JPH0383866A - 脆性材料焼結体の製造方法 - Google Patents
脆性材料焼結体の製造方法Info
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- JPH0383866A JPH0383866A JP1222597A JP22259789A JPH0383866A JP H0383866 A JPH0383866 A JP H0383866A JP 1222597 A JP1222597 A JP 1222597A JP 22259789 A JP22259789 A JP 22259789A JP H0383866 A JPH0383866 A JP H0383866A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はセラミックス、金属間化合物、超合金粉末のよ
うな脆性材料の粉末をひび割れを防ぎながら衝撃固化で
きる脆性材料焼結体の製造方法に関するものである。
うな脆性材料の粉末をひび割れを防ぎながら衝撃固化で
きる脆性材料焼結体の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
粉体に強い衝撃波を通過させると、粉体は緻密化される
ばかりでなく、ある限界以上の強さの衝撃波によって粉
末粒同士が接着して、粉体が固化する。この粉体の固化
方法はダイナミックコンパクションと呼ばれている。
ばかりでなく、ある限界以上の強さの衝撃波によって粉
末粒同士が接着して、粉体が固化する。この粉体の固化
方法はダイナミックコンパクションと呼ばれている。
難焼結性粉末のダイナミックコンパクションの可能性が
系統的に研究され始めたのは、デュポン社によってであ
る。その結果はr J ournal ofAmeri
can Ceramic 5ocietyJ第49巻(
1966年)p、502に報告されている。これによる
と、ホウ化チタン(T x B z )や炭化ケイ素(
SiC)のような、通常の方法によって焼結することが
困難な難焼結性セラミックス粉末の緻密な焼結体が衝撃
固化によってできるこヒが述べられている。
系統的に研究され始めたのは、デュポン社によってであ
る。その結果はr J ournal ofAmeri
can Ceramic 5ocietyJ第49巻(
1966年)p、502に報告されている。これによる
と、ホウ化チタン(T x B z )や炭化ケイ素(
SiC)のような、通常の方法によって焼結することが
困難な難焼結性セラミックス粉末の緻密な焼結体が衝撃
固化によってできるこヒが述べられている。
ところで、粉体のダイナミックコンパクションは、原料
粉体を封入した金属カプセルに飛しよう体を高速で衝突
させるか、或いは爆薬の爆発によって発生する爆轟波を
カプセル内の粉体に伝播させて行う、前者の場合、飛し
よう体のカプセルへの衝突によって衝撃波が発生する。
粉体を封入した金属カプセルに飛しよう体を高速で衝突
させるか、或いは爆薬の爆発によって発生する爆轟波を
カプセル内の粉体に伝播させて行う、前者の場合、飛し
よう体のカプセルへの衝突によって衝撃波が発生する。
爆轟波も衝撃波の一種である。粉体中に衝撃波が侵入す
ると、粉体粒子は衝撃波進行方向に動き始め、強く押し
付けられて、空孔がつぶれ、緻密化する。衝撃波の中は
強い圧縮状態、つまり高圧状態になっている。したがっ
て、十分に強い衝撃波の中では、硬いセラミックスや超
合金粉末粒子は変形したり、破壊によって更に緻密化さ
れ、殆ど空孔のない緻密な圧粉体にすることができる。
ると、粉体粒子は衝撃波進行方向に動き始め、強く押し
付けられて、空孔がつぶれ、緻密化する。衝撃波の中は
強い圧縮状態、つまり高圧状態になっている。したがっ
て、十分に強い衝撃波の中では、硬いセラミックスや超
合金粉末粒子は変形したり、破壊によって更に緻密化さ
れ、殆ど空孔のない緻密な圧粉体にすることができる。
更に、粉体のダイナミックコンパクションによって粉体
が緻密化するばかりでなく1発生する熱によって、粉末
粒子同士が固着する。これは、粉体が衝撃波によって圧
縮される時、粉末粒子間のすべり摩擦、粒子表面から原
子が吹き出すジェツテイング、粒子間空孔内ガスの圧縮
、粒子の破壊が進行する時の破断面でのすベリ摩擦等々
によって、粒子の表面や粒子間の境界は局所的に加熱さ
れるためである。
が緻密化するばかりでなく1発生する熱によって、粉末
粒子同士が固着する。これは、粉体が衝撃波によって圧
縮される時、粉末粒子間のすべり摩擦、粒子表面から原
