JPH0377439A - 無線中継装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は移動無線通信において、不感地域対策として
用いられる無線中継装置に関する。

〔従来の技術〕

第４図は移動無線通信における不感地域対策用の無線中
継装置の使用状態の１例を示す図である。

同図において、１は基地局で電波（基地局波）ｆａを送
出する。２は列車等に搭載された移動局で上記電波ｆａ
を受信し、また電波（移動局波）ｆｂを送出する。この
電波ｆｂは基地局１で受信される。３はトンネル等の不
感地域に布設された漏洩同軸ケーブル（ＬＣＸ）あって
、移動局２との間で電波の授受を行う。４は無線中継装
置、５．５ａｓ　ｓｂ、５ｃは空中線ＡＮＴである。

第５図は従来の無線中継装置４の構成をブロック図で示
したものである０図において、４１ａは空中線側の分波
器、４１ｂは端末側ＬＣＸに接続される分波器、４２ａ
は空中線を通して受信した電波ｆ　、ａを第１増幅器４
４ａと第２増幅器４４ｂに分配する分配器、４２ａはＬ
ＣＸを通して受信した電波ｆｂを第１増幅器４５ａと第
２増幅器４５ｂに分配する分配器、４３ａは第１増幅器
４５ａと第２増幅器４５ｂの出力を切換えて、分波器４
１ａに送出する選択切換器、４３ｂは第１増幅器４４ａ
と第２増幅器４４ｂの出力を切換えて、分波器４１ｂに
送出する選択切換器である。

この構成において、基地局１が送信する電波ｆａを空中
線５を通して受信すると、分波器４２ａで移動局波ｆｂ
と分波して分配器４２ａに導き、第１増幅器４４ａ、第
２増幅器４４ｂに分配入力する。両端幅器の出力は選択
切換器４３ａを通して分波器４１ｂに入力され、移動局
波ｆｂと分波合成されて、ＬＣＸに出力され、移動局に
向けて送信される。また移動局２が送信する電波ｆｂを
ＬＣＸを通して受信すると、分波器４１ｂで基地局波ｆ
ａと分波後、分配器４２ａに導き、第１増幅器４５ａ、
第２増幅器４５ｂに分配人力する。両端幅器の出力は選
択切換器４３ｂを通しで分波器４１ａに入力され、基地
局波ｆａと分波合成されて、空中線５に送出される。

Ｃ発明が解決しようとする課題〕 この従来の無線中継装置では、移動局２からの電波ｆｂ
を受けていない場合にも、第１増幅器４５ａ、第２増幅
器４５ｂは最大利得で待機しているため、増幅器の雑音
出力が空中線５から基地局ｌに向けて送出されており、
基地局１の受信機はこの雑音を受けるために受信感度が
低下し、サービスエリアが狭くなり、Ｓ／Ｎ比劣化をも
たらすという問題があった。

この発明は上記問題を解消するためになされたもので、
従来に比し５雑音出力を低減して、基地局の受信機感度
の低下を防ぎ、サービスエリアを拡大することができる
無線中４１！装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、受信した移動局波
を増幅する増幅器の出力レベルを監視し、該出力レベル
が規定Ｉ／ベル以下の場合、基地局向は出力を遮断する
構成としたものである。

〔作用〕

この発明では、移動局からの電波を基地局へ中継する増
幅器の出力が監視され、該増幅器出力が規定値以下であ
る場合に、出力を終端するので、基地局側への雑音出力
を阻止することができるや〔実施例〕 以下、この発明の１実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、４６はモニタ機能付スイッチであって
、入力のレベルが規定値以下である場合には開路する動
作を行い、選択切換器４３ｂと分波器４１ａとの間に挿
入されている。他の構成は前記第５図のものと同じであ
るので、同一符号を付しである。

