JPH0375696A - 電子金管楽器 - Google Patents
電子金管楽器Info
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- JPH0375696A JPH0375696A JP1211760A JP21176089A JPH0375696A JP H0375696 A JPH0375696 A JP H0375696A JP 1211760 A JP1211760 A JP 1211760A JP 21176089 A JP21176089 A JP 21176089A JP H0375696 A JPH0375696 A JP H0375696A
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Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、唇の振動を音程の切換えに利用した電子金
管楽器に関する。
管楽器に関する。
金管楽器は、管楽器のうち、奏者の両唇を振動させて発
音体とするリップ・リード系のものの総称とされている
。そして、トランペット等の金管楽器では、3つのバル
ブの選択的な操作と、唇及び呼気圧の倍音操作とを組み
合わせ、所望の音程を持つ楽音を発音させている。
音体とするリップ・リード系のものの総称とされている
。そして、トランペット等の金管楽器では、3つのバル
ブの選択的な操作と、唇及び呼気圧の倍音操作とを組み
合わせ、所望の音程を持つ楽音を発音させている。
そこで、このような金管楽器を模した電子金管楽器では
、3つのバルブスイッチによって音程を指定するため、
自然楽器としての金管楽器と同様に音程の切換えが必要
となる。
、3つのバルブスイッチによって音程を指定するため、
自然楽器としての金管楽器と同様に音程の切換えが必要
となる。
従来、電子金管楽器では、例えば、第9図に示すように
、楽器本体2にバルブスイッチ41.42.43を配置
するとともにマウスピース6が設けられ、そのマウスピ
ース6の反対側に倍音の切換えのためのロータリースイ
ッチ8が取り付けられている。このような電子金管楽器
では、自然楽器である金管楽器と同様に、マウスピース
6を口に(訂え、人差指をバルブスイッチ41、中指を
バルブスイッチ42、薬指をバルブスイッチ43に当て
、バルブスイッチ41〜43の選択的な操作とともに、
必要に応じてロータリースイッチ8を左手で回転させ、
所望の音程を得るのである。
、楽器本体2にバルブスイッチ41.42.43を配置
するとともにマウスピース6が設けられ、そのマウスピ
ース6の反対側に倍音の切換えのためのロータリースイ
ッチ8が取り付けられている。このような電子金管楽器
では、自然楽器である金管楽器と同様に、マウスピース
6を口に(訂え、人差指をバルブスイッチ41、中指を
バルブスイッチ42、薬指をバルブスイッチ43に当て
、バルブスイッチ41〜43の選択的な操作とともに、
必要に応じてロータリースイッチ8を左手で回転させ、
所望の音程を得るのである。
〔発明が解決しようとする課題]
ところで、このように、ロータリースイッチ8による倍
音の切換えは、自然楽器としての金管楽器とは全く異な
る操作を必要としているため、その操作に熟練を要し、
その操作が演奏を妨げるおそれがある。
音の切換えは、自然楽器としての金管楽器とは全く異な
る操作を必要としているため、その操作に熟練を要し、
その操作が演奏を妨げるおそれがある。
従来、管楽器を模した電子楽器として実開昭62−24
311号「電子管楽器」がある。このような複数の押ボ
タンを備えたリコーダ型電子楽器では、両手を演奏に用
いるため、トランペットのように片手での演奏ができな
い。
311号「電子管楽器」がある。このような複数の押ボ
タンを備えたリコーダ型電子楽器では、両手を演奏に用
いるため、トランペットのように片手での演奏ができな
い。
そこで、この発明は、マウスピースに対する唇の振動に
応じて音程の切換えを実現した電子金管楽器の提供を第
1の目的とする。
応じて音程の切換えを実現した電子金管楽器の提供を第
1の目的とする。
そして、奏者が唇を振動させた場合、マウスピースに結
合された共鳴管には、作用させた唇の振動の強弱に応じ
た共鳴音が得られる。
合された共鳴管には、作用させた唇の振動の強弱に応じ
た共鳴音が得られる。
そこで、この発明は、共鳴音のレベルを制御データに用
いて楽音制御を実現した電子金管楽器の提供を第2の目
的とする。
