JPH037904Y2 - - Google Patents

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JPH037904Y2
JPH037904Y2 JP1984030639U JP3063984U JPH037904Y2 JP H037904 Y2 JPH037904 Y2 JP H037904Y2 JP 1984030639 U JP1984030639 U JP 1984030639U JP 3063984 U JP3063984 U JP 3063984U JP H037904 Y2 JPH037904 Y2 JP H037904Y2
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JP
Japan
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slip ring
ring assembly
main shaft
connector
bearing
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JP1984030639U
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JPS60145586U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、回転体の要部の温度や、ひずみ計測
等の電気信号を静止側に取出す為のスリツプリン
グ用接手、ことにガスタービン、蒸気タービン、
ブロア、水車、ポンプ等全てのターボ機械の試作
機又は実機におけるテストに使用出来るこの種接
手に関する。
従来の技術 従来の技術による一実施例を第2図、第3図に
より説明する。回転体すなわち主軸03の要部の
温度やひずみ計等のような検出器(図示しない)
により検出し、得られた電気信号をリード線束0
2を介し、スリツプリング組立体04を介して外
部に取出すのが通例である。この際の構造として
は、従来スリツプリング組立体04は、何等かの
中間部材を介するとしても必ず静止部材であるケ
ーシング01側にまず固定支持していた。すなわ
ち、第2図の場合、ケーシング01にボルトで取
付けたスリツプリング側ケーシング07に対し、
芯出しボルト08によつてスリツプリング組立体
04のステータ側を固定支持していた。その上で
主軸03とスリツプリング組立体04との間を接
続するのであるが、芯ずれによるいろいろな悪影
響をフレキシブル接手06を介在させることで逃
げていた。スリツプリング組立体04と主軸03
との間はスリツプリング組立体04と一体のコネ
クタ05により着脱可能となつている。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来機構は次に列記するような欠
点を有している。
(1) 主軸03とスリツプリング組立体04との間
にフレキシブル接手06を必要とするためにこ
の部分の剛性が小さくなり、スリツプリング組
立体04を必ずケーシング01からしつかりと
固定支持する必要がある。
(2) 組立作業が、以下に述べるように非常に時間
がかかる。先ず主軸03と中間軸09とが同芯
になるよう振れを確認する。主軸03とスリツ
プリング組立体04とを同芯に組立てるために
は、ケーシング01とスリツプリング側ケーシ
ング07とはフランジ接手部のインロー010
によつて保障されているが、スリツプリング組
立体04をスリツプリング側ケーシング07に
対し、同芯になるように芯出しボルト08を調
整する必要がある。
(3) コネクタ05で着脱可能な構造となつている
が、スリツプリング組立体04とスリツプリン
グ側ケーシング07と前工程で一体とする為、
盲の状態で20〜30本あるピン(熱電対等の検出
器からのリード線束02の各リード線をスリツ
プリング側に接続するためのピン)を合せ差し
込むのは難しいので、コネクタ05、フレキシ
ブル接手08までを、スリツプリング組立体0
4に外部で一体に組込み、最後に中間軸09と
嵌合せフレキシブル接手06の締付ボルト01
1を締付ける。このため、中間スペーサ012
を2つ割れで製作しておく必要があり、製作コ
ストが高くつく。
(4) 試験中スリツプリングに異常が発生した時、
又は他の原因でスリツプリング組立体04を取
外して主軸03を回し、テストする必要が生じ
た時には、コネクタ05からスリツプリング組
立体04側のみを外し、回すというわけにはい
かない。なぜなら、コネクタ05の主軸側半分
とフレキシブル接手06とが主軸03に付いて
いる状態ではこれら部品のオーバハング重量
で、振動が発生し回せない。すなわち、この場
合は、フレキシブル接手06の所でも締付ボル
ト011を外してコネクタ05の半分とフレキ
シブル接手06をも主軸03から取外してしま
わねばならない。しかし、この際には、第3図
に示すようにこの部位でリード線束02を切断
しなければならない。従つて、折角コネクタ0
5を設けても実際にはその役目を果さないこと
となる。
課題を解決するための手段 上述の従来の欠点を解決するため本考案は、ガ
スタービン、蒸気タービン等の回転機械の回転主
軸の軸端にコネクターを介して該主軸と同軸に連
結した中間軸を軸受に嵌合し、この中間軸をロー
タ部とステータ部から成るスリツプリング組立体
のロータに連結すると共に、前記軸受の保持器側
で前記スリツプリング組立体のステータを保持せ
しめたことを特徴とするスリツプリング用接手を
提供するものである。
作 用 本考案によれば、主軸と同軸に設けられた中間
軸を軸受と嵌合し、この中間軸をスリツプリング
組立体のロータに連結することにより、従来必要
としていたフレキシブル接手が不必要となり、
又、スリツプリング組立体が、中間軸によつて主
軸と同軸となる。主軸と中間軸を主軸軸端に設け
る接続用コネクタにてワンタツチで接続分解出来
る。
実施例 本考案による一実施例を第1図に示す。
本考案においてはコネクタ5を直接主軸3にイ
ンローにて同芯となるよう接続し、このコネクタ
5から軸受13内を延びる中間軸9をスリツプリ
ング組立体4に接続しているコネクタ5の半部5
−1をボルト14でボルト締めし、このコネクタ
5の半部5−1の中には電気絶縁材(例えばベー
クライト)で作られたピン支持板5−1aが設け
られ、主軸3内を熱電対等の検出器(図示しな
い)から配線されてきたリード線束2の各リード
線2−1を接続ピン21にハンダ付けする。
コネクタ5のスリツプリング組立体4側の半部
5−2には、やはり電気絶縁体で作られた接続ピ
ン21に嵌合するメス金具20を保持するメス金
具保持板5−2aが取付けられている。メス金具
保持板5−2aに保持されるメス金具20には、