子が吹き出すジェツテイング、粒子間空孔内ガスの圧縮
、粒子の破壊が進行する時の破断面でのすベリ摩擦等々
によって、粒子の表面や粒子間の境界は局所的に加熱さ
れるためである。
衝撃波中の粉体粒子表面温度を計測することは困難であ
るので、理論的な見積りが試みられている* rJo
urnal of Materials 5cienc
eJ第20巻(1985年)、P、1033によれば、
衝撃波が到達した瞬間の炭化ケイ素の微粉末粒子の表面
温度は、粒子内部の10倍以上にも達し1表面層が溶解
状態になることが示されている。粒子の表面の熱は速や
かに粒子の内部へ拡散して、温度の均一化が進行する0
粒子の表面が溶融状になっている時に粉体粒子同士が強
く押しつけられると、粒子が溶融層であたかも糊付けさ
れた如く接着させて、粉体は固化する。衝撃波の通過時
間は、通常マイクロ秒(百万分の1秒)のオーダーであ
る。この時間内に粉体粒子の表面と内部の温度は均一化
される。例えば、初期密度60%の炭化ケイ素を20G
Pa(20万気圧)に衝撃圧縮した時の均一化された衝
撃温度は約1soo℃である。衝撃波が粉体を抜けると
同時に粉体の温度は急激に低下して、残留温度と呼ばれ
る温度になる。この温度変化は単純な断熱膨張温度変化
として計算することができる。衝撃温度1800℃の場
合の炭化ケイ素の残留温度は1100℃である。
るので、理論的な見積りが試みられている* rJo
urnal of Materials 5cienc
eJ第20巻(1985年)、P、1033によれば、
衝撃波が到達した瞬間の炭化ケイ素の微粉末粒子の表面
温度は、粒子内部の10倍以上にも達し1表面層が溶解
状態になることが示されている。粒子の表面の熱は速や
かに粒子の内部へ拡散して、温度の均一化が進行する0
粒子の表面が溶融状になっている時に粉体粒子同士が強
く押しつけられると、粒子が溶融層であたかも糊付けさ
れた如く接着させて、粉体は固化する。衝撃波の通過時
間は、通常マイクロ秒(百万分の1秒)のオーダーであ
る。この時間内に粉体粒子の表面と内部の温度は均一化
される。例えば、初期密度60%の炭化ケイ素を20G
Pa(20万気圧)に衝撃圧縮した時の均一化された衝
撃温度は約1soo℃である。衝撃波が粉体を抜けると
同時に粉体の温度は急激に低下して、残留温度と呼ばれ
る温度になる。この温度変化は単純な断熱膨張温度変化
として計算することができる。衝撃温度1800℃の場
合の炭化ケイ素の残留温度は1100℃である。
(発明が解決しようとする課題)
金属カプセルは十分な強度を必要とされるので、ステン
レス鋼等の鉄系合金が必要とされる。カプセル金属の衝
撃残留温度は固化した粉体に比べてはるかに低い、衝撃
圧縮によるカプセル金属自身の体積変化が殆どないから
である。したがって、衝撃波通過直後の焼結体の残留温
度は、カプセルの残留温度よりはるかに高いので、焼結
体からカプセルへ熱伝達が進行する。
レス鋼等の鉄系合金が必要とされる。カプセル金属の衝
撃残留温度は固化した粉体に比べてはるかに低い、衝撃
圧縮によるカプセル金属自身の体積変化が殆どないから
である。したがって、衝撃波通過直後の焼結体の残留温
度は、カプセルの残留温度よりはるかに高いので、焼結
体からカプセルへ熱伝達が進行する。
しかしながら、焼結体のカプセルに近い部分は、内部よ
り相当に速く冷却する0丁度、加熱したセラミックスを
水中に投入するとひび割れが生じるように、焼結体には
微細なりラックが発生する。
り相当に速く冷却する0丁度、加熱したセラミックスを
水中に投入するとひび割れが生じるように、焼結体には
微細なりラックが発生する。
このクラックは焼結体を機械部品や機能素子として利用
する上で都合が悪い、このクラック発生は、一般の金属
材料の比べて延性に乏しいセラミックスや金属間化合物
、超合金粉末のダイナミックコンパクションにおいて著
しい。
する上で都合が悪い、このクラック発生は、一般の金属
材料の比べて延性に乏しいセラミックスや金属間化合物
、超合金粉末のダイナミックコンパクションにおいて著
しい。
ダイナミックコンパクションによって製造する焼結体中
のクラックの減少を目的とした製造法が提案されている
。これは、化学反応によって発熱する混合物の層によっ
て目的とする粉体の周囲を取り囲み、衝撃波を通過させ
ると、衝撃圧縮によって混合物中に発熱化学反応が進行
するので、この反応熱によって目的の焼結体の周囲の温
度が上昇するため、中心部の焼結体はゆるやかに冷却す
る。これにより、焼結体中のクラック発生が著しく減少
