JPH0375251B2 - - Google Patents

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JPH0375251B2
JPH0375251B2 JP63215589A JP21558988A JPH0375251B2 JP H0375251 B2 JPH0375251 B2 JP H0375251B2 JP 63215589 A JP63215589 A JP 63215589A JP 21558988 A JP21558988 A JP 21558988A JP H0375251 B2 JPH0375251 B2 JP H0375251B2
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heat
core
model
resistant
manufacturing
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は鋳物の鋳造に用いる消失模型の製造
方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、鋳物の鋳造用の消失模型の製造の際、例
えば第10図に示すような、中空部aを有する消
失模型bを形成する場合がある。このような場合
一般に第11図に示すようにいわゆる二つ割c・
cに形成し、その各接着面d・dにそれぞれホツ
トメルト接着剤等の接着剤(図示省略)を塗布し
て接着し、上記消失模型bを形成するのである。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記のようにして形成された消失模型b
は次のような欠点を有している。それは消失模型
bの内側となる部分の接着が完全になされている
か否かの確認が困難である。また接着剤が多すぎ
る場合、又は不足の場合、それぞれ第12図及び
第13図に示すように接着のはみ出し部e、不足
部f等を生じる。この両部e、fはそれぞれ突条
又は凹条を形成している。そして、このような消
失模型bを用いて鋳物を鋳造すると上記突条又は
凹条は忠実に鋳物製品上に再現されてしまう。又
上記二つ割りc・cにホツトメルト接着剤等を塗
布する場合は手作業によるため面倒である。この
発明はこのような課題を解決するためになされた
もので、その目的は前記従来例に述べた欠点をす
べて解決することができ、接着剤が完全に接着さ
れているか否かの確認の必要がなく、又第12
図、第13図に示すようなはみ出し部e及び不足
部f等の生じることのない、又手作業による接着
の面倒さをなくすことのできる消失模型の製造方
法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの発明についてのべる
とそれは、熱により変形し易いところの発泡合成
樹脂及びワツクスのうち、いづれか一つ選ばれた
材料により芯体1,9を形成し、該芯体1,9の
外面に液状の耐熱性材料を塗布、乾燥させ、耐熱
層2を設けて耐熱芯体3を形成し、該耐熱芯体3
を、内側に模型7の型を形成した金型4中に収容
し、該金型4中で加熱により発泡合成樹脂の発泡
を行い、発泡合成樹脂の模型7を形成すると共
に、該模型7により前記耐熱芯体3を鋳ぐるみ成
形させ、次に、該模型7中の前記芯体1,9を溶
出させることを特徴とする消失模型の製造方法で
ある。
[実施例] 第1図において1は熱により変形し易いところ
の、発泡合成樹脂、及びワツクスのうちいづれか
一つ選ばれた材料により、一例として発泡スチロ
ールにより形成された芯体である。又この場合は
通常の、消失模型を形成するようにして、上記芯
体1が形成される。なお発泡ポリスチロールによ
る通常の消失模型の製造方法は公知のため説明を
省略する。
次に第2図に示すように芯体1の外面に耐熱層
2を形成して耐熱芯体3が形成される。
上記耐熱層2は一例としてシリコンゴムにより
形成されており同層2は一例として、シリコンゴ
ムのエマルジヨンを、芯体1の表面に吹き付け、
又は塗布し、のち乾燥したものである。
なお上記耐熱層2もシリコンゴムに限るもので
はなく、他の適宜の耐熱層を用いてもよいことは
勿論である。次に上記耐熱芯体3は第3図に示す
ように、消失模型の成型用金型4中に収容され
る。5は支持部材を示す。そして金型4中に、前
記耐熱芯体3を埋設するようにして予め予備発泡
させたポリスチレンビーズを収容する(図示省
略)。そして金型4に形成した通孔6から、図示
しないボイラによりスチームを供給して発泡スチ
ロールを形成させて、模型7を形成する。この場
合前記耐熱芯体3は鋳ぐるみ(インサート)成型
される。なお本来ならばこの場合蒸気により前記
芯体1は二次発泡を起こして変形してしまうとこ
ろであるが、前記耐熱層2によりそれが免れる。
次に第4図に示すように、前記金型4から、耐
熱芯体3内蔵の模型7を取り出す。そして耐熱芯
体3の耐熱層2の一部を破り、この部分から芯体
1を溶出させる。第5図に示すものはその一方法
であり、耐熱層2を破つた部分から有機溶剤8、
一例としてアセトンを注入し、芯体1を溶解さ
せ、第6図に示すように溶出させてしまう。そし
て第7図に示すように前記耐熱層2を剥離して除
去する。
こうして第7図に、又第10図に示すような中
空の消失模型が得られる。
次に第8図に示すものはワツクスにより形成さ
れた芯体9であり、同芯体9中に、芯体9の外側
から加えられるエネルギーにより発熱する物質1
