JPH0376902A - アスファルトコンクリート礫及び該アスファルトコンクリート礫を用いた防水床施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 この発明は、加熱圧延により舗装が可能なアスファルト
コンクリ−１・礫と、それを用いた駐車場等の防水床の
施工方法に関するものである。

（従来の技術） 屋外駐車場などの床構造には、雨水の浸透を防ぐ防水性
が要求される。これは、前記の床構造に、耐荷重、耐久
性が要求されるため、基礎床をコンクリート基礎床で構
成する構造が採用されており、この基礎床に雨水が浸透
すると、コンクリートのアルカリ成分が浸透した雨水に
混じり、コンクリート基礎床の亀裂部分などから自動車
の車体の上に落下し、車体の塗装面を損傷するため、コ
ンクリート基礎床への雨水の浸透を防水構造により閉止
する必要があるからである。

したがって、従来の床構造においては、コンクリート基
礎床の表面にアスファルトコンクリート舗装を施し、こ
の舗装により床構造に防水性を付与する手段が採用され
ている。

（発明が解決しようとする課題〉 前記したような従来構造において、コンクリート基礎床
にアスファルトコンクリート舗装を施すには、プラント
工場でアスファルトと骨材を加熱し、加熱状態のまま作
業現場に搬入し、これを防水層が施されたコンクリート
基礎床の表面に敷きならしたのら、圧延ローラーにより
圧延してアスファルトコンクリート舗装面を形成する手
段がとられている。

このような手段による舗装では、アスファルトコンクリ
ートの圧延時、アスファルトコンクリ−ら防水層が部分
的に脹らみ、それが原因で完成した舗装面に亀裂が入る
ことが多い。このために、再舗装するなどの手直しを必
要とするなどの問題が生ずる。

また加熱アスファルト混合物の異臭、敷ぎならし作業に
おける高熱作業環境などの苛酷労働条件や中高層建築物
の屋上に建設する屋上駐車場の床をアスファルトコンク
リート舗装する場合は、アスファルトフィニッシャ−１
圧延ローラーなどの基材の搬入、搬出の作業が容易でな
く、作業能率に劣るなどの問題点があり、これらの問題
が、この発明の解決課題となる。

（課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための手段として、この発明は、所
要粒度の骨材と、その骨材を包む所要厚さのアスファル
ト被覆層から、アスファルトコンクリートを礫化し、ま
たアスファルト被覆層を加熱融着が容易な改質アスファ
ルトとして、加熱圧延により舗装できるようになし、こ
れにより従来のに課題を解決してなる。

また前記アスファルトコンクリート環を、表面に防水層
を施したコンクリート基礎床に層状に敷き詰め、そのア
スファルトコンクリ−１〜礫層をトーチにより加熱して
、アスファルト層を溶融しながら、溶融部分を圧延ロー
ルにより平らに圧延し、アスファルトコンクリート礫層
を前記コンクリート基礎床に融着して防水床となすこと
によって、前記従来の防水床の施工上の課題を解決して
なる。

（作　用） この発明によれば、コンクリート基礎床の上に敷き詰め
たアスファルトコンクリート礫層が、トーチの加熱作用
を受けて熱溶融する改質アスファルトの被覆層部分によ
り、１コンクリート基礎床に融着一体化し、熱融着した
アスファルトコンクリート礫層が圧延ローラーの圧延に
よりコンクリート基礎床の防水舗装面として作用する。

またアスファルトコンクリート環には、加熱アスファル
ト混合物とことな、って異臭の問題がなく、施工に際す
るこれまでの問題が解消されることから、作業能率を促
進させる作用がある。

（実施例） 図示の実施例により、この発明の詳細な説明する。

図示の実施例は、この発明を屋上駐車場の防水床構造に
実施した例であって、屋上階のデツキプレート１にコン
クリート基礎床２が打設され、この基礎床２の表面には
、改質アスファルト系や合成高分子系ルーフインクなど
からなる防水層３が施されている。

防水層３の表面には、骨材４１を核とし、この核の周囲
をＡＰＰあるいはＳＢＳ系ポリマーによる改質アスファ
ルト被覆層４２で包んだアスファルトコンクリート環４
が層状に敷き詰められて、アスファルトコンクリート環
！！！５が積層される。