することを利用したものである。しかし、この方法では
、クラック発生を効果的に防止することは困難である。
のクラックの減少を目的とした製造法が提案されている
。これは、化学反応によって発熱する混合物の層によっ
て目的とする粉体の周囲を取り囲み、衝撃波を通過させ
ると、衝撃圧縮によって混合物中に発熱化学反応が進行
するので、この反応熱によって目的の焼結体の周囲の温
度が上昇するため、中心部の焼結体はゆるやかに冷却す
る。これにより、焼結体中のクラック発生が著しく減少
することを利用したものである。しかし、この方法では
、クラック発生を効果的に防止することは困難である。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、脆性材料焼結
体をダイナミックコンパクションによって製造するに際
し、クラック発生を効果的に防止し得る方法を提供する
ことを目的とするものである。
体をダイナミックコンパクションによって製造するに際
し、クラック発生を効果的に防止し得る方法を提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
か)る目的を達成するため、本発明者は、発熱化学反応
の利用以外の手段によってクラック発生を防止できる方
策について鋭意研究を重ねた結果、熱バリアの利用によ
るクラック減少方法を見い出し、ここに本発明をなした
ものである。
の利用以外の手段によってクラック発生を防止できる方
策について鋭意研究を重ねた結果、熱バリアの利用によ
るクラック減少方法を見い出し、ここに本発明をなした
ものである。
すなわち、本発明は、金属カプセルに封入した脆性材料
粉体に衝撃波を作用させて衝撃固化させるに際し、該粉
体と金属カプセルとの境界に、熱伝導率の小さなセラミ
ックスの粉末層又は焼結体層を設けて、衝撃波を作用さ
せることを特徴とする脆性材料焼結体の製造方法を要旨
とするものである。
粉体に衝撃波を作用させて衝撃固化させるに際し、該粉
体と金属カプセルとの境界に、熱伝導率の小さなセラミ
ックスの粉末層又は焼結体層を設けて、衝撃波を作用さ
せることを特徴とする脆性材料焼結体の製造方法を要旨
とするものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
(作用)
前述の如く1本発明では、粉体と金属カプセルとの境界
に、熱伝導率の小さなセラミックスの粉末層又は焼結体
層のバリヤを設けることによって、衝撃残留温度から室
温までの冷却をゆるやかにすることができる。また、こ
の熱バリアとなる該セラミックス粉体自身も衝撃圧縮に
よって高温となるため、得られる焼結体を更にゆっくり
と冷却することができるので、焼結体におけるクラック
発生を実質的に皆無とすることができる。
に、熱伝導率の小さなセラミックスの粉末層又は焼結体
層のバリヤを設けることによって、衝撃残留温度から室
温までの冷却をゆるやかにすることができる。また、こ
の熱バリアとなる該セラミックス粉体自身も衝撃圧縮に
よって高温となるため、得られる焼結体を更にゆっくり
と冷却することができるので、焼結体におけるクラック
発生を実質的に皆無とすることができる。
この熱バリアとなるセラミックスとしては、熱伝導率の
小さなものである必要があり、該セラミックスの粉末層
又は焼結体層を脆性材料粉体と金属カプセルとの間に般
ける。熱伝導率は0.02cal/cvs−deg以下
のものが望ましい。このようなセラミックスとしては、
熱伝導率が小さければその材質は特に制限されない、ま
た、層の厚さは適宜法められる。この場合、カプセル内
の有効容積をできるだけ大きくすることが望ましいが、
熱バリアの層が非常に薄い場合、熱バリアの効果が小さ
く、カプセル封入のための取扱いが難しくなるので、厚
さは1〜:2+mが適当である。
小さなものである必要があり、該セラミックスの粉末層
又は焼結体層を脆性材料粉体と金属カプセルとの間に般
ける。熱伝導率は0.02cal/cvs−deg以下
のものが望ましい。このようなセラミックスとしては、
熱伝導率が小さければその材質は特に制限されない、ま
た、層の厚さは適宜法められる。この場合、カプセル内
の有効容積をできるだけ大きくすることが望ましいが、
熱バリアの層が非常に薄い場合、熱バリアの効果が小さ
く、カプセル封入のための取扱いが難しくなるので、厚
さは1〜:2+mが適当である。
なお、**波がカプセル内に効果的に作用するために、
該セラミックスの衝撃インピーダンスがカプセル材料に
近いセラミックスを使用することが璽ましい。
該セラミックスの衝撃インピーダンスがカプセル材料に