いて楽音制御を実現した電子金管楽器の提供を第2の目
的とする。
(課題を解決するための手段〕
(請求項1)
この発明の電子金管楽器は、第1の目的を達成するため
、音程を指定する音程指定手段(バルブスイッチ41〜
43)と、マウスピース(6)に結合されて該マウスピ
ースに対する唇の振動に共鳴させる共鳴管(10)と、
この共鳴管に生じた共鳴音を検出する共鳴音検出手段(
振動センサ12)と、前記音程指定手段で指定された音
程に対し、前記共鳴音検出手段で検出された共鳴音のピ
ッチに応じた音程に切り換える楽音制御手段(楽音制御
部20)とを備えたものである。
、音程を指定する音程指定手段(バルブスイッチ41〜
43)と、マウスピース(6)に結合されて該マウスピ
ースに対する唇の振動に共鳴させる共鳴管(10)と、
この共鳴管に生じた共鳴音を検出する共鳴音検出手段(
振動センサ12)と、前記音程指定手段で指定された音
程に対し、前記共鳴音検出手段で検出された共鳴音のピ
ッチに応じた音程に切り換える楽音制御手段(楽音制御
部20)とを備えたものである。
(請求項2)
また、この発明の電子金管楽器は、第2の目的を達成す
るため、前記共鳴音検出手段(振動センサ12、ピッチ
情報検出部16)が検出した共鳴音の音量を検出する音
量検出手段(音量情報検出部1B)を備え、前記共鳴音
の音量に応じて楽音の音量制御を行うように構成したも
のである。
るため、前記共鳴音検出手段(振動センサ12、ピッチ
情報検出部16)が検出した共鳴音の音量を検出する音
量検出手段(音量情報検出部1B)を備え、前記共鳴音
の音量に応じて楽音の音量制御を行うように構成したも
のである。
(請求項1)
この電子金管楽器では、トランペット等の自然楽器とし
ての金管楽器に対応する音程指定手段を備え、その音程
指定手段によって自然楽器と同様の運指法で音程の指定
が行われる。
ての金管楽器に対応する音程指定手段を備え、その音程
指定手段によって自然楽器と同様の運指法で音程の指定
が行われる。
奏者が唇の振動を作用させるマウスピースには、その振
動に共鳴する共鳴管が連結されており、共鳴管によって
唇の振動に応じた共鳴音が得られる。
動に共鳴する共鳴管が連結されており、共鳴管によって
唇の振動に応じた共鳴音が得られる。
そこで、その共鳴音は共鳴音検出手段によって検出され
、楽音制御手段では、そのピッチに応じて音程を段階的
に切り換える。
、楽音制御手段では、そのピッチに応じて音程を段階的
に切り換える。
このようにすれば、自然楽器の操作に近似した操作を以
て、容易に音程の切換えが行われ、任意の音程の指定が
行える。
て、容易に音程の切換えが行われ、任意の音程の指定が
行える。
(請求項2)
また、共鳴管で得られる共鳴音は、奏者の唇の振動に応
じたレベルとなる。そこで、楽音制御手段では、音量検
出手段によって検出された共鳴音の音量に応じて楽音制
御を行うので、唇の振動を加減することにより、奏者が
意図したレベルの楽音が得られる。
じたレベルとなる。そこで、楽音制御手段では、音量検
出手段によって検出された共鳴音の音量に応じて楽音制
御を行うので、唇の振動を加減することにより、奏者が
意図したレベルの楽音が得られる。
以下、この発明を図面に示した実施例を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第1図ないし第4図は、この発明の電子金管楽器の一実
施例を示し、第1図はその電子金管楽器の全体的な構成
、第2図はその楽器本体の構成、第3図はマウスピース
、共鳴管及び共鳴音検出手段の具体的な構成、第4図は
そのバルブスイッチの具体的な構成例を示し、以下、各
図を参照しながら項目別に説明する。
施例を示し、第1図はその電子金管楽器の全体的な構成
、第2図はその楽器本体の構成、第3図はマウスピース
、共鳴管及び共鳴音検出手段の具体的な構成、第4図は
そのバルブスイッチの具体的な構成例を示し、以下、各
図を参照しながら項目別に説明する。
a、電子金管楽器の全体的な構成
第1図に示すように、楽器本体2には、奏者がマウスピ
ース6に作用させた唇の振動に応して共鳴管10(第3
図)に得られる共鳴音を検出する共鳴音検出手段として
、振動センサ12が設置されている。振動センサ12は
、共鳴管10を通じて得られる音響ないし振動を検出す
るコンデンサマイクロホン等の振動電気変換手段で構成
され、音響・振動を表す共鳴音信号■、を発生する。
ース6に作用させた唇の振動に応して共鳴管10(第3
図)に得られる共鳴音を検出する共鳴音検出手段として
