JPH037602A - キヤツプベース構造のタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は高速耐久性、耐摩耗性、耐偏摩耗性、低転勤抵
抗性等に優れ、更には耐末期のカット、チップ性にも優
れたキャップベース構造のタイヤに関する。

（従来の技術） 従来、耐摩耗性、耐偏摩耗性を向上させると開発熱性が
悪化する為、キャップベース構造のタイヤを採用しベー
スに低発熱性ゴムを用いている、。

更に耐久性、耐摩耗性を向」ニさせるには低発熱性のベ
ースゴムを開発する必要がある。そのためには充填剤（
フィラー）としてカーボンブラックの単独使用では限度
があった。そこでフィラーとしてシリカとカーボンブラ
ックの併用について検８ｊを行イ、ベースｌレッドにお
いて両者の特定比率の使用及びシランカップリング剤、
特定の結合剤の使用により、ベーストレッドとしての性
ｆｉｌＲを満足し代発熱、Ｉ’ｄｊ破壊引裂強度、副末
期のカッｌ、ｆツブ性が改善されることを見い出し５た
。

（発明が解決しようとする課題） 本発明の目的は高速耐久性、剛摩耗性、耐偏摩耗性、低
転動抵抗性等に優れ、更には創末期のカッ１、チップ性
（こも優れたキャップベース構造のタイヤを提供するこ
とにある。。

（課題を解決するための手段） 本発明はトレッドゴムが）・レッド表面部のキャップゴ
ムと、ベルトに接する部分のベースゴムの２層構造より
なるタイヤにおいて、ゴム成分１００重電部に幻してカ
ーボンブラックを１０〜４０爪量部、シリカを１０−４
０重量部、両者のトータルフィラー量２０−８０重量部
を含有し、１・−タルフィラー中のシリカけは２５〜７
５％であり、更にシリカ量の５〜２０％のシランカップ
リング剤を含有するゴム組成物Ｊ：り得られるベースＩ
−レツ１ｔを使用したことを特徴どするキャップベース
構造のタイヤに係る、。

本発明のタイヤのベース１−トッドのゴム成分としては
天然コノ、（ＮＲ）、ブタンエンゴム（ＩＩ　Ｉ”（＞
、スチレンブタンエンゴム（Ｓ　Ｂ　ＲＬ　イソプレン
ゴム（Ｉ　Ｒ）及びこれらのブレンドを使用することが
できる。

本発明はゴム成分１００重量部に灯してカーボンブラッ
クを１０〜４叫上部、シリカを１０〜４０重量部、両者
のトータルフィラー眠２０〜８０重量部を含有し、トー
タルフィラー中のシリカ量は２５〜７５％であり、更に
シリカ量の５〜２０％のシランカップリング剤を含有す
るゴム１１成物より得られろベースト１／ツドを使用し
たことを特徴とする。

カーボンブラック又はシリカが１０重量部未満及び両者
のトータルフィラー量が２０重量部未満では転勤抵抗性
は優れるが、偏摩耗性、摩耗性、末期のカッｌ性が者し
く低下する。カーボンブラック又はシリカが４０重量部
を越え或いは両者の１・−タルフィラー量が８０重量部
を越える場合は転勤抵抗性が悪化し、補強剤を増鼠した
割には末期の摩耗性が改良されず、ベルｌ耐久性の低下
がみちれる。

更に１・−・タルフィラー中のシリカ量が２５％未満で
は転勤抵抗性、ベルト耐久性の改良がみられず、−：（ 又７５％を越えると末期のカッ１性、ｊ？耗性の改良が
みられない。

本発明で用いられるシランカップリング剤としては各種
公知のものを使用でき、代表例としてγメルカプ１プロ
ピル１９メトキシシラン（ユニオンカーバイＩＦ、Ａ１
８９）、アーアミ７ブロビル１リエトキシシラン（ユニ
オンカーバイｌ＝’、Ａｌ１００）、ビス（３−（＋−
リエトキシシリル）プロピルコテトラスルフアイｌζ（
デグサ、５ｉ−６９）等を挙げることができる。シラン
カップリング剤の量がシリカ量の５％未満の場合は補強
性（硬度、モノユラスの低下、引張強さ）が劣１）発熱
性が悪化する。２０％を越える場合は性能的には顕著な
差はみられないがコストが向−１ニする。

