JPH0381603A - 疑似透過光による物体の寸法測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ　産業上の利用分野 本発明は疑似透過光により対象物体をとらえ、画像処理
により対象物体の寸法を測定する方法に関するｂ Ｂ　発明の概要 本発明は、対象物体の寸法を画像処理により測定する方
法において、画像処理のためのカメラに直接光が入らな
い方向から且つ上記対象物体の表面側には直接光が当た
らない方向から当該対象物体に照明を施すことにより、
対象物体に透過光を当てた場合と類似した状態として当
該対象物体を暗部としてとらえ、例えば対象物体の表面
側縁部の欠けや透過光の回り込みなどによる誤差を排除
したものである。

Ｃ９ 従来の技術 従来、立体物体をカメラでとらえて画像処理によりその
幅、長さ、高さ等の寸法測定をする場合には、一般に、
対象物体の測定面に直接光を当てることにより当該物体
を認識し、その測定を行っている。

この測定方法を第３図及び第４図に示す。

第３図は対象物体が直方体の場合、第４図は対象物体が
円柱体の場合である。両図に示すように、対象物体０１
Ａ、ＯＩＢに対向してカメラ０２蚕設け、このカメラ０
２側にリングライトからなる照明具０３を配置して対象
物体０１Ａ、ＯＩＢをそれぞれ照射するようにしている
。これにより対象物体０１Ａ、ＯＩＢの輪郭を明部とし
てとらえ、直方体の幅、あるいは円柱体の直径（輻）な
どを画像処理により測定するものである。

しかし、直方体からなる対象物体０１Ａがレンガなど、
その縁部に欠けが生じ易い物の場合、第３図（ｂｌに示
すように欠け０４の部分が影（暗部）０５となってしま
うので、正確な寸法測定ができない虞れがある。一方、
円柱体からなる対象物体０１Ｂの場合、第４図（ｂ）に
示すように、中央部の反射光が強くなって光る部分０６
が生じるので、誤差が大きくなるという問題がある。

そこで、このような欠点を解消するものとして、透過光
を採用する方式がある。すなわち、第５図（ａ）、第６
図（ａ）に示すように、対象物体ＩＡ、ＩＢを、カメラ
０２とは反対側に配置した照明ＡＯ３により照射し、対
象物体ＩＡ、ＩＢの輪郭を暗部としてとらえるものであ
る。

発明が解決しようとする課題 前述した透過光方式の場合、第５図に示すように対象物
体ＩＡが直方体であり、その縁部に欠けがあっても、欠
け０４の部分も影（暗部）０７になり、欠けの有無に関
係なく正確な測定が可能となる。しかし、第６図に示す
ように対象物体ＩＢが円柱体の場合には光が両側の縁部
に回り込んで両側に明部０８が生じるので、誤差が生じ
、全体的に細く検出されてしまうという間曜がある。

また、オンラインの画像処理に透過光方式を採用するに
はラインの大幅な改造が必要となり、照明具の取付は場
所の確保も問題となる。

本発明はこのような事情に鑑み、対象物体に欠けがあっ
ても、また、対象物体が円柱体や球体であっても常に正
確な寸法測定ができ、照明具の配置も比較的容易である
疑似透過光による物体の寸法測定方法を提供することを
目的とする。

課題を解決するための手段 前記目的を達成する本発明に係る疑似透過光による物体
の寸法測定方法は、対象物体の寸法を画像処理により測
定する方法において、画像処理のためのカメラに直接光
が入らない方向から且つ上記対象物体の表面側には直接
光が当たらない方向から当該対象物体に照明を施し、上
記対象物体を暗部としてとらえてその寸法を測定するこ
とを特徴とする。

作　　　　用 カメラに直接光が入らない方向から且つ対象物体の表面
側には直接光が当たらない方向から対象物体に照明を施
すと、対象物体の周囲のみが明るくなり、対象物体の輪
郭が暗くなる。この際、透過光を用いた場合のように光
の回り込みもなく、常に正確な輪郭が把握される。