、振動センサ12が設置されている。振動センサ12は
、共鳴管10を通じて得られる音響ないし振動を検出す
るコンデンサマイクロホン等の振動電気変換手段で構成
され、音響・振動を表す共鳴音信号■、を発生する。
ところで、この共鳴音信号VLは、共鳴管10の口径、
長さ等の形状によって定まる特性に依存する波形を持ち
、その周波数成分は唇の振動、その振幅は唇の振動振幅
に応じることから、奏者の唇の振動の加減によって制御
される。
長さ等の形状によって定まる特性に依存する波形を持ち
、その周波数成分は唇の振動、その振幅は唇の振動振幅
に応じることから、奏者の唇の振動の加減によって制御
される。
この共鳴音信号■、は、増幅器14で増幅された後、ピ
ッチ情報検出部16及び音量情報検出部18に加えられ
る。ピッチ情報検出部16は、音程切換えの切換データ
として共鳴音信号■、から共鳴音の高低を表すピッチデ
ータDfの検出手段として設置され、また、音量情報検
出部18は、楽音の音量レベル等の制御をするための音
量データDvの検出手段として設置されている。
ッチ情報検出部16及び音量情報検出部18に加えられ
る。ピッチ情報検出部16は、音程切換えの切換データ
として共鳴音信号■、から共鳴音の高低を表すピッチデ
ータDfの検出手段として設置され、また、音量情報検
出部18は、楽音の音量レベル等の制御をするための音
量データDvの検出手段として設置されている。
そこで、ピッチ情報検出部16では、フィルタ等で構成
される基本波抽出部162が設置され、共鳴音信号VL
から基本波信号SLIが抽出される。
される基本波抽出部162が設置され、共鳴音信号VL
から基本波信号SLIが抽出される。
この基本波信号St+は、信号処理の簡易化のために設
置された分周器164によって任意の分周比Nで分周さ
れた後、アナログ・ディジタル変換器(ADC)166
に加えられてディジタル信号に変換されてピッチデータ
D、が得られる。このピッチデータDtは、楽音制御部
20に音程切換データとして加えられる。
置された分周器164によって任意の分周比Nで分周さ
れた後、アナログ・ディジタル変換器(ADC)166
に加えられてディジタル信号に変換されてピッチデータ
D、が得られる。このピッチデータDtは、楽音制御部
20に音程切換データとして加えられる。
また、音量情報検出部18では、ノイズフィルタ182
が設置されており、共鳴音信号■、がノイズフィルタ1
82を経て不要成分が除去された後、アナログ・ディジ
タル変換器(ADC)184に加えられてディジタル信
号に変換され、音量データDvが検出される。このAD
C184で得られた音量データDvは、楽音の発音及び
その音量レベルを制御する楽音制御部20に楽音制御デ
ータとして加えられる。
が設置されており、共鳴音信号■、がノイズフィルタ1
82を経て不要成分が除去された後、アナログ・ディジ
タル変換器(ADC)184に加えられてディジタル信
号に変換され、音量データDvが検出される。このAD
C184で得られた音量データDvは、楽音の発音及び
その音量レベルを制御する楽音制御部20に楽音制御デ
ータとして加えられる。
また、楽器本体2には、音程指定手段として第1、第2
及び第3のバルブスイッチ41.42.43が設けられ
ている。各バルブスイッチ41〜43の選択的な操作に
よって得られた音程を表すスイッチ信号S、 、S、
、S、は、アナログ・ディジタル変換器(ADC)22
によってディジタル信号に変換された後、楽音制御部2
0に加えられる。
及び第3のバルブスイッチ41.42.43が設けられ
ている。各バルブスイッチ41〜43の選択的な操作に
よって得られた音程を表すスイッチ信号S、 、S、
、S、は、アナログ・ディジタル変換器(ADC)22
によってディジタル信号に変換された後、楽音制御部2
0に加えられる。
そして、楽音制御部20は、楽音を制御するための楽音
制御プログラムを記憶するメモリ、演算処理部、演算途
上のデータを記憶するメモリを備え、音程の選択、ピッ
チ情報検出部16からのピッチデータDfに応じて音程
の切換え、楽音の発音及びその音量制御等の制御を行う
。なお、楽音制御部20には、図示していない調切換ス
イッチの操作によって得られる調切換データD、が加え
られ、調切換制御が行われる。
制御プログラムを記憶するメモリ、演算処理部、演算途
上のデータを記憶するメモリを備え、音程の選択、ピッ
チ情報検出部16からのピッチデータDfに応じて音程
の切換え、楽音の発音及びその音量制御等の制御を行う
