JPH0382722A - 高シリコン含有アルミニウム合金の製造方法 - Google Patents

高シリコン含有アルミニウム合金の製造方法

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JPH0382722A
JPH0382722A JP21823189A JP21823189A JPH0382722A JP H0382722 A JPH0382722 A JP H0382722A JP 21823189 A JP21823189 A JP 21823189A JP 21823189 A JP21823189 A JP 21823189A JP H0382722 A JPH0382722 A JP H0382722A
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義信 武田
Yusuke Kotani
雄介 小谷
Tetsuya Hayashi
哲也 林
Toshihiko Kaji
鍛治 俊彦
Yoshiaki Ito
嘉朗 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、シリコンを25fflffi%以上含有す
るアルミニウム合金を製造する方法に関するものである
[従来の技術] シリコンを含有したアルミニウム合金を製造する方法と
しては、溶融したアルミニウム合金中にシリコンを添加
して溶解させる溶解鋳造法や、シリコン粒子とアルミニ
ウム粒子とを混合しこれを粉末冶金法によって押出して
成形する混合粉末押出法などがある。
しかしながら、溶解鋳造法では、粗大な初晶シリコンが
析出し、これが偏析するため、強度が低く、削り加工性
が劣るという問題点があった。また、混合粉末押出法で
は、アルミニウム金属粉末とシリコン金属粉末の界面が
十分に接合されず、強度および靭性の面において劣ると
いう問題点があり、さらに界面の接合が不十分なため応
力伝達がなされず、熱膨張係数が小さくならないという
問題点もあった。
このような問題を解消することのできる方法として、予
めシリコンを溶解させたアルミニウム合金の粉末をアト
マイズ法等で作製し、これを粉末冶金法によって押出し
て成形する合金粉末押出法がある。この方法によれば、
強度、靭性および加工性に優れ、かつ低熱膨張係数のも
のが得られる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような合金粉末押出法では、シリコ
ンを25重量%以上含有させた高シリコン含有アルミニ
ウム合金を製造しようとする場合、シリコン含有量が増
加するにつれて溶融温度が高くなるため、アルミニウム
合金を溶融するのに高い温度に加熱する必要が生じる。
このため、アトマイズ法により合金粉を作製する際、噴
霧中にノズルが目詰まりする等の問題を発生し、操作制
御性や経済性の面において問題を有していた。
この発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、物理
強度や靭性の面において優れ、かつ工程上簡易で経済的
な高シリコン含有アルミニウム合金の製造方法を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] この発明の製造方法は、シリコンを25重量%以上含有
するアルミニウム合金を製造する方法であり、凝固組織
が粗大な初晶シリコンを生成させないシリコン量を含有
した溶融合金をノズルから噴射する工程と、溶融合金中
のシリコン量を差し引いた残りの量に相当するシリコン
粒子を気流によって噴射して、噴射された溶融合金とと
もに堆積させる工程とを備えている。
この発明において、気流により噴射させるシリコン粒子
の平均粒径は、合金の加工性の面を考慮すれば、10μ
m以下が好ましい。
この発明において、ノズルから噴射する溶融合金のシリ
コン含有量は、凝固組織が粗大な初晶シリコンを生成さ
せないシリコン量である。このようなシリコン量は、噴
射した溶融合金を冷却する冷却速度等に依存している。
従来の溶解鋳造法の場合、シリコン含有量が12重量%
以上になると粗大な初晶シリコンを晶析する傾向にある
。また、この発明の製造方法において採用する噴射成形
法では、上述のように冷却速度等1豪より異なるが、1
7重量%を越えると粗大な初晶シリコンが晶析する傾向
にある。
[作用ユ この発明によれば、ノズルから噴射される溶融合金中に
含まれるシリコンの含有量は、凝固組織が粗大な初晶シ
リコンを生成させないシリコン量であるため、合金中に
は粗大な初晶シリコンの晶出がなく、優れた強度靭性を
得ることができる。
また、従来の合金粉末押出法のように合金中にすべての
シリコンが合金成分として含有されるものではないので
合金の溶融温度が高くなく、ノズルにおける目詰まり等
の問題も生じない。また、噴射成形法によるものである
ため、急速に冷却されるので、酸素との反応も少なくこ
の点からも強度靭性に優れたものが得られる。
溶融合金中のシリコン量を差し引いた残りの量のシリコ
ンは、固体のシリコン粒子として気流によって噴射され
、溶融合金とともに堆積することによって含有される。
このような固体のシリコン粒子の噴射堆積により、シリ
コンを高濃度に含有したアルミニウム合金を製造するこ
とができる。
また、噴射するシリコン粒子の粒径を制御することによ