前記したアスファルトコンクリートＰｓ４は、粒径が５
〜１０＋ｅｍ程度の天然または人工の骨材４１に改質ア
スファルト被覆層４２を約２ｍｍ程度の厚さにて被覆し
たもので、コンクリート基礎床の上に敷き詰める層の厚
さは約５０ｎｍ程で、トーチ５による加熱作用の際、層
全体が溶融し、しかも防水床としての構造強度を有する
。

前記したように、コンクリート基礎床２に対しては、前
記アスファルトコンクリートＰＪ４が層状に敷き詰めら
れ、アスファルトコンクリート礫ＷＪ５を形成するもの
であるが、このアスファルトコンクリート礫層５は、そ
の敷き詰め作業を複数段階に分け、基礎となるコンクリ
ート基礎床に対し、まず最初の作業段階では比較的薄く
敷く、そしてこのアスファルトコンクリート礫層を第２
図に示すように、手持ちのＬ　Ｐ　Ｇバーナーなどのト
ーチ６で表面から炙り、アスファルトコンクリート礫層
５を構成するアスファルトコンクリート酸４のアスファ
ルト被覆層４１を加熱溶融しながら、溶融部分を圧延ロ
ーラ７により圧延してコンクリート基礎床と一体化させ
、ついで、同様の作業により、二層、三層に重ねる作業
を行なって、圧延、固化されたアスファルトコンクリー
ト礫層を舗装面とする防水床を施工するものである（第
２図参照）。

なお、前記したアスファルトコンクリート酸の組成と舗
装条件によっては、前記した敷き詰め、加熱溶融、圧延
作業等は、複数段階に分けず、シーケンシャルな一回の
作業のみで行なうこともできる。

このようにして完成された防水床は、最外層のとなるア
スファルトコンクリート礫層が熱溶融し、圧延による作
用で、下地のコンクリート基礎床の防水層と一体化して
、防水舗装面として機能し、従来のアスファルトコンク
リート舗装面と全く変らない防水作用、舗装作用を営な
む。

（発明の効果） 前記したように、この発明によるアスファルトコンクリ
ート酸は、常温にて搬送できるので、揚重が容易であり
、加熱アスファルト混合物と異なって異臭がきわめて少
なく、またコンクリート基礎床に対する改質アスファル
ト被覆層の加熱ｗＡ看もトーチによる加熱で事足りるの
で、施工を小人数で行なうことができ、加熱溶融時に生
ずる異臭、水蒸気は、加熱アスファルト混合物を敷設し
て施工を行なう場合はど問題視されない。この結果、作
業の単純化が図られ、作業能率が促進し、更に従来にお
いて課題となっていたアスファルトコンクリート舗装面
の不完全な施工がなくなり、周期による作業環境の悪化
、苛酷な作業労働条件などを一挙に解決できる利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係るアスファルトコンクリート酸
の断面図、 第２図は、アスファルトコンクリート酸を用いた防水床
の施工説明図、の−例を示す説明図、第３図は、前記施
工方法により施工された防水床の断面図である。 １・・・・・・・・・デツキプレート ２・・・・・・・・・コンクリート基礎床３・・・・・
・・・・防水層 ４・・・・・・・・・アスファルトコンクリート酸４１
′・・・・・・骨材 ４２・・・・・・改質アスファルト被覆層５・・・・・
・・・・アスファルトコンクリート礫層６・・・・・・
・・・トーチ ７・・・・・・・・・圧延ロール

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所要粒度の骨材と、その骨材を包む所要厚さのア
   スファルト被覆層とからなり、かつアスファルト被覆層
   は加熱融着が容易な改質アスファルトからなることを特
   徴とするアスファルトコンクリート礫。
2. （２）請求項１記載のアスファルトコンクリート礫を、
   表面に防水層を施したコンクリート基礎床に層状に敷き
   詰め、そのアスファルトコンクリート礫層をトーチによ
   り加熱して、アスファルト被覆層を溶融しながら、溶融
   部分を圧延ロールにより平らに圧延し、アスファルトコ
   ンクリート礫層を前記コンクリート基礎床に融着してな
   ることを特徴とするアスファルトコンクリート礫用いた
   防水床の施工方法。