。なお、楽音制御部20には、図示していない調切換ス
イッチの操作によって得られる調切換データD、が加え
られ、調切換制御が行われる。
この楽音制御部20で得られた楽音データD。
は、楽音信号を発生するトーンジェネレータ24に加え
られて楽音信号V、4に変換される。この楽音信号v1
.lは、楽器本体2に接続されたサウンドシステム26
に加えられ、サウンドシステム26を構成する増幅器及
びスピーカを通じて楽音に変換されて発音される。
られて楽音信号V、4に変換される。この楽音信号v1
.lは、楽器本体2に接続されたサウンドシステム26
に加えられ、サウンドシステム26を構成する増幅器及
びスピーカを通じて楽音に変換されて発音される。
b、楽器本体
楽器本体2は、第2図に示すように、角筒状を威すとと
もに、その下面側には親指を掛けるためのフック200
が形成され、また、その上面部には小指を掛けるための
フック202が形成されている。フック200には、親
指によって操作される調切換スイッチを設けることがで
きる。
もに、その下面側には親指を掛けるためのフック200
が形成され、また、その上面部には小指を掛けるための
フック202が形成されている。フック200には、親
指によって操作される調切換スイッチを設けることがで
きる。
この楽器本体2の一端には支持筒204が突設され、こ
の支持筒204には唇の振動及び呼気圧を作用させるマ
ウスピース6が取り付けられ、また、楽器本体2の上面
には、フック200.202の間隔内に位置する人差指
、中指及び薬指によって操作可能に第1、第2及び第3
のバルブスイッチ41〜43が設置されている。さらに
、楽器本体2のマウスピース6の反対側には、マウスピ
ース6に入った唾液を排出するためのドレイン206が
形成されるとともに、楽音制御部20の出力信号を取り
出すためのコネクタ208が設けられている。
の支持筒204には唇の振動及び呼気圧を作用させるマ
ウスピース6が取り付けられ、また、楽器本体2の上面
には、フック200.202の間隔内に位置する人差指
、中指及び薬指によって操作可能に第1、第2及び第3
のバルブスイッチ41〜43が設置されている。さらに
、楽器本体2のマウスピース6の反対側には、マウスピ
ース6に入った唾液を排出するためのドレイン206が
形成されるとともに、楽音制御部20の出力信号を取り
出すためのコネクタ208が設けられている。
C,マウスピース及び共鳴音検出手段
マウスピース6には、第3図に示すように、唇を当てる
椀状の当接部602とともに、楽器本体2に設けられた
支持筒204に挿入される挿入部604が形成されてい
る。挿入部604は、支持筒204に形成された挿入孔
216に対応して円筒形を威し、その内部に呼気圧を作
用させるための通気孔606が形成されている。この挿
入部604の終端部は、楽器本体2の内部に設置された
共鳴管10に結合されている。共鳴管10は、マウスピ
ース6側を振動入力部102とし、その振動人力部10
2側の内径を通気孔606に合致させるとともに、緩や
かに内径を増加させて楽器本体2の下面側から外気に解
放された通気孔104を備えており、奏者の唇の振動に
共鳴し、その振動調整によって共鳴音のピッチが変更さ
れる程度の適当な形態を威している。
椀状の当接部602とともに、楽器本体2に設けられた
支持筒204に挿入される挿入部604が形成されてい
る。挿入部604は、支持筒204に形成された挿入孔
216に対応して円筒形を威し、その内部に呼気圧を作
用させるための通気孔606が形成されている。この挿
入部604の終端部は、楽器本体2の内部に設置された
共鳴管10に結合されている。共鳴管10は、マウスピ
ース6側を振動入力部102とし、その振動人力部10
2側の内径を通気孔606に合致させるとともに、緩や
かに内径を増加させて楽器本体2の下面側から外気に解
放された通気孔104を備えており、奏者の唇の振動に
共鳴し、その振動調整によって共鳴音のピッチが変更さ
れる程度の適当な形態を威している。
そして、この共鳴管10の壁面には、共鳴音を抽出する
ための共鳴音抽出孔106が形成され、この共鳴音抽出
孔106には共鳴音の音響又は振動を電気的に検出する
ための振動センサ12が嵌め込まれている。
ための共鳴音抽出孔106が形成され、この共鳴音抽出
孔106には共鳴音の音響又は振動を電気的に検出する
ための振動センサ12が嵌め込まれている。
そこで、奏者がマウスピース6に唇を当て、マウスピー
ス6の内部に臨ませた唇を呼気圧によって振動させると
