JPH0375464A - 直接接触式氷蓄熱装置 - Google Patents

直接接触式氷蓄熱装置

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JPH0375464A
JPH0375464A JP21116989A JP21116989A JPH0375464A JP H0375464 A JPH0375464 A JP H0375464A JP 21116989 A JP21116989 A JP 21116989A JP 21116989 A JP21116989 A JP 21116989A JP H0375464 A JPH0375464 A JP H0375464A
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朝郁 吉川
Hirokazu Hayashi
宏和 林
Yukio Hamaoka
幸夫 浜岡
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Mayekawa Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、冷房その他の冷熱源として用いられる直接接
触式氷蓄熱装置に関する。
(従来の技術) 従来の蓄冷熱システムとして冷媒とブラインを直接接触
させてブラインを結氷させ、冷熱を氷として蓄熱する氷
蓄熱装置が知られている。例えば特開昭61−2725
39号公報、特公昭62−268973号公報に記載さ
れている氷蓄熱装置は、そのいずれもが水あるいはブラ
インを収容する製氷タンク(蓄熱槽)の液相中に冷媒液
を噴射させることにより、水をスラリー状に氷晶化せし
めて負荷冷却源として前記水あるいはブライン液相上に
逐次浮遊製造する構造となっている。
しかしながら、これらの氷蓄熱装置においては、フロン
系冷媒の密度が水より大きい(フロンC318で1.6
kg/J、フロンR114で1.5kg/l)ので、蒸
発しきれなかった冷媒液が製氷タンク底部にたまったり
、液相上面に氷晶化したスラリー状の氷が常に浮遊堆積
している為に、氷の生成量が多くなると水面上で氷同志
が集積固化して液相を密封することになる。モして液相
中の液が蒸発しにくくなり、結果として冷凍サイクル中
に循環する冷媒が不足して安定した運転ができなくなり
、冷凍能力に支障をきたすことになる。
このような問題を解決するために、第8図に示すように
、冷凍サイクルに連結した製氷タンク1中の低温低圧冷
媒液中に、貯氷タンク3から水循環ポンプ5を介して水
を噴射して結氷させ、結氷して冷媒液上に浮上した氷を
、製氷タンク1と氷移流管2で連通させた貯氷タンク3
に移流させて貯氷タンク3に氷を冷熱源として貯留し、
負荷4側の需要に応じて貯氷タンク3より冷熱を供給す
ることにより、冷媒液上に氷を蓄積させないようにし、
冷媒の蒸発を促進させる装置が考えられた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、冷媒液中に水を噴射して結氷させるとき
、冷媒の急激な蒸発が起り、冷媒蒸気により製氷タンク
1内が激しく攪拌され、冷媒の一部は、微細な液滴とな
って氷の層の中に混合したり、氷の結氷中に液状または
ガス状で閉じ込められたりして、製氷タンク1の冷媒上
に氷と共に浮上し、製氷タンク1から溢流する氷に伴っ
て貯氷タンク3に移行し、製氷タンク1内の冷媒量が不
足してくるという問題がある。
さらに、貯氷タンクに流入した冷媒は、貯氷タンク3の
底部に溜り、底部から製氷タンク1に噴射される水に混
入して水循環ポンプ5に入りキャビテーションを発生さ
せる原因となったり、また、冷媒の蒸発時の製氷タンク
1中の撹乱により水の一部は水滴や水蒸気となって冷媒
ガスに混合し冷凍サイクルを循環し、膨脹弁6を凍結さ
せる等の問題もある。
また、製氷タンクで製氷された氷は、溢流によって貯氷
タンクへ移流されるため溢流が円滑に行なわれ難いとい
う問題がある。
