JPH0377302A - ガス絶縁変圧器用負荷時タップ切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ガス絶縁変圧器用負荷時タップ切換装置に関
するもので、特に前記ガス絶縁変圧器を、地下空間や屋
内空間に配置するのに適するガス絶縁変圧器用負荷時タ
ップ切換装置に関する。

（従来の技術） 従来油入変圧器等に用いられる変圧器内蔵形負荷時タッ
プ切換装置ｆ（以後ＬＴＣと称す）においては、同軸回
転式のものを用いる場合、前記Ｌ”ＦＣの構造上の点か
ら、ＬＴＣ内部構成ユニッＨ点検時には、前記変圧器の
ＬＴＣ上部蓋を関目し、ＬＴＣ室部の絶縁油を排出する
ことなく、前記ＬＴＣの内部構成ユニットのみ、上部空
間に吊り出して、内部点検を行う構造が一般的であった
。

（発明が解決しようとする課ＩＩ） このような構造の負荷時タップ切換装置では地下空間や
屋内空間のように、変圧器上部空間に余裕のない設置条
件下では、従来の一般的なＬＴＣ点検形態では、設置場
所の床面から天井までの高さ寸法に、前記ＬＴＣの点検
時の吊り立し空間分のす法を見込んでおく必要があった
。

このため地下式変電所や屋内変電所の設計において階高
方向寸法の増大は、建物の建設コスト。

耐震設計に大きく影響し、前記建物高さ方向の寸法を低
減することがすなわち、大きな課題として重要な検討項
目であった。

本発明は以上の点に鑑みて変圧器上部への吊り上げ空間
を無くシ、建屋高さ寸法を減少し、建設コストの大幅な
削減ができるガス絶縁変圧器用負荷時タップ切換装置を
得ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明はＬＴＣを有する変圧器の中で、前記変圧器の内
部絶縁媒体として油に比べて著しく取扱いが容易な絶縁
ガスを用いる、ガス絶縁変圧器を採用し、前記ＬＴＣ内
部点検時に、ＬＴＣ内部構成ユニットを、変圧器上部空
間へ吊り出すことなく、変圧器タンク側面方向に引き出
すことを可能としたレイアウトを採用することによって
、前記ガス絶縁変圧器を地下式変電所もしくは建屋的変
電所設置を考える際の建物階高方向の寸法低減を可能と
することを特徴とする。

（作用） 前記ＬＴＣの内部要素の点検スペースを、変圧器上部空
間から変圧器側面に移すことによって、設置場所の建物
の階高寸法を大幅に低減させ、建屋設計や地下変電所の
建物設計上で、建設費の削減、耐震強度の向上等の特長
が得られるものとなる。

（実施例） 以下に本発明の一実施例について第１図を用いて説明す
る。

１はガス絶縁変圧器本体タンク、２はガス絶縁変圧器鉄
心部、３はガス絶縁変圧器巻線部、４はタンク内部絶縁
用絶縁ガス空間、５はガス絶縁負荷特電圧調整器（以後
ＬＶＲと称す）タンク、６はガス絶縁ＬＶＲ用電圧調整
巻線部、７はガス絶ｍＬＶＲ用鉄心部、８は本体タンク
〜ＬＶＲタンク間接続リード母線部、９は負荷時タップ
切換器、１０はガス絶縁変圧器外部引出し主回路部、１
１は主回路リード導体支持用絶縁スペーサ、　１２はＬ
ＴＣ切換開閉器部（以後ＤＳと称す）、１３はＬＴＣタ
ップ選択器部（以後ＴＳと称す）、１５はＤＳ、ＴＳ間
導体リード分離接続部、１６はＤＳ、ＴＳ間駆動軸連結
部、１７はＤＳ絶縁筒、ＴＳ間支持アーム、１８は電動
操作機構、１９は電動操作連結リンク部。

２０はＬＴＣ内部要素点検用マンホール開口部、２１は
ＬＴＣ内部要素引き出しスペースを示す。

ここでまず、ＤＳ１２とＴＳ１３は簡易な作業で分離接
続が可能な導体リード接続部１５と駆動軸連結部１６及
びＤＳ絶縁筒、ＴＳ間支持アーム１７で上下に連結接続
されるよう構成することによって常時の運転では一体の
機械的動作と電気的性能を得られるようになっている。

