JPH038195Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は口紅その他棒状化粧品を収納させた容
器に係る。

「従来の技術」 筒状体内に口紅その他棒状化粧品を収納させ、
その棒状化粧品１０を繰出し、繰込みさせるよう
に形成した容器がある。

「考案が解決しようとする問題点」 例えば口紅とつや出し用の棒状化粧品など二種
の棒状化粧品を同時に使用する場合、それ等化粧
品はそれぞれ別の容器に収納されているため、そ
の化粧品を持ち換えて使用しなければならない不
便があつた。

本考案は上記欠点を除去することを目的とし、
容器内に二種の棒状化粧品を収納できるようにし
たものである。

「問題点を解決するための手段」 本考案の棒状化粧品は、台板１の左右両部上面
から適宜間〓２をおいて向合せに上端面開口の筒
部３，３を起立させると共に、これ等両筒部対向
壁４，４の非対向位置に長孔５，５を縦設させた
容器本体６と、上記両筒部内に嵌合させた皿本体
部７，７から、長孔５と間〓２とを通り、かつ柄
先端を間〓の前後外方へ臨ませて柄８，８を突出
させ、柄先端を介して独立に、上記筒部に対して
上下動可能に形成させた受皿９，９と、上記皿本
体部内に下端部を嵌着させて上記筒部内へ上下動
自在に収納された棒状化粧品１０，１０と、上記
対向壁４，４を除く両筒部の外壁面に、頂壁周縁
から垂設させた周壁１１を着脱自在に嵌合させた
キヤツプ１２とからなる。

「作用」 キヤツプ１２を取外し、柄８先端を押上げると
受皿９が上昇して棒状化粧品が繰出され、又柄８
先端を押下げると棒状化粧品が繰込まれる。一方
の棒状化粧品を使用した後これを繰込み、他方の
棒状化粧品を繰出して使用する。

「実施例」 図が示す実施例は、既述「問題点を解決するた
めの手段」で述べたところと同様であり、重複を
避けるために該既述部分についての説明は省略
し、既述しない事項についてだけ説明を加える。

柄８，８先端面には滑り止め用の小突条８ａ…
…を多数形成させている。筒部３，３内には口紅
とつや出し用の棒状化粧品など使用上の関連性の
ある二種の棒状化粧品を収納させる。図示例の筒
部３，３はその横断面形状を半円形としているが
その他四角形等であつてもよい。

「考案の効果」 台板１の左右両部上面から筒部３，３を起立さ
せ、該左右両筒部内に棒状化粧品をそれぞれ収納
させたから、二種の棒状化粧品を同時に使用する
うえで極めて便利であり、又、棒状化粧品の繰出
し、繰込みは柄８，８先端を押上げ、押下げする
ことによつて容易に行うことができ、更に、構造
が簡易であるから廉価に製作することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器の使用状態を示す斜視図、第
２図は容器本体の横断面図、第３図は受皿の斜視
図である。 ６……容器本体、９……受皿、１０……棒状化
粧品、１２……キヤツプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台板１の左右両部上面から適宜間〓２をおいて
   向合せに上端面開口の筒部３，３を起立させると
   共に、これ等両筒部対向壁４，４の非対向位置に
   長孔５，５を縦設させた容器本体６と、上記両筒
   部内に嵌合させた皿本体部７，７から、長孔５と
   間〓２とを通り、かつ柄先端を間〓の前後外方へ
   臨ませて柄８，８を突出させ、柄先端を介して独
   立に、上記筒部に対して上下動可能に形成させた
   受皿９，９と、上記皿本体部内に下端部を嵌着さ
   せて上記筒部内へ上下動自在に収納された棒状化
   粧品１０，１０と、上記対向壁４，４を除く両筒
   部の外壁面に、頂壁周縁から垂設させた周壁１１
   を着脱自在に嵌合させたキヤツプ１２とからなる
   棒状化粧品容器。