本発明の目的は上記問題点に鑑み貯氷タンクへの冷媒の
混入が少なく、また冷媒ガスに混入した水分による膨脹
弁の凍結を防ぎ、さらに製氷タンクから貯氷タンクへの
氷の溢流が円滑に行なわれる直接接触式氷蓄熱装置を提
供するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の直接接触式氷蓄熱装置は、低温低圧冷媒液を貯
溜しこの冷媒液中に水またはブライン水溶液よりなる製
氷水を噴射する製氷水噴射ノズルと冷媒噴射ノズルとを
備えた密閉式製氷タンクと、この製氷タンクに液面より
稍高い位置の水滓流管で連通させるとともに底部から導
出した途中に製氷水ポンプを有する製氷水管を前記製氷
水噴射ノズルに連通させ負荷側と熱交換する貯氷タンク
と、前記水滓流管の途中に設けられ下底より導出した冷
媒液戻し管を前記製氷タンクの下部に連通させた冷媒液
分離器と、前記製氷タンクの気相部から導出した低圧冷
媒ガスを、圧縮機、凝縮器および膨脹弁を介して、低温
低圧冷媒液として前記製氷タンクの冷媒噴射ノズルに供
給する冷凍サイクルとを備えたものである。
本発明の請求項2に記載の直接接触式氷蓄熱装置は、請
求項1において、冷媒液戻し管の途中に冷媒液ポンプを
設けたものである。
本発明の請求項3に記載の直接接触式氷蓄熱装置は、請
求項2において、冷凍サイクルの低圧冷媒ガスを貯氷タ
ンクから導出したものである。
本発明の請求項4に記載の直接接触式氷蓄熱装置は、低
温低圧冷媒液を貯溜しこの冷媒液中に水またはブライン
水溶液よりなる製氷水を噴射する製氷水噴射ノズルと冷
媒噴射ノズルとを備えた密閉式製氷タンクと、この製氷
タンクに液面より稍高い位置の水滓流管で連通させると
ともに底部から導出した途中に製氷水ポンプを有する製
氷水管を前記製氷水噴射ノズルに連通させ負荷側と熱交
換する貯氷タンクと、前記水滓流管の途中に設けられ下
底より導出した冷媒液戻し管を前記製氷タンクの下部に
連通させた冷媒液分離器と、前記貯氷タンクと冷媒分離
器間の水滓流管の途中に設けた高温蒸発器と、この高温
蒸発器の気相部から導出した低圧冷媒ガスを圧縮機、凝
縮器、第1の膨脹弁、中間圧レシーバ、第2の膨脹弁を
介して低温低圧冷媒液として前記製氷タンクの冷媒噴射
ノズルに供給する冷凍サイクルと、前記高温蒸発器に前
記中間圧レシーバから熱源としての中温中圧の冷媒を供
給する熱源供給手段とよりなるものである。
(作用) 本発明の直接接触式氷蓄熱装置は、製氷タンクの冷媒液
中に噴射された製氷水は、冷媒液面上で可搬性の高いス
ラリー状氷となり、生成した氷は製氷タンクから次々に
水滓流管を介して貯氷タンクに流れ移り、貯氷タンクで
負荷側と熱交換する冷熱源となる。また製氷タンクで蒸
発した冷媒は、冷凍サイクルにより液化され、減圧され
て再び製氷タンクに供給される。
また水滓流管の途中に設けた冷媒液分離器では、氷に伴
って移流した冷媒液が重力によって氷及び水と分離され
て冷媒液分離器で沈降し、冷媒液戻し管によって製氷タ
ンクへ返送される。
本発明の請求項2に記載の直接接触式氷蓄熱装置は、冷
媒液戻し管の途中に設けた冷媒液ポンプにより冷媒液が
冷媒液分離器により強制的に製氷タンクに返送され冷媒
の循環流が発生して製氷タンクから貯氷タンクへの氷の
移流が円滑になる。
本発明の請求項3に記載の直接接触式氷蓄熱装置は、請
求項2において、低圧冷媒ガス管を貯氷タンクから導出
することにより製氷タンクから貯氷タンクへ向う低圧冷
媒ガスの流れを生じ氷の移行が一層円滑になる。
本発明の請求項4に記載の直接接触式氷蓄熱装置は、貯
氷タンクと冷媒液分離器間の水滓流管に設けた高温蒸発
器に、冷凍サイクルの中間圧レシーバから中温中圧冷媒
が導入されて、冷媒液分離器で分離できなかった氷に閉
じ込められた微細な冷媒の液滴やガスあるいは水に溶解
した冷媒を加熱攪拌して蒸発させて分離する。そして蒸
発した冷媒ガスは、冷凍サイクルの圧縮機に吸引される
さらに、製氷タンクで冷媒ガスに混入した水分は、中間
圧レシーバの温度圧力を適当に設定することにより冷媒
ガスから液相として、また液媒液からは比重差によって
