JPH03794Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH03794Y2 JPH03794Y2 JP8077483U JP8077483U JPH03794Y2 JP H03794 Y2 JPH03794 Y2 JP H03794Y2 JP 8077483 U JP8077483 U JP 8077483U JP 8077483 U JP8077483 U JP 8077483U JP H03794 Y2 JPH03794 Y2 JP H03794Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- gap
- vibration system
- planar
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims description 10
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 claims description 5
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 claims description 5
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000005520 electrodynamics Effects 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、プラスチツク振動板に音声コイル
をプリントした平面型スピーカの改良に関する。
をプリントした平面型スピーカの改良に関する。
[従来の技術]
この種のスピーカを第1図について説明する
と、1はマグネツト、2はフロントプレート、3
はポールピース、4はバツクプレートからなる磁
気回路の、フロントプレート2とポールピース3
との間に形成される磁気空隙5に平面振動板60
が配置されている。
と、1はマグネツト、2はフロントプレート、3
はポールピース、4はバツクプレートからなる磁
気回路の、フロントプレート2とポールピース3
との間に形成される磁気空隙5に平面振動板60
が配置されている。
平面振動板60は一般にはプラスチツクフイル
ム6aの少なくとも片面にエツチング等によりラ
セン状に形成されたプリントコイル6bが配置さ
れ、当該プリントコイル6bに音声電流を流して
得られる駆動力により、プラスチツクフイルム6
aを振動させて音波を放射する。
ム6aの少なくとも片面にエツチング等によりラ
セン状に形成されたプリントコイル6bが配置さ
れ、当該プリントコイル6bに音声電流を流して
得られる駆動力により、プラスチツクフイルム6
aを振動させて音波を放射する。
[解決しようとする課題]
この様な構造を有するスピーカでは磁気空隙内
に平面振動板60が配置されるので、必要な振動
板面積を得るためには必然的に磁気空隙5を大き
くしなければならない。
に平面振動板60が配置されるので、必要な振動
板面積を得るためには必然的に磁気空隙5を大き
くしなければならない。
磁気回路の磁気空隙5長さを大きくすると、マ
グネツト1の動作点が変化して磁気空隙5内の磁
束密度が極端に減少し、十分な変換能率を得るこ
とができない。これを解決するには磁気エネルギ
ー積の大なるマグネツトや高導磁率材料を使用し
なければならず、スピーカの製造がコスト高にな
るという欠点があつた。
グネツト1の動作点が変化して磁気空隙5内の磁
束密度が極端に減少し、十分な変換能率を得るこ
とができない。これを解決するには磁気エネルギ
ー積の大なるマグネツトや高導磁率材料を使用し
なければならず、スピーカの製造がコスト高にな
るという欠点があつた。
更に一般に磁気空隙部では磁束分布の形状は両
端の磁極を端部とする紡錘形に拡がつた形状とな
るが、磁気空隙長が大きくなると中間部に於ける
磁束の拡散は一層著しくなり、磁束密度が低下す
るという解決すべき課題があつた。
端の磁極を端部とする紡錘形に拡がつた形状とな
るが、磁気空隙長が大きくなると中間部に於ける
磁束の拡散は一層著しくなり、磁束密度が低下す
るという解決すべき課題があつた。
そこで本考案は、磁性流体によつて磁気空隙内
の磁束をプリントコイル近傍に集中させることに
より上記従来例の有する課題を解決することを目
的とする。
の磁束をプリントコイル近傍に集中させることに
より上記従来例の有する課題を解決することを目
的とする。
[課題を解決するための手段]
上記した目的を達成するための本考案に係る平
面駆動スピーカを第2図を用いて説明すると、本
考案は、磁気空隙5内にプリントコイルを具備し
た平面振動板からなる振動系6を有する平面駆動
スピーカにおいて、前記振動系6がプラスチツク
フイルム6a上にプリントコイル6bが形成され
た構造の2枚の平面振動板61,62を相互にプ
リントコイル6bを対向させた状態で空隙63を
隔てて配置した構造とすると共に、当該空隙63
の部分に磁性流体7を流入保持したことを特徴と
