JPH0379003B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0379003B2
JPH0379003B2 JP60290095A JP29009585A JPH0379003B2 JP H0379003 B2 JPH0379003 B2 JP H0379003B2 JP 60290095 A JP60290095 A JP 60290095A JP 29009585 A JP29009585 A JP 29009585A JP H0379003 B2 JPH0379003 B2 JP H0379003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release paper
tape body
tape
loop
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60290095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62148602A (ja
Inventor
Koichi Mori
Kozo Shimizu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Yoshida Kogyo KK filed Critical Yoshida Kogyo KK
Priority to JP29009585A priority Critical patent/JPS62148602A/ja
Publication of JPS62148602A publication Critical patent/JPS62148602A/ja
Publication of JPH0379003B2 publication Critical patent/JPH0379003B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、雄体と雌体とを対にし、その裏面に
接着剤を塗布し剥離紙を貼りつけた接着剤付き面
フアスナーの製造方法に関するものである。
従来の技術 雄体と雌体とを対にして、その裏面に接着剤を
塗布し剥離紙を貼りつけた接着剤付き面フアスナ
ーは例えば実開昭49−115105号公報に示すように
既に知られており、この面フアスナーを製造する
には、まず雄体を有するテープ体Aと雌体を有す
るテープ体Bとを別々に製造し、次いでこの両テ
ープ体を両面接着テープの表面に中央線Cを境と
して半分ずつ貼りつけ、両面接着テープの裏面に
保護フイルムのテープDを貼りつける工程がとら
れていた。
発明が解決しようとする問題点 したがつて、雄体を有するテープ体、雌体を有
するテープ体は別々の織機で織成しなければなら
ず、また両面接着テープへの貼着も両方のテープ
体を並べて貼りつけるため、手数がかかると共に
細心の注意を必要とする等の問題点を有してい
た。
そこで本発明は、従来の問題点を解消して、製
造に手数がかからず、能率よく簡単に製造するこ
とができる接着剤付き面フアスナーの製造方法を
提供することを目的としたものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、テープ体
の幅方向半分に雄体の係合要素を、また残り半分
に雌体の被係合要素を一体に織成し形成したテー
プ体の裏面に、接着剤を塗布し、テープ体の幅よ
り若干広い剥離紙を貼着した後、該テープ体を剥
離紙が上方にくるようにして2段の溝を設けたガ
イド部材上に送給して、上方段部に剥離紙の両端
部を支持案内させ、下方段部に雄体の係合要素と
雌体の被係合要素とを案内させて、ガイド部材の
中央に設けたアンビルローラと、その上方に設け
た超音波または高周波発生体とにより、剥離紙を
残してテープ体のみを幅方向の中央より切断して
接着剤付き面フアスナーを製造するようにしたも
のである。
実施例 以下本発明の接着剤付き面フアスナーの製造方
法の実施例を説明する。
第1図は本発明の製造方法によつて製造された
接着剤付き面フアスナー1の製品を示したもの
で、その製品は、第1図および第2図に示すよう
に、テープ体は中央の切断縁7によつて2分され
ており、右半分にはループ3を備えた雌体が、ま
た左半分にはループを切断して形成したフツク状
またはきのこ状の係合要素を備えた雄体が、夫々
剥離紙9に一体に貼着されて一対の面フアスナー
を構成している。そして中央および両側縁には平
らな耳部4,5,6が形成されている。出来上つ
た製品は、第3図に示すように長尺のままスプー
ル10に捲取られるか、または一定長さ毎に切断
されて出荷され、使用に際しては、中央で切断さ
れて別体となつている雄体、雌体の面フアスナー
を剥離紙9より夫々剥取り、面フアスナーの取付
け位置に、裏面の接着剤により夫々貼着して取付
けて使用するものである。或いは強固に取付ける
には、雄体、雌体の耳部4,5,6を夫々縫着し
て取付けて使用する。
次に本発明の製造方法について説明すると、第
1工程はテープ体の織成工程であるが、テープ体
は通常の面フアスナー用のニードル織機により織
成され、組織は、第1図に示すように、中央部お
よび両側縁部に夫々ループを形成しない耳部4,
5,6が、その他の左半分、右半分はいずれもル
ープを形成するパイル組織によつて一体に織成さ
れる。そして左半分と右半分ではループを形成す
る糸だけが異り、左半分においてはループを形成
した後その一側を切断してフツクを形成し、また
はその中央を切断し先端をつぶしてきのこ状の係
合要素を形成するため、ループ形成糸にナイロン
のモノフイラメント糸が用いられ、右半分におい
てはループをそのまま用いて雌体とするため、ル
ープ形成糸にナイロンのマルチフイラメント糸が
用いられる。そして地組織においては、右、左と
も共通の緯糸および経糸で織成され、これには普
通のナイロン糸が用いられる。以上のような構成
で織成されたテープ体はその後染色、洗浄工程を
通して所定の色に染色される。