分離される。
(実施例) 本発明の実施例を第1図ないし第7図によって説明する
実施例1 第1図によって説明する。
10は冷媒液が貯溜される製氷タンクで、気相部11か
ら導出された低圧ガス管12が順次オイルフリースクリ
ユー圧縮機13、高圧ガス管14、凝縮器15、高圧受
液器(図示せず)、高圧液管16、膨脹弁17、低圧液
管18、前記製氷タンク1内に開口した冷媒噴射ノズル
19に連通されて冷凍サイクルを構成している。
20は貯氷タンクで、前記製氷タンク10とこの液面よ
り稍上方で途中に冷媒液分離器21を有する水棲流管2
2によって連通され、底部より導出された製氷水管23
が途中に製氷水ポンプ24を介して前記製氷タンク10
内に設けられた製氷水噴射ノズル25に連通されている
また、前記冷媒液分離器21の下底から導出した冷媒液
戻し管26が前記製氷タンクlOの下部に連通されてい
る。
次に実施例1の作用を説明する。
製氷タンク10内には冷媒液として0℃以下のフロンC
318を貯溜し、貯氷タンク2Gには製氷水として0℃
の水を貯溜しておく。
製氷水ポンプ24を運転し貯氷タンク20の底部から導
出した製氷水を製氷水噴射ノズル25より製氷タンク1
0の冷媒液中に噴射すると、製氷水は冷媒液中に分散さ
れて上昇し、蒸発温度−3℃〜−1℃の冷媒液蒸発面に
浮上して氷結し、スラリー放水層Aとなって冷媒液面上
に積層されこのスラリー放水層Aの下層には浸出した水
が溜る。
水と熱交換して蒸発した冷媒は低圧ガス管12より圧縮
機13、凝縮器15、高圧受液器、膨脹弁17、低圧液
管18よりなる冷凍サイクルを経て製氷タンク1Gの底
部の冷媒噴射ノズル19より低圧低温の冷媒液として製
氷タンクlOに供給される。
そしてスラリー放水層Aが水棲流管22よりも高くなる
と製氷タンク10から溢流して水棲流管22へと移行し
、水棲流管22より冷媒液分離器21に流入する。
冷媒液分離器21ではスラリー放水と冷媒液が比重差に
よって分離され、冷媒液は沈降する。上層の氷と水は冷
媒液分離器21より溢流して貯氷タンク20に流入して
貯氷され、負荷27側の必要に応じて冷熱源として供給
される。
冷媒液分離器21で分離された冷媒液は、冷媒液戻し管
26より製氷タンク10の冷媒液中に戻される。
冷媒液分離器21の冷媒液面は製氷タンク10内の冷媒
量によって決まりかつ製氷タンク10内は冷媒の蒸発に
よって激しく攪拌されているのに比べて冷媒液分離器2
1の液面は安定しているので、冷媒給液量の制御に使用
することができる。
また、製氷タンク10内の冷媒液の攪拌のためにガラス
等の微粒子を分散させることもあるが、この微粒子が氷
に混入して流出した場合には重力により冷媒液分離器2
1で分離され液戻し管26によって製氷タンクlOへ戻
される。
実施例2 第2図によって説明する。
実施例2は、冷媒液戻し管26の途中に冷媒液ポンプ2
8を設けた構造が実施例1と異なり、他は実施例1と同
様な構造である。
そして、実施例2の作用は、冷媒液を冷媒液ポンプ28
によって強制的に製氷タンク1θへ戻すため、冷媒液の
循環流が形成され製氷タンク10から冷媒液分離器21
への氷の移動が円滑になる。
また、冷媒液ポンプ28で強制的に循環される液中に水
や氷が混入して製氷タンク10中に供給されるため、製
氷タンク1G内が冷媒液に混入した水滴によって攪拌さ
れるとともに、微細な氷が核となって氷の生成が促進さ
れる。
なお、実施例2のその他の作用は実施例1と同様である
が、冷媒液戻し管26の途中に冷媒液ポンプ28が介在
されるため、液面の高さは製氷タンク10の液面と同一
面になることはない。
実施例3 第3図によって説明する。
実施例3は低圧ガス管12を貯氷タンク20の気相部か
ら導出して圧縮機13に接続した構造でその他は実施例
2と同一の構造である。
実施例3の作用は、貯氷タンク20の気相部からの低圧
ガス吸引作用により貯氷タンク20の気相部から貯氷タ
ンク20へ向う冷媒ガスの流れが生じ冷媒液ポンプ28
による冷媒液の循環流と相俟って貯氷タンク20への氷