する平面駆動スピーカである。
面駆動スピーカを第2図を用いて説明すると、本
考案は、磁気空隙5内にプリントコイルを具備し
た平面振動板からなる振動系6を有する平面駆動
スピーカにおいて、前記振動系6がプラスチツク
フイルム6a上にプリントコイル6bが形成され
た構造の2枚の平面振動板61,62を相互にプ
リントコイル6bを対向させた状態で空隙63を
隔てて配置した構造とすると共に、当該空隙63
の部分に磁性流体7を流入保持したことを特徴と
する平面駆動スピーカである。
[作用]
そして、此の様な構成の平面駆動スピーカで
は、振動系6の空隙63内部に流入された磁性流
体7が磁力線を集中するのでプリントコイル6b
の近傍は実質的に高磁束密度となる。
は、振動系6の空隙63内部に流入された磁性流
体7が磁力線を集中するのでプリントコイル6b
の近傍は実質的に高磁束密度となる。
又、磁性流体7の存在によつて磁気空隙5の磁
気抵抗が減少し、磁気空隙長が小さい通常の磁気
回路と同様にマグネツト1の動作点を最大能率の
状態とし得るので、磁気空隙5が大きくても台な
るマグネツトを使用すること無く空隙磁束密度を
高くすることができ、スピーカの変換能率は著し
く高くなる。
気抵抗が減少し、磁気空隙長が小さい通常の磁気
回路と同様にマグネツト1の動作点を最大能率の
状態とし得るので、磁気空隙5が大きくても台な
るマグネツトを使用すること無く空隙磁束密度を
高くすることができ、スピーカの変換能率は著し
く高くなる。
[実施例]
本考案の実施例の磁気空隙5及び振動系6の要
部断面を示す第2図により、実施例構造を詳述す
ると、磁気回路は第1図と同一構造で、1はマグ
ネツト、2はフロントプレート、3はポールピー
ス、4はバツクプレートであり、フロントプレー
ト2とポールピース3との間に磁気空隙5が形成
されている。
部断面を示す第2図により、実施例構造を詳述す
ると、磁気回路は第1図と同一構造で、1はマグ
ネツト、2はフロントプレート、3はポールピー
ス、4はバツクプレートであり、フロントプレー
ト2とポールピース3との間に磁気空隙5が形成
されている。
6は振動系で、プラスチツクフイルム6a上に
プリントコイル6bが形成された構造の平面振動
板61,62を相互にプリントコイル6bを対向
させてスペーサを用いて空隙63を隔てて配置し
た構造となつており、当該空隙63の部分に磁性
流体7が流入保持されている。
プリントコイル6bが形成された構造の平面振動
板61,62を相互にプリントコイル6bを対向
させてスペーサを用いて空隙63を隔てて配置し
た構造となつており、当該空隙63の部分に磁性
流体7が流入保持されている。
当該振動系6は磁気回路の上面に、磁気空隙5
の部位に平面振動板61,62が配置されるよう
にして取付けられる。
の部位に平面振動板61,62が配置されるよう
にして取付けられる。
[効果]
本考案に係る平面駆動スピーカは以下に述べる
効果を有する。
効果を有する。
(1) 振動系の空隙内部に流入された磁性流体が磁
力線を集中するので磁気空隙長が大きくてもプ
リントコイルの近傍は実質的に高磁束密度とな
る。
力線を集中するので磁気空隙長が大きくてもプ
リントコイルの近傍は実質的に高磁束密度とな
る。
従つてスピーカ能率は低下しない。
(2) 磁性流体の存在によつて磁気空隙の磁気抵抗
が減少し、磁気空隙長が小さい通常の磁気回路
と同様にマグネツトの動作点を最大能率の状態
とし得るので、磁気空隙が大きくても大なるマ
グネツトを使用する必要がないのでスピーカの
コストダウンが可能である。
が減少し、磁気空隙長が小さい通常の磁気回路
と同様にマグネツトの動作点を最大能率の状態
とし得るので、磁気空隙が大きくても大なるマ
グネツトを使用する必要がないのでスピーカの
コストダウンが可能である。
(3) 磁性流体がプリントコイルに密着しているた
め熱伝導が良好であり、大入力においてもプリ
ントコイルの温度上昇を低く押えることができ
る。
め熱伝導が良好であり、大入力においてもプリ
ントコイルの温度上昇を低く押えることができ
る。
(4) 2枚の平面振動板のプリントコイルを直列接
続とすることにより、磁場中のコイル実効長を
大きくして尚一層高能率とすることができる。
続とすることにより、磁場中のコイル実効長を
大きくして尚一層高能率とすることができる。
以上の利点によつて最大音響出力が非常に大き
い動電型平面駆動スピーカを安価に得ることが可
能であり、大型スピーカシステムにも使用できる
という効果を有するものである。
い動電型平面駆動スピーカを安価に得ることが可
能であり、大型スピーカシステムにも使用できる
という効果を有するものである。
第1図は従来例平面駆動スピーカの断面図、第
2図は本考案実施例平面駆動スピーカの要部断面
図である。 5は磁気空隙、6は振動系、61,62は振動
系6を構成する平面振動板、63は空隙、7は磁
性流体である。
2図は本考案実施例平面駆動スピーカの要部断面
図である。 5は磁気空隙、6は振動系、61,62は振動
系6を構成する平面振動板、63は空隙、7は磁