リード線2−2がハンダ付けされており、これら
のリード線2−2をまとめてリード線束2′が形
成されている。コネクタ5の半部5−2には中空
の中間軸9が取付けらている。
この中間軸9はコネクタの半部5−1,5−2
と嵌合している状態において主軸3と同軸に整合
するものである。
中間軸9は軸受13に嵌合されている。軸受1
3はスペーサ18で隔てられた2つの玉軸受1
7、これらの玉軸受17の保持器を外側から保持
するスペーサ16、このスペーサ16の外側に嵌
込まれた2つのOング15、スペーサ16の外側
に嵌合する軸受箱19を包含する。中間軸9は玉
軸受17の軌道輪に取付けられている。この時、
スペーサ16と軸受箱19にはスキマ25があ
る。この軸受13の端部にはスリツプリング組立
体4がこれと同軸に取付けられ、このスリツプリ
ング組立体4のロータ22を中間軸9に、そのス
テータ23を軸受箱19を介して軸受13の玉軸
受17の保持器側に保持させてある。
スペーサ16と軸受箱19とは2つのOリング
15によつてスキマ25を保つているが、このス
ペーサ16と軸受箱19とが回転による摩擦力で
回転しないように回り止めピン26を用いてい
る。
スリツプリング組立体4のステータ23側から
はリード線がリード線束2″となつて外部へ伸び、
これによつて回転体からの熱電対等の検出器の電
気信号を静止側へ取出せるのである。スリツプリ
ング組立体4を冷却するために設けられる冷却配
管24は軸受13の玉軸受17の摩擦による回転
トルクに対して回り止めの作用も兼ねさせてい
る。
考案の効果 上述の本考案によれば、従来のスリツプリング
側ケーシング07(第2図)と中間スペーサ01
2が無く、フレキシブル接手06の代わりにOリ
ング15で、主軸3とスリツプリング組立体4と
の芯ずれを逃れることが出来る。
又、Oリング15以外は全て剛構造となつてお
り、コネクタ5で着脱可能な上、スリツプリング
組立体4を外して主軸3を回す場合でも主軸3に
取付いているのはコネクタ5の半部5−1のみで
あるので、重量も軽く、オーバハング量も少いの
で、問題なく主軸3を回すことができる。
更に、従来の構造のような組立時の芯出しの必
要はなく、インロー基準で組立てるのみで良く、
組立工数も大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る接手の断面図、
第2図は従来例の断面正面図、第3図は従来例の
作用説明図である。 2……リード線束、2−1,2−2……リード
線、3……主軸、4……スリツプリング組立体、
5……コネクタ、5−1,5−2……コネクタ半
部、5−1a……ピン支持板、5−2a……メス
金具保持板、9……中間軸、13……軸受、14
……ボルト、15……Oリング、16……スペー
サ、17……玉軸受、18……スペーサ、20…
…メス金具、21……ピン、22……ロータ、2
3……ステータ、24……冷却配管、25……ス
キマ、26……回り止めピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガスタービン、蒸気タービン等の回転機械の回
    転主軸の軸端にコネクター5を介して該主軸3と
    同軸に連結した中間軸9を軸受13に嵌合し、こ
    の中間軸9をロータ部とステータ部から成るスリ
    ツプリング組立体4のロータ22に連結すると共
    に、前記軸受13の保持器側13aで前記スリツ
    プリング組立体4のステータ23を保持せしめた
    ことを特徴とするスリツプリング用接手。
JP3063984U 1984-03-05 1984-03-05 スリツプリング用接手 Granted JPS60145586U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063984U JPS60145586U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 スリツプリング用接手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063984U JPS60145586U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 スリツプリング用接手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145586U JPS60145586U (ja) 1985-09-27
JPH037904Y2 true JPH037904Y2 (ja) 1991-02-27

Family

ID=30530518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3063984U Granted JPS60145586U (ja) 1984-03-05 1984-03-05 スリツプリング用接手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60145586U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057055A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Inter-Valve Technologies Corp バルブ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57185820A (en) * 1981-05-12 1982-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cutter apparatus of cooker

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57185820A (en) * 1981-05-12 1982-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cutter apparatus of cooker

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057055A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Inter-Valve Technologies Corp バルブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60145586U (ja) 1985-09-27

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