近いセラミックスを使用することが璽ましい。
これらの2つの条件を満足する代表的なセラミックスと
して、ジルコニア、又は酸化ジルコニウムなどのように
ジルコニアを主成分とするセラミックスが挙げられ、こ
れらにょる熱バリアは、炭化ケイ素やダイヤモンド粉末
のダイナミックコンパクションによる焼結体のクラック
減少に効果的である。
して、ジルコニア、又は酸化ジルコニウムなどのように
ジルコニアを主成分とするセラミックスが挙げられ、こ
れらにょる熱バリアは、炭化ケイ素やダイヤモンド粉末
のダイナミックコンパクションによる焼結体のクラック
減少に効果的である。
金属カプセルとしては、通常ステンレス鋼等のt14H
のものを利用する。
のものを利用する。
目的とする脆性材料粉体としては、ダイヤモンド、立方
晶窒化ホウ素、炭化物セラミックス、ホウ化物セラミッ
クス、又はこれらを主成分とする脆性材料を挙げること
ができる。勿論、他の脆性材料も可能であることは云う
までもない。
晶窒化ホウ素、炭化物セラミックス、ホウ化物セラミッ
クス、又はこれらを主成分とする脆性材料を挙げること
ができる。勿論、他の脆性材料も可能であることは云う
までもない。
次に、脆性材料粉体に衝撃波を作用させて衝撃固化する
方法を図面を参照しつつ説明する。
方法を図面を参照しつつ説明する。
第1図はカプセルを示す図であり、1は金属カプセル、
2は金属カプセルの空間部内に充填される脆性材料粉体
、3はプラグで、金属カプセルlと脆性材料粉体2の間
に熱伝導率の小さいセラミックス粉末又は焼結体層4が
設けられている。セラミックス粉末又は焼結体層4は板
状が望ましい。
2は金属カプセルの空間部内に充填される脆性材料粉体
、3はプラグで、金属カプセルlと脆性材料粉体2の間
に熱伝導率の小さいセラミックス粉末又は焼結体層4が
設けられている。セラミックス粉末又は焼結体層4は板
状が望ましい。
第2図はマウストラップ型飛び板発射器とモーメンタム
トラップ型衝撃回収器からなる衝撃同化装置を示す図で
、まず、ガラス板5の上にシート爆薬6を貼り付け、そ
の一端に電気雷管7を取り付ける。シート爆薬6の三角
形の部分には、−面に小穴がパンチされており、電気雷
管7での点起爆が線爆発として発達する。シート爆薬6
の爆轟速度に適合した傾きをガラス板5に与えておくと
、粉々に飛び散ったガラスが同時に下部の主爆薬8に衝
突して、平面起爆を起こす、平面爆発によって、飛び板
9は真下へ吹き飛ばされる。
トラップ型衝撃回収器からなる衝撃同化装置を示す図で
、まず、ガラス板5の上にシート爆薬6を貼り付け、そ
の一端に電気雷管7を取り付ける。シート爆薬6の三角
形の部分には、−面に小穴がパンチされており、電気雷
管7での点起爆が線爆発として発達する。シート爆薬6
の爆轟速度に適合した傾きをガラス板5に与えておくと
、粉々に飛び散ったガラスが同時に下部の主爆薬8に衝
突して、平面起爆を起こす、平面爆発によって、飛び板
9は真下へ吹き飛ばされる。
上部トラップ板10には、第1図に示したカプセル1が
4〜8個埋め込められている。このトラップ板は軟鉄製
で、回収カプセルの高さと同じ厚みを持っている。下部
トラップ板11は単純な平板であり、上部トラップ板1
0と同様に軟鉄製である。
4〜8個埋め込められている。このトラップ板は軟鉄製
で、回収カプセルの高さと同じ厚みを持っている。下部
トラップ板11は単純な平板であり、上部トラップ板1
0と同様に軟鉄製である。
飛び板9が高速で上部トラップ板1oに平行衝突すると
、衝突面で衝撃波が発生し、カプセル内を進行し、加圧
室内の粉体を衝撃圧縮する。上部及び下部の各トラップ
板はバラバラに飛び散るが、この時に運動エネルギーの
吸収が起きて、カプセル1は首尾よく回収される。
、衝突面で衝撃波が発生し、カプセル内を進行し、加圧
室内の粉体を衝撃圧縮する。上部及び下部の各トラップ
板はバラバラに飛び散るが、この時に運動エネルギーの
吸収が起きて、カプセル1は首尾よく回収される。
(実施例)
次に本発明の実施例を示す。
失凰盟よ
平均粒径10μ通の炭化ケイ素粉末に有機物バインダー
を加えて、直径25mm、厚み6mm、密度60%にな
るように加圧成形し、その両側を厚み2III11、密
度60%のジルコニア圧粉体円板によってサンドウィッ
チした。
を加えて、直径25mm、厚み6mm、密度60%にな
るように加圧成形し、その両側を厚み2III11、密
度60%のジルコニア圧粉体円板によってサンドウィッ
チした。
一方、第1図に示すようなステンレス鋼製カプセルの加