この構成においては、選択切換器４３１）で選択された
第１増幅器４５ａもしくは第２増幅器４５ｂの出力か規
定値以上である場合には、スイッチ４６が閉路するので
、両端幅器による電波ｆｂの増幅出力が上記規定値以上
であるようにしておけば、受信した電波ｆｂは分波器４
１ａで電波ｆａと分波合成され、空中線５から基地局１
に向けて送信される。移動局波ｆｂを受信していない場
合の第１増幅器４５ａもしくは第２増幅器４５ｂの出力
は規定値以下となり、スイッチ４６が開路して、第１増
幅器４５ａもしくは第２増幅！５４５ｂの出力を終端さ
せる。このため、両端幅器の雑音出力が基地局１で受信
されることは無い。

なお、上記実施例では、選択切換器４３ｂと分波器４１
ａとの間にスイッチ４６を挿入しであるが、第２図に示
すように、第１増幅器４５ａ第２増幅器４５ｂの各出力
と選択切換器４３ｂとの間に挿入しても同様の効果を得
ることができる。

第３図はこの発明を共通増幅方式の無線中ｍ装置に実施
した例を示したもので、２１ａ、２１ｂは電波ｆａ通過
用帯域フィルタ（ＢＰＦ）であり、２２ａ、２２ｂは高
周波２分配器（１８０°）、２３ａ、２３ｂは広帯域増
幅器、２４は電波ｆａ阻止用の帯域フィルタ、２５は電
波ｒｂの通過用帯域フィルタである。

この構成において、電波ｆａは基地局向けＬＣＸから入
力し、帯域フィルタ２１ａを通過して２分配器２２ａに
入り、２分配器２２ａの出力は広帯域増幅器２３ａ、２
３ｂで増幅されたのち、２分配器２２ｂで同相合成され
、帯域フィルタ２１ａを通り端末側ＬＣＸに送出され、
移動局２と結合する。移動局２からの電波ｔｂは、端末
側■、ＣＸから入力し、帯域フィルタ２５ｂを通過し、
２分配器２２ａ、両店帯域増幅器２３ａ、２３ｂ、２分
配器２２ｂを通して増幅結合され、電波ｆａ阻止用の帯
域フィルタ２４を通過し、スイッチ４６に導かれる。上
記増幅結合した出力が移動局波ｒｂを有する場合にのみ
、スイッチ４６を通過する。

なお、上記実施例では、移動局からの電波ｆｂを基地局
へ中継する増幅器の出力を監視して、増幅器出力が規定
値以下である場合に、出力を終端する槽底であるが、基
地局からの電波ｆａを移動局へ中継する増幅器の出力も
監視して、増幅器出力が規定値以下である場合に、出力
を終端する槽底とすることも可能である。但し、この場
合、使用時のみ送信する場合に限られる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明した通り、移動局からの電波を基地
局へ中継する増幅器の出力を監視して、増幅器出力が規
定値以下である場合に、出力を終端するので、基地局側
への雑音出力を阻止することができ、中継装置からの雑
音出力による基地局の受信感度低下を防いで、従来に比
し、サービスエリアを拡大することができ、所望のＳ／
Ｎ比を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は各々この発明の実施例を示すブロック
構成図、第４図は無線中継装置の使用状態を示す図、第
５図は従来の無線中継装置のブロック構成図である。 図において、２１ａ、２１ｂ・−基地周波通過用帯域フ
ィルタ、２２ａ、２２ｂ−・高周波２分配器、２３ａ、
２３　ｂ−・広帯域増幅器、２４・−移動周波阻止用帯
域フィルタ、２５ａ２５ｂ−移動周波通過用帯域フィル
タ、４１ａ、４１ｂ−・・・分波器、４２　ａ、　４２
　ｂ−・−分配器、４３ａ、４３ｂ−・−選択切換器、
４４ａ、４４ｂ、４５ａ、４５　ｂ・−・増幅器、４６
・−モニタ機能付スイッチ。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 移動局が送出する移動局波を受信して基地局へ中継する
   とともに上記基地局が送出する基地局波を受信して上記
   移動局へ中継する無線中継装置において、受信した移動
   局波を増幅する増幅器の出力レベルを監視し、該出力レ
   ベルが規定レベル以下の場合、増幅器出力を終端させる
   ことを特徴とする無線中継装置。