、その振動がマウスピース6の通気孔606を通じて共
鳴管10に作用し、唇の振動成分に応じた共鳴音が得ら
れる。したがって、振動センサ12には、共鳴管10が
発生する共鳴音が検出され、そのピッチ及び音量レベル
を表す共鳴音信号V、が得られる。
ス6の内部に臨ませた唇を呼気圧によって振動させると
、その振動がマウスピース6の通気孔606を通じて共
鳴管10に作用し、唇の振動成分に応じた共鳴音が得ら
れる。したがって、振動センサ12には、共鳴管10が
発生する共鳴音が検出され、そのピッチ及び音量レベル
を表す共鳴音信号V、が得られる。
d、バルブスイッチ
バルブスイッチ41〜43には、例えば第4図の(A)
に示すように、指によって操作するための円板状を成す
スイッチボタン400の中心部にシャフト402が一体
に取り付けられ、このシャフト402の上下動によって
開閉されるラバースイッチ404が設置されている。
に示すように、指によって操作するための円板状を成す
スイッチボタン400の中心部にシャフト402が一体
に取り付けられ、このシャフト402の上下動によって
開閉されるラバースイッチ404が設置されている。
楽器本体2には、外面部にシャフト402の上下動を案
内するガイド部406が形成され、また、その内面部に
ガイド部406に対応した円筒状を成すケース部408
が形成され、このケース部408にはシャフト402の
下降に対向して弾性力を作用させるためのコイル状を威
すスプリング410が収容されている。そして、このス
プリング410の上面部と楽器本体2の内壁面との間に
は、シャフト402に取り付けた押圧板412が設置さ
れている。また、ケース部408の底面部にはシャフト
402の上下動を案内するためのガイド部414が設け
られ、シャフト402の先端部には円板状を威す接触端
部416がラバースイッチ404に対応して取り付けら
れている。
内するガイド部406が形成され、また、その内面部に
ガイド部406に対応した円筒状を成すケース部408
が形成され、このケース部408にはシャフト402の
下降に対向して弾性力を作用させるためのコイル状を威
すスプリング410が収容されている。そして、このス
プリング410の上面部と楽器本体2の内壁面との間に
は、シャフト402に取り付けた押圧板412が設置さ
れている。また、ケース部408の底面部にはシャフト
402の上下動を案内するためのガイド部414が設け
られ、シャフト402の先端部には円板状を威す接触端
部416がラバースイッチ404に対応して取り付けら
れている。
そして、ラバースイッチ404は、楽器本体2内に設置
された基板418に固定接点420と、この固定接点4
20に対してゴム等の弾性体で半円形に形成された可動
部422の内面に取り付けられた可動接点424とを備
えている。
された基板418に固定接点420と、この固定接点4
20に対してゴム等の弾性体で半円形に形成された可動
部422の内面に取り付けられた可動接点424とを備
えている。
そこで、第4図の(B)に示すように、指でスプリング
410の弾性力に対向して力を加え、スイッチボタン4
00を下降させると、シャフト402の先端部にある接
触端部416によってラバースイッチ404の可動部4
22が押し下げられ、可動接点424と固定接点420
との間が閉じられ、選択されたバルブスイッチ41〜4
3にスイッチ信号S、〜S、が得られる。
410の弾性力に対向して力を加え、スイッチボタン4
00を下降させると、シャフト402の先端部にある接
触端部416によってラバースイッチ404の可動部4
22が押し下げられ、可動接点424と固定接点420
との間が閉じられ、選択されたバルブスイッチ41〜4
3にスイッチ信号S、〜S、が得られる。
また、指の力を解除すると、スイッチボタン400はス
プリング410によって押し上げられるとともに、ラバ
ースイッチ404の可動部422はその弾性によって元
の形状に復帰し、可動接点424が固定接点420から
離れる。
プリング410によって押し上げられるとともに、ラバ
ースイッチ404の可動部422はその弾性によって元
の形状に復帰し、可動接点424が固定接点420から
離れる。
e、動作の説明
以上の構成において、動作を説明する。
親指をフック200、小指をフック202に掛けて人差
指をバルブスイッチ41、中指をバルブスイッチ42、
薬指をバルブスイッチ43の各スイッチボタン400に
載せて楽器本体2を支える。
指をバルブスイッチ41、中指をバルブスイッチ42、