性流体である。
Claims (1)
- 磁気空隙5内にプリントコイルを具備した平面
振動板からなる振動系6を有する平面駆動スピー
カにおいて、前記振動系6が、プラスチツクフイ
ルム6a上にプリントコイル6bが形成された構
造の2枚の平面振動板61,62を相互にプリン
トコイル6bを対向させた状態で空隙63を隔て
て配置した構造とすると共に、前記磁気空隙5に
対向する振動系6の空隙63の部分に磁性流体7
を流入保持したことを特徴とする平面駆動スピー
カ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8077483U JPS59187294U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 平面駆動スピ−カ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8077483U JPS59187294U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 平面駆動スピ−カ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59187294U JPS59187294U (ja) | 1984-12-12 |
JPH03794Y2 true JPH03794Y2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=30210754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8077483U Granted JPS59187294U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 平面駆動スピ−カ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59187294U (ja) |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP8077483U patent/JPS59187294U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59187294U (ja) | 1984-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3192372B2 (ja) | 薄型電磁変換器 | |
US4037061A (en) | Planar pattern voice coil audio transducer | |
US4480155A (en) | Diaphragm type magnetic transducer | |
CA1128194A (en) | Electroacoustic transducer with magnetic flux directed slantly across a diaphragm | |
US4471173A (en) | Piston-diaphragm speaker | |
WO1999026451A1 (fr) | Transducteur electromagnetique mince | |
EP1182907B1 (en) | Electroacoustic transducer | |
JPS6361840B2 (ja) | ||
US20030002696A1 (en) | Electroacoustic transducer with field replaceable diaphragm carrying two interlaced coils, without manipulating any wires | |
JP2009278523A (ja) | スピーカ | |
JPH03794Y2 (ja) | ||
JPH0238555Y2 (ja) | ||
GB2123651A (en) | Transducers | |
JP2002084595A (ja) | スピーカ | |
GB2055014A (en) | Voice coil assembly for a loudspeaker employing a square planar diaphragm | |
JPS5955699A (ja) | 動電型全面駆動スピ−カ | |
JPS58143697A (ja) | 電磁型マイクロフオン | |
KR930008036Y1 (ko) | 평면 진동판 스피커 | |
JPH0336160Y2 (ja) | ||
JPS60132097U (ja) | 動電型スピ−カ装置 | |
JPS5855732Y2 (ja) | 磁気回路 | |
JPS599507Y2 (ja) | スピ−カ | |
JPS599513Y2 (ja) | 電気音響変換器 | |
JPS583695U (ja) | 動電形スピ−カ | |
JPH0413909Y2 (ja) |