する。従って、主放電時の放電電圧はこれら放電電圧
Vavbを検出して用いる。従って、CPU16は放電
電圧値Va、Vb、・・・、電流ピーク値IPatI
Pb+ ・・・、電流パルス幅P d a + P d
b 1 ・・・ さらに放電開始、放電終了、放電エ
ネルギー、パルス間隔などの各放電パルスパラメータを
求め、これら放電パルスパラメータを放電データとして
テーブル化してRAM18に記憶する。
このようにして放電データが求められるとCPU16は
放電状態を解析する。例えば、CPU16の放電分類手
段は予め設定された放電限界電圧と各放電電圧、例えば
自然放電型であれば放電電圧値V、、V2.・・・(第
2図参照)とを比較して放電限界電圧よりもレベルが低
い放電電圧値例えばv2を異常放電であるアーク放電パ
ルス及び短絡として検出する。このように異常放電が検
出されると、この異常放電の各データがテーブルから抹
消される。次に放電分類手段は異常放電が抹消された放
電データから放電電圧値VIv3+ ・・・を抽出して
放電電圧値のヒストグラムを作成する。このようにして
作成されたヒストグラムには2つのヒストグラム群が現
れ、このうち−方のヒストグラム群は被加工物2とワイ
ヤ電極3との間が加工液の流れにより十分に清浄化され
て加工屑が取り去られた状態における正常な放電電圧を
示しており、他方のヒストグラム群は被加工物2とワイ
ヤ電極3との間にかなりの加工屑が残り、この加工屑に
よってギャップ間の抵抗値が小さくなって放電電圧が低
くても放電が生じている過渡的な放電を示している。
放電状態を解析する。例えば、CPU16の放電分類手
段は予め設定された放電限界電圧と各放電電圧、例えば
自然放電型であれば放電電圧値V、、V2.・・・(第
2図参照)とを比較して放電限界電圧よりもレベルが低
い放電電圧値例えばv2を異常放電であるアーク放電パ
ルス及び短絡として検出する。このように異常放電が検
出されると、この異常放電の各データがテーブルから抹
消される。次に放電分類手段は異常放電が抹消された放
電データから放電電圧値VIv3+ ・・・を抽出して
放電電圧値のヒストグラムを作成する。このようにして
作成されたヒストグラムには2つのヒストグラム群が現
れ、このうち−方のヒストグラム群は被加工物2とワイ
ヤ電極3との間が加工液の流れにより十分に清浄化され
て加工屑が取り去られた状態における正常な放電電圧を
示しており、他方のヒストグラム群は被加工物2とワイ
ヤ電極3との間にかなりの加工屑が残り、この加工屑に
よってギャップ間の抵抗値が小さくなって放電電圧が低
くても放電が生じている過渡的な放電を示している。
次にCPU16の解析算出手段は効率や安定度などを算
出する。例えば、効率の算出作用について説明すると、
解析算出手段はディジタル電圧検出信号及びディジタル
電流信号の信号採取期間の合計期間H8や合計期間のパ
ルス発生数Eを求め、これらからパルス発生間隔Tを算
出する。すなわち、 T−Ho/E そして、効率Qはαを定数とした次式により算出する。
出する。例えば、効率の算出作用について説明すると、
解析算出手段はディジタル電圧検出信号及びディジタル
電流信号の信号採取期間の合計期間H8や合計期間のパ
ルス発生数Eを求め、これらからパルス発生間隔Tを算
出する。すなわち、 T−Ho/E そして、効率Qはαを定数とした次式により算出する。
Q−α/下
このように効率Qが算出されると、解析算出手段は効率
Qを表示駆動部20に送って表示装置23に表示させる
。又、解析算出手段16−7は安定度や被加工物2の表
面あらさなどを求める。
Qを表示駆動部20に送って表示装置23に表示させる
。又、解析算出手段16−7は安定度や被加工物2の表
面あらさなどを求める。
このように上記一実施例においては、被加工物2とワイ
ヤ電極3との間に電圧を印加する電源5のタイプを認識
し、この電源タイプに応じて放電パルスパラメータを検
出する放電波形位置を変えて放電電圧などの放電パルス
パラメータを検出するようにしたので、電源5が自然放
電型又は定エネルギ供給型のいずれのタイプであっても
放電時における放電電圧値や電流ピーク値などの放電パ
ルスパラメータを正確に検出できる。これにより、加工
放電を正常な放電と過渡的な放電とに分類できるととも
に、加工放電の効率や安定度などを正確に求めることが
できる。
ヤ電極3との間に電圧を印加する電源5のタイプを認識
し、この電源タイプに応じて放電パルスパラメータを検
出する放電波形位置を変えて放電電圧などの放電パルス
パラメータを検出するようにしたので、電源5が自然放
電型又は定エネルギ供給型のいずれのタイプであっても
放電時における放電電圧値や電流ピーク値などの放電パ
ルスパラメータを正確に検出できる。これにより、加工
放電を正常な放電と過渡的な放電とに分類できるととも
に、加工放電の効率や安定度などを正確に求めることが
できる。
なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでなくそ
の主旨を逸脱しない範囲で変形しても良い。例えば、本
装置はワイヤ放電加工装置に限らず、形彫り放電加工や
電解加工、さらには電圧信号及び電流信号のサンプリン
グのレンジ変更により溶接機やレーザ応用機器、照明機
器、スパッタリング装置、PVDやCVDのプラズマ加
工装置などの放電応用機器にも適用できる。このうちス
パッタリング装置では放電状態を検出することで放電媒
体の流量調整ができる。
の主旨を逸脱しない範囲で変形しても良い。例えば、本
装置はワイヤ放電加工装置に限らず、形彫り放電加工や
電解加工、さらには電圧信号及び電流信号のサンプリン
グのレンジ変更により溶接機やレーザ応用機器、照明機
器、スパッタリング装置、PVDやCVDのプラズマ加
工装置などの放電応用機器にも適用できる。このうちス
パッタリング装置では放電状態を検出することで放電媒
体の流量調整ができる。
[発明の効果]
以上詳記したように本発明によれば、電源タイプに応じ
て放電電圧や放電電流の放電パルスバラメータを正確に
検出できる放電パルスパラメータ検出方法を提供できる
。
て放電電圧や放電電流の放電パルスバラメータを正確に
検出できる放電パルスパラメータ検出方法を提供できる
。
第1図乃至第3図は本発明に係わる放電パルスパラメー
タ検出方法をワイヤ加工放電装置に適用した場合の一実
施例を説明するための図であって、第1図は構成図、第
2図は自然放電型の電源使用時の各波形図、第3図は定
エネルギ供給型の電源使用時の各波形図である。 1・・・加工槽、2・・・被加工物、3・・・ワイヤ電
極、4・・・上部ワイヤガイド体、5・・・電源、6・
・・電圧検出器、7・・・電流検出器、10・・・解析
装置本体、11.12・・・アッテネータ、13.14