本発明では使用末期のカッＩ・、チップ性を改良するた
め１こ、Ｉｌ記ベースルツ１！川用ム組成物中に、更に
レゾルシンもしくはレゾルシン誘導体、ならびにメラミ
ン１分子当たり、結合ホルマリン数およびメトキシ基数
が、 ４≦（乳１１合ホルマリン数）≦（（、２≦（メトキシ
基数）〈６の範［川で、かつ−量体含量が６０〜９０％
のメラミン誘導体を配合することが有効である。

ここで１７ゾルシン誘導体としては、レゾルシン・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂
とアルキル７エ７−ル デヒ１？樹脂との溶融混合物などが挙げられる。又、メ
ラミン誘導体としてはメラミン１分子当たり、結合ホル
マリン数およびメトキシ基数が、４≦（結合ホルマリン
数）≦６、 ４≦（メトキシ基数）く〔３であることが好ましい。

本発明のメラミン誘導体において、−量体含量は多いほ
ど加硫ゴムは優れた動的特性を示（、、なおかつ未加硫
ゴム配合物は高いスコーチ安定性を示す。即ち一ｉ体含
量が６０％未満では、たとえメラミン１分子当たりの結
合ホルマリン数及びメトキシ基数が、本発明の範囲にあ
ったとしても、優れた動的特性、更には高いスコーチ安
定性は得られない。−量体含量が９０％を越えると、通
常の製遣方法ではイｉ！られす、特別の精製工程を必要
とするため、製造コストが大ＩＪに増加し、工業的価値
が低下するため、実用上−散体含量は６０〜９０％の範
囲が選択される。

またメラミン１分子当たりの結合ホルマリン数は多い程
、加硫ゴムの動的特性か優れる傾向にあり、結合ホルマ
リン数が４未満では充分な効果が得られない。

またメラミン誘導体中のメｌ−キシ基とフリーのメチロ
ール基の比率も、加硫ゴムの動的特性ならびに未加硫ゴ
ムの加工性に大巾に影響を与える。

即ち、メラミン誘導体の＝−散体含量ならびにメラミン
１分子当たりの結合ホルマリン数が一定としても、メト
キシ基が少ない程、フリーのメチロール基数が多い事を
意味し、加硫ゴムの動的特性は若干向上する傾向にある
ものの、未加硫ゴムの加工性は大巾に低下する点が存在
し、その傾向はシリカを含有する系で顕着である。

本発明においてレゾルシンもしくはレゾルシン誘導体は
、ゴム１００重里部に則し、通常０．１〜７重１ｉｌｉ
１部、好ましくは０．３〜５重量部配合される。又、メ
ラミン誘導体は、ゴム１００重量部に対し、通常０．５
〜７重量部、好ましくは１〜５重量部配合される。

本発明のタイヤは上記成分を通常の加工装置、例エバロ
ール、パンバリーミキ→ノ゛−、ニーグーなどにより混
練することにより得られるゴム組成物をベーストレッド
部に使用して常法により製造でトる。また」二記成分の
他に公知の加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅
延剤、有機過酸化物、補強剤、可塑剤、老化防止剤、粘
着付与剤、着色剤等を添加できることは勿論である。

」二記ゴム組成物をベーストレッドゴムとして用いる以
外、タイヤの製造は公知の方法に従って行うことができ
る。ベースゴムの厚みはノンスキッドベース（ベルト部
からトレッド溝底本での距離）の３０％以上、好ましく
は５０部以」二が望ましい。キャップゴム組成物として
は例えば天然ゴム（ＮＲ）、ブタンエンゴム（ＢＲ）、
スチレンブタノエンゴム（ＳＢＲ）、インプレンゴム（
ＩＲ）及びこれらのブレンドを使用することができるが
、ゴム成分中におけるスチレン量は２０重量％以下とす
るのが好ましい。キャップゴムの厚みはメンスキッドベ
ース（ベルト部から；・レッド溝底までの距離）の７０
％以下、好ましくは５０％以下が望ましい、。