この実施例ではＬＴＣの基本動作は従来形と同じ形態を
取っているが、ＬＴＣの内部点検時にはＬＶＲタンク５
内の絶縁ガスのみ外気へ放出後。

点検マンホール開口部２０を開け、まず、導体リード接
続部１５．駆動軸連結部１６及びＤＳ絶縁筒、ＴＳ間支
持アーム１７を簡単な作業で取外し上部ＬＴＣユニット
と切離してＴＳ部１３をまず点検マンホールから引き出
す、この状態の姿を第２図に示す。

次に、第３図に示すように上部の電動操作連結リンク部
１９を取り外すことによって、０８部１２を下部におろ
し、更にマンホール側横方向に移動させ点検マンホール
から続いて引出すことが可能となる。

このようにＬＴＣ部に内部からの分解構造を採用し、か
つタンク５側面に点検マンホール２０を設けることによ
って、ＬＴＣ内部ユニットの引出し空間を変圧器上部空
間にＬＴＣ点検用の為の空間を設ける必要がなくなり、
変圧器収納建屋の設計コスト及び建屋耐震設計上大変有
利になると考えられる。

次に別の実施例を第４図を用いて説明する。

この例では負荷時タップ切換器９を前例とは９０’角度
をずらせ横倒しの形態でＬＶＲタンク５内に収納した例
である。この例ではＬＴＣ内部ユニット点検の為の引出
し方法として第５図に示すように、従来どおりＬＴＣフ
ランジ部を開口して０８部１２とＴＳ部１３を引き出す
方法が考えられる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、ガス絶縁変圧器用負荷時タップ切換
装置の内部点検時のＬＴＣ内部ユニットの引き出し空間
を、変圧器上部空間から変圧器タンク側面空間に移動さ
せたＬＴＣのレイアラｈ、形態とマンホール位置を考慮
することによって、前記ガス絶縁変圧器を地下変電所も
しくは建屋内に設置するに当って、前記地下変電所及び
変圧器収納建増の設計上、床面から天井までの高さψ法
を短縮するこヒが可能となり、前記地下変電所及び建増
の建設コストの低減と耐震強度の向上が図れるものとな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すガス絶縁変圧器用負荷
時タップ切換装置の構成図、第２図は第１図の構成でＬ
ＴＣ内部ユニットの引き出し過程を示す構成図、第３図
も同じく第１図の構成でのＬ　Ｔ　Ｃ内部ユニットの引
出し過秘を示す４を成因、第４図は本発明の別の実ＩＮ
例を示す構成図、第５図は第４図の構成でのＬＴＣ内部
ユニットの引き出し形態例を示す構成図である。 １・・・ガス絶縁変圧器本体タンク ４・・・タンク内部絶縁用絶縁ガス空間５・・・負荷時
電圧調整器タンク（ＬＶＲ）６・・・ガス絶縁Ｌ　Ｖ　
Ｒ用型圧調整用巻線部９・・・負荷時タップ切換器（Ｌ
ＴＣ）１０・・・ガス＃！縁変圧器外部引出し主回路部
１２・・・ＬＴＣ切換開閉器部（ＤＳ）１３・・・ＬＴ
Ｃタップ選択器部（ＴＳ）１５・・・ＤＳ−ＴＳ間導体
リード分離接続部Ｉ６・・・ＤＳ−ＴＳ間駆動軸連結部 Ｉ７・・・ＤＳ絶縁筒、ＴＳ間支持アーム１８・・・電
動操作機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　変圧器タンク内主回路絶縁媒体として、絶縁性ガスを
   充填して用いるガス絶縁変圧器の負荷時タップ切換装置
   において、前記変圧器タンク側面空間に負荷時タップ切
   換器の内部構成物を抜き出すことが可能なように前記タ
   ンク側面に引き出し用開口部を設け、前記負荷時タップ
   切換器のタップ選択器部と、切換開閉器部を個別に分離
   して前記タンク側面部開口部から引出し可能とした事を
   特徴とする、ガス絶縁変圧器用負荷時タップ切換装置。