・・・A/D変換器、15・・・バス、16・・・CP
U、17・・・タイミングコントローラ、18・・・R
AM、19・・・ROM、20・・・表示駆動部、21
・・・プリンタ駆動部、22・・・人力部、23・・・
表示装置、24・・・プリンタ。
タ検出方法をワイヤ加工放電装置に適用した場合の一実
施例を説明するための図であって、第1図は構成図、第
2図は自然放電型の電源使用時の各波形図、第3図は定
エネルギ供給型の電源使用時の各波形図である。 1・・・加工槽、2・・・被加工物、3・・・ワイヤ電
極、4・・・上部ワイヤガイド体、5・・・電源、6・
・・電圧検出器、7・・・電流検出器、10・・・解析
装置本体、11.12・・・アッテネータ、13.14
・・・A/D変換器、15・・・バス、16・・・CP
U、17・・・タイミングコントローラ、18・・・R
AM、19・・・ROM、20・・・表示駆動部、21
・・・プリンタ駆動部、22・・・人力部、23・・・
表示装置、24・・・プリンタ。
Claims (1)
- 被加工物と電極との間への電圧印加によりこれら被加工
物と電極との間にパルス放電を発生させて前記被加工物
を加工する際の放電電圧などの放電パルスパラメータを
検出する放電パルスパラメータ検出方法において、前記
被加工物と前記電極との間に電圧を印加する電源のタイ
プを分類し、この電源タイプに応じて前記放電パルスパ
ラメータを検出する放電波形位置を変えることを特徴と
する放電パルスパラメータ検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22370989A JPH0716820B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 放電パルスパラメータ検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22370989A JPH0716820B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 放電パルスパラメータ検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386426A true JPH0386426A (ja) | 1991-04-11 |
JPH0716820B2 JPH0716820B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16802437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22370989A Expired - Lifetime JPH0716820B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 放電パルスパラメータ検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079772A (ja) * | 2008-11-25 | 2009-04-16 | Caterpillar Japan Ltd | 流体圧回路 |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP22370989A patent/JPH0716820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079772A (ja) * | 2008-11-25 | 2009-04-16 | Caterpillar Japan Ltd | 流体圧回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716820B2 (ja) | 1995-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2806518B1 (en) | Serial arc detection based on harmonic content of DC current signal | |
CN100562394C (zh) | 放电加工用电源装置以及放电加工方法 | |
EP2158994A2 (en) | Electro Discharge Machining Apparatus and Method | |
CN102380677B (zh) | 检测加工状态的电火花线加工机 | |
WO2008047452A1 (fr) | Unité de commande d'alimentation électrique d'une machine à décharge électrique | |
JP3293416B2 (ja) | 放電加工機の放電状態検出装置 | |
EP0649696B1 (en) | Method for classifying discharge machining wave patterns, and method for preventing arcs based on the classification of the discharge machining wave in discharge machining apparatus | |
CN110142471B (zh) | 绝缘陶瓷涂层-金属电火花加工的异常放电状态检测装置和方法 | |
JPH0386426A (ja) | 放電パルスパラメータ検出方法 | |
JP3116708B2 (ja) | 放電位置検出方法と放電加工方法 | |
JP2509701B2 (ja) | 放電状態表示装置 | |
JPH0335934A (ja) | 放電分類装置 | |
JP2557929B2 (ja) | 放電加工装置 | |
JPH0335935A (ja) | 信号採取装置 | |
JPH0379223A (ja) | 放電加工における電源評価装置 | |
JPH0335936A (ja) | 放電状態解析装置 | |
JPH0335932A (ja) | 加工状態報知装置 | |
JPH0335929A (ja) | 信号採取装置 | |
JPH0335943A (ja) | 加工条件指示装置 | |
JP2641376B2 (ja) | 放電加工機用z軸サーボモーターの放電波形分類に依る作動方法 | |
JPH0335933A (ja) | 放電状態解析装置 | |
JP2645145B2 (ja) | 表面あらさ測定装置 | |
JPH0757447B2 (ja) | 断線予測装置 | |
KR950002091B1 (ko) | 방전가공 파형의 분류에 의한 아아크 방지방법 | |
KR100579087B1 (ko) | 와이어 방전 가공기 시험장치 |