JPH038379Y2 - - Google Patents

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JPH038379Y2
JPH038379Y2 JP17730383U JP17730383U JPH038379Y2 JP H038379 Y2 JPH038379 Y2 JP H038379Y2 JP 17730383 U JP17730383 U JP 17730383U JP 17730383 U JP17730383 U JP 17730383U JP H038379 Y2 JPH038379 Y2 JP H038379Y2
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JP
Japan
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painting
coating
robot
coated
painting robot
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JP17730383U
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JPS6083077U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は搬送装置と塗装ロボツト等より構成さ
れている連続塗装装置に関し、特に1台の塗装ロ
ボツトで2種類以上の塗装作業をなしうるように
した連続塗装装置に関するものである。
従来、被塗物に下塗りと上塗り、又は2色以上
の塗装を施す場合には、一塗装工程毎に1組の連
続塗装装置を設けるか、搬送装置に複数の塗装ロ
ボツトを配設してそれぞれ1種類ずつの塗装を行
う構成がとられるのが普通である。
しかし、この従来の装置では、塗装工程数に応
じた塗装ブース、塗装ロボツト及び塗装機器を必
要とし、設備費用等が大である外、広い設置スペ
ース要する等の難点がある。
また通常、ロボツトを用いた塗装工程において
は、乾燥作業に要する時間と塗装に要する時間と
に差が生じるためワークが乾燥炉外で待たされる
遊び時間が生じる場合がある。このような場合に
も塗装ロボツトを作業の種類の数に応じて多数用
いることはロボツトの遊び時間が増加し極めて不
経済である。本考案はかかる難点の解消を目的と
し、その要旨とする処が、複数の動作区間に分割
された動作範囲内で塗装動作を行い上記各塗装動
作のパターンが切換え可能に構成されている塗装
ロボツトと、その各動作区間に沿つて配設され装
着された被塗物を運搬する搬送装置と、上記塗装
ロボツト及びその動作領域内の上記搬送装置とを
覆う塗装ブースと、制御装置とを備え、制御装置
の指令に応じて上記塗装ロボツトにより上記被塗
物の予め定められたプログラム(手順、条件等)
で2種類以上の塗装作業を選択的に行わせる構成
としたものである。
上記構成要素中、塗装ロボツトは予め記憶して
いる複数のプログラムの内から指令されたプログ
ラムを選択して作動するものである。また塗装ブ
ースは1つの円形ブース又は2以上に分離した形
状のものでもよい。また搬送装置にはオーバヘツ
ドトロリーコンベア、チエンコンベア、ローラコ
ンベア等、連続塗装装置に適用しうる全ての搬送
装置が含まれる。更に制御装置はマイクロコンピ
ユータで構成され、各種のセンサよりの信号を受
け、塗装ロボツト及び搬送装置の動作を総合的に
制御するものである。更にまた本考案に係る塗装
装置はアクリル、ラツカ等ばかりなく、ニスその
他の全ての塗料に適用しうる。
続いて第1図以下の添付図面を参照しつつ本考
案を具体化した実施例に付き説明し、本考案の理
解に供する。
ここに第1図は本考案の一実施例に係る塗装ラ
インの平面図で、搬送装置1はエンドレスコンベ
ア2とこれを矢印方向に駆動する駆動装置3とで
構成され、エンドレスコンベア2は被塗物(図示
せず)が着脱可能の構成を有し、塗装ロボツト5
の2ケ所の動作範囲B1,B2を経由して移動した
後、図示の経路に沿つて所定の速度又は所定のタ
クトタイムで駆動装置3により移動する。塗装ブ
ース4は上記塗装ロボツト5及びその動作範囲
B1,B2を経由して移動するエンドレスコンベア
2を覆うように配設されている。塗装ロボツト5
は塗装ロボツト5全体を旋回させる駆動装置(図
示省略)を内蔵している基台6と、これに支承さ
れている垂直面内で揺動可能の垂直アーム(図示
せず)と、その垂直アームの先端に上記垂直面内
で揺動可能に取り付けた水平アーム7と、該水平
アーム7の先端に装着されている第1、第2の塗
装ガン8,8′と、その切換機構(図示省略)と
で構成され、ロボツト動作範囲をB1からB2に移