圧室には、あらかじめ、肉厚2間の円筒状のジルコニア
圧粉体をセットしておき、次に上述の合計10II11
厚みの3層圧粉体円板を前記加圧室内に圧入し、300
℃に加熱して有機バインダーを揮発させた後、プラグ3
によってカプセル1にネジブタをした。
圧室には、あらかじめ、肉厚2間の円筒状のジルコニア
圧粉体をセットしておき、次に上述の合計10II11
厚みの3層圧粉体円板を前記加圧室内に圧入し、300
℃に加熱して有機バインダーを揮発させた後、プラグ3
によってカプセル1にネジブタをした。
次に、このカプセルを軟鉄製の上部トラップ板10に装
着し、その上部に爆発剤しよう板発射器をセットした。
着し、その上部に爆発剤しよう板発射器をセットした。
このマウストラップ型飛しよう板発射器によって、厚さ
4゜3mmの鉄製飛び板9を高速で上部トラップ板10
の上面に平行に衝突することができる。主爆発8の厚み
を調整することによって、飛び板9の速度として秒速O
18〜2゜5kIlを設定することができる。
4゜3mmの鉄製飛び板9を高速で上部トラップ板10
の上面に平行に衝突することができる。主爆発8の厚み
を調整することによって、飛び板9の速度として秒速O
18〜2゜5kIlを設定することができる。
秒速1.8bで飛び板9をカプセル1に衝突させること
により、密度98゜5%の炭化ケイ素焼結体を得た。
により、密度98゜5%の炭化ケイ素焼結体を得た。
焼結体の炭化ケイ素部の表面より1問研削して、表面を
倍率25倍の実体顕微鏡でwt察したところ、クラック
を全く見い出すことができなかった。この面の平均ビッ
カース硬さは1800 kg/nun”であった。
倍率25倍の実体顕微鏡でwt察したところ、クラック
を全く見い出すことができなかった。この面の平均ビッ
カース硬さは1800 kg/nun”であった。
且(14L
実施例1と同じ炭化ケイ素粉末を密度60%、厚み8開
に成形して、ジルコニア粉体熱バリアなしで、ステンレ
ス鋼製カプセル1に封入し、実施例1と同様の衝撃処理
を行った。
に成形して、ジルコニア粉体熱バリアなしで、ステンレ
ス鋼製カプセル1に封入し、実施例1と同様の衝撃処理
を行った。
得られた炭化ケイ素焼結体の表面を11m研削して25
倍の実体顕lj!鏡でWA察したところ、全面にわたっ
て約21I11間隔でクラックが見られた。この面のビ
ッカース硬さは1600 kg/mu″であった。
倍の実体顕lj!鏡でWA察したところ、全面にわたっ
て約21I11間隔でクラックが見られた。この面のビ
ッカース硬さは1600 kg/mu″であった。
裏蓋夏至
粒径1o〜20μmの合成ダイヤモンド粉末を実施例1
の場合と同様の寸法、密度に成形して、実施例1と同様
にジルコニア圧粉体層でダイヤモンド成形体をサンドウ
ィッチした。
の場合と同様の寸法、密度に成形して、実施例1と同様
にジルコニア圧粉体層でダイヤモンド成形体をサンドウ
ィッチした。
実施例1の場合と同じ熱処理を行った後、同様の方法に
より、厚さ4.3mmの鉄製飛び板9を秒速2゜1bで
、カプセル1を装着した上部トラップ板10に平行衝突
させた。
より、厚さ4.3mmの鉄製飛び板9を秒速2゜1bで
、カプセル1を装着した上部トラップ板10に平行衝突
させた。
その結果、密度91.5%、ビッカース硬さ6000
kg/mm”の焼結体を得た。ダイヤモンド焼結体の表
面より1mm研削して倍率25倍の実体顕微鏡でSt察
したところ、直径約23mmの表面上に3本のへアクラ
ックを見い出した。
kg/mm”の焼結体を得た。ダイヤモンド焼結体の表
面より1mm研削して倍率25倍の実体顕微鏡でSt察
したところ、直径約23mmの表面上に3本のへアクラ
ックを見い出した。
迄笠旌1
実施例2と同じダイヤモンド粉末について、ジルコニア
熱バリアを設けず、実施例2と同じ条件で衝撃同化を行
った。得られたダイヤモンド焼結体は5つの破片に割れ
ており、それぞれの破片の研削面に多くのクラックが見
られた。
熱バリアを設けず、実施例2と同じ条件で衝撃同化を行
った。得られたダイヤモンド焼結体は5つの破片に割れ
ており、それぞれの破片の研削面に多くのクラックが見
られた。
失産班主
厚み2ma+の安定化ジルコニア焼結体円板(密度98
%)で、粒径10〜20μmの合成ダイヤモンドの密度
60%圧粉体をサンドウィッチして、実施例2と同様の
衝撃処理を行った。
%)で、粒径10〜20μmの合成ダイヤモンドの密度
60%圧粉体をサンドウィッチして、実施例2と同様の
衝撃処理を行った。
得られたダイヤモンド焼結体の円周部に欠けが見られた