次いで染色を終了したテープ体はテープ体の補
強とループの抜け止めのために、テープの裏面に
合成樹脂液がコーテイングされる。そしてテープ
体の左半分のモノフイラメント糸で形成されてい
るループを切断してフツク状またはきのこ状係合
要素を形成するためループ切断工程に通される。
このループ切断工程は通常に行われているループ
切断手段によつて行うもので、ループの一側部を
切断してフツクを、またはループの中央部を切断
しその先端部を熱によりつぶしてきのこ状の係合
要素を形成してテープ体の左半分に雄体を形成
し、右半分はそのままループにより雌体として、
テープ体に雄体、雌体の一対よりなる面フアスナ
ーを形成するものである。
そしてテープ体の裏面に感圧接着剤が塗布さ
れ、次いてこれに剥離紙9が貼着される。
最後は剥離紙9を貼着したテープ体の表面を、
中央部の耳部4においてテープ体の基布8のみを
切断して雄体、雌体を各別に切離す工程である
が、この工程は剥離紙9を切断せずにテープ体の
基布8のみを切断するために超音波による基布切
断機11を用いる。第4図はその基布切断機11
を簡略に示したものであり、第5図は第4図の
−線の断面図を示すもので、テープ体は剥離紙
9を上面にしてガイド16上を移送し、上方に設
けた超音波ホーン12と下方に設けたアンビル1
3の間を通して超音波によりナイロン製の基布8
を溶断するのである。ナイロンは紙より溶融点が
低いので超音波ホーン12の高さを調節すること
によりナイロン製の基布8だけを切断することが
できる。14はその超音波ホーン12の高さを調
節するための調節ネジである。テープ体の移送に
際しては、第5図に示すように、基布8より巾広
く貼着されている剥離紙9の両側部を、ガイド1
6に設けた段部15に掛け、基布8はガイド16
の溝内に嵌合させて移送することにより、テープ
体の中央部を正確に切断することができる。なお
超音波の代りに高周波を用いても同様に剥離紙9
を切断せずに基布8のみを切断することができ
る。
以上のような工程により、雄体と雌体を対にし
た接着剤付き面フアスナーを、手数をかけずに、
能率よく簡単に製造することができるものであ
る。
発明の効果 本発明は、前述のように一枚の基布に、雄体と
なるループ状の係合要素と、雌体となるループ状
の被係合要素を一台の織機で同時に織成し、雄体
と雌体を形成した後、雄体と雌体とが対となつた
状態で接着剤の塗布、剥離紙の貼付けを行うた
め、作業が簡単で能率よく製造することができる
と共に、雄体と雌体を常に同一の長さで生産でき
るので、生産管理や在庫管理が楽となる。また剥
離紙を貼付けた後に2段の溝を設けたガイド部材
に送給してテープ体の基布だけを切断するように
したため雄体、雌体の各テープ体の切断が容易に
しかもきれいに行える等大変優れた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法によつて製造した接
着剤付き面フアスナーの平面図、第2図は第1図
の−線の断面図、第3図は接着剤付き面フア
スナーをスプールに捲いた状態の斜視図、第4図
は本発明の製造方法に用いる基布切断機の側面
図、第5図は第4図の−線の断面図、第6図
は公知の接着剤付き面フアスナーの斜視図であ
る。 1……接着剤付き面フアスナー、2……フツ
ク、3……ループ、4,5,6……耳部、7……
中央切断縁、9……剥離紙、11……基布切断
機、12……超音波ホーン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープ体の幅方向半分に雄体の係合要素を、
    また残り半分に雌体の被係合要素を一体に織成し
    形成したテープ体の裏面に、接着剤を塗布し、テ
    ープ体の幅より若干広い剥離紙を貼着した後、該
    テープ体を剥離紙が上方にくるようにして2段の
    溝を設けたガイド部材上に送給して、上方段部に
    剥離紙の両端部を支持案内させ、下方段部に雄体
    の係合要素と雌体の被係合要素とを案内させて、
    ガイド部材の中央に設けたアンビルローラと、そ
    の上方に設けた超音波または高周波発生体とによ
    り剥離紙を残してテープ体のみを幅方向の中央よ
    り切断するようにしたことを特徴とする接着剤付
    き面フアスナーの製造方法。
JP29009585A 1985-12-23 1985-12-23 接着剤付き面フアスナ−の製造方法 Granted JPS62148602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29009585A JPS62148602A (ja) 1985-12-23 1985-12-23 接着剤付き面フアスナ−の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29009585A JPS62148602A (ja) 1985-12-23 1985-12-23 接着剤付き面フアスナ−の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62148602A JPS62148602A (ja) 1987-07-02
JPH0379003B2 true JPH0379003B2 (ja) 1991-12-17

Family

ID=17751732

Family Applications (1)

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JP29009585A Granted JPS62148602A (ja) 1985-12-23 1985-12-23 接着剤付き面フアスナ−の製造方法

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JPS62148602A (ja) 1987-07-02

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