薬指をバルブスイッチ43の各スイッチボタン400に
載せて楽器本体2を支える。
そして、奏者はマウスピース6に唇を当て、呼気圧の作
用によって唇を振動させ、各バルブスイッチ41〜43
を全開状態から選択的に操作すると、唇の振動に応じて
得られる共鳴音のピッチデータDrに応じて、第5図に
示すように、2倍音でC#〜Gの音程が指定される。こ
の場合、第6図に示すように、バルブスイッチ41は全
音(+717)、バルブスイッチ42は半音(b)、バ
ルブスイッチ43は1音半(bbb)を表す。
用によって唇を振動させ、各バルブスイッチ41〜43
を全開状態から選択的に操作すると、唇の振動に応じて
得られる共鳴音のピッチデータDrに応じて、第5図に
示すように、2倍音でC#〜Gの音程が指定される。こ
の場合、第6図に示すように、バルブスイッチ41は全
音(+717)、バルブスイッチ42は半音(b)、バ
ルブスイッチ43は1音半(bbb)を表す。
また、奏者が唇の振動を増加させると、その振動によっ
て得られる共鳴音のピッチデータDrに応じて3倍音に
切り換えられ、バルブスイッチ41〜43の全開状態か
ら選択的に操作により、ctl −cの音程が指定され
る。
て得られる共鳴音のピッチデータDrに応じて3倍音に
切り換えられ、バルブスイッチ41〜43の全開状態か
ら選択的に操作により、ctl −cの音程が指定され
る。
さらに、奏者が唇の振動をより増加させると、その振動
によって得られる共鳴音のピッチデータDfに応じて倍
音をより増加させ、バルブスイッチ41〜43の選択的
な操作により、C#〜Eの音程が指定される。第5図に
おいて、(2)、(3)・・・(+21は、倍音の倍率
を表す。
によって得られる共鳴音のピッチデータDfに応じて倍
音をより増加させ、バルブスイッチ41〜43の選択的
な操作により、C#〜Eの音程が指定される。第5図に
おいて、(2)、(3)・・・(+21は、倍音の倍率
を表す。
また、指定された音程に応じて、呼気圧を作用させると
、その呼気圧の作用で楽音の発生が行われるとともに、
唇の振動によって共鳴管lOを通じて得られる共鳴音の
音量レベルにより、楽音の音量レベルが制御される。
、その呼気圧の作用で楽音の発生が行われるとともに、
唇の振動によって共鳴管lOを通じて得られる共鳴音の
音量レベルにより、楽音の音量レベルが制御される。
そして、楽音制御部20には音程、音量等の要素を持つ
楽音データD、が得られ、この楽音データD。が楽音制
御部20からトーンジェネレータ24に加えられる。し
たがって、このトーンジェネレータ24から音程、音量
等の要素に応じた楽音信号v9が読み出され、サウンド
システム26に加えられて奏者が指定した音程を持ち、
かつ、必要なレベルの楽音が発音される。
楽音データD、が得られ、この楽音データD。が楽音制
御部20からトーンジェネレータ24に加えられる。し
たがって、このトーンジェネレータ24から音程、音量
等の要素に応じた楽音信号v9が読み出され、サウンド
システム26に加えられて奏者が指定した音程を持ち、
かつ、必要なレベルの楽音が発音される。
また、フック200に、例えば調切換スイッチを設置す
れば、この調切換スイッチをバルブスイッチ41〜43
に加えて4つのバルブスイッチを持つ金管楽器として機
能させることができ、調の切換えで、実施例で述べた電
子金管楽器を例えば、F管からB17管として用いるこ
とができる。
れば、この調切換スイッチをバルブスイッチ41〜43
に加えて4つのバルブスイッチを持つ金管楽器として機
能させることができ、調の切換えで、実施例で述べた電
子金管楽器を例えば、F管からB17管として用いるこ
とができる。
f、他の実施例
この発明の電子金管楽器では、例えば、第7図に示すよ
うに、共鳴管10の共鳴特性に影響を与えない振動入力
部102に分岐管10Bを形威し、この分岐管lO8か
ら通気バイブ110を通じてブレスセンサ30に呼気圧
を作用させ、このブレスセンサ30で得られたブレスデ
ータを楽音の音量制御に用いることができる。
うに、共鳴管10の共鳴特性に影響を与えない振動入力
部102に分岐管10Bを形威し、この分岐管lO8か
ら通気バイブ110を通じてブレスセンサ30に呼気圧
を作用させ、このブレスセンサ30で得られたブレスデ
ータを楽音の音量制御に用いることができる。
そして、例えば、第8図に示すように、音量情報検出部
32を構成すれば、ブレスセンサ30で得られたプレス
信号V、は、増幅器322によって増幅された後、アナ
ログ・ディジタル変換器(ADC)324でディジタル