の移動が一層円滑になる。
実施例3のその他の作用は実施例2と同様である。
実施例4 第4図ないし第6図によって説明する。
実施例4は、氷核流管22の貯氷タンク20と冷媒液分
離器21間に高温蒸発器29が設けられた構造である。
そして高温蒸発器29から導出された低圧ガス管12が
圧縮機13に接続され、圧縮機13は、高圧ガス管14
、凝縮器15、高圧液管16、中間圧の第1の膨脹弁3
0を介して中間圧レシーバ31に接続されている。
さらに、中間圧レシーバ31の下部液相部より導出され
途中に低圧の第2の膨脹弁17を有する低圧液管18が
貯氷タンク20の冷媒噴射ノズル19に連通されて冷凍
サイクルを構成している。
また中間圧レシーバ31の気相部より導出した熱源供給
手段としての中圧ガス管32が前記高温蒸発器29の中
圧ガス噴射ノズル33に連通され、中間圧レシーバ31
の気相部を液相部間に位置する温水層から導出し、た温
水引抜管34が中圧ガス管32のエジェクタ部35に連
通され中間圧ガスのエジェクタ作用により温水を吸引さ
せるようになっている。
そして、中圧ガス管32、中圧ガス噴射ノズル33、温
水引抜管34とで高温蒸発器29への熱源供給手段を構
成している。
さらに、貯氷タンク2Gから導出され途中に製氷水ポン
プ24を有する製氷水管23を途中から分岐し、この分
岐水管36が圧縮機13のガス吸入口37よりも高圧側
のシール水吸入孔38に連通されている。
実施例4のその他の構成は、実施例2と同様である。
次に実施例の4の作用を説明する。
製氷タンク10で生成されたスラリー状の氷は低圧冷媒
ガスと共に氷核流管22によって冷媒液分離器21に導
入され、重力により冷媒液を分離された後高温蒸発器2
9に導入され、水中に混入した冷媒微粒子や水中に溶解
した冷媒は、高温蒸発器29に中圧ガス管32から供給
される中温中圧冷媒ガスと温水によって加温されて蒸発
し水や氷と分離される・分離された冷媒ガスは製氷タン
ク10からの冷媒ガスと共に低圧ガス管I2に吸引され
圧縮機13に吸入される。オイルフリースクリユー圧縮
機13内では分岐水管36から供給されるシール水によ
って軸受部のオイルの介入がシールされてガスが圧縮さ
れ、高圧ガスは凝縮器15を経て液化し、高圧高温液は
中間圧の第1の膨脹弁30を経て中温中圧液となって中
間圧レシーバ31に導入される。
中間圧レシーバ3Iは前後の膨脹弁30.17の凍結を
防止するために水が凍結しない温度(たとえば温度5℃
、圧力0.6kg/ciG)に設定され、上層より順次
冷媒ガス層G1冷媒中に含まれる水蒸気、ミスト、シー
ル水よりなる温水層W、冷媒液層りとに分離される。そ
して、中圧ガスは中圧ガス管32より高温蒸発器29に
導入される。また分離された温水は、温水引抜管34よ
り中圧ガス管32のエジェクタ部35に吸入されてガス
と共に高温蒸発器29に導入され中圧ガスと共に冷媒の
蒸発熱源になる。ガスと分離した温水は高温蒸発器29
に溜り高温蒸発器29を加温し、氷核流管22から貯氷
タンク20へ溢流する。高温蒸発器29は中温の冷媒ガ
スや温水で加温されているから、氷の耐着が防止され氷
の流れを円滑にする。
実施例4のその他の作用は実施例2と同様である。
また、中圧ガス管32を分岐して分岐中圧ガス管からの
ガスを製氷水管23の水と共に製氷水噴射ノズル25か
ら噴射させることもでき、この場合はノズル25の口径
を大きくしても水を微細化できるので口径を大きくして
ノズル25のっまりを防止することができる。
さらに第6図に示すように、中圧ガス管32をエジェク
タ部35の手前で分岐し、この分岐ガス管321を冷媒
液戻し管26の製氷タンク10側の下部に連通させて中
圧ガスを噴射させ、密度差による気泡ポンプ効果によっ
て冷媒液ポンプ28を用いずに冷媒液を製氷タンクlO
に戻すこともできる。
実施例5 第7図によって説明する。
実施例5は、高温蒸発器29に中圧冷媒液を熱源とする
熱交換器39が挿入された構造である。
そして熱交換器39は途中に中圧液循環ポンプ40を有
し中間圧レシーバ31の液相部から導出され気相部に液