動するための補助機構であるターンテーブル9の
上に載置されている。
制御装置10は(イ)ロボツトの動作の制御、(ロ)第
1、第2の塗装ガン8,8′の切換及びシーケン
スの選択、(ハ)コンベアの速度変化を検出しロボツ
トの再生速度をコンベアに同期する等、ロボツト
全体の動作をコントロールする。なお本考案の趣
旨から外れるので詳述は省略するが、塗装ブース
4内の被塗物の存否、ロボツトスタート位置、形
状判別等の必要な情報を検出するセンサ、その検
出信号に基づいて塗装ロボツト5の動作軌跡の変
更等、塗装作業を適正に施すための諸条件を整備
するための諸機構が備えられている。
乾燥炉11は塗装された被塗物を炉内を通過す
る間に熱風、赤外線等で加熱し塗膜を乾燥させる
ものでエンドレスコンベア2に沿つて配設され
る。テークアツプ装置12はコンベア起動時の衝
撃吸収、エンドレスコンベアの延び吸収等をする
ための装置である。
続いて上記実施例をその作用に付き更に詳しく
説明する。
被塗物は矢印ONの位置で作業者によつてエン
ドレスコンベア2に装着され、順次移送されて塗
装ブース4内に入り第1の塗装動作区域B1に達
した時制御装置10の指令信号により塗装ロボツ
ト5が作動を開始し、予め定められた方の塗装ガ
ン8により所定のプログラムで塗装が施される。
この第1の塗装工程では塗装ガン8により下塗り
塗装が施される。第1の塗装工程を終えると被塗
物は順次移送され、塗装ダクト4内に送られる。
また塗装ロボツト5は塗装終了と同時に180゜反転
させロボツト動作区域B2に向きを変え、塗装ダ
クト4から移送されてくるワークが定位置に達し
た時制御装置10の指令信号により塗装ロボツト
5が作業を開始し、予め定められた方の塗装ガン
8′により所定のプログラムで塗装が施される。
この第2の塗装工程では塗装ガン8′により上塗
り塗装が施される。第2の塗装工程を終えると塗
装ロボツト5は元の動作区域B1に180゜反転する。
このように動作区域に応じて塗装ガンを切り換え
て用い、各動作区域におけるワークに適した動作
パターンの切り換え(塗装回数、塗装場所の変更
及びワークの変化に伴う作業軌跡そのものの変更
等を含む)を行うことにより、上記のように重ね
塗りを1台の塗装ロボツトで行いうる他、多色塗
り、それらの組合せ等が1台の塗装ロボツトによ
り容易に実現される。
また上記第2の塗装工程(動作区域B2におけ
る)を終えた被塗物は更に順次移送され、乾燥炉
11を通過する間に塗膜の乾燥硬化が行われ、テ
ークアツプ装置12を経て矢印OFFの位置でエ
ンドレスコンベア2から脱着されて塗装工程が終
了する。
上記実施例では塗装ロボツト5に2つの塗装ガ
ン8,8′を装着し、被塗物に2種類の塗装を施
すものを示したが、装着する塗装ガンの数を増
し、塗装動作区域B1,B2において順次切換えて
塗装を施す構成とすれば、上記のように1台の塗
装ロボツトで多種類の塗装を施すことができる。
なお塗料の種類が乾燥工程を施した後でなけれ
ば次の塗装を行いえないもので有る場合は、まず
第1の塗装工程を終えた被塗物をそのまま乾燥炉
11内を通過させ、矢印OFF位置で、脱着する
ことなく再び塗装ブース4内に導き入れて第2の
塗装位置において塗装ロボツト5により第2の塗
装工程を施し、乾燥炉11を終えた後、矢印
OFF位置でエンドレスコンベア2から脱着する
構成とすればウエツトオンウエツト方式で塗装し
えない塗料についても2種類以上の塗装を1台の
乾燥炉で行うことができる。
このように本考案に係る連続塗装装置は1台の
塗装ロボツトで2種類以上の塗装を連続的に施す
ことができるので、従来は塗装工程の数に見合う
数の塗装ロボツトを必要としたのに対し、塗装ロ
ボツト数の削減及びその設置スペースの削減が図
れるという効果がある。
第2図は本考案の他の実施例に係る塗装ライン
の平面図で第1図に対しロボツトの補助機能であ
るターンテーブルがないもので、塗装ブース4内
の動作範囲A−A′内に2個の塗装動作区域B1
B2を設け、各区域で被塗物を回転させながら塗
装を行う構成としたものである。被塗物回転装置
14は例えばチエン又はベルトが矢印方向に駆動
されており、これに当接する被塗物を所定速度で
回転させるもので、塗装ロボツト5の塗装モード
の単純化が図れ、ひいては塗装速度の向上に役立
つ利点がある。ペイントフイルタ15は排気フア
ン13により排出される空気中の塗料及び溶剤の
一部を除去するものである。
第3図は第2図示の実施例を改良した本考案の
他の実施例に係る塗装工程の平面図で、第1の塗
装工程を終えた被塗物を加熱乾燥する乾燥炉16
及びエンドレスコンベアを覆うダクト17を設
け、乾燥させた後第2の塗装処理を施す構成とし
たものである。この構成とすると、第1図に示し
た実施例において乾燥炉を2回通過させる場合に