信号に変換されて楽音制御部20に加えられる。したが
って、楽音制御部20では、音量情報検出部32で得ら
れたブレスデータD、が表す息圧の大きさに応じて発生
すべき楽音の音量を制御することができ、必要な音量を
ブレスによって加減できる。
32を構成すれば、ブレスセンサ30で得られたプレス
信号V、は、増幅器322によって増幅された後、アナ
ログ・ディジタル変換器(ADC)324でディジタル
信号に変換されて楽音制御部20に加えられる。したが
って、楽音制御部20では、音量情報検出部32で得ら
れたブレスデータD、が表す息圧の大きさに応じて発生
すべき楽音の音量を制御することができ、必要な音量を
ブレスによって加減できる。
この場合、楽音制御部20では、第1図に示した音量情
報検出部18に第8図に示す音量情報検出部32を併設
して双方のデータDv、DIを楽音制御に用いてもよく
、また、何れか一方を設置して音量データDv又はブレ
スデータD、の何れかを利用し、発音すべき楽音の音量
制御を行ってもよい。
報検出部18に第8図に示す音量情報検出部32を併設
して双方のデータDv、DIを楽音制御に用いてもよく
、また、何れか一方を設置して音量データDv又はブレ
スデータD、の何れかを利用し、発音すべき楽音の音量
制御を行ってもよい。
なお、各実施例において、振動センサ12によって得ら
れたデータは、その振動レベルの変化を初期値のデータ
に加算するフローティング式データ処理に利用すること
ができ、共鳴による音程の微妙な増減は、楽音に対する
ビブラートやスラー等の効果を付与するためのピッチベ
ンドデータとして用いることができる。
れたデータは、その振動レベルの変化を初期値のデータ
に加算するフローティング式データ処理に利用すること
ができ、共鳴による音程の微妙な増減は、楽音に対する
ビブラートやスラー等の効果を付与するためのピッチベ
ンドデータとして用いることができる。
また、実施例では、振動センサエ2として圧力を電気信
号に変換するものを例に取って説明したが、振動センサ
12には、共鳴管10の共鳴音に応じてインダクタンス
変化で検出できるもの等を用いてもよい。また、音程切
換えは倍音毎に限らず、例えば、5度毎等であってもよ
い。
号に変換するものを例に取って説明したが、振動センサ
12には、共鳴管10の共鳴音に応じてインダクタンス
変化で検出できるもの等を用いてもよい。また、音程切
換えは倍音毎に限らず、例えば、5度毎等であってもよ
い。
以上説明したように、この発明によれば、次のような効
果が得られる。
果が得られる。
(a) 唇の振動の加減で任意の音程に切り換えるこ
とができ、音程指定手段の指定と相俟って任意の音程を
実現することができ、しかも、片手操作での演奏が可能
であり、自然楽器と同様の操作で演奏することができ、
演奏の自由度を高めることができる。
とができ、音程指定手段の指定と相俟って任意の音程を
実現することができ、しかも、片手操作での演奏が可能
であり、自然楽器と同様の操作で演奏することができ、
演奏の自由度を高めることができる。
(b) また、唇の振動の加減によって共鳴管で得ら
れる共鳴音のレベルが変化するので、発音すべき楽音の
音量レベルを調整でき、自然楽器と同様に自然な感覚で
演奏を行うことができる。
れる共鳴音のレベルが変化するので、発音すべき楽音の
音量レベルを調整でき、自然楽器と同様に自然な感覚で
演奏を行うことができる。
第1図はこの発明の電子金管楽器の一実施例を示すブロ
ック図、 第2図は第1図に示した電子金管楽器の楽器本体の具体
的な構成例を示す斜視図、 第3図は第2図に示した電子金管楽器の楽器本体におけ
るマウスピース、共鳴管及び共鳴音検出手段の具体的な
構成例を示す縦断面図、第4図は第2図に示した楽器本
体におけるバルブスイッチの具体的な構成例及びその動
作を示す断面図、 第5図は第1図に示した電子金管楽器における運指及び
押圧に応じた音程を表す図、 第6図は第1図に示した電子金管楽器におけるバルブス
イッチの音程を表す図、 第7図はこの発明の電子金管楽器の他の実施例における
楽器本体の共鳴管部分を示す断面図、第8図はこの発明
の電子金管楽器の他の実施例を示すブロック図、 第9図は従来の電子金管楽器を示す斜視図である。 2・・・楽器本体 6・・・マウスピース 10・・・共鳴管 12・・・振動センサ(共鳴音検出手段)16・・・ピ
ッチ情報検出部(共鳴音検出手段)18・・・音量情報
検出部(音量検出手段)20・・・楽音制御部(楽音制