（発明の効果） 本発明のタイヤは高速耐久性、耐摩耗性、耐偏摩耗性、
低転勤抵抗性等に優れ、更には耐末期のカット、チップ
性にも優れている。

（実　施　例） 以下に実施例及び比較例を挙げて説明する。尚、配合は
重量部である。

実施例及び比較例 ＮＲ（Ｒ３Ｓ＃１）１．００部、トＩＡＦカーボンブラ
ック各部、ｌ５ＡＦ力−ボンブラツク各部、シリカ各部
、５ｉ６９各部、レゾルンン各部、スミ力ノール６２０
及び５０７各部、ヘキサミン各部、亜鉛華４部、ステア
リン酸２部、泡化防止剤（６ＰＰＤ）１部、加硫促進剤
（ＣＺ）１部（配合Ｎ　ｏ、Ｆ”　（７）　ｈ　１．２
部）、硫黄１．５部を、バンバリーミキサ−により充８
− 分に混練しベーストレッド用ゴム組成物を得た。

ここでスミカノール６２０は１を友化学製のレゾルシン
・アルキル７エ／−ル・ホルマリンの共ａｈ　合物、ス
ミカ／−ル５０７は同様住人化学製のメラミン・ホルム
アルデヒド・メタ／−ルの重縮合物５０′＠量％、シリ
カ３５重量％、プロセスオイル１５重量タロの混合物で
ある。

得られたゴム組成物を１４５°Ｃで３０分間、モールド
加硫し、その特性を測定した。結果を第１表に示す。Ｈ
ｓは硬さ、Ｍ　、ＩＯａは３００％引張応力、ｉ’Ｂは
引張強さを示す、 グツドリッチ発熱テス１は測定温度５０°Ｃ、ス１０−
ク５ｍ＋ｎ、回転数１６５０ｒｌｕｎで平衡になった表
ｍｉ温度を測定した。

屈曲試験は、Ｊ　Ｉ　Ｓ　　Ｋ６３０１に従い、比較例
１を１００として指数表示した。数値の大きい程良好で
ある。

第　　１　　表 試験例 第２表に示すキャップベース構造のタイヤのベルト耐久
性、転勤抵抗性、タイヤライフ及び使用末期状態を１ｏ
ｏＯＲ２０！４Ｐ　Ｒのタイヤを製作して下記の方法に
より測定した、。

（１１＞ベルト耐久性 ドラム（台」−耐久）テストにて故障する迄、タイヤを
走行させ、その走行記離をタイヤＩを１００として指数
表示した。数値の大きい方が耐久性は良好である。

（１））転勤抵抗性 米国自動Ｖｆｔ技術協会報文（ＳＡＥ）第７７０８７５
号に記載の測定法に準じ、タイヤが高温状態になった時
点での転勤抵抗を測定し、タイヤＩを１００として指数
表示した。数値の小さいノｊが良好である。

（ｃ）タイヤライフ 天川テスト評価にて取り外しされる迄の距離をタイヤＩ
を１００として指数表示した。数値の大きい刀が耐久性
が良好である。

（ｄ）使用末期状態 」−記（ｃ）で取り外しされたタイヤのトレッドを取り
除きスチールベルトに達しているキズの大きさを測定し
タイヤｌを１００として指数表示した。

数値の大きい方が耐末期状態が良好である。

１ ２ 第２表 （以　−１−０） 出　　願　　人 東洋ゴム工業株式会社 代　　３里　　人

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）トレツドゴムがトレツド表面部のキャップゴムと
   、ベルトに接する部分のベースゴムの２層構造よりなる
   タイヤにおいて、ゴム成分１００重量部に対してカーボ
   ンブラックを１０〜４０重量部、シリカを１０〜４０重
   量部、両者のトータルフィラー量２０〜８０重量部を含
   有し、トータルフィラー中のシリカ量は２５〜７５％で
   あり、更にシリカ量の５〜２０％のシランカップリング
   剤を含有するゴム組成物より得られるベーストレッドを
   使用したことを特徴とするキャップベース構造のタイヤ
   。
2. （２）上記ベーストレッド用ゴム組成物中に、更にレゾ
   ルシンもしくはレゾルシン誘導体、ならびにメラミン１
   分子当たり、結合ホルマリン数およびメトキシ基数が、 ４≦（結合ホルマリン数）≦６、 ２≦（メトキシ基数）＜６の範囲で、かつ一量体含量が
   ６０〜９０％のメラミン誘導体を配合する請求項１記載
   のタイヤ。