実施例 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

第１図には本発明の一実施例を示す。同図に示すように
、対象物体１１Ａは白色の台板１２上に載置されており
、その上方にはＴＶカメラ１３が設けられている。一方
、対象物体１１Ａの両側には照明具１４が設けられてい
る。照明具１４からの光は対象物体の側面を照らすよう
になっており、また、照明具１４からの光が直接ＴＶカ
メラ１３に入らないように照明具１４にはフード１４ａ
が設けられている。なお、ＴＶカメラ１３の信号は画像
処理装置１５により処理される。

このような構成において、照明具１４により対象物体１
１Ａの側面を照らすと、ＴＶカメラ１３には対象物体１
１Ａの輪郭が暗部としてとらえられる。よって、これを
画像処理装置１５により処理することにより、対象物体
１１Ａの寸法を測定することができる。なお、このとき
、対象物体１１Ａに欠け１６があっても、その部分も暗
部となるので、欠け１６の有無に関係なく正確な寸法が
測定できる。

第２図には円柱体の直径を測定する他の実施例を示す。

同図に示すように、円、柱体である対象物体１１Ｂは白
色の台板１２の上方に少し距離をおいて保持されており
、そのさらに上方にＴＶカメラ１３が設けられている。

また、照明具１４は対象物体１１Ｂの両側に配置されて
いるが、上記実施例とは異なり、対象物体１１Ｂを直接
照明せず、その下側を照明するようなフード１４Ａが設
けられている。これは、円柱体である対象物体１１Ｂの
側面を直接照明しようとすると、表面側（ＴＶカメラ１
３側）も照明されてしまうからである。このような照明
を施すことにより、対象物体１１Ｂ；よ全て暗部となり
、しかも対象物体１１Ｂの両側を透過してＴＶカメラ１
３に入る透過光でもないので、°光の回り込みの影響が
出ない。したがって、ＴＶカメラ１３のデータを画像処
理装置１５で処理することにより、対象物体１１Ｂの直
径を正確に測定することができる。

以上、直方体２円柱体についての測定例について説明し
たが、対象物体は勿論これに限定されるものではない。

また、照明方法も、各対象物体に合せた方法を採用すべ
きであり、要は、ＴＶカメラに直接光が入らないように
すると共に、対象物体の表面側（ＴＶカメラ６１）の面
を照明せず、側面から裏側に向って照明を施すようにす
ればよい。また、台板も白色に限定されるものではなく
、要は、ＴＶカメラにより対象物体を暗部としてとらえ
ることができるような色、模様を有するものであればよ
い。

■。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、対象物体の測定範
囲（輪郭）が暗部、その周囲が明部としてとらえられ、
その際対象物体の縁部に欠は等があっても影響がなく、
また、光の回り込みもないので、常に正確な寸法測定が
可能になる。すなわち、透過光方式と同様に欠けなどの
影響を受けることなく正確に寸法測定できるという効果
があり、且つ、透過光方式を円柱体や球体に採用したと
きの光の回り込み現象が防止されるものである。しかも
、透過光方式に比べて照明具の配置が容易であり、安い
投資でライン化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ本発明の実施例に係る疑似
透過光（こよる物体の寸法測定方法を示す説明図、第３
図〜第６図はそれぞれ従来技術に係る寸法測定方法を示
す説明図である。 図面中、 １１Ａ、ＩＩＢは対象物体、 １２は合板、 １３はＴＶカメラ、 １４は照明具、 １４ａはフード、 １５は画像処理装置である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対象物体の寸法を画像処理により測定する方法において
   、画像処理のためのカメラに直接光が入らない方向から
   且つ上記対象物体の表面側には直接光が当たらない方向
   から当該対象物体に照明を施し、上記対象物体を暗部と
   してとらえてその寸法を測定することを特徴とする疑似
   透過光による物体の寸法測定方法。