御手段)41〜43・・・バルブスイッチ(音程指定手
段)(バルブスイッチの具体的な構成例及び動作)b 第9図 (従来の電子金管楽器)
ック図、 第2図は第1図に示した電子金管楽器の楽器本体の具体
的な構成例を示す斜視図、 第3図は第2図に示した電子金管楽器の楽器本体におけ
るマウスピース、共鳴管及び共鳴音検出手段の具体的な
構成例を示す縦断面図、第4図は第2図に示した楽器本
体におけるバルブスイッチの具体的な構成例及びその動
作を示す断面図、 第5図は第1図に示した電子金管楽器における運指及び
押圧に応じた音程を表す図、 第6図は第1図に示した電子金管楽器におけるバルブス
イッチの音程を表す図、 第7図はこの発明の電子金管楽器の他の実施例における
楽器本体の共鳴管部分を示す断面図、第8図はこの発明
の電子金管楽器の他の実施例を示すブロック図、 第9図は従来の電子金管楽器を示す斜視図である。 2・・・楽器本体 6・・・マウスピース 10・・・共鳴管 12・・・振動センサ(共鳴音検出手段)16・・・ピ
ッチ情報検出部(共鳴音検出手段)18・・・音量情報
検出部(音量検出手段)20・・・楽音制御部(楽音制
御手段)41〜43・・・バルブスイッチ(音程指定手
段)(バルブスイッチの具体的な構成例及び動作)b 第9図 (従来の電子金管楽器)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、音程を指定する音程指定手段と、 マウスピースに結合されて該マウスピースに対する唇の
振動に共鳴させる共鳴管と、 この共鳴管に生じた共鳴音を検出する共鳴音検出手段と
、 前記音程指定手段で指定された音程に対し、前記共鳴音
検出手段で検出された共鳴音のピッチに応じて任意の音
程に切り換える楽音制御手段と、を備えたことを特徴と
する電子金管楽器。 2、前記共鳴音検出手段が検出した共鳴音の音量を検出
する音量検出手段を備え、前記共鳴音の音量に応じて楽
音の音量制御を行うことを特徴とする請求項1記載の電
子金管楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1211760A JPH0823747B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 電子金管楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1211760A JPH0823747B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 電子金管楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375696A true JPH0375696A (ja) | 1991-03-29 |
JPH0823747B2 JPH0823747B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=16611126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1211760A Expired - Fee Related JPH0823747B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | 電子金管楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823747B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027251A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Yamaha Corp | 発音制御装置 |
-
1989
- 1989-08-17 JP JP1211760A patent/JPH0823747B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027251A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Yamaha Corp | 発音制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0823747B2 (ja) | 1996-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |