JPH0384827A - 陰極線管用ヒータの製造方法 - Google Patents

陰極線管用ヒータの製造方法

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JPH0384827A
JPH0384827A JP22039389A JP22039389A JPH0384827A JP H0384827 A JPH0384827 A JP H0384827A JP 22039389 A JP22039389 A JP 22039389A JP 22039389 A JP22039389 A JP 22039389A JP H0384827 A JPH0384827 A JP H0384827A
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JP
Japan
Prior art keywords
alumina
heater
powder
suspension
tungsten
Prior art date
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Pending
Application number
JP22039389A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kawashima
川嶋 敏夫
Sakae Ubukata
生方 栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Nisshin Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Nisshin Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーブラウン管等の陰極線管に用いられる
、タングステン−アルミナ層(黒化層)を有するヒータ
の製造に係り、特に、製造工程中の安全性向上、ヒータ
品質の一様性の確保、工数低減等に好適な陰極線管用ヒ
ータの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
最外層に黒化層を有する陰極線管用ヒータの製造は、通
常、まずヒータ芯線上に、電着塗布あるいはスプレー塗
布により、アルミナの被覆を行った後、該被覆上にタン
グステエン粉末とアルミナ粉末とからなる層(黒化層)
を設けることによって行われるが、上記黒化層の形成に
ついては、これまで、上記混合粉末を、ニトロセルロー
スのケトン系溶剤溶液あるいは酢酸ブチル溶液中に懸濁
した懸濁液を用いて行われていた。(それぞれ、特開昭
筒54−149565号および特開昭筒53−3159
1号、特開昭筒63−40230号記載)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術の場合、ニトロセルロース
が発火爆発性を有する危険物であり、また、ケトン、酢
酸ブチル等の有機溶剤が引火性を有するものであるため
、その取扱いについては、特に安全面について多大の注
意を必要としていた。
すなわち、懸濁液製造時あるいはヒータ製造時の装置に
ついて防爆配線化し、静電気対策、局所排気対策を講す
る必要があり、また、保管に際しても火気注意の必要が
あった。さらに、有機溶剤は揮発性であるため、ヒータ
製造において品質−様性の確保が難しいという問題もあ
った。
本発明の目的は、上記のような従来技術の有していた課
題を解消して、黒化層を有するヒータの製造において、
安全性を向上し、かつ、ヒータ品質の一様性を確保する
ことに好適な陰極線管用ヒータの製造方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、ニトロセルロースの有機溶剤溶液の代りに
デンプンの水溶液を用い、該溶液にタングステン粉末、
アルミナ粉末の混合体を混合1分散させた懸濁液を用い
て黒化層被覆を行うことによって達成することができる
〔作用〕
本発明の製造方法の場合、S濁液溶媒が水であり、従来
技術の場合のように有機溶剤でないため。
工程中の引火の危険がなく安全であり、また、揮発性で
ないため、工程中の濃度変化に基因する製品品質の変動
が極めて小さい。
また、従来技術のニトロセルロース使用の場合は、市販
のニトロセルロースが30%イソプロピルアルコール含
浸のものであるため、使用前に一度乾燥操作を行う必要
があり、安全面で厳重な注意を必要としていたが、デン
プン使用の場合はその必要がなく取扱い上極めて安全で
あると同時に工数低減をはかることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の陰極線管用ヒータの製造方法について実
施例によって具体的に説明する。
まず、黒化層の形成に用いる懸濁液の調製について説明
すると次の通りである。すなわち、まず、平均粒程約1
μのタングステン(W)粉末に平均粒径約0.054の
コロイダルアルミナ粉末をW粉末に対して5重量%加え
、ポットミルを用いて十分ローリング混合した後、約1
000℃の水素雰囲気中で約3分間加熱処理して、W粉
末表面にコロイダルアルミナを焼結させたアルミナ焼結
W粉末を形成した6次いで、約70℃に加熱してデンプ
ンを1.3重量%溶解し常温まで冷却したデンプン水溶
液に、上記焼結粉末と平均粒径約3pのアルミナ粉末と
を50%ずつ混合した混合体を全体重量の約45%の割
合で加え、不純物の混入を避けるため高純度アルミナボ
ールミルボットおよび高純度アルミナボールを用いて、
約10時間ボールミル分散して懸濁液を得た。
ヒータの製造は、タングステンからなるヒータ芯線に所
定寸法のアルミナ絶縁層を設けたヒータ中間体を上記懸
濁液中に浸漬(デイツプ)し、次いで、過剰量の懸濁液
を純水浴による第1洗浄、アセトンによる第2洗浄によ
って除去し、乾燥した後、水素雰囲気中1600℃に加
熱焼結することによって行った。この時、得られた黒化
層の厚さは約10−であった。
このようにして得られたヒータの概略構成を第1図に示
す。ここで、1はヒータ芯線(W線)、2はアルミナ絶
縁層、3は黒化層を示す。
また、このようにして得られたヒータを陰極線管に実装
し、試験を行った結果、従来仕様の製造方法によって得
られたヒータを用いた場合と同等の優れた絶縁特性が得
られた。
なお、上記例においてはデンプン水溶液のデンプン濃度
を1.3重量%、デンプン溶解温度を70℃とした場合
について説明したが1発明者等の実験検討結果で、前者
については1.0〜1.3重量%の範囲、後者について
は60°〜100℃の範囲で十分満足な結果が得られて
いる。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、最外層に黒化層を有する陰極線
管用ヒータの製造において、本発明の製造方法を適用す
ることによって、従来技術の有していた課題を解決して
、製造工程中の取扱い安全性を確保でき、また製造工数
の低減が可能で、しかも、製品品質の一様性を確保する
ことのできる製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第工図は本発明の製造方法によって得られた陰極線管用
ヒータの概略構成を示す正面図である。 1・・・ヒータ芯Aft (W線)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カラーブラウン管等の陰極線管に用いられる、タン
    グステン−アルミナ層(黒化層)を有するヒータの製造
    において、下記工程からなることを特徴とする陰極線管
    用ヒータの製造方法。 (イ)タングステンを主材とするヒータ芯線上にアルミ
    ナ絶縁物を被覆する工程。 (ロ)上記アルミナ絶縁物被覆層上に、タングステン粉
    末とアルミナ微粒子とを混合、加熱処理して形成したア
    ルミナ焼結タングステン粉末とアルミナ粉末とをデンプ
    ン溶解水溶液に懸濁した懸濁液を用いて、黒化層の被覆
    を行い、さらに洗浄処理を施す工程。 (ハ)上記で得られた中間体を水素雰囲気中で焼結処理
    する工程。
JP22039389A 1989-08-29 1989-08-29 陰極線管用ヒータの製造方法 Pending JPH0384827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6492768B1 (en) 1998-06-05 2002-12-10 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode
US6614147B2 (en) 2000-01-11 2003-09-02 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6492768B1 (en) 1998-06-05 2002-12-10 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode
US6614147B2 (en) 2000-01-11 2003-09-02 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode structure

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