り、アルミニウム合金中でのシリコン粒子の粒径制御を
容易に行なうことができる。
従来の噴射成形法で固体粒子として噴射され混合される
ものは、S i C?AL Oaなどの合金には溶融し
ないセラミクス粒子である。この発明では、アルミニウ
ム中に溶融し得るシリコンを、あえて固体粒子として噴
射して混合させ、アルミニウム合金の溶融温度を高める
ことなく、シリコンの含有量の高いアルミニウム合金を
製造している。
[発明の効果] この発明の製造方法によれば、アルミニウム合金の溶融
温度を低く保ちながら、噴射ノズルにおける目詰まり等
を防止し、シリコン含有量の高いアルミニウム合金を簡
易に製造することができる。
得られるアルミニウム合金中においてシリコン粒子とマ
トリクスのアルミニウム合金の界面の接合は、従来の混
合粉末押出法に比べ優れているため、熱膨張係数の小さ
なアルミニウム合金とすることができる。また、凝固組
織中には粗大な初晶シリコンが晶析しないため、強度お
よび靭性ならびに加工性において優れた合金とすること
ができる。
このため、この発明の製造方法に従い製造されたアルミ
ニウム合金は、たとえばマイクロ波エレクトロニクス用
ヒートシンクや、パッケージ部品、あるいは耐摩耗性部
品等に用いることができる。
[実施例] シリコン含有量として35重量%、45重量%、および
55重量%のアルミニウム合金をそれぞれ作製した。ま
ず、ノズルから噴射される溶融合金として、15重量%
シリコンを含有したアルミニウム合金を作製し、これを
溶融してノズルから噴射した。この溶融合金とともに堆
積させる固体のシリコン粒子として、平均粒径3μmの
シリコン粒子を準備し、これを、溶融合金中のシリコン
量を差し引いた残りの量、すなわち、20ffij1%
、30重量%、および40重量%となるように、気流に
よって噴射して、溶融合金とともに堆積させた。
得られたアルミニウム合金について熱膨張係数を測定し
、表1に示した。
なお、比較として、従来の製造方法である合金粉末押出
法および混合粉末押出法により、同様に、A135重量
%Si合金、A込−45重量%Si合金、およびAl1
−55重量%Si合金をそれぞれ作製し、各合金につい
て熱膨張係数を測定し、表1に併せて示した。
表1から明らかなように、この発明の製造方法に従い得
られた各アルミニウム合金は、従来の合金粉末押出法と
同程度の熱膨張係数を示している。
また、この発明の製造方法に従い得られたアルミニウム
合金は、強度靭性ならびに加工性の面においても従来の
合金粉末押出法と同等のものであることが確められた。
また、この発明の製造方法に従い得られたアルミニウム
合金は、従来の混合粉末押出法により得られたアルミニ
ウム合金よりも低い熱膨張係数を示しており、この発明
の製造方法により得られたアルミニウム合金は、マトリ
クスとシリコン粒子との界面の接着が十分になされてい
ることが確認された。合金粉末押出法においてシリコン
を含有した合金の溶解温度は、A135重量%Si合金
では950℃、Al1−45重量%Si合金では100
0℃であり、A込−55重量%Si合金の溶解温度では
1050℃であった。これに対し、この発明の方法に従
う実施例でのA1515重量%Siの溶解温度は650
℃であり、この発明の製造方法に従えば、より低い溶解
温度の合金として扱うことができ、従来の合金粉末押出
法よりも簡易な製造方法であることが明らかである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコンを25重量%以上含有するアルミニウム
    合金を製造する方法であって、 凝固組織が粗大な初晶シリコンを生成させないシリコン
    量を含有した溶融合金をノズルから噴射する工程と、 前記溶融合金中のシリコン量を差し引いた残りの量に相
    当するシリコン粒子を気流によって噴射して、前記噴射
    された溶融合金とともに堆積させる工程とを備える、高
    シリコン含有アルミニウム合金の製造方法。
  2. (2)前記シリコン粒子の平均粒径が10μm以下であ
    る、請求項1に記載の高シリコン含有アルミニウム合金
    の製造方法。
JP21823189A 1989-07-31 1989-08-24 高シリコン含有アルミニウム合金の製造方法 Expired - Lifetime JP2792130B2 (ja)

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US07/559,634 US5022455A (en) 1989-07-31 1990-07-30 Method of producing aluminum base alloy containing silicon
DE69014254T DE69014254T2 (de) 1989-07-31 1990-07-31 Verfahren zur Herstellung einer Silicium enthaltenden Aluminiumlegierung.
EP90114701A EP0411577B1 (en) 1989-07-31 1990-07-31 Method of producing aluminum base alloy containing silicon

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