が、25倍の実体顕微!観察によってはクラックの存在
は認められなかった。
が、25倍の実体顕微!観察によってはクラックの存在
は認められなかった。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、金属カプセルと
脆性材料粉体との間に熱伝導率の小さいセラミックスか
らなる熱バリアを設けるので、従来よりも衝撃残留温度
から室温までがゆっくり冷却され、したがって、クラッ
ク発生が殆ど認められない脆性材料焼結体が得られる。
脆性材料粉体との間に熱伝導率の小さいセラミックスか
らなる熱バリアを設けるので、従来よりも衝撃残留温度
から室温までがゆっくり冷却され、したがって、クラッ
ク発生が殆ど認められない脆性材料焼結体が得られる。
第1図はカプセルを示す説明断面図、
第2図は衝撃同化装置を示す説明図である。
1・・・カプセル、2・・・脆性材料粉体、3・・・プ
ラグ、4・・・熱バリヤ層、5・・・ガラス板、6・・
・シート爆薬、7・・・電気雷管、8・・・主爆薬、9
・・・飛び板、10・・・上部トラップ板、1工・・・
下部トラップ板。
ラグ、4・・・熱バリヤ層、5・・・ガラス板、6・・
・シート爆薬、7・・・電気雷管、8・・・主爆薬、9
・・・飛び板、10・・・上部トラップ板、1工・・・
下部トラップ板。
Claims (3)
- (1)金属カプセルに封入した脆性材料粉体に衝撃波を
作用させて衝撃固化させるに際し、該粉体と金属カプセ
ルとの境界に、熱伝導率の小さなセラミックスの粉末層
又は焼結体層を設けて、衝撃波を作用させることを特徴
とする脆性材料焼結体の製造方法。 - (2)前記の熱伝導率の小さなセラミックスとして、ジ
ルコニア又はジルコニアを主成分とするセラミックスを
用いる請求項1に記載の方法。 - (3)前記脆性材料粉体がダイヤモンド、立方晶窒化ホ
ウ素、炭化物セラミックス、窒化物セラミックス、ホウ
化物セラミックス又はこれらを主成分とする脆性材料で
ある請求項1又は2に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222597A JP2738868B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 脆性材料焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222597A JP2738868B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 脆性材料焼結体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0383866A true JPH0383866A (ja) | 1991-04-09 |
JP2738868B2 JP2738868B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=16784967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1222597A Expired - Fee Related JP2738868B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 脆性材料焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738868B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107008207A (zh) * | 2017-03-01 | 2017-08-04 | 西南交通大学 | 一种冲击压缩加载回收盒及冲击压缩制备材料的方法 |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP1222597A patent/JP2738868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107008207A (zh) * | 2017-03-01 | 2017-08-04 | 西南交通大学 | 一种冲击压缩加载回收盒及冲击压缩制备材料的方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2738868B2 (ja) | 1998-04-08 |
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