比べて塗装処理量の増大が図れる外、第2の塗装
工程では被塗物が余熱されているので乾燥炉11
の加熱容量の削減が図れる効果もある。
なお第1の塗装工程に入る前に余熱炉18(図
中一点鎖線で示す)を配設すれば同様に乾燥炉1
6の加熱容量の削減が図れる外、塗装処理量の一
層の増大が図れる効果がある。
以上説明した実施例はいずれも1台の塗装ロボ
ツト配設した連続塗装装置を示したが、塗装ロボ
ツトは1台に限られるものではなく、複数台、搬
送装置に沿つて配設させる構成としてもよく、こ
のようにすれば更に多種類の塗装動作の選択施工
が可能になるので、複数種類の被塗物にそれぞれ
所定の2種類以上の塗装を施すことのできる連続
塗装装置となり、省スペースの効果及び経済性は
一層向上する。
本考案は以上述べたように、複数の動作区域に
分割された動作範囲内で塗装動作を行い、上記各
動作区域に応じて塗装動作のパターンが切換え可
能に構成されている塗装ロボツトと、この塗装ロ
ボツトの各動作区域に沿つて配設され装着された
被塗物を運搬する搬送装置と、上記塗装ロボツト
及びその動作範囲内の上記搬送装置を覆う塗装ブ
ースと、及び上記被塗物に予め定められたプログ
ラムで2種類以上の塗装作業を指令に応じて選択
的に施すように上記塗装ロボツトを制御する制御
装置とを備えた連続塗装装置であるから、多種類
の塗装((重ね塗り、多色塗り等)を施す場合で
も塗装ロボツトの数が少なく、これに伴つて装置
の設置スペースも小さくて足りると共に比較的乾
燥に長時間を要する塗装作業の場合でも塗装ロボ
ツトの遊び時間が減少し極めて経済的であるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る塗装ラインン
平面図、第2図、第3図はそれぞれ本考案の他の
実施例に係る塗装ライン平面図である。 符号の説明、1……搬送装置、2……エンドレ
スコンベア、3……駆動装置、4……塗装ブー
ス、5……塗装ロボツト、8,8′……塗装ガン、
9……ターンテーブル、10……制御装置、1
1,16……乾燥炉、14……被塗物回動装置、
18……予熱炉、A〜A′……塗装ロボツトの動
作範囲、B1,B2……動作区域、ON……被塗物の
装着位置、OFF……被塗物の脱着位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の動作区域に分割された動作範囲内で塗装
    動作を行い、上記各動作区域に応じて塗装動作の
    パターンが切換え可能に構成されている塗装ロボ
    ツトと、この塗装ロボツトの各動作区域に沿つて
    配設され装着された被塗物を運搬する搬送装置
    と、上記塗装ロボツト及びその動作範囲内の上記
    搬送装置を覆う塗装ブースと、及び上記被塗物に
    予め定められたシーケンスで2種類以上の塗装作
    業を指令に応じて選択的に施すように上記塗装ロ
    ボツトを制御する制御装置とを備えた連続塗装装
    置。
JP17730383U 1983-11-15 1983-11-15 連続塗装装置 Granted JPS6083077U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17730383U JPS6083077U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 連続塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17730383U JPS6083077U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 連続塗装装置

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Publication Number Publication Date
JPS6083077U JPS6083077U (ja) 1985-06-08
JPH038379Y2 true JPH038379Y2 (ja) 1991-02-28

Family

ID=30385234

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JP17730383U Granted JPS6083077U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 連続塗装装置

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JPS6083077U (ja) 1985-06-08

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