を戻す中圧液循環管41が接続され、熱交換器39、中
圧液循環ポンプ40.中圧液循環管41によって高温蒸
発器29への熱源供給手段を構成している。
さらに、中間圧レシーバ31の気相部から導出した中圧
ガス吸引管42はスクリュー圧縮機13のガス圧縮路程
の途中の中間圧部分に設けた中圧ガス吸入孔43に連結
されている。
その他の構成は実施例4と同様である。
次に実施例5の作用を説明する。
中間圧レシーバ31から中圧中温の冷媒液(たとえば温
度5℃、圧力0.6 kg/cofG)が高温蒸発器2
9の熱交換器39に導入され、高温蒸発器29に移行し
たスラリー軟水が含む冷媒を蒸発させて氷や水と分離し
、蒸発した冷媒ガスは低圧ガス管12によって圧縮機1
3に吸入される。冷媒を分離された氷と水は高温蒸発器
29から溢流して貯氷タンク2゜に流入する。
また中間圧のフラッシュガスは、中間圧レシーバ31の
気相部より中圧ガス吸入管42によってスクリュー圧縮
機13のガス圧縮路程の途中の中間圧位置に供給され圧
縮機13の効率を向上させる。
なお、その他の作用は実施例4と同様である。
また、実施例4と同様に中間圧レシーバ31の気相部か
ら導出した中圧ガス管に途中で液を供給して高温蒸発器
29に中圧中温のガスと液を供給し、熱交換器39と併
用することもできる。
なお以上の実施例1〜6では、冷媒としてフロンC31
8(1,6kgll 、 110℃)を用いたが、フロ
ンR114(1,5kgll 1alo℃)も適当であ
り、水またはブライン水溶液とクラスレート化合物を生
成しない他の冷媒を用いることもできる。
また製氷水としては、水の他に、プロピレングリコール
水溶液(5wt%〜15w1% 、 5wf%で1、0
5kg/ l 、 110℃)の他、エチレングリコー
ル、塩化カルシウム、硝酸ナトリウムのそれぞれの水溶
液を用いることもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水杯流管の途中に設けた冷媒液分離器
によって製氷タンクでスラリー状の氷に混合した冷媒液
が製氷タンクから貯、氷タンクへ移行する途中で重力に
よって氷や水と分離されるから、貯氷タンクへの冷媒液
の流出を防ぐことができ、さらに分離された冷媒液は冷
媒液分離器の下底から冷媒液戻し管によって製氷タンク
へ戻されるから、製氷タンクの冷媒量に不足を来すこと
がない。また貯氷タンクに冷媒液が流入しないから、貯
氷タンクから製氷タンクに製氷水をおくる製氷水ポンプ
に冷媒液が流入することがなく、冷媒液の流入よる製氷
水ポンプにキャビテーションを発生させることがない。
また、冷媒液分離器は冷媒液戻し管で製氷タンクと連通
しているから、冷媒の蒸発によって激しく攪拌されてい
る製氷タンクの液面(水位)の制御を冷媒液分離器で行
なうことができる。
また、請求項2記載の発明によれば、冷媒液戻し管の途
中に設けた冷媒液ポンプにより冷媒液が製氷タンクと冷
媒液分離器間で強制循環されるから、冷媒液を伴った製
氷タンクからのスラリー軟水の移行を円滑にすることが
できる。
また冷媒液の強制循環によって冷媒液中に混入する水滴
や微細氷片によって製氷タンク中の液の攪拌や氷の核が
生成され製氷効果が促進される。
さらに、請求項3記載の発明によれば、貯氷タンクから
導出した吸入ガス管のガス吸引力によって、製氷タンク
からのスラリー軟水の引出方向に貯氷タンクに向う方向
性が附与され、スラリー軟水の流出を一層円滑にするこ
とができる。
また、請求項4記載の発明によれば、貯氷タンクと冷媒
液分離器間に冷凍サイクルの途中に設けた中間圧レシー
バより熱源としての中間圧冷媒を導入することにより、
冷媒液分離器で冷媒液を分離されたスラリー状氷中に包
囲されて残存したミストやガス状の冷媒、または水に溶
解した冷媒を蒸発させて分離し、貯氷タンクへ冷媒を含
まないスラリー抜水を供給することができる。また氷や
水から分離された冷媒ガスは、吸入ガス管によって圧縮
機に吸入させることができる。
また中間圧レシーバの温度圧力を適当に設定することに