0が内蔵させられている。そしてそれは一例とし
て誘導加熱により発熱する物質であり、一例とし
て鉄粉が混入されている。この芯体9は、前記第
2図、第3図、第4図に示し、かつ説明したもの
と同様な方法によつて、耐熱芯体を鋳ぐるみ成型
した模型が形成される。そして前記同様にその耐
熱層の一部を破り、これを第9図に示すように誘
導加熱装置11中におかれる。12は高周波発生
装置、13はコイル、14は本体、15は基台、
16は通口17を有する支持板、18は容器を示
す。そしてこの場合前記鉄粉はコイル13の発生
する高周波磁界により起こされるヒステリシス損
により発熱し、それによりワツクスが溶解し、支
持板16の下側に流下する。次にこの模型7を本
体14から取り出し、該模型7内に残されている
前記耐熱層2を剥離して除去すると、前記第7図
に、又第10図に示すような、中空の消失模型が
得られる。
なお上記実施例においては発泡合成樹脂により
形成した芯体を有機溶剤により溶解させ、ワツク
スにより形成した芯体を外側から与えられるエネ
ルギーにより溶解させるように形成したが、これ
は一例であり、これに限るものではなく、それが
逆に、即ちそれぞれ互いにおき替えて形成されて
も差し支えはない。
[発明の効果] この発明は前記のように構成されたことによ
り、前記従来例に述べたような二つ割りc・cを
形成せずにすみ、従つて前記従来の場合のように
接着部の接着状況の良否の確認の必要をなくすこ
とができ、又第12図、第13図に示すような接
着剤のはみ出し部e及び不足部f等の生じる恐れ
をなくすことができ、又接着剤を塗布する手作業
の面倒さをなくすことができる。
又、従来ワツクスは発泡スチロールのような熱
により変形し易いところの発泡合成樹脂の芯体
1,9の上にスチーム等の加熱による容易な能率
的な方法によつて発泡スチロールの模型7を形成
することはできなかつた。それは、上記のスチー
ム等の加熱により前記芯体1,9が容易に変形し
てしまうからである。この発明においてそれを解
決するためにシリコンゴム等の液状の耐熱性材料
を塗布、乾燥させて耐熱層2を設けることにより
可能としたもので、この発明の方法を用いること
により、ワツクス又は発泡スチロール等のように
熱により変形し易い芯体1,9の上側に、発泡ス
チロール等のような発泡合成樹脂の模型7を形成
することができ、かつ次に前記芯体1,9を溶出
することによつて消失模型をきわめて容易にかつ
能率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はそれぞれこの発明の実施例を
示し、それぞれ消失模型の製造の工程を順次に示
す図、第8図、第9図はそれぞれこの発明の他の
実施例を示し、それぞれ消失模型の製造の工程の
一部を示す図、第10図はこの発明の、及び従来
の消失模型の斜視図、第11図は従来の、消失模
型の製造の際の一工程を示す図、第12図及び第
13図はそれぞれ従来の消失模型製造の際に起こ
る欠点を示す図である。 1,9……芯体、2……耐熱層、3……耐熱芯
体、4……金型、7……模型、8……有機溶剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱により変形し易いところの発泡合成樹脂及
    びワツクスのうち、いづれか一つ選ばれた材料に
    より芯体1,9を形成し、該芯体1,9の外面に
    液状の耐熱性材料を塗布、乾燥させ、耐熱層2を
    設けて耐熱芯体3を形成し、該耐熱芯体3を、内
    側に模型7の型を形成した金型4中に収容し、該
    金型4中で加熱により発泡合成樹脂の発泡を行
    い、発泡合成樹脂の模型7を形成すると共に、該
    模型7により前記耐熱芯体3を鋳ぐるみ成型さ
    せ、次に、該模型7中の前記芯体1,9を溶出さ
    せることを特徴とする消失模型の製造方法。 2 耐熱層2はシリコンである請求項1記載の消
    失模型の製造方法。 3 発泡合成樹脂は発泡スチロールである請求項
    1記載の消失模型の製造方法。 4 芯体1,9の溶解は有機溶剤により行われる
    請求項1記載の消失模型の製造方法。 5 芯体1,9は該芯体1,9の外部より与えら
    れるエネルギーにより発熱する物質を有するもの
    である請求項1記載の消失模型の製造方法。 6 芯体1,9の溶解は誘導加熱により行われる
    請求項5記載の消失模型の製造方法。
JP21558988A 1988-08-30 1988-08-30 消失模型の製造方法 Granted JPH0263636A (ja)

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DE19500601C2 (de) * 1995-01-11 1998-11-05 Notar Walter Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Formteilen aus geschäumtem Kunststoff sowie deren Verwendung
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JPS55154651U (ja) * 1979-04-23 1980-11-07
JPS55154650U (ja) * 1979-04-23 1980-11-07

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