より製氷タンクで冷媒ガス中に混入した水と冷媒を比重
差によって分離することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す直接接触式氷蓄熱装置
のフローシートダイヤグラム、第2図ないし第4図は夫
々同上他の実施例を示すフローシートダイヤグラム、第
5図は第4図の一部の拡大図、第6図は第4図の他の実
施例を示す部分図、第7図はさらに本発明の他の実施例
を示すフローシートダイヤグラム、第8図は従来例の説
明図である。 1G・・製氷タンク、13・・圧縮機、15・・凝縮器
、17.30・・膨脹弁、19・・冷媒噴射ノズル、2
0・・貯氷タンク、21・・冷媒液分離器、22・・氷
移流管、24・・製氷水ポンプ、25・・製氷水噴射ノ
ズル、26・・冷媒液戻し管、28・・冷媒液ポンプ、
29・・高温蒸発器、31・・中間圧レシーバ。 」し口」

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低温低圧冷媒液を貯溜しこの冷媒液中に水または
    ブライン水溶液よりなる製氷水を噴射する製氷水噴射ノ
    ズルと冷媒噴射ノズルとを備えた密閉式製氷タンクと、 この製氷タンクに液面より稍高い位置の氷移流管で連通
    させるとともに底部から導出した途中に製氷水ポンプを
    有する製氷水管を前記製氷水噴射ノズルに連通させ負荷
    側と熱交換する貯氷タンクと、 前記氷移流管の途中に設けられ下底より導出した冷媒液
    戻し管を前記製氷タンクの下部に連通させた冷媒液分離
    器と、 前記製氷タンクの気相部から導出した低圧冷媒ガスを、
    圧縮機、凝縮器および膨脹弁を介して、低温低圧冷媒液
    として前記製氷タンクの冷媒噴射ノズルに供給する冷凍
    サイクル とを備えたことを特徴とする直接接触式氷蓄熱装置。
  2. (2)冷媒液戻し管の途中に冷媒液ポンプを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の直接接触式氷蓄熱装置。
  3. (3)冷凍サイクルの低圧冷媒ガスが貯氷タンクの気相
    部から導出されることを特徴とする請求項2記載の直接
    接触式氷蓄熱装置。
  4. (4)低温低圧冷媒液を貯溜しこの冷媒液中に水または
    ブライン水溶液よりなる製氷水を噴射する製氷水噴射ノ
    ズルと冷媒噴射ノズルとを備えた密閉式製氷タンクと、 この製氷タンクに液面より稍高い位置の氷移流管で連通
    させるとともに底部から導出した途中に製氷水ポンプを
    有する製氷水管を前記製氷水噴射ノズルに連通させ負荷
    側と熱交換する貯氷タンクと、 前記氷移流管の途中に設けられ下底より導出した冷媒液
    戻し管を前記製氷タンクの下部に連通させた冷媒液分離
    器と、 前記貯氷タンクと冷媒分離器間の氷移流管の途中に設け
    た高温蒸発器と、 この高温蒸発器の気相部から導出した低圧冷媒ガスを圧
    縮機、凝縮器、第1の膨脹弁、中間圧レシーバ、第2の
    膨脹弁を介して低温低圧冷媒液として前記製氷タンクの
    冷媒噴射ノズルに供給する冷凍サイクルと、 前記高温蒸発器に前記中間圧レシーバから熱源としての
    中温中圧の冷媒を供給する熱源供給手段 とよりなることを特徴とする直接接触式氷蓄熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108332468A (zh) * 2017-09-06 2018-07-27 广州黄岩机电科技有限公司 一种制冰装置
CN114253299A (zh) * 2021-12-29 2022-03-29 南京敬天科技有限公司 一种多旋翼无人机智能巡检系统
WO2023123268A1 (zh) * 2021-12-30 2023-07-06 合肥华凌股份有限公司 制冰组件及其制冰控制方法与装置和制冷设备

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